ワーキングホリデーの渡航先として人気があるオーストラリア。
「自然豊かで過ごしやすい環境」「多文化社会のため様々な国の人と交流できる」
…そして、「収入が高い」ことも大きな魅力の一つです。
では、ワーキングホリデーではなくオーストラリアで正社員として働いた場合の平均年収はいくらくらいなのでしょうか?
この記事では、日本の平均年収と比較しながらオーストラリアの給与事情・オーストラリアに転職する方法について紹介していきます。
オーストラリアへの転職に興味がある人は是非参考にしてください。
Salary Explorerによると、オーストラリアの平均年収は91,200オーストラリアドル(AUD91,200)です。※
「それって日本円だといくら?」と思いますよね。
では、1オーストラリアドルを100円で換算したときと、110円で換算したときの金額をそれぞれ見ていきましょう。
オーストラリアの平均年収 AUD91,200を日本円で換算すると…
AUD 1 = 100円のとき | 約912万円 |
AUD 1 = 110円のとき | 約1,003万円 |
上記のように、オーストラリアの平均年収を日本円に換算すると、およそ912万円~1,003万円になりました。
普通に考えても日本の平均年収より高いことが予想できる金額といえるでしょう。
*参照:Salary Explorer
オーストラリアの平均年収は日本円(※1オーストラリアドル=100円の場合)にすると912万円です。
日本の平均年収と比較してみましょう。
オーストラリアと日本の平均年収
オーストラリア | 日本 | |
---|---|---|
全体 | 912万円 | 458万円 |
男性 | 939万円 | 563万円 |
女性 | 885万円 | 314万円 |
オーストラリアの平均年収は日本の平均年収の約2倍!
オーストラリアの給与が高い理由は、「資源大国である」「物価が高い」ことが挙げられます。
日本よりも生活費が掛かるとはいえ、オーストラリアの平均年収の高さを羨ましく感じる人も多いはずです。
また、オーストラリアでは男女の賃金格差を解消するための働きかけ、女性が活躍できる労働環境の実現に向けた取り組みを積極的に行っています。
日本よりも男女の平均年収の差が少ないことにも頷けます。
*参照:Salary Explorer
*参照:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
オーストラリアの最低賃金は以下を参考にしてください。※1オーストラリアドル=100円の場合
オーストラリアでは雇用形態によって最低賃金も変わります。
令和5年度に改定された日本の最低賃金の平均額は1,004円。最も最低賃金が高い東京都であっても1,113円です。
時給の高さで世界でも上位に入るオーストラリアの最低賃金は日本の2倍以上!
平均年収と同様に日本よりもはるかに高い給与は魅力的であることに違いありません。
雇用形態による働き方の違いは以下を確認してください。
【オーストラリアの雇用形態は3つ】
雇用形態 | 特徴 |
---|---|
フルタイム(正社員) | 週38時間以上の勤務が保障/月~金までの週5日/有給休暇・個人休暇あり |
パートタイム | 週38時間未満の勤務が保障/1日の最低勤務時間は3時間以上/有給休暇・個人休暇あり |
カジュアル (アルバイト) |
就労時間の保障なし/有給・個人休暇なし/フルタイム・パートタイムよりも時給が25%高い/通常時給が土曜日1.2倍・日曜日1.5倍・祝日2倍になる |
カジュアルが上記の「有給休暇のない人の場合:AUD 29.04」の最低賃金に当てはまります。
カジュアルは時給が高く、土日祝日には時給が割増されるなどメリットの多い働き方です。
しかし、就労時間や雇用の保障がなく即解雇の可能性があるため注意する必要があります。
安定した働き方を望むのか、稼げるときに一気に稼ぐのか…オーストラリアで働く場合は自分に合った雇用形態を見つけることが大切となるでしょう。
オーストラリアへの転職に興味がある人は、転職エージェントを利用して日本にいながら転職活動を進めていくことがおすすめです。
転職エージェントを利用する以外に、個人でオーストラリアの仕事を探す場合は以下の方法が考えられます。
…etc.
もちろんこれらの方法である程度仕事を探すことができると思いますが、日本で日本企業の求人を探すようには上手くいかないことも多いはず。
希望にマッチした求人がない、細かいニュアンスが伝わらない、英文で履歴書や職務経歴書を作成するのが難しい、様々な手続きが不安…などなど、問題が山積みになってしまうこともあります。
このような不安を解消するためにも、オーストラリア転職を目指す場合は日本の転職エージェントの利用が必須です。
求人の紹介からオーストラリアの現地情報、英文履歴書の作成・添削サポート、就労ビザ申請手続きについてなど、一人では対応しきれないオーストラリア転職を一貫してサポートしてもらえるので安心感が違います!
