これからエンジニアを目指そうと考えているあなた。
IT業界の経験・知識はありますか?プログラミングスキルはありますか?
一般的に未経験からエンジニアを目指すことは難しいと言われています。
‥とは言え、未経験からでもエンジニアとして活躍している人が多いことも事実であり、
正しいやり方で進めていけば未経験からエンジニアとして転職を叶えることはできるのです。
ここでは、
「エンジニアになるための勉強方法」
「エンジニア転職に必要なこと」
「エンジニア転職を優位にする方法」
を紹介していきます。
文系編集者が、実際どうなの?を聞いてきました!
オンラインマンツーマンレッスンに定評のある侍エンジニアで、広報担当の赤松様。
エンジニアの養成のみならずその後の転職まで広くノウハウを持つ侍エンジニアの広報として、エンジニア業界の高い専門性と深い知見をお持ちです。
実際に、未経験からエンジニアへの転職サポートも行っている侍エンジニアさんに、エンジニアに関する様々な話をたくさん伺うことができました。
エンジニアに限らず転職は経験者採用が当たり前であり、
すぐに現場に出せる経験豊富な“即戦力“としてのエンジニアを企業は求めています。
新卒には研修など育成期間がありますが、中途の場合は研修があるわけでもなく、
育成に時間と人手を掛けられる余裕がない企業が多いのも現実です。
このことだけを考えるとやはり
「未経験でエンジニアになるのは難しい」
と言われていることにも頷けます。
また、エンジニアと言っても様々な種類があります。
まずはそれぞれの仕事内容をよく理解し
「自分はどのエンジニアとして働きたいのか?」
「未経験からでも採用されやすいエンジニアは?」
などIT業界の経験は無くとも業界知識だけでも身につけておきましょう。
ちなみに
WEBサイトはシステムエンジニアやプログラマーが開発しています。
未経験からの場合はプログラマーとして入社しシステムエンジニアにキャリアアップする方法が一般的です。
平成28年6月に経済産業省が公表した『IT人材の最新動向と将来推計に関する調査』では、
IT人材の需要が供給を上回り2030年には最大で
約79万人のIT人材不足
が試算されていました。
下記のグラフは経済産業省が2019年3月に公表したものです。
※参照:経済産業省「IT人材需給に関する主な試算結果①②③の対比」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
労働生産性上昇率を「0.7%」として、IT需要の伸びを「低位(1%)中位(約5~2%)高位(約9~3%)」と条件を変えた場合の人材不足数をそれぞれ試算したグラフ
IT需要が伸びれば伸びるほどに
不足人数が約16万人→約45万人→約79万人と上がっていきます。
実際にIT業界は急成長しているにもかかわらず、業界の成長に見合ったエンジニアの人数は足りていない状況が続いているため
今後もエンジニアの需要自体は非常に高いものであることが推測されます。
ここ数年の売り手市場も相まって
人材不足であるIT業界は未経験からでも採用されやすい傾向にありました。
しかし、いくら人材不足だからといって
何もできない人をとりあえず採用している訳ではないのです。
仮に運良くエンジニアとして採用されたとしても入社後に右も左も分からず困るのはあなた自身です。
入社後すぐに即戦力として働けるエンジニアになるためには、独学なり、プログラミングスクールに通うなりして
プログラミングの基礎から自分で勉強をする必要があります。
では、自力でエンジニアを目指す方法として「独学」「プログラミングスクール」の2つを次で詳しく説明します。
プログラミングの独学は未経験や、文系出身でも可能ですか。
はい。文系理系関係なく学んでいただくことが可能です!
エンジニアになるためにプログラミングの基礎から学習する方法として
「独学」と「プログラミングスクール」
があります。
それぞれの勉強法のメリット・デメリットを交えながら説明させていただきます。
独学でプログラミングを学習するためには
本やインターネットを活用してプログラミングの基礎を勉強していくことが一般的です。
メリット
デメリット
どんな人が独学に向いていて、逆に独学に向いていないのでしょうか。
独学には個人差があるので一概にいないのですが一般的には、以下ができる人だと言われています。
■ 規則やルールを素直に受け入れる
■ 妥協しない
■ 時間がある
■ 自分で調べることができる人
■ 目標が明確な方
上記ではない方は基本的にスクールをおすすめします
プログラミングスクールで講師に教えてもらいながらプログラミングの学習を進めていく方法です。
プログラミングスクールには
在宅で学習できる「オンラインスクール」と
通学型の「オフラインスクール」があり、
中には就職・転職支援まで行っているスクールもあります。
メリット
デメリット
「独学」と「プログラミングスクール」それぞれにメリット・デメリットがあります。
簡単にまとめると
と、自分の性格や現職との兼ね合い、経済的要因等を総合的に判断して、
どちらかを選ぶべきであると言えるでしょう。
※引用:侍エンジニア塾 https://www.sejuku.net/features/?cid=lp_lp_top_tofeature
プログラミングスクール「侍エンジニア塾」によるとプログラミング習得までに必要な時間はこのようになっています。
もちろん個人差もあり、スクールが一番優れているということでもなく
独学が向いている人は自分なりに効率良く学習を進めていけます。
それぞれの特徴を理解したうえで自分に合った勉強法でプログラミング習得を目指しましょう。
プログラミングスクールに通う利点は他に何かありますか?
侍エンジニア塾なら上記のスクールのメリットに加え、
■ 一部コースをのぞき、オーダーメイドカリキュラムで学習ができる(特定のコースがない)
■ オンライン型
■ 途中離脱率が2.1%※1
■ 転職成功率が99%※2
■ 専属マンツーマンで学習を徹底サポート
という侍エンジニアならではのメリットがたくさんあります!
