お客様とのコミュニケーションを基本に成り立つ小売業・販売業・接客業には、役立つ資格がたくさんあります。
資格を持っていると、スキルアップや就職・転職の際にアピールすることができ、有資格者は給与がプラスされるなど、有利になることも多いです。
今回は、今販売職に就いている方やこれから目指そうと思っている方へ、おすすめの資格を紹介します。
「資格がなくてもOKなのに、わざわざ資格を取る必要があるの?」と思う人もいるかもしれません。
資格を取得するメリットはとても大きいのです。
資格を取得するメリット
「ワンランク上の販売員になりたい」「販売職で上を目指したい」と思っている方には是非、資格取得がおすすめです。
資格を取得し、販売力・接客力をアップさせましょう。
販売業、接客業、サービス業の人におすすめの資格を紹介します。
検定 | 向いている業界 | おすすめポイント |
---|---|---|
販売士(リテールマーケティング) | すべてのサービス業 | 人気・知名度が高い。5年更新 |
接客サービスマナー検定 | エアライン、ホテル、ブライダル、化粧品 | 学生も受けられる |
レストランサービス技能検定 | 飲食店 | 国家資格 |
接客販売技能士 | ファッション、ギフト | 国家取得 |
JASPAセールスプロフェッショナル資格 | ファッション、宝飾、時計 | 勤務5年以上のベテランだけが受けられる |
ファッション販売能力検定 | ファッション | 百貨店やアパレルで知名度が高い |
カラーコーディネーター | ファッション、化粧品 | 売り場づくりにも役立つ |
TOEIC | すべてのサービス業 | もはや必須レベル |
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
販売士は、商工会議所主催の検定資格です。30年以上前から実施されている歴史ある検定資格で、小売店における「販売のプロ」を育成するためのノウハウが学べます。
具体的にはスーパー、百貨店、衣料品、家電量販店など、様々なお店で役立つ販売知識と経営計画について幅広く網羅されています。
接客だけでなく、経営についても学びたいという方に特におすすめです。
5年ごとに更新の必要があります。
接客サービスマナー検定はホテル、ブライダル、化粧品販売など様々なサービス業で活かせる資格です。お客様に上質なサービスを提供するため、好印象を持ってもらうための作法やビジネスマナーを習得することが目的です。
実際に接客サービスをおこなっている方ほもちろんこれから就職を考えている方にも役立つ内容のため、近年学生の受験者数が増えています。
参照:NPO法人日本サービスマナー協会『接客サービスマナー検定』
飲食店で働く接客業におすすめの資格には、レストランサービス技能検定があります。
一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会が主催するホテル・レストランなど食事や飲料に関するサービス技能を有する人のための国家資格です。
「公衆衛生」「料飲一般の知識」「安全管理」やテーブルマナーなど、料理に関する幅広い知識を身につけることができます。
3~1級の3つのレベルに分かれており、筆記試験と実技試験があります。
誰でも受けられるわけではなく受験資格があるので注意してください。
参照:2023年度レストランサービス技能検定『受検の手引き』
接客販売技能検定は、2017年度より厚生労働大臣から指定試験機関として認定された小売業界初の国家資格です。
合格すると「接客販売技能士」に認定されます。まだ歴史は浅いですが、国家資格なので取得のメリットはとても大きいです。
内容も実践的なものばかりなので、スキルアップのため知識を再確認するためにも最適な資格といえるでしょう。
受験科目はレディスファッション販売、メンズファッション販売、ギフト販売の全3種。それぞれ1~3級に分かれています。
試験は筆記試験と実技試験です。
いずれも販売・接客をおこなう上で実践に役立つ内容ばかりです。
参照:接客販売技能検定
一般社団法人日本プロフェッショナル販売員協会(JASPA)主催の民間資格で、販売員の能力向上や長期的キャリアモデルの形成を目的とした資格です。
これまで販売員の実力=売上と評価されていたものを、そこまでに至るプロセスや販売員のコミュニケーション能力など売上以外の部分にスポットを当て、販売員を評価できるようにと2019年に新しく創設されました。
試験は筆記試験と実技試験があります。
受検するには、5年以上の実務経験が必要です。誰でも受けられるわけではありません。
取得すれば販売員のロールモデルとして活躍できる、今後注目すべき資格のひとつです。
日本ファッション教育振興協会が主催するファッション販売能力検定。接客販売スキルやショップ運営などに必要な知識を習得し、能力向上を目的とした民間の資格です。
百貨店などアパレル業界では知名度の高い資格で、販売スキルを磨きたい、マネジメントについて学びたいという方におすすめです。
2級と3級の試験はA科目(130問)とB科目(170問)で構成されています。
1級の出題範囲はマネジメント向けなので、30代からの受験者が多くの割合を占めています。
カラーコーディネーターは、仕事やプライベートで活かせる色彩の知識を学ぶ検定資格です。例えば商品ディスプレイの際に色彩を活用して目立つ陳列をおこなったり、色彩知識を活用した商品コーディネートを提案するなど、色は販売・接客(サービス業)の仕事ではかなり身近な存在といえます。
スタンダードクラスとアドバンスクラスがあり、それぞれ100点満点中70点取得で合格です。
最近では都心に限らず、郊外のお店にも外国客は増えています。そこでおすすめなのが世界共通の評価システム、TOEICです。TOEICは「国際コミュニケーション英語能力テスト」として世界中で活用されており、問題もすべて英語、検定結果の公平性がしっかり保たれていて信頼度がとても高いです。
また今後、販売・接客(サービス業)から転職することがあったとしても、面接等で必ずプラスとなるでしょう。
今回は販売・接客(サービス業)に役立つ資格を8つご紹介しました。
ご自身の仕事に役立ちそうな資格はありましたか?どの資格もテキストや講座がたくさんあり、仕事をしながらでも取得を目指すことができます。
ワンランク上のキャリアを目指して、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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