【作:くららさん】
何か突出したスキルがあるわけでもなく、今まで専門的な技術を学んだ経験もない。このままではキャリアアップも見込めず、昇給の望みも薄いまま、ただ定年まで勤め上げなければいけないのかな…そんな自分の現状に気づいてしまった…。
転職やキャリアアップには資格取得がおすすめ!とは、よく聞く話。自分には何の取り柄もないから、転職なんてできるわけない…と考えて、ただ流されるままに転職を諦める方って結構多いのです。
もしその会社に必要な資格を持っていれば「資格手当」が支給されるところもあります。資格を持つことで企業にとってはあなたは貴重な人材とみなされると昇給のチャンスも出てくるの可能性があります。
転職に有利な資格、手に職をつけられる資格、キャリア形成に有効な資格…一言で『資格』といっても、自分がどうなりたいかで有用な資格は様々です。資格を取るなら『使える資格』を取らなければ意味がない!というわけで、働きながら取れる『使える資格』を紹介します。
男性・女性別におすすめの資格も紹介しているので必見です。
これらの他にも多様な国家資格があります。自分の得意な分野や、興味のある分野に当てはまるものがないか、調べてみてはいかがでしょうか。
メリット
デメリット
働きながら資格を取るメリットは、キャリアアップやキャリアチェンジ、昇給、将来性に幅が出るなどの仕事に対するメリットの他、資金面でも不安がなく済みます。
その代わり、やはり通勤時間や帰宅後、休日など仕事の合間に勉強しなければならず、時間が取りづらい・休日が減ってストレスがたまるといったデメリットもあります。
また、現在仕事があることで生活費など資金面には困らないし、動かなければ安定を保てるため、変化に尻込みをしていつまでもダラダラと勉強を続けてしまうという人もいます。
資格を取ること自体にはデメリットは特に考えられないので、空いた時間をどううまく使い、いかに効率的な勉強ができるかがカギになるでしょう。
働きながら資格を取りたい。でも独学だと限られた時間内に効率的に勉強をするのは結構コツが要ります。
とはいえ、働きながらだとセミナーやスクールに通い続けるのもなかなか難しいですよね。そういう方には、こんな勉強法をおすすめします。
通信講座は資格取得でも人気の勉強法で、かなり多くの方が利用しています。最近ではネットで講座を受講するところもあったりして、テキストなども充実しているため、独学よりもメリハリをつけて学ぶことができると思います。
独学よりは費用がかかってしまいますが、そもそも資格が取れないことには意味がないので、独学で勉強するのが苦手という方は思い切って利用して損はないと思います。
また、派遣や転職エージェントなどでは資格取得支援を行っているところもあります。登録・紹介を受ければ費用割引サービスが適用されたり、紹介された企業で働きながら支援を受けられる求人を取り扱っているところもあるので、経験を積みながら資格取得も可能です。
特に介護や技術職、サービス業などの業界では資格取得支援付き求人を扱う企業もあるので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。
資格といえばまず真っ先に上がるのが
これらだと思います。確かに働きながら取るにはとても取りやすい資格だし、履歴書にも書ける資格です。けれど、これらがスキルとして泊がつくのは新卒、よくて第二新卒までだと言いたいです。
中途採用で求められるものは、新卒や第二新卒にはないもの…即戦力になる知識と経験です。これらの資格がなければ雇わないと明記されている職種や企業なら別ですが、そうでないなら資格があろうがなかろうが、経験と知識が優れている人が採用されるのです。
わざわざ貴重なお金と時間を費やしてまで、取得するだけの意味はあまり感じられません。もちろん、新卒の方やこの資格があることで職能給がプラスされるという方、一般事務から経理や医療事務にキャリアチェンジしたいという理由があるなら、損はない資格です。
次のキャリアのために資格を取りたいけれど、どんな資格がいいのかと悩んでいる方は、まず自分がどうなりたいか将来のビジョンを明確にすることから始めてください。
闇雲に、ただ人気だから。ネットや友人にこれがいいと進められたから。と曖昧な気持ちで資格を取るのは良策と言えません。
後々いざ転職やキャリアアップしようと思った時に、せっかくの資格をうまく使いこなせない。どうアピールしたらいいのか分からないと、宝の持ち腐れになりかねません。
手に職をつけて、年をとっても続けられる仕事がしたい。
将来、独立開業したい。フリーランスで自分のペースで仕事したい。
そんな夢に対して、どんな資格を取れば実現できるのか、しっかりとプランを組み立てれば自ずと必要な資格は決まるでしょうし、その資格をどのように利用すれば自分の武器になるのかアピールもできるはずです。
資格にも公的なものから民間団体が運営を行うものまで、様々なものがあります。数え切れないくらいある資格の中で、転職に有利なのは?となれば、やはり国家資格でしょう。
資格は採用側に役に立つと認識されてスキルとみなされます。そのため、民営のものだと国家資格に比べて軽んじられる傾向にあると言わざるを得ません。逆に国家資格は取得が難しいものも多いため、それだけで泊がつくという利点があるのです。
カラーコーディネーター検定やネイリスト検定、アロマテラピー検定など、デザイン系・IT系・ビューティー系の民営資格も最近では人気がありますが、企業向けに取るにはあまり意味がないと言わざるを得ません。
ただし個人向けのサロンを経営したいというのであれば、ある程度は宣伝としてうまく使える可能性はありますし、また講座で得た知識は自分次第で仕事に活かすことはできるでしょう。
転職に活かせる資格を探しているのなら、やはり国家資格がおすすめです。
資格があれば転職や昇進などに役立つのは分かるけど、実際に数え切れないほどある資格からどれを選べばいいのか分からない。
そんな風に考える方は、周囲に言われるまま。またネット記事に書かれるまま、「人気の資格」に飛びついて、後々これって意味ある?という結果に陥りがちです。根本的に本末転倒になっていて、そもそも資格は自分に泊をつけるツールであり、あなたがうまく使うべきものです。
どう使えばより有効に使えるかは、まずあなたが今後どうなりたいかに大きく関わってきます。まずは資格を取る前に、自分の今後のキャリアプランをしっかり考えてみてください。
そうすれば、自ずと今自分にどんな資格が必要なのかが明確になるでしょう。