皆さんの会社にはどんな上司がいるでしょうか?
【作:アトリエNKTさん】
優しい上司、仕事のできる上司、厳しい上司、仕事ができない上司などいろんな人が会社にはいます。
例えば仕事ができてなおかつ優しいというような尊敬できる上司が直属の上司になったら誰もがうれしいですよね。毎日の仕事のモチベーションが上がること間違いなしです。
でも、仕事ができなかったりと尊敬できる部分があまりない上司ももちろんいますが、会社は組織ですからそういった人とも上手に付き合わなければいけません。
ただし仕事における最初の数年間というのは仕事の進め方や価値観などに大きな影響を与える時期です。
また、尊敬できない上司をもつと尊敬していませんから、自分の中で上下関係が逆転してします。
ただ組織という中でその人に仕事を任せられたり、何らかを指示または命令されることもあるため、そんな上司に不満を持つことになり、転職を考える動機になります。
そこでこの記事では、尊敬できない上司とどうしたらうまく付き合っていけるか、というお悩みを改善する方法をご紹介していきます。
上司を尊敬できない理由のうち、多くの人が抱えている理由は以下の5個です。
あなたの悩みに該当するものはありますか?
指示が正確でない上司は尊敬できないですよね。
質問をしたら自分で考えろ、聞かずにやったら勝手なことするなといった支離滅裂な上司に出会ったことはありますでしょうか。
確かに自分で考えずに質問するのは失礼ですし、わからないのに勝手に進めてしまうのはご法度です。
ただ自分で考えてもわからないから聞くのでそれに対して答えないのに勝手にやるなというのはお門違いなのです。
こういった上司は尊敬するに値しません。
上司は残っていると部下は帰りにくいものです。
仕事が多いときは仕方ないですが、やはり現場として残業体質になるのは望ましくないですし、現場として作業量が多すぎる場合、きちんと上に掛け合って適正な仕事量に調整する上司が尊敬できます。
そのため残業ばかりしている上司だと尊敬できないものです。
仕事の進め方が下手だったり、業務知識が浅はかだったり、ミスが多かったりと様々なタイプがいましたが、総じて仕事ができない上司を尊敬することはありません。
口が悪いけど仕事ができる、出退勤は不真面目だけど仕事はできるということであれば良くはないものの仕事の進め方などは学ぶべき部分があるかもしれません。
ただ仕事ができないというのは会社員の上司として一番致命的なポイントだと感じるでしょう。
昨今、日本で問題となっているたばこ休憩をよくする上司は尊敬できません。
1度行くと20分ほどいなくなりますし、一日に何度もあることから社内から喫煙所が削除された会社もあります。
仕事をする場で普通のまじめな社員よりもたくさん休む時間を取っているおり、不公平との考えがあるからです。
そのためタバコを吸っていない社員からしたらあの上司またタバコ吸いに行って休憩しているとらえられるわけです。
したがってタバコ休憩が多い上司はサボっているように感じられます。
男性の上司だと若い女性社員にのみ優しかったり、女性の上司だと若い男性社員にのみ優しいといった人によって接し方が大きく変わる上司がいます。
もちろん人間ですから、見た目の好み、性格の好み、仕事のできるできないといった特徴が部下にもあり、好き嫌いが出るのは仕方ないかもしれません。
ただそこで露骨に態度を変えられてしまっては変えられた側はいい気分はしません。
可能な限りで平等な目線で見てくれるほうが尊敬しやすいですよね。
尊敬できる上司にはどのような特徴があるのでしょうか?まわりにいる尊敬できない上司と比較してみてください。
仕事ができる上司はそれだけで頼りになります。
仕事の方針を定めたり進めるための決断力があり、わからない部分を聞きに行ったときに解答をもっており提示してくれる上司は非常に心強いです。
また仕事の知識もさることながら進め方などにも違いがあるはずです。
資料管理やデータの保存などでエクセル一つとってもVBAを利用するなど仕事ができる人は作業そのものが早いので、可能な範囲で作業を自動化している人が多いです。
こういった部分においても仕事ができる人からは吸収できるものが多いです。
上司が帰らないから帰れない。こういった経験今までにないでしょうか。
だんだんとワークライフバランスが定着して、国として明確に残業を減らすように働きかけてはいるもののやはり上司よりも先に帰ると小言を言う人もいます。
