プロフィール
津田塾大学卒業後、公立図書館にて児童サービス担当者として勤務。日本の未来に不安を感じ2019年単身でカナダ・バンクーバーへ。保育士資格取得後、現地で保育士として勤務しながらライターとしても活動中。
昨今、日本人の間で海外移住への関心が高まっています。
でもいざ海外移住について検討してみると「どうして海外移住したほうがいいの?」「実際に移住するならどの国がいいの?」と疑問は尽きないと思います。
そこで今回は、実際に単身で海外移住を果たした著者が
を、単身女性/家族同伴/老後・定年後のパターン別に解説していきます。
海外移住を検討する際の参考になるかと思いますので、是非最後までお読みください。
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津田塾大学卒業後、公立図書館にて児童サービス担当者として勤務。日本の未来に不安を感じ2019年単身でカナダ・バンクーバーへ。保育士資格取得後、現地で保育士として勤務しながらライターとしても活動中。
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海外移住をおすすめする理由には以下の4つがあげられます。
海外移住をすることで、日本の経済成長の停滞や介護問題への備えができます。
内閣府によると、2019年時点での日本の高齢化率(65歳以上が人口に占める割合)は28.4%。総人口も減少し続けており、2053年には1億人を下回るともいわれています。(*)
人口減少と超高齢化社会により日本経済は縮小の一途をたどり、一人当たりの健康保険料や年金の負担額は増えていくことでしょう。
また年金の受給額は減少し、人手不足や費用の問題から介護を受けられない高齢者が増加していく恐れがあります。
一方で海外には、出生率が高く、今後も経済発展が見込める国が多くあります。
これらの国に移住することで資産を分散したり、介護問題を回避したりできる可能性があります。
*参考:内閣府『令和2年版高齢社会白書』
海外に移住して日本とは異なる環境で仕事や学習をすることで、スキルアップや教育水準のアップにつながる可能性があります。
海外で仕事をすると語学力が上がるのはもちろん、場合によってはその業界の最先端の現場で実務を積めたり、より責任の重い仕事を任されたりするかもしれません。
同じ仕事をしていても海外に出るだけで年収がアップすることもザラです。
女性の場合はジェンダーギャップの少ない国で働くことで、職場においてより公平に評価してもらえることも考えられます。
また、お子さんに与えられる教育環境も海外と日本では大きく異なります。
海外移住によって得られる教育的メリットは外国語習得によるアドバンテージだけではありません。
現在の全世界での教育界のトレンドは「従来の詰め込み型式教育から脱却し、批判的思考力や課題解決能力を養うための教育」ですが、日本の学校教育はその点でかなり遅れをとっており、教育予算もOECD加盟国中、最低レベルです。(*)
海外に出るだけで、行き先によってはお子さんの教育の質向上や、将来のキャリアの選択肢が広がることが期待できます。
*参考:OECD統計『Public spending on education』
海外移住は、自分の価値観やライフスタイルに合った社会で生活を始められるきっかけにもなります。
世界中には様々な気候、地形、ルールや社会システム、文化を持つ国・都市があります。自分の価値観や趣味にあった土地で生活をしたほうが、より快適に充実した人生を送ることができるのは当然です。
私にはトレイルランが趣味の日本人の友人がいますが、彼女は「走りたいから」という理由で、風光明美な山々にすぐアクセスできる都市・バンクーバーにやってきたといいます。
一方で私は「人権や多様性を尊重する国で暮らしたいけれど、寒い場所は嫌」という理由で、同じくバンクーバーを移住先にしました。
どの国・都市で暮らすか選択することは、「自分が人生において何を重視するか」という生き方の選択ともいえるでしょう。
条件付きにはなりますが、海外移住は資産家や投資家にとっては節税対策にもなり得ます。
海外には金融所得に対しては非課税の国や、投資家用ビザ制度をもつ国が多くあります。
不動産購入や一定金額以上の投資を行うと、長期滞在ビザや永住権をとることができるうえ、個人所得税率が一律となるなどのメリットがあります。
本章では、女性が1人で海外移住をする際にチェックしておきたいポイントとおすすめの国を紹介します。
単身女性の海外移住チェックポイント
女性が1人で移住する場合に考慮したいのがまずは治安の良さです。
世界でもトップレベルの安全な国・日本に暮らしていれば考えられないようなことが海外では起こり得ます。
少しでも安心して暮らせるよう、できるだけ治安のいい場所を選びましょう。
外務省の安全ホームページでは各国の犯罪発生状況などを確認できますので、移住先として気になっている国があれば目を通しておくことをおすすめします。
日本はまだまだ女性が「女性だから」という理由で、正当な社会的評価を受けられなかったり、出産・子育てのためにキャリアを諦めたりしなくてはならない現実があります。
海外移住は、そんな男尊女卑的社会から抜け出す方法のひとつです。
世界経済フォーラムが毎年発表を行なっている各国の「ジェンダー・ギャップ指数」というものがあります。「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野においての男女間格差をはかるものです。
