「これで将来安泰!」「老後も安心!」と入社した大企業。
労働者にとって魅力的なメリットが多く、就職市場でも競争率が高い一流大企業は就職希望者の憧れの的。
ですが、思ったはずじゃなかったのに・もっと違う仕事がしたい!と入社後に後悔から転職を考える方は多いものです。
せっかく入社した大企業からの転職、誤った判断はその後の人生に影響を及ぼすため、慎重に考えなくてはいけません。
大企業からの転職は地位や安定、給料など失うものは多いですが、得るものも多くあります。
今回は、大企業から転職するポイントについて詳しくご紹介させていただきますので、大企業から転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
大企業への入社に憧れ、就職活動を熱心にされてきた方は多いでしょう。しかし入社して仕事をしてみると「なんだかおもしろくない」と感じる方は一定数います。
大企業で働くということはその会社の歯車となって決められた仕事をこなさなくてはいけないということです。
ひとりひとりのスキルやセンス、といったことよりも安定した仕事を継続することに意義があるからです。
そのため、大企業で働くためには高いコンプライアンスと堅実な仕事が求められます。
与えられた仕事を無難にこなしていれば、昇給・昇進があり安定した将来が得られる反面、自身の力を試したい、新しいことにチャレンジしたいと野望を抱いている方にとって、ぬるま湯の大企業は少し物足りないと感じるでしょう。
新卒の離職率は約3割といわれていますが、一流の大企業に至ってはそれよりも少ないケースや数パーセントの離職率となる企業も多いです。
給料や福利厚生も充実しているホワイト企業であっても早期離職する人は一定数いて、大企業から中小企業やベンチャー企業へ転職されています。
周りにも実は誰もが知る大企業出身だったと聞いて驚くこともあるのではないでしょうか。
「せっかく入った大企業なのにもったいない」と周りは言いますが、自分の意思で決めた大企業からの転職にはこのような理由が挙げられます。
このように、給料や労働条件に不満を感じ転職を希望する人、仕事のやりがいを求める人など様々な理由が挙げられ、大企業特有の人間関係に疲れ大企業を退職する方も少なくありません。
しかし、「辞めたい」という意思とは関係なく、上記で挙げた健康面や家庭の事情で退職する人など仕事を辞めざるを得なかった理由の方もいらっしゃいます。
入社する前、きっと多くの方はやりたい仕事、チャレンジしたいことなどキャリアプランを思い描いていたことでしょう。
それなのに実際大企業に入社すると思い描いていたキャリアプランの夢が実現できないことに気付く方が多いものです。
例えば配属先では希望通りにならないケースや仕事が楽しくなってきたころに命じられる異動や転勤。
全国に拠点を持つ大企業は転勤や異動が多く、ゆっくりと腰を据えて仕事できないことがしんどいと思う方もいらっしゃいます。
マイホーム購入後に転勤を命じられた場合でも断ることができず、家族と離れて単身赴任しなければいけいといったこともよくあります。
プライベートも仕事も充実!と明るい理想を描いていたはずが、プライベートを犠牲にして仕事に取り組む…という理想と現実とのギャップから大企業で働くのはしんどいと感じ転職を考えるのです。
大企業から受けていた給料や福利厚生などの恩恵がなくなるため、失うものはありますがそれでも守るべきものや得るものの方が大きければ、自分に合った企業へ転職するほうがメリットは大きいですよね。
では転職活動する場合、大企業出身ということは強みになるのでしょうか?