オーストラリア転職におすすめ転職エージェント
転職エージェントでも日本国内の求人と比較してオーストラリアの求人は数が少なくなります。
ここで紹介する転職エージェントも含め、複数登録をして少しでも多くのオーストラリア求人に触れることが◎!
ビズリーチは、希少・高年収求人に出会えると評判のハイクラス向け転職エージェントです。
他の転職エージェントとは異なり、国内外の優良企業やヘッドハンターからのスカウトをきっかけに転職活動を進めていくことが特徴の一つ。
効率的・主体的に転職活動を進めていきたい人にぴったりなサービスです。
また、ビズリーチには日本国内だけでなく海外に拠点を置くヘッドハンターも加盟しているため、海外転職に関する鮮度の高い情報が手に入る可能性が大いにあります。
もちろん、オーストラリアの求人も多数掲載されているので一度チェックしてみると良いでしょう。
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
---|---|
おすすめポイント | 海外転職に特化したヘッドハンターに相談できる! |
リクルートエージェントは、転職支援実績が豊富で質の高いサポートに定評がある転職エージェントです。
圧倒的な求人数に目がいきがちなリクルートエージェントですが、質が高く充実した転職サポートも外すことができない魅力となっています。
海外転職においても、「効果的なアピール方法」「英文レジュメの書き方」「面接対策」など日本での転職とは異なるアプローチで最適なアドバイスを受けることが可能です。
専門領域に特化し各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているので、有益な情報を効率良く提供してもらえることも◎
リクルートエージェントは非公開求人も多いので、まずは登録して相談に乗ってもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
---|---|
おすすめポイント | 実績豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍! |
ここからは、オーストラリア転職に関するよくある質問にお答えします。
些細な疑問、気になることを少しでも解決しましょう。
A.オーストラリアの第一言語は「英語」のため、英語が話せることが大前提。問題なく意思疎通できる英語力が必要。
具体的な英語力は職種によっても異なりますが、IELTS(アイエルツ)5.0以上が最低ラインです。
IELTS(アイエルツ)とは オーストラリアの英語力の基準として用いられている試験。 |
あくまでもIELTS 5.0が最低ラインであって、医療に携わる仕事ではIELTS 7.0以上が必要となります。
高い英語力を身につけることで仕事の幅が広がり高給与の仕事に就けるようになり、逆に英語力が低い場合は仕事を選びにくくなるでしょう。
オーストラリアの日系企業の場合はTOEIC 900点以上。
ローカル企業なら英語資格よりも、オーストラリアでの2〜3年の職務経験※が必要となります。
※職務経験が英語力とスキルの証明になる
A.オーストラリアで正社員として働くにはTSS(Temporary Skill Shortage)ビザが必要です。
オーストラリアの就労ビザは主に以下の3種類があります。
申請条件 | 滞在期間 | |
---|---|---|
TSS(Temporary Skill Shortage)ビザ ※旧サブクラス457 |
・フルタイム(正社員) ・スポンサーが必要 ・雇用主の審査、職種の審査、就労者の審査が必要 ・許可された職種に限る …など |
最長4年 |
ワーキングホリデービザ | ・18歳から30歳以下 ・扶養家族の子どもの同行はなし …など |
1年間 ※同一雇用主の元では最大半年間働ける |
学生ビザ | ・COE 政府認定校より発行される入学許可書 ・海外留学生保険の加入が必須 ・留学のための必要な資金の所持 …など |
就学期間と同様 |
近年、オーストラリアの失業率が高くなっており、国民の雇用を守るために外国人の就労ビザ取得が難しくなっている傾向にあります。
転職エージェントなどのサポートを受けながら転職活動を進めていくことがいいでしょう。
A.医療職の年収はAUD127,000であり、日本円で約1,270万円です。
医療職以外のオーストラリアで高年収の職業を紹介します。
*参照:leapscholar
オーストラリアでは専門的な人材がより求められ、年収が高い傾向にあります。
A.給与が高い、ワークライフバランスが実現できる、日本人も暮らしやすい!
■給与
オーストラリアの給与は日本の約2倍であることが挙げられます。
物価が高いことを考慮しても日本よりも貯蓄に回せる金額も約2倍と考えられます。
■ワークライフバランス
日本のように残業が当たり前…ではなく定時退勤が当たり前!
年間4週間の有給休暇が認められています。プライベートを大切にできますね。
■暮らしやすい
オーストラリアは年間を通して温暖で過ごしやすい気候であること。
日本との時差はほとんどない!日本人も多く暮らしており、日本食材も手に入りやすいといわれています。
この記事では、オーストラリアの平均年収・日本にいながらオーストラリア転職を目指す方法を紹介しました。
日本国内での転職と比べるとやや難しい転職活動になることが予想されますが、転職エージェントのサポートを受けながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
オーストラリア転職が成功すれば、今よりも大幅な年収アップが叶うかもしれません。