お客様とコミュニケーションを取りながら直に接する仕事のためやりがいを感じられる場面も多い反面、接客業はストレスを感じやすく離職率も高い仕事が接客業です。
楽しそうと思って始めた仕事でもストレスを感じ辞めたいと思うこともしばしば‥。もしかしたら接客業が向いていない可能性もあります。
ここでは、”接客業で感じるストレス”にスポットを当て様々な視点から接客業とどう向き合っていくべきなのか、接客業を辞めたいと感じているときはどうしたらいいのかを詳しく解説していきたいと思います。
接客業でストレスを感じてしまう原因にはどのようなことがあるのでしょうか?
仕事内容と職場環境とに分けてそれぞれ挙げていきたいと思います。
仕事は好きだけど職場環境が悪い、逆に職場環境は良いけれど仕事がつらい、仕事内容・職場環境ともに問題がある。
これらは接客業に限らず仕事にストレスを感じている人であれば何かしら当てはまるのではないでしょうか。
働いていく上で楽しいだけの仕事はありません。ストレス度合いの違いはありますが、誰もが少なからずストレスを抱えながら働いています。
ここでポイントとなるのは、どのようにして仕事のストレスを発散・解消していくか?です。
接客業は”未経験者OK”で募集されることも多い職種であるため誰でも出来る簡単な仕事かと思われがちですが、接客業は向き・不向きがはっきり分かれる仕事でもあるのです。
接客の仕事を楽しいと感じますか?好きだと思えますか?はじめにお話した『接客業でストレスを感じやすい人は?』の項目にどれだけ当てはまっていますか?
接客業に向いている人の特徴として以下などが挙げられます。
話し上手・聞き上手であることはもちろんのこと、マニュアルに沿って対応することも大切ですがその場その場の状況に合わせて適切な対応をしていくことも求められます。
突然のクレームにも慌てず落ち着いて対応することや、お客様が求めていることを察知して言われる前に行動に移す‥など、誰でもはじめから出来ることではありませんが、日々の接客の仕事を通して自然とスキルアップしていくことがやりがいへと繋がっていくはずです。
‥などなど、ここに挙げたことに共感できるのであればあなたは接客業に向いていないのかもしれません。
接客業と言っても、飲食店スタッフ・フロントスタッフ・販売スタッフ・レジャー施設スタッフ・美容師など様々な職種がありますが、接客業でストレスを感じやすい人の特徴には共通する部分があります。
お客様とコミュニケーションを取ることが前提である接客業に於いて、コミュニケーション能力は大切なスキルの一つです。
接客業にストレスを感じやすい人の特徴
これらは接客業にストレスを感じやすい人の特徴に当てはまります。
接客業はお客様をもてなすことも大事な仕事ですが、他のスタッフとも上手くコミュニケーションを取ってミスをカバーし合ったり、相談に乗ってもらったりすることができないとストレスが溜まっていく一方です。
接客業でストレスが溜まりまくりの人は、休日や時間がある時にこんな風にストレスを発散してみてはいかがでしょうか。
一日中家で何も考えずダラダラ過ごす、身体を動かしてリフレッシュする、美味しい物をたくさん食べる、友達と遊びに行く‥など、好きなことだけをして気持ちを切り替える。
苦手なお客様、苦手な店長・スタッフにストレスを感じ、その気持ちをずっと引きずったままでは嫌なことを考えてしまっている時間が勿体ありません。
「あの人はそういう人だから仕方ない」「また同じこと言ってるな」と割り切って考えると気にならなくなることも。
失敗したらどうしよう、またクレームを言われたら‥と怯えストレスを感じながら仕事をしていては悪い気を引き寄せてしまいます。
「次は大丈夫!」「なんとかなる!」と笑顔で前向きに頑張っていれば必ず報われます。
同じ職場に相談できる人が一人でもいるだけで気持ちを共有・共感することができ、ストレスと感じていたことも気付けばラクになっていることもあります。
つらいときは助けを求めてみてください。
一度じっくり考える時間を作ってみましょう。
しばらく休みをもらうことで気持ちを切り替えられるのか?やっぱり無理だと感じるのか?心身共に疲れてしまう前に決断をすることも大切です。
接客業でのストレスが原因で精神的にも体力的にも限界だと感じ、今の仕事を辞めたいと思っている時はどうしたらいいでしょうか?
まずは「なぜ辞めたいのか」を今一度落ち着いて考えてみましょう。
人それぞれに様々な理由があると思いますが、辞めたいと思った理由に隠される根本的なもの、本質を考えてみると接客業を続けるべきか辞めるべきかが見えてくるのではないでしょうか?
「コミュニケーションが苦手⇒接客業に向いていない?」「仕事にミスが多い⇒向上心がない、やる気がない」「職場の人間関係⇒他の職場ならどうか?」と言ったように、いま抱えているストレスは仕事内容に関することなのか?職場環境に関することなのか?
それとも、両方なのか。解決できることなのか?無理なことなのか?色々と考えた上でこれ以上は無理だと思うのなら辞めてしまうことが一番です。
たまに、「そのくらいで辞めるのは仕事に対する考えが甘い」と言ってくる人もいるかもしれませんが、楽しくない・好きではないと感じてしまった仕事を無理して続けていても成長することは出来ないと思います。
今よりも楽しいと思える仕事や職場で働いた方が何倍も成長でき将来的にもプラスになるはずです。
接客業にストレスを感じ転職を決意したならば”異業種”への転職が当たり前!と考えるかもしれません。
ですが、接客業といっても様々な職種があるので、職場の人間関係がストレスであったり、(販売している)商品に愛着をもてないのであれば接客経験を活かし同業種転職も一つの選択肢になります。
そもそもの問題でお客様と接することに疲れてしまったのであれば“異業種”への転職を視野に入れてみましょう。
接客業を続けるべきか、全く異なる仕事に就くべきかどうしても結論が出ないときは自分一人で考えずに、就職・転職支援サービスであるハローワークや転職エージェントに相談をしてみるのもおすすめします。
異業種・未経験転職に強い転職エージェントのdodaはあなたの強い味方となってくれることでしょう。
どのような求人があるのかを見ておくことだけでも仕事に対する視野を広げることができ、客観的な視点からのアドバイスをもらうことで心境に変化をもたらすきっかけになることもあります。
いかがでしたでしょうか?あなたは接客業に向いている人ですか?それとも向いていない人でしたか?
接客業は日々の仕事を通してコミュニケーション能力や柔軟な対応力、気配りなどを自然と身につけることが出来ます。
これらのスキルは異なる仕事であっても応用して活かしやすいので、接客業で身につけた事は決して無駄にはならないはずです。
そして、接客業をしていて今まさにストレスを感じている人、ストレスも限界に近づき辞めたいと思っている人。ストレスを上手く解消できず苦しいのなら頑張りすぎる必要はありません。
あなたの能力を十二分に発揮できる仕事、やりがいを感じながら働ける仕事が接客業以外にあるのかもしれませんよ。