現在、農業は後継者不足と言われており、若い人のなり手が少ない、または農業を離れる離農者が一定数いることで農業就業人口は減少が止まりません。
農業を好きでやっている人だけでなく、実家の家業を継いだ人のように仕方なく農業を続けている人、農業では生活ができない人も中にはいるため、農業を仕事としているけれど「辞めたい」と考えている人も多いと聞きます。
農業から他の仕事へ転職をするためにはどうしたらいいのでしょうか?そして、どのような仕事を見つけたら良いのでしょうか?
ここでは「農業からの転職」を考えている人に向け役立つ転職情報を紹介していきます。
農業に携わっていた人が農業を辞めたいと思う理由、また農業を辞めた理由として以下のようなことが挙げられます。
収入面に関して補足すると農家の平均年収は専業農家・兼業農家・副業農家を併せ450万円程と言われていますが、農業のみの収入というと120万円前後であり、専業農家を除きその他は農業以外の仕事での収入ということになります。コロナウイルスの影響は多少あるのかもしれませんが、それでも平成25年から平成30年までの情報では200万円前後となっています。
中には年収1,000万円、1億円‥とかなり稼いでいる専業農家もいますが、ブランド力のある農作物を栽培している、独自の販売ルートがあるなどの理由が考えられごく一部の農家に限った話なのです。
農業への熱意だけでは乗り越えられない問題も多く、農業をやりたくない・好きではないと言った理由だけでなく農業以外の仕事への転職を余儀なくされるケースもあります。
農業を主な仕事としている専業農家は約3割であり、残りは他の仕事と掛け持ちをしている兼業農家や副業農家となります。
農家の年収として専業農家が一番高く、兼業農家、副業農家と続きますが、専業農家として今後やっていくことに不安を感じる場合、兼業農家として働き方のスタイルを変える人もいます。
家族で農業をしている場合、夫が会社員として働き、妻や両親など他の家族が農業を続けていくことで安定した収入を図る方法です。
とは言え、兼業農家として続けることも厳しい、元々兼業農家・副業農家としてやってきた中で限界を感じているのであれば心機一転離農し転職ヘ向けて動き始める準備を進めていきましょう。
完全に離農する場合は、離農手続きをして所有している土地をどうするのか、使用していた農機具の売却や処分などを考えていく必要があります。
農業を辞め、他の仕事に転職をしようと思っても転職先が見つかるのか?難しくはないか?と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
農業を始める前にサラリーマンとして働いていた人であれば、就職活動の経験もあり前職の経験を活かせる仕事を中心に転職活動を進めていくといった選択肢が思い浮かぶと思いますが、実家の家業を継ぎサラリーマンの経験がなく農業のみという人であると不安な気持ちが大きくなると思います。
しかし、農業も立派な仕事です。
農業を通して得た経験や知識を活かせる業種を以下に挙げていくので、転職先の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
食品の源になる食材を育て、出荷することの多い農家にとってはおすすめの職業です。
農業を経験してきた人からの目線での食材選びや農家とのつながりがある方は人脈なども役に立つかも知れません。
食品に関わっていきたい気持ちのある方にはおすすめの就職先です。
食品やお花などを農業として扱っていた方におすすめです。
消費者の意見を直接聞くことができる仕事ですので、やりがいを感じることにつながるかもしれません。
トラックやフォークリフトを使用したことがある方は流通業がおすすめです。
荷下ろしなどでフォークリフトを利用することあり、フォークリフトに触れる機会も他の業界に比べて多いのが特徴です。
農業で活かした経験も活かせますし、なにより業界的にかなり今需要があるため自分の技術的なスキルを活かしたい方にはおすすめです。
農業では必ずと言っていいほど使用する農業器具ですが、基本的には自分でメンテナンスをしていると思います。
そんな経験があるからこそ、メンテナンスの依頼ができたり、機器の使い方を熟知している方は重宝されるでしょう。メンテナンス部隊だけでなく、知識もあることから営業職へもチャレンジできるでしょう。
新しい仕事にチャレンジしてみたい方には営業職もおすすめです。
作物を育てるうえで欠かせない肥料ですが、農家の方はその知識が豊富です。実際に使った経験なども活かせることから、大きな強みとなるでしょう。
こちらも、実体験を活かしながらお客様に寄り添うことができることを考えると営業職の道もあるといえます。
種苗について、知識がある人、実際に作物を育てるうえで触ってきた人は、かなり重宝される分野でしょう。
農業を経験してきた人は、メーカーから問い合わせがあったりしたこともあったのではないでしょうか。
することもあるくらい現場の声を必要としているメーカーとしては、農業を経験してきたというのはかなり強みになります。
農業は食生活を支える仕事だからこその強みがある
農業は私たちの食生活を支えている“食”に関わる仕事です。
農業として食の安全を一番近くで実践してきた経験を食品メーカーや小売業、食品加工会社、流通業などで「作る」から「広げる」に変えてみてはいかがですか?