答えはNOです。
「大企業出身だから引く手あまた!」と油断や「自分は人材価値が高い人間なんだ」自信過剰になるのは転職活動失敗のもと。
中小企業やベンチャー企業ではひとりひとりの仕事の範囲が広いため、大企業で狭い領域でしか仕事をしていない場合はむしろデメリットにつながります。
そのため転職する企業によっては、大企業出身よりも中小企業出身でスキルがある人の方が有利になるケースも少なくありません。
ここで、大企業から退職して中小企業へ転職した場合に失うもの、デメリットをご紹介します。
誰もが聞いたことのある大企業は給料が高く、福利厚生が充実しています。
同じ仕事内容の大企業と中小企業を比べると年収にして何百万もの差が出るため、中小企業で働く人からはやはり大企業はすごいと、大企業へ転職したいと思われるものです。
また、最近は様々な福利厚生ができていますが大企業の福利厚生はバラエティ豊富なことが有名です。
リフレッシュしてさらに仕事へ意欲的に取り組んでもらおうという福利厚生が多く、また出産した子供の人数に応じて出産祝い金の私有など少子化対策への制度や出産、育児などをサポートする制度も充実しています。
最も充実しているのは住宅手当・家賃手当などの家賃補助制度ではないでしょうか。
例えば、家賃の6割~8割が企業からの補助を受けられるといった恩恵は大きいものですね。
大企業で働いていれば、企業名を伝えただけで何の会社か理解してもらえますが、中小企業では「聞いたことない、何をしている会社?」と聞かれることもしばしば。
例えば、結婚の挨拶で相手の両親へ勤務先を伝える場合、ローンを組む場合などですね。
「〇〇企業で働いている人なら安心、しっかりしている人」と、自身の強みや人脈を広げる際の武器になります。
ネームバリューを失うことに大きなデメリットにはありませんが、肩書やネームバリューは社会的信用にもつながることを覚えておいてください。
終身雇用制度がある大企業だからといって将来の安心が保障されているとは限らないと聞きますが、それでも中小企業よりも大企業の方が安定しているのは間違いありません。
少し不満を抱えながらも耐えていれば、安定した給料をもらいながら出世街道を歩み、将来の安定が保障されていたのかもしれません。
また、大企業から中小企業の転職では退職金と企業年金を失うことになります。
中小企業でも退職金はありますが、大企業と比べると定年後に安心して老後を過ごせるほどの額ではないでしょう。
大企業から中小・ベンチャー企業に転職できたとしても、うまく馴染めず転職に失敗することもあります。それには大きく2つの理由があります。
1つは大企業と中小・ベンチャー企業で前提となる文化はもちろん、環境・人材・待遇などの条件が大きく異なること。もう1つは、勤務して初めてその違いに気づく人が多いことにあります。
ここで改めて大企業に勤めるメリットを振り返ってみましょう。
大企業に勤めるメリット
中小・ベンチャー企業も少数精鋭で優秀な人だけを抱えている場合もありますが、すべてがそうではありません。対して大企業は優秀な人材が多くいる傾向にあります。
これは大企業が中小・ベンチャー企業よりも豊富にキャッシュを持っているため、採用に時間とお金をかけられること、名前が知られているため多くの人材が応募し、その中から絞り込まれた人だけが入社していることが影響しています。
優秀な人材を確保するために給与水準も高い傾向にありますし、事業部制でそれぞれが専門性を持った仕事に取り組めるのもメリットといえるでしょう。
また、大企業になっていく長い歴史の中で、設備・環境・福利厚生・研修・事業の体制すべてに磨きがかかっているため、働く際に不便さを感じることも少ないはずです。
つまり逆を言えば、これらの大企業に勤めるメリットは中小・ベンチャー企業にない可能性が高いということです。
これまでと同様優秀な社員に囲まれて働けると感じていたら、若手ばかりで刺激が少ないだけでなく、逆に自分が教える立場となって業務時間が削られ、残業ばかりになるということもあるでしょう。
また、人数が少なければ業務分担ができず、皆が自分の業務以外に少しずつ会社に必要な業務を負担するということもありますし、大企業に比べれば経営状態が不安定なため事業体制が二転三転することもあります。
このように大企業では当たり前だったことが中小・ベンチャー企業に転職したら当たり前ではなくなることも多いのです。転職する前には今の環境とどう変わるのか、それに自分は耐えられるのかを考えておくことが重要です。
次に、大企業からの転職で後悔しないためにできることを対策・確認すべきポイント・転職活動中に気をつけることに分けてご紹介します。
大企業から転職する際に後悔しないための対策としては、下記3つがあります。
中小とベンチャー企業でも大きく異なるのが、企業文化です。大企業を退職したい方の理由としては、「旧態依然とした組織」、「意思決定や昇進スピードの遅さ」、「裁量権のなさ」などがあります。
ベンチャー企業の場合はスピード感も組織体制も裁量権も大企業とは大きく異なるケースが多いですが、中小企業の場合は大企業並みの年数経営していることもありますし、同族経営で変化がない組織も多くあります。
