第9回 内定後~退職までの手続き

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はじめての転職 成功講座 キャリアコンサルタント梅田幸子

本頁では、

「内定から入社までの流れ」と、個人コンサルティングでもご相談の多い「2社内定。年収に差があり、迷っている」場合の考え方についてお話しします。

前回の復習はこちら

第8回 転職先を見極める方法

内定から入社までの流れ

STEP
1
入社日の目安を確認する

意外とトラブルが多い入社日。

ご相談で多いのは、

「1日に入社したいのに、20日入社と言われた。給与をケチっているのではないか」

といった不信や、

在職中なのに、すぐに来てと言われて困っている」

といった困惑です。

前者は、給与締日が20日なのでは?

後者は、「すぐ」のイメージがずれているかも?

在職中の人に内定を出す時点で、「明日から来れる」とは思っていないはずです。

「すぐ」は「できるだけ早く」というラブコールではないでしょうか。

「在職中なので、早くて○日になると思いますが、よろしいでしょうか」と確認すればいいだけです。

転職先の受け入れ体制によって、入社日は異なります。

「できるだけ早く」「手続きの関係上毎月1日」「9月15日からの研修にあわせて」「パソコンが届くのに2か月ほどかかるので、そのころ」など。

ですから、転職先企業はいつ入社してほしいと考えているのかを確認します。

ただし、退職交渉があるので確定はしないでおきましょう。

STEP
2
転職先と雇用契約書を交わす

口約束はトラブルのもと。在職中の会社に退職の意向を話す前に、必ず転職先と雇用契約書を交わしましょう。

面接で聞いていた条件と違った!!!というケースも、散見します。

面接官の個人的意向と会社の決定がずれているかもしれません。

面接官の説明が下手で、誤解を招く表現だったかもしれません。

あなたの聞き間違いかもしれませんし。

書面で確認しましょう。

STEP
3
退職交渉

現職の上司に退職の意を伝えてください。

STEP
4
退職日を決め、退職願を提出

退職の了解をもらったら退職日を決め、退職願いを出します。

多くの人が「すぐに辞められない」と思っていますが、退職を申し出たら「じゃあ、明日から有給休暇にしてください」と言われるケースも、しばしばあります。

STEP
5
転職先に入社日を連絡

退職日が決まったら、入社可能日を転職先に連絡。

無理のないスケジュールを提案しましょう。

特に引っ越しがある場合は、余裕を持って。転職後は、新しい場所で、新しい人と、新しい仕事をしますので、緊張し、疲れます。

引っ越しでクタクタの状態で入社しては、よいスタートを切ることができません。

STEP
6
引継ぎ

後任者に業務の引継ぎをします。

お客様の引継ぎがある場合は、訪問スケジュールを立てて。

STEP
7
社内へ退職のお知らせ

社内に退職の話をするのは、上司と人事の許可が出てからが基本です。

上司や人事はタイミングを見計らって社内に知らせるケースも多くあります。

退職日が決まっていても、むやみに話さないのがマナーです。

プライベートで親しい同僚に話すことがあっても、うわさにならないように留意しましょう。

STEP
8
退職日の手続き

返すもの、もらうものをもれなく受け渡しできるように準備してください。

STEP
9
入社の準備

転職にあたって新調するものは買い、入社後の自己紹介なども考えておきましょう。

STEP②~⑤の順番は慎重になさってください。

2社内定。年収に差があり、悩むとき

若いうちの100万、200万はすぐに取り戻せます。良い仕事をして、力をつけることを重視しましょう。

そのためには、夢中になってのめりこめる仕事であることが重要です。

夢中になれる仕事なら、あなたの特性が活かされ、成長度はグンとアップします。

提示された年収が、思った以上に高い場合

年収提示が思った以上に高いとき、舞い上がって飛びついてはいけません。

実力以上に提示額が高いときは、ミスマッチの原因となるからです。

その収入に値する会社の期待はどのようなものでしょうか。会社に提供すべき価値はなにでしょうか。

あなたが提供できるものとずれていると、入社後が不幸です。

能力を過度に評価されていないか、会社側の期待を確認しましょう。

収入のみを目的にした転職は、早期離職の可能性が大

年収アップのみを目的にした人は、あとあと悔やむ場合があります。

実際に

「収入もいいし、まだまだ伸びる業界だけれど、仕事がおもしろくありません。
5年後、10年後もこの仕事を続けるかと思うとうんざりです」

と再び転職された人もいます。

また、高額年収の会社は能力成果主義が多いため、リストラにおびえる人もいます。

「特に好きでもない仕事なので、仕事に必要な勉強もやる気がおきない。新しい技術を覚えないと、今後の年収アップも期待できないばかりか、成果を出さないとリストラの危機なんです」

とおっしゃっていました。

お金は大事です。

しかし、年収のみで転職先を決めるのは、反対です。

喜びを感じる仕事・会社か、もう一度、考えてみましょう。

どちらにするか決められない場合

収入かやりがいか、やりたいことか、安定かなど、行ったり来たりしている状態ではありませんか?

この状態では、どちらを選択しても、入社後にぶれてしまう原因となります。

「こんなに大変ならば、年収の高い仕事を選んでおけばよかった」とか、「こんなに大変なのは、年収が高いからだ。同じ大変でも、やっぱりやりがいの大きい会社にしておけばよかった」など。

どちらを選んでも、納得していなければ、後悔をしてしまいがちなのです。

こんなときに提案したいのは、第三の道を選ぶこと。

内定した2社以外にも、会社は山ほどあります。

やりがいも、希望の収入も得られる道がないかどうか、もう一度、転職活動を仕切りなおしてみてはいかがでしょうか。

講師プロフィール

著者写真
梅田 幸子(うめだ さちこ)

天職コンサルタント

経歴・実績

大学卒業後、東証一部上場企業からベンチャー企業まで3社にて採用・育成を中心に人事全般を担当。
個人のキャリアを継続的にサポートしたいと2005年に独立。

4000人以上の面接をしてきた経験を元に、個人に対する丁寧なキャリアコンサルティングや、キャリア講座の講師を行っている。
また、企業からの依頼で、面接や採用支援、研修講師として、その会社にマッチした人材を選ぶサポートをしているので、企業側の本音をふまえたアドバイスに定評がある。

運営サイト
採用・研修・育成のサポート&コンサルティングの梅田幸子
https://www.umeda-sachiko.jp/
著書
  • はじめての転職100問100答
  • あなたの天職がわかる最強の自己分析
  • だから内定をのがす!もったいないカン違い45
  • 「就活」成功の秘訣

初めての転職 成功講座

 
参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