転職エージェントには「社内選考がある」本当なのか?【専門家監修】

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「転職エージェントを利用して転職しようとしたものの、書類でほとんど落ちてしまう」
「エージェント内の選考で落とされているのでは?」

そう疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。

実際、dodaやリクルートなど「転職エージェント」と呼ばれるサービスに社内選考があるのは半分ホントです。

今回は、「社内選考」の噂の真実~優秀な転職エージェントの選び方まで詳しく解説します。

この記事の監修者:竹田敬介さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント

プロフィール

株式会社チームフォワード代表。

大手人材会社で10年以上のキャリアを積み、累計1000件を超える採用活動に携わる。在籍期間中に中途採用部門、教育研修部門の部長職としてマネジメント業務に従事。
その後、地元である静岡県にUターン、両面型転職エージェントでキャリアコンサルタントとして転職者の生の声を聴く。

現在は、これまでの経験を統合し、「働きたい、働いていて良かった中小企業を増やす」をミッションに、採用アドバイザリー業務や人材育成支援などを行う。
自信のマネジメントにおける失敗から、
「誰もが自分の人生を真剣に生きている」という前提で人と組織に向き合うことが信念。

運営サイト・著書

HP:http://teamforward.jp/

Twitter:@hack12440540

note:https://note.com/team_forward/

「転職エージェント内で社内選考がある」はホント?

書類選考の際、転職エージェント内の社内選考を経てから企業に推薦しているという話を耳にします。

本当に社内選考は行われているのでしょうか?
結論としては、半分正解で半分間違いです。

厳密にいえば、社内選考というより企業の応募条件に満たない方の推薦を止めているという表現が正しいです。

なぜこのような対応を取るのかというと、以下の通り。

企業側の応募条件から外れる人を推薦できない

企業側の採用人事から怒られたくない

転職エージェント側も限られた時間の中で成果を出したいので、明らかに書類選考を通過しない人材を推薦する時間を省略したいと考えます。

採用企業も、募集要件に沿わない人材の推薦はありがた迷惑でしょう。
その事をエージェント側も分かっているため、推薦する人をある程度コントロールします。

つまり、まことしやかにいわれる社内選考とはいわば足切りのようなものだとお考えください。

専門家がアドバイス!
社内選考を通過しない場合、どんな手を使っても厳しい可能性は高い

一般的な転職エージェントは、「転職候補者が入社して初めて報酬が発生する」というビジネスモデルです。

つまり、転職エージェントとしても、可能性がある方ならなるべく選考を進めたいという意欲は持っているはずですので、それでも社内選考を通過しない場合は、上記のとおり、どんな手を使っても厳しい可能性は高いです。

このようなことが続く場合、自分の希望と企業から見た実績や能力に乖離がある可能性がありますので、「お見送り」という結果をそのままスルーせず、どんなところがマッチしないのかを転職エージェントの担当者に確認し、次の一手に活かすことをお勧めします。

竹田敬介さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント

社内選考かどうかの”見分け方”とは

恐らくほぼ全部のエージェントで、「社内選考によって落とされた」とわかる記載はしていません。

例えばリクルートでは、社内選考落ちでも書類選考落ちでも「選考終了」と表示されます。

社内選考で落とされたのかどうかを今のところ判断する方法はないので、「自身が企業の募集要項にあてはまっていたかどうか」を省みるしかないでしょう。

転職エージェントに書類落ちした時は”別のエージェント”を使う

転職エージェントから応募して書類落ちしてしまったときは、別のエージェントを使ってみるのがおすすめです。

登録する転職エージェントによって扱う求人は異なるので、エージェントを変えれば転職に成功することはよくあります。

自分のスキルや経験・条件に合った求人を多く保有するエージェントを使用することが、選考通過の近道なのです。

中でも、dodaビズリーチといったスカウト機能がついているエージェントはおすすめです。

スカウト機能では、自分の条件にマッチした企業から面接などのオファーが直接届きます。

興味のない企業からスカウトがくることもあるかもしれませんが、思いがけず自分に合った企業に出会えるかもしれません。

転職エージェントを利用する際は複数社登録して比較することが大事

先述の通り、転職エージェントによって取り扱う求人・得意とする職種などは異なります。
そのため、1度エージェント経由で選考落ちしたからといって、次も必ず落ちるとは限りません

また、担当するアドバイザーのアピールの仕方により書類選考の通過率も変わります。

企業との強いパイプがある優秀なエージェントであれば、すぐに社長面接になったりと選考方法すら変わるということもあるでしょう。

優秀なアドバイザー&エージェントに出会える確率を上げるためにも、エージェントには複数登録しておくのが大切です。

専門家がアドバイス!
優秀な転職エージェントは厳しいフィードバックができる

優秀な転職エージェントの条件として、「厳しいフィードバックが出来ること」もポイントの一つに挙げられます。エージェントによっては営業の色が強い場合もあります。

「応募したい」「入社したい」という前向きな気持ちは彼らの成績に繋がるので、数字の為に動くエージェントであればどんどん進めたがりますが、人生の転機に関わっているという責任感があり、きちんと線引きが出来ていれば、「あなたの為にならないと思います」「こういうリスクは理解していますか?」などとはっきり伝えてくれるはずです。