すべての中小・ベンチャー企業が大企業とは異なる文化を持っているかどうかは、各企業を深く観察しなければわかりません。何が嫌でやめるのか、それは次の会社では本当に起こらないのかをよく確認しておく必要があるでしょう。確認しないまま転職すると、単に給与水準が下がっただけという転職になりかねません。
文化のマッチ度にも関連しますが、その会社に転職すると何が得られ、何を失うのかをよく確認しておいてください。大企業から中小・ベンチャー企業に転職する場合、例えば「給与は下がるけれど成果をあげた分評価してもらえるから、若いうちに役職者としての経験が積めるし、その先のキャリアアップに役立てられる」などの大きなメリットを生む可能性もあります。
失うものと得るものを考えたときに、得るものが今より大きくなるのであれば転職成功となりますが、失うものが多かった場合は転職失敗となります。転職を決める前に条件や働き方などを確認し、失うものと得るものの大きさを比べておくといいでしょう。
中小・ベンチャー企業は少ない人数で多くの業務を遂行するため、専門業務だけでは会社がまわらなくなってしまいます。専門業務以外の仕事に対応する必要もあるため、大企業のときよりもプライベートの時間が少なくなることも想定されます。
仮にプライベートの時間が削られたとしても、「やりたい」と思える仕事かどうかを考えてみてください。大企業と同じような環境で働けない可能性が高いわけですから、犠牲を払ってでもこの仕事がやりたいと思えないと、続けていけなくなってしまいます。
後悔しないために、さまざまな条件を考えてもこの仕事がやりたいと思えるかを再確認した上で転職を決定するようにしましょう。
事前に確認すべきポイントとしては下記5点があります。
まずは自分の生活に直結する待遇面、福利厚生などの条件面を確認すべきです。給与は求人に書かれているためある程度想定できますが、意外と忘れがちなのが寮や家賃補助、子ども手当などの福利厚生です。
なくなった場合、生活に大きく影響するため、給与以外の部分でも生活に関連する費用がなくならないかは確認しておくといいでしょう。
中小・ベンチャー企業で注意すべきなのが、資金繰りです。会社はキャッシュがなくなれば倒産してしまうため業績がよくてもいきなり倒産し、失業という可能性もあります。
財務諸表などが見られるようであればキャッシュフロー計算書、貸借対照表の両方を確認しておきましょう。
それができない場合でも、売上から入金までの時間や借り入れ、在庫の管理状況などを確認すれば、資金繰りがうまくできているかはわかるはずです。事前に確認し、自分がいる期間は潰れないという想定ができてから転職するようにしましょう。
意外に見落としがちなのが社員構成です。年配の方と若手しかいないなど年齢のバランスが悪い場合は、その間の人材が抜けていった可能性が高いです。
稼ぎ頭がいなくなっていれば業績も不安定になりますし、離職率が高い場合は、働き方や経営状態に無理があることも考えられます。
社員構成にもつながりますが、離職率についても確認が必要です。中小・ベンチャー企業の場合は社長や上司がワンマンであることも多く、その人のルールですべてが回っているケースもあります。
これが続くと、周囲の人がついていけずにどんどん辞めていってしまいます。離職率について明確に質問できない人は、求人の頻度などを確認してみるといいでしょう。
他にも社員構成をヒアリングしたときに、いつ入社された社員さんなのかを確認するとわかりやすいです。
中小・ベンチャー企業で注意したいのが、働き方です。設備投資もできず、IT化や自動化が進んでいないケースも多いです。
日々の仕事で忙しく見直しができていないことも多いため、何年も前から働き方が改善されていないこともあります。働き方改革で取り組んでいることと成果をヒアリングすると、その企業の働き方を知れますので一度ヒアリングしてみるといいでしょう。
転職活動中に気をつけることは次の3つです。
これからは就労する期間がどんどん延びていきますから、中小・ベンチャー企業に転職して終わりということは考えにくいです。
今回中小・ベンチャー企業に転職して何年で何を得るのか、その先はどんなキャリアを描くのかを明確にしてから転職先を決めるようにしましょう。不明確なまま中小・ベンチャー企業にいくと、多くの業務に対応して日々が過ぎていってしまいます。
求人情報を鵜呑みにせず、実情を必ず確認するようにしましょう。大企業に比べて知名度がなく人材が集まりにくい中小・ベンチャー企業は、求人でも良い面を強くアピールする傾向にあります。
それを鵜呑みにすると「想像していたものとは違った」となりかねないため、「求人には◯◯と書かれていましたが、普段はどんなふうに取り組んでいらっしゃるのですか?」と具体的に聞くことで実情をうかがい知るようにしましょう。
転職活動をしていると早く転職先を決めたいという気持ちになりますが、中小・ベンチャー企業に転職する場合、社風・文化に合わないと異動などができず逃げ場がないため、退職しなければならなくなります。
社風や文化は1人の人よりもより多くの人に会うことで明確に判断できます。時間を惜しまず、可能な限り多くの人に会わせてもらえるよう、自分から依頼することをおすすめします。
失うものがあっても大企業を辞めるタイミングってどんなときなのでしょうか?