「ジェンダー・ギャップ指数」上位国も発表されているため、移住先を検討するうえでひとつの判断材料になりそうです。
ちなみに2022年、日本はこのランキングで146各国中116位。先進国では最低レベルでした。
上記でご紹介しましたチェックポイントに加えて、「在住する日本人数」と「滞在ビザの取りやすさ」を考慮したうえで私が単身女性におすすめする移住先は以下の3国です。
単身女性の移住におすすめの国
ニュージーランド
治安 | 比較的良いですが、2019年に起きたクライストチャーチでのテロ事件も記憶に新しく、国家のテロ脅威度は中程度とされています。 |
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ジェンダーギャップ | 4位 |
国別在住日本人数(順位) | 19,730人(15位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | 日本人はワーキングホリデービザやポストスタディワークビザ(ある一定の学校を卒業すると獲得できる労働ビザ)等が活用できるため、その後の就労ビザや永住権獲得につなげやすいといえます。 |
ドイツ
治安 | ヨーロッパ内では比較的良い方ですが、人口10万人当たりの犯罪発生件数は日本の約10倍という統計もでているので注意が必要です。 |
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ジェンダーギャップ | 10位 |
国別在住日本人数(順位) | 42,266人(8位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | 日本人はドイツでもワーキングホリデービザが取得できます。またフリーランサー・自営業の方のためのビザもあるため、例えばオンラインで日本の仕事をしながら長期滞在することも可能です。60ヶ月以上の納税を行うことで永住権申請が行えます。 |
カナダ
治安 | 比較的良いとされていますが、人口10万人あたりの犯罪発生率は日本の約12倍の水準です。 |
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ジェンダーギャップ | 25位 |
国別在住日本人数(順位) | 74,362人(5位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | ニュージーランドと同じく、日本人はワーキングホリデービザやポストグラデュエートワークビザ(ある一定の学校を卒業すると獲得できる労働ビザ)等が活用できるため、その後の就労ビザや永住権獲得につなげやすいといえます。カナダ政府は移民の受け入れにも積極的です。 |
*治安参考:外務省『海外安全ホームページ』
*ジェンダーギャップ参考:World Economic Forum『Global Gender Gap Report 2022 INSIGHT REPORT』July 2022
*国別在住日本人数(順位)参考:外務省『海外在留邦人数調査統計』令和4年10月1日現在
「教育移住」や「親子留学」という言葉が生まれるくらい、最近ではお子さんの教育のために家族で海を渡ることは珍しいことではなくなってきました。
家族で海外移住する場合のチェックポイントとおすすめの国は以下の通りです。
家族での海外移住チェックポイント
家族で海外へ拠点を移す場合、特に教育移住を検討中の方にとって一番大切な検討事項は移住先の「教育水準の高さ」でしょう。
海外を視野に入れてみると、「国際バカロレア」やホームスクール、現地の日本人学校、インターナショナルスクール、モンテッソーリやシュタイナーなど教育の選択肢は無数にでてきます。
教育移住をすることで、言語的アドバンテージだけでなく、批判的思考力や課題解決能力、対話力などの21世紀型教育を受けられる可能性が広がります。
お子さんの知的好奇心に応えられる国・教育方法を選択できるといいですね。
お子さんを海外で育てる場合、子育てのしやすさも気になるポイントです。
子ども手当や、産休・育休など子育てに直接影響する補助や制度はもちろん、子どもが病気になった時の休みの取りやすさなど周りの人々の雰囲気も大切です。
海外にでるとほとんどの国で、日本よりも子どもや子連れを温かい眼差しでみてくれたり助けてくれたりする人が多いと言われています。
上記の2項目に加えて、お子さんと海外移住するうえで大切な「治安」「往来にかかるフライト時間」「国別在住日本人数」「滞在ビザや永住権のとりやすさ」の4つのポイントを加えておすすめする国は以下の3つの国です。
家族での移住におすすめの国
マレーシア
教育水準の高さ | マレーシアでは英語使用頻度が高く、インターナショナルスクールも日本に比べるとかなり安価です。多民族国家であるため、多様性の尊重や他者理解を学ぶ機会も多く、グローバルに活躍できる人材育成に積極的といえます。 |
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子育てのしやすさ | マレーシアは子どもや子連れに対してもおおらかで優しい方が多く、子育てはしやすいです。ただ産休・育休は合計2ヶ月という短さで、多くのマレーシア人は親戚や祖父母にお子さんを預けることが多いようです。周りのサポートを得られないと働きながらの乳児・幼児の育児は難しいといえそうです。 |