耳障りの良い言葉に踊らされず、厳しいフィードバックをしてくれるエージェントは信頼できる可能性が高いです。

竹田敬介さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント

転職エージェントで書類落ちした方は他の転職エージェントで再チャレンジすべき

現在利用中の転職エージェントで書類落ちが続く方は、別の転職エージェントに再登録することをおすすめします。

というのも、転職エージェントによってそれぞれ得意な業界や特徴、保有する求人などはバラバラ。

いま書類落ちが続いていても、「別のエージェントではすんなり内定が出た…。」なんてこともあるのです。

担当するキャリアアドバイザーの力量や相性にもよってくるので、心機一転ほかのエージェントで再度挑戦してみるほうが手っ取り早いといえます。

スカウト型で”待つだけ転職”|doda

doda

大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載しているdodaでは、スカウトサービスが利用できます。

スカウトサービスは、あなたの経験・スキルに興味を持った企業から直接オファーが届くサービスです。

「応募しても毎回書類落ち…もう何社も応募するメンタルはない」
「転職活動に時間を割く余裕はない。内定を貰える可能性が高い求人だけ見たい」

そんな方はまず登録しておきたい、業界大手の転職エージェントです。

公式サイト https://doda.jp/
実績 顧客満足度No.1※
特徴 転職サイト、転職支援サービスどちらでも使える

※2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位

求人数の多さがウリ|リクルートエージェント

リクルートエージェント営業職の人が転職先を探すなら、リクルートエージェントがおすすめです。

リクルートエージェントは、なんといっても圧倒的な求人数が魅力。
様々な業種の求人を、全国に偏りなく取り扱います。

「今までの経験を無駄にはしたくない。でも他の仕事も見てみたい」
「自分にはどんな仕事が向いてるのか、相談しながら決めたい」

そんな方は、リクルートエージェントに登録して求人を覗いてみましょう。

公式サイト https://www.r-agent.com/
対応地域 全国
おすすめポイント 転職成功実績No.1※
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業所のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点
非公開求人件数の多さも魅力。

年収は下げたくない!|ビズリーチ


最後に紹介するのは、CMでもお馴染みのビズリーチです。
管理職などのハイクラス層をターゲットに、質の高い求人ばかりを保有します。

ほかの転職エージェントと違う点は、企業やヘッドハンターからのスカウト型であること。

登録したレジュメをみて向こうからスカウトがくるので、書類落ちという概念がありません。

現在の年収が500万円以上であれば誰でも登録できるので、条件に合う方は登録しておきましょう。

Point

「dodaやリクルートなどの大手サービスでは、書類落ちが多かった」
という方も、一度利用してみる価値アリ◎

公式サイト https://www.bizreach.jp/
年齢 全年代対象
特徴 ・スカウト型だからマッチ率が高い
・書類落ちという概念がない

※2023年4月自社調べ。

転職エージェントで書類落ちした方のよくある質問

最後に、転職エージェント経由で書類落ちした方のよくある質問に3つお答えします。

転職エージェント経由で書類落ちした方のよくある質問
  • Q.リクルートエージェントの「選考終了」とは?落ちたってこと?
  • Q.dodaの「社内選考」、見分け方とは?
  • Q.転職エージェント経由で書類落ちしたところに直接応募してもいい?

Q.リクルートエージェントの「選考終了」とは?落ちたってこと?

A.選考落ちしてしまったか、企業側の募集自体が終了したかのどちらかといえます。

どちらにせよ、もうその企業にはアプローチできません。

Q.doda(デューダ)の「社内選考」、見分け方とは?

A.doda(デューダ)では、社内選考を確実に見分ける方法はありません。

しかし、「選考終了通知の速さ」である程度目星をつけることはできるという一説もあります。

応募してすぐに落選の結果通知が届いた場合は、企業に送らず社内選考で落としていると考えられるでしょう。

反対に応募してから時間が経っている場合は、企業側が書類に目を通したうえで落ちてしまった可能性が高いといえます。

ただし、公表されることはありませんのであくまで目安として考えましょう。

Q.転職エージェント経由で書類落ちしたところに直接応募してもいい?

A.転職エージェントで落ちたところに直接応募しても、受かる可能性は限りなく低いといえます。

そもそも転職エージェントとは、推薦者が企業側に採用されることで収益を得られるビジネスモデルです。

受かる見込みのある求職者を社内選考で落とすようなことはしません。

とはいえ、再応募してはいけないかというとそうともいえません。
あまり期待はできませんが、再応募から内定に至った事例も実はあります。

別の転職エージェントがうまく交渉を進めてくれた

当時利用していたエージェントの担当者が誤って書類選考で見送りにした

3年以上の年月が経過し、その間に書類選考を通過するだけの技能がついた

少なくとも優秀な転職エージェントに自分の転職を任せるということが重要になってくると考えるのがベターです。

大事なのは、良い転職を実現すること

転職エージェント応募一度選考に受からなかった会社に再応募から内定を獲得することはできる可能性はあります。

それを実現するためには優秀な転職エージェントの利用が必須になります。

ただし、再応募からの内定においてはあらゆる条件が重なってはじめて成立できるものですので期待しないほうが無難です。

それより、優秀な転職エージェントから優良な案件を紹介してもらい、より良い転職を導きだしてもらうこと、またそのために必要な努力をしていくほうが大事であると言えるのです。

専門家がアドバイス!
転職理由を解決できると思える企業に出会えて一歩踏み出すことで転職成功に繋がる

特に30代以上の転職においては、求められるスキルの専門性が高くなる為、企業の求める能力を的確に理解していることはマッチング精度に直結します。

また、幹部候補という観点では、カルチャーフィットも重要な要素ですので、入社後活躍=成功したと思える転職、という意味ではエージェント選びのポイントの一つになるでしょう。

転職活動を進めていると、ついつい「どこかに内定をもらうこと」がゴールになりがちですが、何の為に転職するのか、という軸を常にぶらさず、転職理由を解決できると思える企業と出会えた時に一歩を踏み出すことが転職成功に繋がります。

竹田敬介さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