きっと大企業を退職しようか考えている人は、転職のメリットとデメリットを比べてどっちを選択しようか頭を抱えているはずです。
自分らしい人生を歩みたいと思って転職を考える人にとって、転職のタイミングには2つあります。
これが失うものがあっても転職を決意するべきタイミングのポイントです。
他にやりたい仕事が見つかったり、挑戦したいことがあったり…仕事よりもやりたいこと充実させたい!と思ったときこそ大企業から転職のタイミング。
もし、その転職が成功しなかったとしてもきっと後悔はしないでしょう。
上司からのパワハラやセクハラ、労働環境、人間関係、大企業特有の事情などで心身共に疲労している人は少なくありません。
もし、少し休んでまた働きたい場合は休職という選択肢もアリですが、朝も起きられない・知らないうちに涙が出る・食事も摂れないといった深刻な場合は仕事のストレスが限界を超えている状態でうつ病になる恐れがあります。
ストレスでしんどい状態が続いているのであれば、大企業のメリット・デメリットで悩むよりも自分の心と体を大切にした選択をとってください。
転職で環境を変えれば、ストレスから解放され自分らしく働くことができるでしょう。
大企業からの転職について、失うものが思っていた以上に多くダメージが大きいと感じた方もいるかもしれません。
中小企業への転職はリスクが高いの?と勘違いしてしまいがちですが、大企業で得られなかった魅力やメリットが中小企業にはあります。
大企業に比べて圧倒的に社員が少ない中小企業は、社員同士のコミュニケーションがとりやすくアットホームな環境がメリット。
異動や転勤も少ないので、チームの結束力も強く社員間の人間関係もギスギスしていない企業が多いでしょう。
中小企業と大企業との違いは仕事の領域の違いです。1人1人に細かく割り振られた仕事をこなす大企業と比べて、中小企業では社員ひとりが携わる仕事の領域が幅広いことが特徴です。
そのため、中小企業で働くことで幅広いスキルを身につけることができるでしょう。
また、トップとの距離も近いため仕事への提案や意見を伝えやすく、自らより良い環境にしたいという方にはチャンスが多い環境です。
大企業では社員数が多いため、トップの想いが各社員に行きわたりにくい環境です。
しかし中小企業では企業理念や社長の描くキャリアプランが社員に反映されやすいことが魅力なので、自分とのキャリアプランの一致や仕事へのやりがいを感じる方が多いでしょう。
提案から実践のスピーディーが早いのも中小企業ならでは。
中小企業では社員の提案や意見を重視しているため、会議で承認を得るまえに「とりあえずやってみよう」とトップダウンするケースもしばしば。
仕事は大変なものですが、大企業と中小企業では業務量のゆとりに違いがあります。
大企業で重いプレッシャーやストレスに悩まされていたけれど、中小企業に転職してからは心にゆとりができたという方が多く、社員がお互いに協力して仕事に取り組もうという体制が整っていることがメリットです。
女性が多く働く中小企業では、産休や育休などライフイベントの多い女性が働きやすく復帰しやすい環境が整っている企業が多くみられます。
大企業から中小企業の転職が成功するかどうかは、本人のやる気とともに大きく影響するのが年齢です。
新卒で入社して3年目までの第二新卒であれば採用に積極的な企業が多いため、ニーズが高く大企業から大企業への転職も不可能ではありません。
もちろん、中小企業への転職でも有利になるケースが多いため積極的な転職活動をするべきです。
第二新卒を過ぎた4年目以降でも、ポテンシャルが重視されるため転職は可能でしょう。
20代の魅力
そこそこ仕事もできてポジションがある30代は、20代に比べるとハードルが高くなり、「転職35歳の壁」である35歳を過ぎると途端に厳しくなります。
30代ではキャリア、スキルとともに転職先企業での仕事内容や理念に適応できる柔軟性も重視されるでしょう。
