【マンガ作者:ラム*カナさん】
今やどこの地域に行っても見かけるコンビニエンスストア。街中や駅・学校の周辺など、至るところにあって、私達の生活を支えています。
今回は、そんなコンビニエンスストアで活躍する従業員について、どんな仕事をしているのかご紹介します。
コンビニで働きたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
コンビニエンスストアには多くの商品が置かれており、サービスも充実しているため、従業員の仕事内容にも色々なものがあります。
どのような仕事があるのか、代表的なものをご紹介します。
まず、最も基本的な業務と言えるのが、接客やレジ業務です。
コンビニの仕事と言えば、接客やレジ打ちをイメージする方も多いかと思います。
お客様が入店・来店した際の挨拶、商品の紹介、コピー機やATMの使い方を説明するなど、お客様への対応も業務内容になります。
また、接客はレジ業務の中でも特に重要なポイントで、清算業務だけでなく、配送物の手配と受け取り、公共料金の収納代行などもあり、丁寧な対応を行わなければなりません。
接客態度は店舗の評価に直結するため、お客様に失礼のない態度を意識しましょう。
コンビニは比較的小さな店内に、バリエーション豊富な商品を整然と陳列しています。棚の中の減った商品を品出しし、お客様が触って乱れた陳列棚を整える必要もあります。
陳列棚が乱れていれば、お客様がどこに何があるのかわからないだけでなく、お客様からの印象が悪くなるでしょう。
品出し・陳列では、常に棚の中を綺麗に整えておくことが大切です。
コンビニでは、毎日届いてくる商品を検品するとともに、棚の中の商品の賞味期限と消費期限を確認し、日付が過ぎてしまう前に廃棄することも仕事のうちです。
期限が迫っている商品は、値引き札を貼って店内の一角に置く店舗もあります。
お客様が期限切れの商品や欠陥のある商品を購入しないように、日々の検品を行うことも大事な業務です。
コンビニでは、揚げ物やおでん、お弁当、焼き鳥なども販売しています。コンビニのバックヤードで調理して、常に棚の中から商品が無くならないように調理するのも、コンビニ従業員の仕事の1つです。
料理の経験がない方でも、コンビニではフライヤーを使用し、マニュアルに従って手順通り進めれば問題ありません。注意すべき点は、食品を取り扱う以上、調理前の手洗い、調理用具を常に清潔にしておくことです。
多くのお客様がコンビニを利用しますから、食中毒を起こさないように細心の注意を払いましょう。
コンビニで働く時は、店舗の清掃も仕事のうちに入ります。お客様の少ない時間帯になったら、店舗内のモップ掛けやゴミ箱の回収、トイレの清掃、駐車場のごみ拾いなどを行います。
また、ホットスナックなどの調理もしている場合は、フライヤーや調理器具の清掃もしなければなりません。
ある程度の経験を積み、店舗のことが把握できるようになったら、商品の発注を任されるようになります。
新商品や売り上げの良い商品、季節ごとの眼玉などを意識して、過不足がないように商品の発注を行いましょう。
発注はコンビニの仕事でも難しい部類になるため、一定の勤務経験が必要です。難しい仕事ですが、自分が仕入れた商品が完売すれば、大きなやりがいを感じるポイントでもあります。
コンビニには各種チケットの発券や年賀状印刷、ギフト予約などの代行サービスも行っている店舗もあります。窓口業務として、こうした代行サービスの受付や管理業務も行うことがあります。
どの業務にもマニュアルが用意されていることが多いため、困った時には手順を確認しながら行えばよいでしょう。
コンビニ内にはコピー機やATM、チケット販売機などの機械も置かれています。お客様が操作をする際、わからない時にはスタッフに尋ねてくることがあります。
お客様に操作方法を説明できるように理解しておくことに加え、正常に動作するかどうかチェックすることもコンビニ従業員の仕事の1つです。
コンビニには、他の仕事にはあまりみられない独自のやりがいがあります。
コンビニが店舗を構える場所は、交通量が多い場所や地域の住民が利用しやすい場所です。利用者は若い方だけでなく、中高年の方まで様々で、地域に住む人々に密着した小売業と言えます。
店舗によって置いている商品も全く異なり、地方における小売業を体験するには丁度よい場所です。
高校生や大学生ならコンビニバイトは社会経験の一環として、地域住民のために仕事をしている時間を得られるでしょう。色々な年代のお客様と関わることになるため、コンビニでの経験が他の仕事にも役立ちます。
コンビニは高校生から定年後の方まで、幅広い年齢の方が働けます。学生の場合は、お小遣い以外に自分でお金を稼ぐという経験ができ、仕事へのやりがいも強く感じられると思います。
