【最新版】30・40代の未経験でもOK?データサイエンティストへの転職事情

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データサイエンティスト未経験者の転職事情ここ数年で転職市場にデータサイエンティストの求人数が急激に増えてきました。年収1000万円以上で求人の募集する企業もあり、全体的に給与水準が高い職種なので多くの転職者に注目されています。

「手に職をつけて高給取りになりたい」と思う人もきっといるでしょう。データサイエンティストは、未経験者でも転職できるのか気になるところです。

今回は、データサイエンティストの仕事内容や将来性、年収、必要なスキル、未経験からチャレンジする方法をお伝えします。転職する際の注意点やおすすめの転職方法も紹介しているので、データサイエンティストになりたい人は必見ですよ。

データサイエンティストの仕事内容

データサイエンティストとは、様々なデータ(ビッグデータ)を収集し、集めた分析して経営課題の解決や新たな事業戦略の立案など会社のビジネスに貢献する仕事です。
データサイエンティストが収集・分析するデータは多岐に渡ります。

データサイエンティストが業務で扱うデータの種類
  • 社内システム(基幹システム、情報システム)
  • Officeソフトで作成した文書やメール
  • コールセンターに寄せられた声、お客様アンケート
  • サーバーのログ
  • SNSの投稿内容
  • Webサイトの音声や動画
  • GPSやICカードなどで取得される位置情報や温度、加速度など

データ形式の異なるこれらのデータを整理し、データ分析するためにITや統計学、確立など数学、経営と幅広い知識が必要とされます。

データサイエンティストの求人が増えた理由と将来性

データサイエンティストの求人が増えた理由と将来性15年前にはデータサイエンティストと呼ばれる職業は日本にありませんでした。スマートフォンの普及やインターネットの発達で、企業や個人が取り扱うデータの量が急激に増えました。

これらの膨大なデータには、ビジネスのヒントとなるものがたくさん含まれています。保存形式の違う膨大なデータを効率よく取り扱い、うまく分析できるデータサイエンティストが必要となったのです。

データサイエンティストは業務でITの知識が必要とされる場面が多いため、ITエンジニアに分類されるケースが多いです。

しかし、IT業界に限らずたくさんの業界で必要とされている職種です。
転職サイトの求人を見ると金融、製薬、製造業界と幅広い業界で募集されているため、転職先の選択肢はたくさんあります。

ITエンジニアの中でもデータサイエンティストは最新の技術を扱う先端人IT材です。

経済産業省の調べによると、先端IT人材は2030年には最大約79万人不足すると予測されています。そのため、データサイエンティストは今後も将来性の高い職種といえるでしょう。

データサイエンティストに必要な3つのスキル領域

「平均年収が高いので求められるスキルも高いはず」と、察しの良い人ならそう思うでしょう。世間一般の職種と比べてデータサイエンティストに求められスキルの範囲は広く、専門性も高い傾向にあります。
データサイエンティストに必要とされるスキルセットは、大きく分けて次の3つに分類されます。

ビジネススキル

  • 分析対象となるビジネスに関する深い知識
  • 企画力
  • 問題解決能力す
  • コミュニケーション能力(プレゼンテーション/ドキュメンテーション/英語力)

ITスキル

  • データ分析基盤環境の構築・運用の知識(システム開発手法やITILなどの運用方法論)
  • SQLやBIツールなどデータベースの深い知識
  • プログラミングの知識(R/Python/Rubyなど)
  • 機械学習やディープラーニングの知識
  • セキュリティやクラウドの知識

統計解析スキル

  • 数学(確率・統計、微分積分、行列、解析学、線形代数学など)
  • データ分析手法(統計処理手法やデータマインニング手法など)
  • データ分析ソフトウェアのスキル

こうしてみると、「データサイエンティストになるにはかなりハードルが高い」と思いますよね。実際に3つのスキル領域をすべて極めたデータサイエンティストは、ほとんどいません。

3つのスキル領域の中からどれか1つを専門スキルとして極めつつ、他のスキル領域を業務外の時間に勉強する人が多いです。
まずは自分の興味のあるスキル領域から勉強してみるとよいでしょう。

未経験者でもデータサイエンティストになれるのか?

