IT需要が年々高まっていることから、ここ数年でデータサイエンティスト(アナリスト)の求人が急激に増えてきました。
年収1000万円以上で求人の募集する企業もあり、全体的に給与水準が高い職種なので多くの転職者に注目されています
この記事では、データサイエンティスト(アナリスト)は30代~40代未経験でも目指せるのかについてお伝えします。
結論からいうと、30代40代の未経験者がデータサイエンティスト(アナリスト)になるのは極めて難易度が高いです。
年代不問未経験者OKの求人も少しずつ出てきてはいますが、求人数に対して割合はまだ少ないです。
学習するスキル領域も広く専門性も高いため、未経験者を募集する企業では入社後に2~6か月の研修期間を設けています。
しかし、入社後に長期間の研修をする企業でも、下記スキルを持つ人を積極的に採用する傾向にあります。
文系大学を卒業しているorこれまで専門知識を学んでこなかった30代や40代の方であれば、データサイエンティストにキャリアチェンジするのは極めて難しいのが現実です。
「平均年収が高いので求められるスキルも高いはず」と、察しの良い人ならそう思うでしょう。世間一般の職種と比べてデータサイエンティストに求められスキルの範囲は広く、専門性も高い傾向にあります。
データサイエンティストに必要とされるスキルセットは、大きく分けて次の3つに分類されます。
ビジネススキル
ITスキル
統計解析スキル
まずは自分の興味のあるスキル領域から勉強してみるとよいでしょう。
データサイエンティストは、基本的にデータ分析や統計、データベースやデータ基盤、データマイニングなどの実務経験がある人しか採用しません。
そのため、未経験者は、データサイエンティストに近い職種に一度転職して、実務経験を積んでからチャレンジすることをおすすめします。
実はデータサイエンティストは大きく分けて、エンジニア系とビジネス系と2種類のキャリアパスがあります。
データサイエンティストとして自分はどちらを目指すかで転職先が変わってきます。
それぞれのキャリアパスで目指す職種や身につくスキルを簡単に説明するので参考にしてみてください。
近年、データ分析にAIを活用する場面が増えているため、システム開発の知見があるデータサイエンティストの求人が多い傾向にあります。
エンジニア系のキャリアを積みたい人は、データベースやデータ分析基盤技術、データマイニングの知識が身につきやすい下記職種を目指してみるとよいでしょう。
実務経験を積みながら、業務外の時間に機械学習や統計学などの知識をWeb教材や書籍で勉強することをおすすめします。
データ分析や統計学の知見を活かして、経営戦略の立案や新しいビジネスの提案などのビジネススキルが重視されるデータサイエンティストの求人もあります。ビジネス系のキャリアを積みたい人は、次の職種に転職してからデータサイエンティスを目指すのがおすすめですよ。
ただし、エンジニア系のデータサイエンティストと比べて求人数が少ないので、未経験者には狭き門となるでしょう。
データサイエンティストは企業により業務内容や定義が異なるため、転職サイトを使って1人でやるには難易度の高い転職といえます。
転職を成功させるなら転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを使うと求職者1人ひとりに専任のコンサルタントがつき、求人を募集する背景や業務範囲、社風など求人票からはわからない応募企業の詳しい情報を事前に知ることができます。
また、1人ではやりづらい内定後の年収交渉なども代わりに請け負ってくれるので、年収アップの転職が実現する可能性が高いでしょう。
おすすめの転職エージェントを紹介するので、参考にしてみてください。
Greenは、IT系業界の求人が強いことで話題の転職サービス。
ベンチャー企業から大手企業まで、未経験OKの求人を幅広く扱います。
「カジュアルな転職」をコンセプトにしていることもあり、他にはないサービスも豊富です。
「自分に合う会社は自分で選びたい(企業を選ぶ権利がある)」
「応募前に会社の情報や雰囲気は詳しく知りたい!」
そんな方におすすめです。
リクルートエージェントは、大手リクルートが運営する総合転職エージェントです。
老舗の転職エージェントなので担当コンサルタントの質も高く、特に面接対策が手厚いと口コミでも評判です。
業界を絞り込まずに幅広い選択肢の中から転職先を選びたい人は、登録しておくとよいでしょう。
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
---|---|
実績 | 転職支援実績No.1* *厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績を自社集計)2023年6月時点 |
特徴 | 好条件での転職を実現 |
地域 | 全国 |
経営課題の解決や新しいビジネスの提案にビッグデータの活用が欠かせない時代となったため、データサイエンティストは将来性の高い職種といえます。しかし、データサイエンティストは次の3つの専門領域のスキルが必要とされるため、多くの求人が経験者しか採用しません。
未経験者を募集する企業があっても第二新卒までの募集で、情報科学専攻の理系出身の学生が歓迎される傾向にあります。文系職種の未経験者がデータサイエンティストに目指すのであれば、実務でデータを扱うデータベースエンジニア、Webプログラマー、マーケッター、データアナリストなどの職種で実務経験を積んだ後に転職することをおすすめします。