また、農業で関わりのある農業機器メーカー・肥料メーカー・種苗メーカーなどもこれまでの経験を直に活かせる仕事です。
農業・農家の気持ちが分かるからこそできる仕事で、農業から農家を支える側に転身することでやりがいを感じながら働けるのではないでしょうか。
転職をする場合、面接などで「これまでの経験・スキル」「アピールポイント」を問われることが殆どです。
農業は一般的な企業とは異なる働き方であるため農業経験はアピール材料にならないのでは?と思いがちですが、農業を通して身につけた経験は他の仕事にもアピール出来るものがあります。
そして、何よりも農業に関する経験・知識は現場で頑張ってきたからこそ得られたものであり先ほども挙げたような食に関わる仕事では需要があります。
農業を続けてきたことに自信を持って転職活動に臨みましょう。
農業の経験・知識を活かせる仕事への転職はおすすめですが、農業から全くの未経験業種への転職も農業での経験・スキルを取り込んでいくこと、未経験OKの仕事を選んでいくことで不可能ではありません。
むしろ、自分がやりたい仕事、興味のある仕事へ転職をした方がイキイキと働けることもあり、仕事・働き方の可能性を広げていけるチャンスでもあります。
どちらの仕事を選んだとしても満足の転職、納得のいく転職を叶えるために是非活用したいのが転職エージェントです。
このように、転職エージェントではキャリアカウンセリングから始まり入社後のアフターフォローまで一貫して転職活動のサポートをしてくれるので、農業からの転職に不安がある人でも安心して転職活動を進めて行くことができます。
自分一人では考えもしなかったような転職先の提案やスムーズな転職活動とするための的確なアドバイスなど、転職エージェントを活用することで個人での転職活動よりも可能性を広げ有利に進めていける特徴があるので転職には転職エージェントの利用がおすすめです。
求人数と高い利用者満足度を誇るdoda。
あらゆる地域、経験問わず利用できるので、農業からの転職でも幅広い選択の中から希望やスキルに沿った求人を厳選して紹介してくれます。
求人紹介をするだけでなく、職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、企業への推薦など手厚いサポートの数々で効率よく転職活動ができます。
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実績 | 顧客満足度No.1※
※2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位 |
特徴 | 好条件での転職を実現 |
農業からの転職についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
農業に限らず仕事には向き・不向きがあるとともに、様々な理由から続けたくても続けられない事情がそれぞれにあります。
“仕事を辞める”と言うことにはマイナスイメージがありますが、自分のため・家族のため・将来のためのステップアップと考えることもできます。
「農業以外で働けるのなら何でもいい」「なによりも給料の高い仕事」というように仕事選びをしてしまうと、仕事に馴染めず後悔することや、ブラック企業のような職場に入ってしまうこともあります。
後悔することなく着実にステップアップのための転職とするためには、転職のプロである転職エージェントに相談をして道しるべを作ってもらうと心に余裕が生まれより良い判断ができるはずです。
転職エージェントは無料で利用出来るので相談だけでもしてみてはいかがですか?