企業のキャリアプランに合ったキャリアとスキルがあれば、転職成功は十分見込めますが、未経験のキャリアチェンジは難しくなる傾向です。
30代の魅力
年齢を重ねるごとに厳しくなる転職ですが、大企業で養われたマネジメントスキルは中小企業からの評価が高いニーズのひとつです。
スキルとキャリアを活かして中小企業での管理職、マネジメント職への転職のチャンスは多いですが、大企業と同じ給料水準や労働条件では難しいケースがほとんどでしょう。
40代・50代の魅力
大企業の環境に慣れた方が、転職して中小企業へ入社すると気づくのが大企業からの恩恵。
恩恵を捨ててでもチャンレジしたい方へ後悔しない転職のポイントについてご説明します。
退職して好転された方がいる一方で、自らの意思で転職したのに「こんなはずじゃなかった」と後悔する人もいらっしゃいます。
「大企業だけど」という理由で深く考えず、勢いで退職・転職する人は「せっかくの大企業に入社したのにもったいない」と思います。
しかし、「大企業だから」という理由で不満を感じながら働きつづけ、頑なに退職・転職しない人も「せっかく自分の人生なのにもったいない」とすら思います。
矛盾しているような考えですが、どちらも「もったいない」ことで、大企業は一度退職してしまうと戻ることができるのはほんのわずかな人だけ。
一度の選択でこれからの人生が左右される、ということを知り慎重な選択が必要です。
失って初めて存在の大切さに気付くという言葉は、恋愛でよく用いられますが仕事においても同じです。
大企業から受けていた恩恵の大きさや充実感、仕事をスムーズにできる環境は、企業で働いているときには気付きにくいもの。ですが、転職して中小企業へ入社して当たり前のことが当たり前でないことに気付く方は多いでしょう。
焦りや勢いだけで転職せず、「なぜ転職するのか」「転職してどうするのか」を慎重に考え転職の選択やタイミングを見極めることが大切です。
転職活動では様々な企業の情報収集をして、大企業で受けている待遇はとてもいいものという認識を持ちましょう。
そしてそれぞれのメリット・デメリットを比べどちらが「大企業からの恩恵はなくなる、それでも転職すべきか」を明確にすることが大切です。
大企業から転職を考えるなら、早い時期からの情報収集や転職活動が有利といわれていますが仕事をしていてはなかなか転職活動に時間を割けない方も多いでしょう。
情報収集が不十分では、転職後に後悔する確率も高くなってしまいがち…
忙しい方には転職活動をサポートする転職エージェントがおすすめです。
なぜなら簡単な登録をすれば転職活動をフルでサポートしてもらえるからです。
自己分析、スキルの棚卸し、企業の情報収集、仕事探し、企業とのやり取り…やるべきことはたくさんありますが、日ごろの仕事の合間に全てをこなすのは厳しいのが現実。
履歴書や職務経歴書作成のサポートから面接対策についてもキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえますし、気付かなかった強みを発見できるメリットがあります。
また大企業出身の方は、自信と油断から1人よがりの転職活動になりがちですが、客観的なアドバイスによって視野の広い転職活動を進めることができるでしょう。
Point転職の後悔は不十分な転職活動が原因
いかがでしたでしょうか?
大企業から転職するきっかけや転職成功のポイントについてご説明させていただきました。
大企業から安易な退職の決断は、確実に後悔することになるでしょう。
後悔する人は「大企業出身だからなんとかなる」と油断してしまう人が多いですが、転職活動ではゼロからスタートの気持ちで取り組むことが必要です。
やりがい・プライベートの充実など転職で叶えたい価値観は人によって異なりますが、それを転職軸として後悔しない人生の選択をしましょう。