※1 2021/10~2022/3の期間にて挫折が理由で学習を途中で辞退された方の割合
※2 所定の学習完了および、転職活動をされた方に対する割合(2021年1月〜2022年6月集計)
侍エンジニア公式サイトhttps://www.sejuku.net
エンジニアとして転職をするときに、「IT業界の知識を持つ」「プログラミングを学習する」
ことが必要であるとお話してきましたが、あともう一つ必要な事があります。
エンジニアとしてのポートフォリオ(成果物)を準備することです。
エンジニアへの転職活動をするにあたって履歴書のほかに必要なものは何ですか。
・履歴書
・職務経歴書(スキルシート)
・ポートフォリオ
この3つがあれば問題ありません!
侍エンジニアならポートフォリオ作成までサポートしますよ!
ポートフォリオはアプリやWebサイト等のオリジナル作品を作成し、エンジニアとして自分が戦力になることを証明するものです。
仕事に対する“やる気”や“熱意”を伝えるために非常に有効です。
同じエンジニア未経験者がライバルにいた場合、ポートフォリオのある・なしで採用可否が分かれる可能性が高いです。
就職・転職活動を少しでも有利に進めていくためにポートフォリオを作成しましょう!
独学ならこれまでに学習したことから自分なりに作ってみる。
プログラミングスクールの場合は、学習プログラム内でポートフォリオの作成までをサポートしてくれる場合も少なくないので
スクール選びの際にはプログラム内容の確認もしっかりしておきましょう。
フリーランスとしてエンジニアを目指す場合は資格がなくてもいいですが、
転職をして企業所属のエンジニアになりたい場合は資格があることでスキルの証明となり評価が高くなります。
また、資格を取得したことで未経験からであっても仕事への意欲をアピールすることができ、
プラスの印象を持たれるので、特に未経験者の場合は資格取得が有効と考えて間違いないです。
資格は転職で有利になりますか。
業務未経験の方にとって分かりやすい証明になるのが資格なので、あったほうが良いです。
エンジニアに有利となるIT関連の資格は色々あるので
どの資格を取得するべきか?と悩む人も多いでしょう。
IT関連資格は大きく分けて“国家資格”と“ベンダー資格”があります。
これからおすすめの国家資格・ベンダー資格を紹介するので、どの資格を取得するべきか検討してみましょう。
国家資格は一定の学力・スキル水準が必要なため取得するのが難しいですが、社会的な信用・信頼度が高い資格であるため転職やキャリアアップに優位に働くことがあります。
ITパスポート試験はIT系国家資格の代表格であり、
ITに関する基礎的な知識を証明できる初心者向けの資格です。
IT系国家資格の中では比較的合格しやすいレベルの試験であるため幅広い層から人気があります。
IT系入門資格といった位置づけであるため独学でも十分合格を目指せます。
◆受験資格:特になし
◆受験料:5,700円
◆合格率:65.2%(令和2年4月度~8月度累計)
基本情報技術者試験も初心者向け資格であり、
ITエンジニアとしての基礎的な知識・スキルを証明できるITエンジニアの登竜門的資格です。
合格率は約25%と低めですが、
ITパスポート試験や基本情報技術者試験の更に上級資格である、
応用情報技術者等に繋がる資格試験であり、
基本情報技術者資格を取得しておくことで、
ITエンジニアとしてステップアップを目指せ将来的には年収アップにも繋げられるでしょう。
◆受験資格:特になし
◆受験料:5,700円
◆合格率:25.7%(令和元年)
ベンダー資格は企業(ソフトウェアメーカーなど)が認定している民間資格であり、
各企業の自社製品に関する知識やスキルが測れる資格です。
実務スキルが測れるため、
転職先企業が使う製品のベンダー資格を取得していれば即戦力として評価される可能性も高くあります。
マイクロソフト認定資格は、マイクロソフト製品の実践的スキル・知識を証明することができる
全世界に通用するITエンジニア向けの資格です。
マイクロソフト認定資格はグレードと難易度が分かれており、
易しいレベルから「MAT」「MCSA」「MCSD」「MCSE」があります。
マイクロソフト製品を利用して開発している企業なら活かせる場面が多い資格なので、
利用しているサーバー・製品など自分に合ったグレードの資格を選んで受験しましょう。
◆受験資格:「MAT」「MCSA」は特になし
◆受験料:試験ごとに異なる(※目安:「MTA」14,040円)
◆合格ライン:70%程度
オラクルマスターは、日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱うための技術力を認定する資格です。
データベース系言語(SQLなど)はWebサイトやアプリ開発などに必要となるため、
これらの開発に携わりたい人はオラクルマスター資格がオススメです。
試験レベルはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4レベルに分かれており、ブロンズから順に受験することとなります。
オラクル認定試験にはJava資格などもあるので、エンジニアを目指す人は併せて検討してみてもいいでしょう。
◆受験資格:特になし(※ブロンズから順番に取得していく必要がある)
◆受験料:会場試験 28,728円/オンライン試験 14,688円
◆合格ライン:試験によって異なるが60%~
未経験や異業種からエンジニアに就職・転職することは可能ですが、
ポートフォリオ等経験の証明が必要な転職の場合は未経験では難しいこともあります。
独学やプログラミングスクールを活用してプログラミングを習得すること、
何かしらの方法でポートフォリオを作り転職活動を行うことが望ましいです。
そして、プラスαのアピール材料としてIT関連資格を取得することで
エンジニアとして転職しやすいだけでなく将来的にキャリアアップに繋がるので頑張ってみましょう!
これからエンジニアを目指す人の参考にしていただけたら幸いです。