データサイエンティストの求人数

正直、営業職や経理など文系職種の未経験者が、データサイエンティストになるのは極めて難易度が高いです。

少しずつ、未経験者OKの求人も出てきてはいますが、ITや統計解析などの深い知識が求められるため、人手不足で将来性のある職種でも、求人数に対しての割合は少ないです。

2021年6月時点と、2023年8月時点のリクナビNEXTとdodaのデータサイエンティストの求人数を比べると、求人数は倍以上に増加していることがわかります。まだまだ、未経験者には狭き門ではありますが、需要の高さから人材育成を視野に募集をしている企業も増えてきているのかもしれません。

    2021年6月時点の求人数

  • リクナビNEXT全体の求人203件、未経験OKの求人3件
  • doda全体の求人数776件、未経験者OKの求人7件
    2023年9月時点の求人数

  • リクナビNEXT全体の求人422件、未経験OKの求人16件
  • doda全体の求人数1,834件、未経験者OKの求人45件

文系の30代や40代未経験は難しい

学習するスキル領域も広く専門性も高いため、未経験者を募集する企業では入社後に2~6か月の研修期間を設けています。
しかし、入社後に長期間の研修をする企業でも、下記スキルを持つ人を積極的に採用する傾向にあります。

  • SQLの使用経験
  • 大学で統計学を研究した人
  • AIや機械学習に興味がある
  • TOEIC600点程度の英語力
  • ソフトウェア開発経験者

これらのスキルを全く持たない未経験が採用されるのは、ポテンシャルが期待できる第二新卒までです。

30代や40代の専門知識がない文系職種の未経験者は、データサイエンティストにキャリアチェンジするのは極めて難しいと思ってください。

未経験者は近い職種で実務経験を身につけるのがベスト

未経験者は近い職種で実務経験を身につけるのがベスト統計学やITなど専門知識が必要とされるため、全くの未経験者が本や動画コンテンツを使って独学で勉強すると挫折しやすいでしょう。

データサイエンティストを育成するスクールもありますが、実務経験がないので転職の難易度が高いと言われています。
データサイエンティストは、基本的にデータ分析や統計、データベースやデータ基盤、データマイニングなどの実務経験がある人しか採用しません。

そのため、未経験者は、データサイエンティストに近い職種に一度転職して、実務経験を積んでからチャレンジすることをおすすめします。

実はデータサイエンティストは大きく分けて、エンジニア系とビジネス系と2種類のキャリアパスがあります。

データサイエンティストとして自分はどちらを目指すかで転職先が変わってきます。それぞれのキャリアパスで目指す職種や身につくスキルを簡単に説明するので参考にしてみてください。

エンジニア系のキャリアパス

近年、データ分析にAIを活用する場面が増えているため、システム開発の知見があるデータサイエンティストの求人が多い傾向にあります。
エンジニア系のキャリアを積みたい人は、データベースやデータ分析基盤技術、データマイニングの知識が身につきやすい下記職種を目指してみるとよいでしょう。

  • Webプログラマー
  • データベースエンジニア
  • データマイニングエンジニア
  • Pythonエンジニア

実務経験を積みながら、業務外の時間に機械学習や統計学などの知識をWeb教材や書籍で勉強することをおすすめします。

ビジネス系のキャリアパス

ビジネス系のキャリアパスデータ分析や統計学の知見を活かして、経営戦略の立案や新しいビジネスの提案などのビジネススキルが重視されるデータサイエンティストの求人もあります。ビジネス系のキャリアを積みたい人は、次の職種に転職してからデータサイエンティスを目指すのがおすすめですよ。

  • コンサルタント
  • データアナリスト
  • ビジネスアナリスト
  • マーケッター など

ただし、エンジニア系のデータサイエンティストと比べて求人数が少ないので、未経験者には狭き門となるでしょう。

16種類のIT職種について徹底解説!
IT・WEB業界の職種について、解説しています。幅広く紹介しているので、気になる職種が見つかるかもしれません。IT業界への転職を検討している人はこちらも要チェックです。