フライト時間 | 約6時間半〜7時間半(東京⇄クアラルンプール直行便) |
治安 | 東南アジアの中では比較的いいほうですが、人口10万人あたりの強盗発生率は日本の約19倍ですので注意が必要です。日本のように子どもがひとり歩きすることは許されません。 |
国別在住日本人数(順位) | 24,545人(12位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | マレーシアでは外国人の子どもがマレーシアの学校に入学すると、その子どもの学生ビザとその保護者1人に対して滞在許可が発行されます。ただしその場合、保護者の就労は認められていません。マレーシアでの就労を希望する場合は現地の会社にスポンサーとなってもらい就労ビザを得るか、IT系業種のリモートワーカーやフリーランスが取得できるデジタルノマドビザの取得が必要になってくるでしょう。 |
オーストラリア
教育水準の高さ | 個性を尊重した、子どもひとりひとりの得意なものを伸ばす教育方針をとっています。子どもが自発的に考えて学べるよう、ディスカッション等も積極的に行われているということです。移民が多いことや植民地支配の歴史による反省からオーストラリアでは多様性の尊重や異文化理解も重要視されています。 |
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子育てのしやすさ | 出産や育児における政府からのサポートが手厚く、国民医療保険も充実しています。ただし、これらの制度の対象は永住権保持者に限られているのが残念なところではあります。 |
フライト時間 | 約9時間半(東京⇔シドニー直行便) |
治安 | 比較的いいですが、日本に比べると犯罪発生率は高いため注意が必要です。 |
国別在住日本人数(順位) | 94,942人(3位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | オーストラリアにもマレーシアと同じくオーストラリアで学ぶ子どもとその保護者に対して発行される「ガーディアンビザ」があります。ただしこちらも就労は不可。就労するには別途就労ビザが必要になります。反対に親が就労ビザなどを取得した場合は、子どもの同伴が許されます。 |
オランダ
教育水準の高さ | 「教育の自由」を重視するオランダでは日本のような学区はなく、様々な特色をもった学校があります。個性の尊重や自律性、協調性を育む方針のイエナプランも有名です。18歳まで公立・私立を問わず学費は無償。ただしインターナショナルスクールは自己負担となります。 |
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子育てのしやすさ | 2020年にユネスコが行った先進国諸国の「子どもの幸福度ランキング」*3で一位となったオランダは非常に子育てのしやすい国といえます。8歳以下の子どもを育児中の保護者の休暇制度、政府と保護者だけでなく雇用主も保育費を支払う制度等があり、雇用主が従業員の育児サポートを行うのが当たり前になっています。 |
フライト時間 | 約11時間40分(東京⇔アムステルダム直行便) |
治安 | 比較的良いですが、日本人を狙った盗難(置き引き、ひったくり等)被害が増加しているため注意が必要です。 |
国別在住日本人数(順位) | 9,920人(22位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | 保護者が長期滞在ビザを有している限り、配偶者と子どもも滞在許可が得られます。加えて、オランダではフリーランスや自営業としてビザを取得すると、配偶者もオランダでの就労が可能となります。永住権も滞在5年以降に条件を満たすと申請ができます。 |
*教育水準参考:UNICEF『Innocenti Report Card 16-Worlds of Influence Understanding What Shapes Child Well-being in Rich Countries』
*治安参考:外務省『海外安全ホームページ』
*国別在住日本人数(順位)参考:外務省『海外在留邦人数調査統計』令和4年10月1日現在
リタイア後にする海外移住も人気です。定年後に海外移住をする方がチェックしたいポイントとおすすめの国は以下の通りです。
家族での海外移住チェックポイント
歳を重ねると、どうしても医療サービスに頼ることが増えてくるものです。
移住先で高い技術の医療が受けられるか、また将来介護を現地で受ける場合は十分な介護サービスがあるかもチェックしておきたいポイントでしょう。
外務省の海外安全ページでは各国の「医療・衛生事情」を紹介しています。医療制度や医療水準、または現地でかかりやすい病気等について紹介されていますので、気になる国の事情を是非確認してみてください。
定年後の生活費を節約したい方にとって、物価の安さも重要なポイントでしょう。
発展途上国で生活すれば、年金だけで生活費をまかなうことも期待できます。
セルビアのデーターベース企業NUMBEO による”Cost of Living Index by Country 2023”ではアメリカのニューヨークで生活するコストを100とした時、他の都市での生活費がいくつになるかを数値化しています。物価を調べるとき、このウェブページも参考にしてみることをおすすめします。
