【作:カマンベールはる坊さん】
コロナ禍による収入減少や不安定な雇用情勢の中、将来の不安から副業をスタートする方が増えています。
本業以外の仕事を行い年収アップにトライできる副業は、インターネットで検索すれば様々な副業を見つけることができます。
リモートワークの時間の有効活用もでき、スキルアップにつながる副業ですが、自身の得意分野やスキルを活かして収入アップに成功する人がいる一方で、失敗する人も少なくありません。
今回は、失敗しがちな副業の罠や本業と副業の両立の失敗を防ぐ方法、副業に向いている人について紹介します。
あわせて副業よりも収入アップにつながる方法についてもお伝えします。
年収アップを目指している人やこれから副業を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
正社員で8時間の労働をしながら、さらに仕事を増やして副業をするのは体力的にも精神的にもきついことです。
副業をしなければいけない理由や背景は様々ですが「副業を始めよう!」と思うときはどんなタイミングで訪れるのでしょうか?
主に以下のタイミングで副業を始める方が多いようです。
人によって様々ですが、今の仕事や経済面の不満、将来の不安から収入アップを目指し副業を選ばれています。
また、得意分野やスキルの活用や今働いている職場を辞めて独立を目指している方など副業で経験を積み、キャリアアップにつなげたい方も多くいらっしゃいます。
副業を始めた方の中には、本業の収入を上回る程稼ぎ成功する人や成功して副業が本業になってしまった人。
また、先述したように副業によって体調を崩してしまった人と、成功する人と失敗する人がいます。
では、成功する人と失敗する人の分かれ道はどこにあるのでしょうか。
副業をしている方の“失敗あるある”から、失敗の要因をみてみましょう。
副業の失敗あるあるで目立ったのは、副業を始めたことによる体調不良や本業への影響です。
副業が楽しくなったり軌道に乗ってきたりと、本業よりも副業の方へ熱意を傾けてしまった結果、本業に支障が出るほどになってしまう…という副業の罠に陥ってしまうのです。
8時間の仕事から帰った後、さらに副業で仕事をするとなると体力面での負担は大きいですよね。
副業で失敗する人の多くは、本業と副業をうまく両立できなかったという背景があります。
本業をやりつつ副業でも成功したい場合は、双方の仕事のバランスをうまくとることが大切です。
どうすれば本業と副業のバランスをうまくとり、副業の罠に陥らないようできるのでしょうか。
それにはこれからお伝えする、失敗を防ぐ3つの工夫が重要になります。
では、本業と副業の両立で失敗しない方法をみていきましょう。
まずは、「なぜ副業をしたいのか?」「何をゴールにするか」を明確にすることが大切です。
収入を増やしたい場合は、ただ漠然と始めるのではなく「〇〇万円増やしたいから」と明確な目標を設定しましょう。
収入は少なくても人脈を増やしたい人やスキルアップしたい人、将来独立を目指す人など、人によってゴール目標は異なりますが、目標を明確にしておくと、本業への支障を少なくモチベーション維持が可能になります。
明確な目標がなく今よりも収入を増やしたいと考えている人は、自分の得意分野やスキルを活かし、かつ自分ができる範囲で副業を行いましょう。
今の力量以上の仕事を増やしてしまうと、本業への支障が出るだけでなく副業でも行き詰まりかねません。
あくまでも“副業”としてするなら、本業をスケジュールの軸として、その隙間に副業を行うなど計画的に働くようにしましょう。
また、負担にならないようにノルマのない案件や時間調整しやすい案件を選ぶのもおすすめです。
「本業のスキマに副業をして稼ごう」と、業務に充てる時間をあやふやにすると失敗の原因になります。
本業に影響のない範囲で副業をするなら、時間や労力を使い過ぎないように休みの日に作業をしたり、何時から何時としっかり稼働時間を決めたりと、本業と副業、休日を分けメリハリをつけることが大切です。
本業と副業のパワーバランスを考えて副業を選ぼう
先述したように、うまくバランスをとりながら副業をしている人は本業と副業の両立に成功できる可能性が高いですが、一方で失敗する人は、そもそも副業が向いていないタイプのかもしれません。
副業に向いていない人は以下のようなタイプです。
これまでのキャリアやスキルがあり専門性に長けている人で収入アップを望む人は、副業よりも転職を検討した方が◎
副業となるとゼロからスタートしなければいけませんので、始めた頃は仕事の依頼も少なく単価も安い仕事しかないでしょう。
せっかく副業を始めたものの、軌道に乗るまで長い時間がかかるため、思っていたよりも稼げないという事実に気付くと副業への熱意が失われることに…
収入アップよりも労力を費やすことになるため、今の会社よりも好条件での転職活動をした方が、収入アップにつながる可能性が高いです。
今の仕事が好きで、役職やポジションに満足されている方は副業に向いていません。
今の仕事に満足されている方は、副業への熱意がどうしても低くなってしまいます。
副業といえども仕事なので、中途半端な内容では評価されません。
「少し収入を増やしたいから」という理由で副業を考えるなら、資格取得やスキルアップを図り、本業で収入アップを目指した方が良いでしょう。
副業は、あくまでも本業の傍らに行うものです。
継続した収入アップや会社員として安定した雇用を望む場合は、本業のキャリアアップを目指した方が良いでしょう。
副業で労力と時間を費やすなら、キャリアアップを目指して転職活動に注力したほうが収入アップにもつながるでしょう。
会社に依存せず個人の力で稼ぎたい!人、将来独立を目指し本業から副業メインにシフトチェンジしたい人は副業に向いている
本業と副業の両立は想像以上にしんどいものです。
打ち合わせや納期などのスケジュール管理だけでなく、副業先とのやり取りも本業の合間にしなければいけません。
副業は収入を増やしたりスキルアップに有効な手段ですが、目先の収入アップだけを考えると失敗のもと。
今は様々なクラウドソーシングが多く存在し、副業を見つけるのも簡単になりました。
エンジニアやライター、単発の案件まで様々ですが、案件を継続し収入を得るにはそれなりの労力や時間が必要です。
例えば、本業の毎月の収入に+5万円を目指して副業をしたとしても、ずっと仕事があるわけではなく継続されるとは限らないからです。
+5万円の収入アップを自分のノルマにしてしまうと、必死で案件を探さなくてはいけませんし仕事量も増やさなくてはいけません。
本業の傍らに行う副業は不安定なものと理解し、負担にならないようにするには転職をおすすめします。
また、今働いている職場の給与水準が低い場合、このまま働き続けても収入アップは望めません。
転職によって自身のスキルとキャリアを評価してくれる新しい職場を見つける方が、時間と労力の負担も少なく収入アップが成功する可能性は高いでしょう。
収入アップのために本業に支障をきたす程、副業に注力するなら転職活動で自分に合った転職先を見つけた方が◎
いかがでしたでしょうか?
失敗しがちな副業の罠や本業と副業の両立の失敗を防ぐ方法、副業に向いている人についてお伝えしました。
副業で失敗してしまった方も副業で身に着けた経験やスキルは、将来の糧になります。
自分の得意分野や興味のあることが活かせる副業があれば、無理のない範囲でチャレンジしてみるのも良いでしょう。
副業の経験は、これからのキャリアや収入に好影響をもたらす可能性も高いですし、転職を選ばれた方にとっても転職先の幅を広げるチャンスにもなります。
このようにキャリアプランを意識し、副業だけではなく転職も視野にいれて検討してみましょう。