あなたの周りに”クラッシャー上司”はいませんか?
クラッシャーには「破壊するもの」「破壊する人」という意味があります。
つまりクラッシャー上司とは部下を次々と潰していく上司のことを指します。
ここではクラッシャー上司に悩んでいる人に向け、対策法などを詳しく解説していきたいと思います。
以下に挙げた特徴に当てはまる上司はクラッシャー上司の可能性が高いです。
クラッシャー上司の特徴
クラッシャー上司の部下に起こること
クラッシャー上司から受けた言葉の暴力や間違った指導により、部下本人の影響が大きいことはもちろんのこと社内の雰囲気、同僚との関係性、取引先、家族にまで悪い影響を及ぼすこともあります。
クラッシャー上司はパワハラ上司と特徴が似ていますが、異なる点として仕事熱心であり能力・評価的に優秀(良い業績を残している)であること、部下を潰しながら出世していくことが挙げられます。
仕事の評価は高いため会社はクラッシャー上司の存在に薄々気付いていても「仕事熱心だから‥」と黙認しているケースも多くあります。
クラッシャー上司の元で働いたことのある人なら共感必死のあるあるネタです。こんなこと言われても一緒に働き続けますか?
自分は仕事が出来るため自分に出来ることがなぜ出来ないのか?
自分の言っていることは全て正しいと思い込んでいるため部下の気持ちに寄り添うことや思いやることがない。
周りのやる気を削ぐそうな言い方しか出来ない、自分の思い通りにしたい‥などなど、言い方一つ変えれば信頼を得ることも士気を高めることも出来そうなことでもやろうとしない(できない)。
日常茶飯事にこんなことを言われている、こんな状況あるあると思ってしまった人‥注意が必要です。
・弱い、おとなしい、自信がない人(言い返してこない、やり返してこない)
・優秀な人(自らの立場を脅かす存在を蹴落としたい)
・孤立している人(周りからの助けを得られる心配がない)
クラッシャー上司の悲惨な末路とは言え、仕事でしっかりと業績を残しているクラッシャー上司は会社に利益をもたらしているため、問題があると分かっていてもそう簡単にクビになることはありません。
会社ではどんどん出世していくことが多く、大企業の役員にはクラッシャー上司が多いとも言われています。
会社で成功しているのならば悲惨な末路とは全く言えないのでは?と思うかもしれませんが、”人”として可哀想・悲惨である場合が多いのです。
元々持っている性格が影響する部分もありますが、自分の弱さを他人に悟られたくないからこそ強く当たったり、攻撃的になっていることが考えられます。
クラッシャー上司は仕事が出来る優秀な人が多いですが、人一倍努力をしている基本的には真面目な人間であり自分以外は信じられない独りぼっちな可哀想な人なのです。
そして最後には仕事しか残らないことも。仕事が残ればまだいいのですが、部下がたくさん離れていきどんどん孤立していけば仕事すら失うことになるかもしれないのです。
クラッシャー上司は”サイコパス上司”と言われることもあります。
サイコパス(=反社会性パーソナリティー障害。対人コミュニケーションに支障をきたすパーソナリティー障害の一種)の特徴とクラッシャー上司の特徴はとても似ているのです。
人格や考え方は簡単に変わるものではないため、上司が変わってくれるのを待っていることやただひたすら耐えているだけでは状況に変化は期待できないでしょう。
上司に精神を壊されてしまう前に、適切な対応・対策を取るようにすることが大切です!
まともに話が出来る上司、もしくはクラッシャー上司の上司に相談してみましょう。
自分より上の立場の人には頭が上がらないことが多いクラッシャー上司だからこそ少しはおとなしくなる、または職場から追放されるかもしれません。
クラッシャー上司から受けた言葉の暴力や出された指示をボイスレコーダーに録音する。
不正を行っているようなことがあれば証拠を残しておくなど後々トラブルとなったときのために記録しておきましょう。
クラッシャー上司に対する悩みを抱えているのはあなただけではないはずです。
信頼出来る同僚や同じ悩みを抱えていそうな人に悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか?自分だけじゃないと感じたり、悩みを共感してもらうことで気持ちが軽くなることがあります。
仲間・味方が増えることでクラッシャー上司への見方が変わってくるはずです。
人事異動の希望を出すことも一つの方法ですが、耐え続けることや我慢しすぎることは心身ともに良くありません。
これからのことを考えても心機一転新しい職場で余計なストレスを感じることなく仕事をしていく方が自分のためになります。
退職者が多くなればさすがにクラッシャー上司の評価も下がります。
『クラッシャー上司の潰し方』でもあるように、無理をしてクラッシャー上司のいる職場で仕事を続けてもストレスとプレッシャーからどんどん萎縮してしまいます。
本来持っている実力を出せなくなってしまったり、余計なミスを連発してしまったりと悪循環になってしまうことがあります。
クラッシャー上司から逃げるように退職をするのは不本意かもしれませんが、転職先ではストレスから解放され、まともな上司の下で活躍出来る可能性の方を考えてみましょう。
心身ともに限界が来ているのであればすぐにでも退職すべきですが、あともう少しだけ頑張れそうなら在職中から計画的に転職活動を始め、転職先が決まってから退職をすることが一番です。
”転職をする”という新たな目標を持てば、クラッシャー上司以外に目を向けることが出来、嫌なことを言われても上手く聞き流せるようになるかもしれません。
「転職先にもクラッシャー上司が居たら‥」と不安な人や、在職中は忙しくなかなか転職活動を進めていけないと感じる人は転職エージェントを活用し効率良く転職活動を進めていくことをおすすめします。
転職エージェントでは転職のプロがカウンセリングから求人紹介、応募書類作成サポート、面接アドバイス、雇用条件交渉、退職アドバイスなど転職成功までをフルサポートしてくれます。
在職中でもスムーズな転職活動に期待できます。
また、個人での転職活動では知ることが難しい転職先の内部事情も事前に教えてもらえるので、クラッシャー上司に出会ってしまう可能性が何倍も低くなることでしょう。
ストレス・プレッシャーから解放され納得・満足のいく転職を成功させたいのであれば転職エージェントを上手く活用していきましょう。
あなたが悩まされている上司は”クラッシャー上司”でしたでしょうか?
まともに話が出来ないような人、人の気持ちが分からないような人に付き合い続ける必要はありません。
それでも、クラッシャー上司を除けば会社は好き、仕事内容には満足していると感じているのなら『クラッシャー上司の上司に相談』『共感できる同志を見つける』『クラッシャー上司の言動を記録する』など、少しでも気持ちが軽くなるような対策を取ってみましょう。
それでも何も変わらない、心身ともに限界を感じてきているならばいつでも退職という最後のカードを用意しておけることが一番です。
クラッシャー上司に壊される・潰される前に何らかの対策を取っていきましょう!