そんな中自分のやるべき仕事を終え、さっと定時に上がりお前らも早く上がれよと言ってくれる上司がいたらどうでしょうか。
自分たちもプライベートの時間を充実させられるようになり、そんな上司になりたいと考えますよね。
仕事には成功もあれば失敗もあります。
こういった際に問題になるのは失敗、ミスが起きてしまった時。
このミスの責任を背負ってくれる上司なのか部下にミスを押し付ける上司なのかで見方が変わります。
そんな時にミスを背負ってくれて一緒に謝ってくれる上司は尊敬に値します。
最近はワークライフバランスが重視されており、仕事だけでなく私生活も重視されている時代です。
そのため上司にはワークライフランスが保たれている姿を見せてもらいたいのです。
いずれ働いていけば自分が上司の立場となる可能性がありますから、未来の指標であってほしいのです。
そのため休日は子供と遊んで充実していたなどを聞かせてくれて仕事ができる人だと仕事もプライベートも充実させることができるのだなと感じることがでます。
暴言は自分であってもなくても聞いていて気分の良いものではありません。
仕事において怒ると叱るは違うといわれていますが、ミスがあったり気に入らないことがあると怒る上司ももちろんいます。
そんな時になぜダメだったのかを感情的にならずに叱ってくれてより良い方向へ伸ばそうとしてくれる上司もいます。
時には叱ることも必要ですが、そんな時に感情的に起こるのではなく叱ってくれる上司だと信頼できる人だと感じます。
尊敬できない上司から吸収できることはないと知りましょう。
仕事を上司に振られることはありますので、その仕事はまず完ぺきにこなさなければいけません。
ただ仕事を進めるうえでのアドバイスなどをまともに聞く必要はありません。
なぜなら尊敬できない上司からのアドバイスを聞いていてもその尊敬できない上司に自分がなってしまうからです。
可能であれば上司が変わるのがベストですが、上司が変わるまでその上司の機嫌を損ねないように仕事をこなし、尊敬できる上司を見つけその人のいいところを見て吸収する必要があります。
ただ、もし可能ならば尊敬できない上司のいいところを探しましょう。
何か一つくらいは長所があるはずなので、そこを見つけましょう。
そしてそこは尊敬できると思い、その部分だけ上司に伝わるような接し方を心がけます。
結果的にその上司に気に入ってもらえる可能性があり、当たりが強かった場合弱くなることも考えられます。
社内に敵を作る必要はありません。
可能な限り味方でいてもらえる努力はするべきです。
尊敬できない上司がいるために転職を検討することはありかなしかでいえばありです。
上司というのは未来の自分の姿になります。
尊敬できる上司の尊敬すべき部分は自分の中に吸収することで、尊敬していた姿に自分が近づいていきます。
逆に尊敬できない上司の場合、自分が尊敬されない上司に近づくことになります。
特に若いうちは仕事の進め方など上司の影響を受けやすい時期になります。
そういった時期に尊敬できない上司に出会ってしまうと、尊敬される上司になれないのです。
ただ、転職するのは体力も使いますし、収入も止まってしまうので比較的リスクが高いです。
もし、社内移動等で上司が定期的に変わる職場の場合、上司が変わるまで待つのもありです。
上司が尊敬できる人かどうかは運による部分が大きいです。上司が部下を選べないように部下も上司を選べないのです。
まれに選べることもありますが、部下から上司を選ぶというのはあまりないシチュエーションです。
そのため、いい上司に出会えないことも少なくありません。
安易に転職は考えるべきではありませんし、せっかく入社した会社で学べることは学ぶべきです。
ただ、尊敬できない上司のもとで働いていても自分の成長が遅くなるのは嫌ですよね。
上司が尊敬できないことで転職を考えているならば、転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
転職エージェントは利用者の希望を聞き、それに見合った案件を持ってきてくれます。
自分でハローワークや転職サイトで転職活動する手段もありますが、初めは自分の市場価値も見出しにくく、第三者視点から判断してもらえる転職エージェントは非常に便利です。
エージェントのコンサルタントは企業の内情も熟知していることが多く、一緒に働くこととなる同僚や上司、職場の雰囲気なども事前に確認してくれます。
環境を変えることでよい上司に巡り合える可能性があるので、転職も一つの手段として前向きに考えてみてはいかがでしょうか。