意外と失敗が多いデータサイエンティストの転職

データサイエンティストの転職でよく聞く話が、採用側と求職者のミスマッチです。近年、誕生したばかりの新しい職種であるせいか、採用企業がデータサイエンティストという職業をあまり理解していないケースもあります。

プログラムの動作確認や書類やデータの整理などデータ分析とは程遠い業務をデータサイエンティストにやらせる企業も少なくありません。

企業側がデータサイエンティストに求めるスキルが高すぎて、転職希望者がたくさんいても、全員不採用にすることも。仮に採用されても、企業が期待する成果が出せなくて退職を余儀なくされる場合もあります。

その他には、データ分析を提案しても、従来のやり方に固執するメンバーから反発を受け、社内調整が主な業務となることも珍しくありません。社内で協力体制が整備されてないせいで、すべての業務を1人でやらざるを得ない状況に陥ることもよく聞く話です。

データサイエンティストの業務範囲や定義は企業で異なります。転職する際は求人票の募集要項をしっかりチェックし、面接で不明な点は必ず質問するようにしましょう。

給料が高いと評判のデータサイエンティストの平均年収

2023年7月に求人ボックスの集計によると、データサイエンティストの平均年収は699万円。一番求人数が多いボリュームゾーンが525~615万円です。

国税庁が実施した令和3年度の民間給与実態統計調査によると、全業種の平均年収は443万円でした。
ほとんどの会社でデータサイエンティストは、相場より高い年収が期待できる
でしょう。

製薬会社や大手メーカー、外資系企業、最先端技術を扱うベンチャー企業では、年収1000万円以上で求人を募集する会社もあります。
新卒でも給与水準が高く、月給24万円程度が相場となっています。

転職に成功するなら転職エージェントの利用がベスト

データサイエンティストは企業により業務内容や定義が異なるため、転職サイトを使って1人でやるには難易度の高い転職といえます。転職を成功させるなら転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを使うと求職者1人ひとりに専任のコンサルタントがつき、求人を募集する背景や業務範囲、社風など求人票からはわからない応募企業の詳しい情報を事前に知ることができます。また、1人ではやりづらい内定後の年収交渉なども代わりに請け負ってくれるので、年収アップの転職が実現する可能性が高いでしょう。

おすすめの転職エージェントを紹介するので、参考にしてみてください。

選択肢の多さが魅力のリクルートエージェント

リクルートエージェントは、大手リクルートが運営する総合転職エージェントです。

全国各地に拠点を持ち、非公開求人の数は約21万件(2022年9月度)もあります。老舗の転職エージェントなので担当コンサルタントの質も高く、特に面接対策が手厚いと口コミでも評判です。

業界を絞り込まずに幅広い選択肢の中から転職先を選びたい人は、登録しておくとよいでしょう。

公式サイト https://www.r-agent.com/
実績 転職支援実績No.1*

(*)厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点

特徴 好条件での転職を実現

オリジナルの求人が豊富なdoda

dodaも大手総合転職エージェントの1つ。

20万件以上(※2023年8月時点、非公開求人を含む)の求人があり、それらの多くは他の転職サービスで取り扱いのないdodaのオリジナル求人です。

求人の質が高く、他の転職エージェントより提案してくれる求人の数が多いと口コミでも評判ですよ。

公式サイト https://doda.jp/
実績 顧客満足度No.1*

(*)2023年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント20代 第1位

特徴 30代・40代の転職成功者が年々増加
地域 全国

データを扱う職種で実務経験を積んでからチャレンジすべし

経営課題の解決や新しいビジネスの提案にビッグデータの活用が欠かせない時代となったため、データサイエンティストは将来性の高い職種といえます。しかし、データサイエンティストは次の3つの専門領域のスキルが必要とされるため、多くの求人が経験者しか採用しません。

  • ビジネススキル
  • ITスキル
  • 統計解析スキル

未経験者を募集する企業があっても第二新卒までの募集で、情報科学専攻の理系出身の学生が歓迎される傾向にあります。文系職種の未経験者がデータサイエンティストに目指すのであれば、実務でデータを扱うデータベースエンジニア、Webプログラマー、マーケッター、データアナリストなどの職種で実務経験を積んだ後に転職することをおすすめします。


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