また、幅広い年齢層の従業員がいるコンビニでは、自分と離れた年代の方とも交流ができ、色々な知識や価値観と触れ合うチャンスです。
人と交流することが好きな人にとっては、コンビニという職場は非常に魅力的に映るでしょう。
コンビニでは、接客やレジ打ち、店内での調理、清掃、公共料金の支払い代行など色々な業務を行います。
コンビニほど色々な業務ができる接客業の職場は滅多にありません。幅広い業務をしたい、ひとつの業務だと飽きてしまいやすい人には非常におすすめです。
コンビニ従業員はやりがいがある仕事ですが、次にご紹介する特徴に当てはまる人は、特にコンビニで働くのに向いています。
コンビニを訪れるお客様は、老若男女問わず幅広い客層であり、誰にでも笑顔で対応することが求められます。そのため、コンビニは人と接することや話すことが好きな人に向いた仕事です。
勤務時間によって客層も大きく変わり、早朝ならサラリーマンや学生、昼間なら主婦、夜間なら若者や夜勤の社会人などが訪れます。
色々な人と関わって話す機会があるため、笑顔を絶やさずに人と接することができる人にはピッタリです。
仕事と子育てを両立したい人や、家族の扶養内で働きたい人、本業と掛け持ちしたい人にもコンビニは向いています。コンビニは24時間営業となっており、ライフスタイルに合わせて働く時間を選びやすいからです。
別の仕事を本業にしている人は、終わった後、余裕のある時間にシフトを組んでもらえます。特に、夜間のシフトは希望する人が少なめで給与は上がります。
ライフスタイルを考慮し、無理なく働きたい方には、コンビニをおすすめします。
コンビニで働いた経験のある人が、「あるある」とつい言いたくなることを5つご紹介します。コンビニあるあるを知れば、仕事がもっと楽しくなるでしょう。
コンビニ業務の中でも、レジ業務は非常に多忙な仕事の1つです。レジの前に並ぶお客様をお待たせすることなく、一人ひとりに丁寧な対応を心掛けなければなりません。
また、お客様はレジで色々な要望や代行業務を依頼されるため、対応に手間取ると怒られることもあります。
しかし、仕事に慣れてコツを掴めば、お客様への対応もスムーズにできるようになり、自分のイメージ通りに仕事をこなせるようになるはずです。
イメージ通りに仕事を進められるようになると、仕事をしていることが楽しくなり、「もっと頑張りたい」という意欲が湧いてきます。
コンビニで働いていると、色々なお客様が訪れます。人間同士に相性があるように、コンビニでも自分のお気に入りのお客様がいる従業員も珍しくありません。
どこか仕草が可愛いおじいさんや気前の良いおばさん、いつも同じものを買うサラリーマンなど、働いているとつい気になってしまうお客様が出てきます。
コンビニ業務は忙しいですが、お気に入りのお客様が現れると、心のオアシスになってくれます。仕事で疲れている時でもやる気と活力を与えてくれるでしょう。
ただし、お客様に執拗に話しかけたりなどはしないようにしましょう。
コンビニには、アルバイトの高校生や大学生が多いため、若い人との交流が多いのもあるあるの1つです。特に夜勤シフトの場合は基本的にペアでのオペレーションになるため、夜勤担当者同士で仲良くなるケースがよくあります。仕事が終わった後に一緒に遊びに行くこともあるかもしれません。
仕事はお互いに助け合いながら進めるものです。仲の良い人や価値観が近い人のいる職場なら、長く働いていても楽しく仕事ができます。
コンビニで働いている人は、自分の勤務する店舗以外を利用することも多いです。お客として来たにもかかわらず、来店された方に「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」と言ってしまうのもあるあるです。
長く仕事を続けている人ほど、無意識に挨拶をしてしまうようです。周囲のお客様や店員から不思議な目で見られ、恥ずかしい思いをした人もいるそうです。
仕事の習慣が身に付いているとも言えますが、恥ずかしいことに変わりはないので、他の店舗に行く時は気を付けた方がよいでしょう。
今回はコンビニの仕事内容ややりがい、あるあるネタなどを解説しました。
コンビニはどこの地域にもあり、生活を支えるインフラにも近い存在になっています。コンビニで働く従業員も、色々な業務に対応しながら、日々やりがいを感じて過ごしている方も多いです。
少人数で店舗を上手く回すのは難しいことも多いですが、慣れてくれば小売店ならでは面白さもあります。
今回紹介したあるあるネタにもある通り、仕事をする中で小さな面白さを発見することで、コンビニの仕事はもっと楽しくなりますよ。