ちなみに2023年現在の東京での生活コスト数値は71. 09です。
老後・定年後の移住におすすめの国
タイ
医療水準 | バンコク等の都市部の私立病院では日本とほぼ同水準の医療が受けられます。日本への留学や勤務経験のある医師・看護師または通訳サービスもあるため安心して医療を受けることができるでしょう。私立病院は自由診療で、費用は日本よりも高額になる可能性もあります。 |
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介護サービス | 実はタイは日本と同様高齢化の進んでいる国です。公的な介護保険制度は現在存在せず、家族が介護をするべきという価値観がまだ強いです。ただし今後高齢者向けビジネスとして介護サービスが発展していく可能性はあります。 |
物価 | 40.73 |
治安 | 東南アジアのなかでは比較的良いほうですが、日本に比べると凶悪犯罪の割合は多いです。また、2021年からバンコクでは反政府デモが頻発しており、銃撃による負傷者もでているため注意が必要です。 |
フライト時間/時差 | 約5~6時間分(東京⇔バンコク直行便)/2時間 |
国別在住日本人数(順位) | 78,431人(4位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | タイには満50歳以上の定年後に移住する方向けビザがあります。80万バーツ(日本円で約310〜320万円)の貯金か、毎月65,000バーツ(約25万円)の年金収入があること等が条件で、滞在を認められると延長も可能な1年間有効のビザが得られます。 |
マレーシア
医療水準 | 都市部の私立病院は設備も整っており、医療水準は高いです。英語でサービスを受けることができ、なかには日本語ができるスタッフがいる私立病院もあります。治療費は高額ですので医療保険加入は必須です。 |
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介護サービス | マレーシアの高齢化率は低く、介護保険制度も存在しません。介護施設などもまだ少ないため、お手伝いさんを雇って在宅で介護してもらう形が主流となるでしょう。 |
物価 | 34.97 |
治安 | 比較的良いですが、日本人を狙った盗難(置き引き、ひったくり等)被害が増加しているため注意が必要です。 |
フライト時間/時差 | 約6時間半〜7時間半(東京⇔クアラルンプール直行便)/1時間 |
国別在住日本人数(順位) | 24,545人(12位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | 2021年より要件が厳しくなってしまいましたが、マレーシアにはMM2Hビザという資産に余裕のある退職者向けのビザ制度があります。以下の3つの条件をクリアすると5年間の滞在許可証が発行されます。1:RM1,500,000(日本円で約3,750万円)以上の金融資産証明/2:RM1,000,000(約2,500万円)以上の定期預金/3:RM40,000(約100万円)の月収証明 |
フィリピン
医療水準 | 首都マニラでは私立病院にて英語で最先端の医療サービスが受けられますが、地方都市では十分な医療体制は整っていません。 |
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介護サービス | マレーシア・タイと同様、介護保険は存在せず、介護施設などもほとんどない状態です。お手伝いさんを雇い、自宅での介護となるでしょう。 |
物価 | 33.96 |
治安 | フィリピンでは合法的な銃の所持・携行が認められており銃による犯罪が起きやすいともいえます。強盗は日本の約4倍、殺人は6倍の割合で起きています。 |
フライト時間/時差 | 約4時間半〜5時間半(東京⇔マニラ直行便) |
国別在住日本人数(順位) | 14,522 人(17位) |
滞在ビザや永住権のとりやすさ | 50歳以上の方を対象とした滞在期限無期限のリタイアメントビザ、SRRV(The Special Resident Retiree’s Visa)制度があります。SRRVは3種類に分けられ、最も基本的なプログラムである「SRRVスマイル」は2万米ドル(年金受給者は1万米ドル)の預金と住宅の確保があれば取得可能で、配偶者にも滞在許可が発行されます。 |
*医療水準参考:NUMBEO『Cost of Living Index by Country 2023』
*物価・治安参考:外務省『海外安全ホームページ』
*国別在住日本人数(順位)参考:外務省『海外在留邦人数調査統計』令和4年10月1日現在
以上、「海外移住をおすすめする理由」と「海外移住先を決めるうえでの注意点とおすすめの国」を単身女性、家族同伴、老後・定年後のパターン別に解説してきました。
海外移住をおすすめする理由は4つあり、「今後の人口減少によって起こる社会問題の備え」「スキルアップや教育の選択」「自分にあったライフスタイルをゲット」「節税対策」ができるからです。
年齢や単身もしくは家族同伴かでおすすめの国や注目したいポイントは異なります。信頼できるデータを用いて情報収集することが大切です。
尚、記事中のビザ情報等は執筆当時のものです。変更や取り消しもあり得ますので、最新の情報を追いながら海外移住についてご検討いただければと思います。