【プロ監修】「面接が苦手」でも大丈夫!無理に克服せず、適切な対処法で転職活動を乗り越えよう!

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面接苦手

転職活動において、なかなか避けて通ることのできない“面接”。

  • 面接がうまくいかず、内定がもらえない
  • 人前でうまく話せない
  • 面接が怖い…

キャリアカウンセラーの筆者の元へ相談に訪れる求職者のほとんどが、口をそろえてそのように仰います。まず安心していただきたいのは、面接が得意な人の方が稀有だということ。苦手だという方が普通なのです。実は筆者もこれまでに10回近い転職を行ないましたが、キャリアカウンセラーの知識や経験があったとしても、未だに面接は得意にはなれません。それでも昔ほど苦手意識を感じなくなったのは、面接官を経験したということもありますが、一番は“苦手を克服することをやめた”ことにあると思っています。

そこで今回は、面接を苦手に感じてしまう根本的な理由と、克服を目的としない適切な対処法をお伝えします。

この記事の監修者:杉橋綾太さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント(登録No:21036903)

経歴・実績

大阪府職業訓練校講師
大阪府4年制大学就職支援職員
大阪府就職困難者支援事業相談員
厚生労働省民間職業訓練校キャリア支援
新人研修、社会人基礎研修講師
障害者就労支援職員
大阪労働協会主催
人材育成・定着セミナー講師
建設業向け採用セミナー講師
建設技術者採用コンサルタント
採用実績 約1,000名
社員キャリア面談実績 約5,000件

プロフィール

1982年生まれ、大阪府豊中市出身、中央工学校卒。
卒業後、人材派遣会社にて建設技術者を中心とした採用、定着支援、企業への人材コンサルタント業務を約20年経験。
働かれる従業員の方々に意欲を持って活き活きと仕事をしてもらいたい。そのような環境を経営者の方々と一緒に作り上げていきたいとの思いから「働くを楽しく」を理念に大阪府で中小企業を中心に採用、教育、定着の支援をしているキャリアコンサルタントです。

運営サイト・著書

HP:https://worksconsul.com/

Twitter:@worksconsul

面接が苦手で無理と感じる、そのワケは!?

面接を苦手と感じてしまう方には、大きく分けて3つの傾向が見られます。まずは一つずつ順に説明いたします。

コミュ障、人と話すことが苦手

そもそも人と話すことが苦手という方は、面接に対して苦手意識を持ちやすいでしょう。人と仲良くなるのに時間がかかる人や用心深い人、人見知りの方など、慣れない人と面と向かって会話をすることに抵抗を感じる方は、初対面の人とコミュニケーションを取らなければならない面接に苦手意識を持って当然です。

また対人への不安は、そう簡単に克服できるものではありません。無理をしても結局うまくいかず「不採用→落ち込む」を繰り返し、そのトラウマから一層面接に対する苦手意識を増幅させてしまうことにも繋がります。かえって悪循環の源になってしまいますので、無理は禁物です。

一方で「人と話すことが苦手」な方の中でも、思っていることを適切に言語化することが苦手な人、話がまとまらない人、端的に意見を伝えられない人などは、少しタイプが異なります。対人への不安ではなく言語化すること自体に苦手意識を感じる場合は、ある程度場数を踏めば少しずつでも改善は可能です。

面接の会話にはコツがあるので、コツさえ掴めばそれほど苦手意識を感じずに話せるようになってきます。また、決して話が上手であれば採用されるというものでもありません。話術が必要な職種でない限り、面接官は人となりやその職種に必要な知識や技術を持ち合わせているかどうかをちゃんと見極めますので、多少話が上手でなくても気にする必要はありません。

人と話すことが苦手という方は、自分がどちらのタイプか見極めて、次の対策を考えましょう。

緊張しがち、緊張症

慣れない環境や人前だと緊張しやすいという方も、面接への苦手意識を持ちやすいです。特に面接は、初対面の人や役職についている偉い人が面接官であることが多く、普段なかなかコミュニケーションを取らないような人物を相手にするということで緊張する要素は満載。やはり全く緊張しないという人の方が珍しく、「緊張して当然」と割り切った方が良いと筆者は考えます。

また、適度な緊張はパフォーマンスを向上させる要因にもなるので、緊張しないように心がける必要性もないでしょう。

ただ緊張しがちな方の特徴としては、“うまく話さなければ”“できる人間だと思われたい”“失敗したくない”など、自分を良く見せようとする傾向が強いように感じます。つまりベクトルが自分に向いており、自分は「見られる側」であるという意識が強いのです。

緊張を和らげるためには、自分は「見られる側」ではなく相手を「見ている側」だと思うこと。ベクトルを相手に向けることができれば、緊張をコントロールしながら面接に臨めるようになってくるでしょう。

また、面接は決して求職者だけが評価される場ではありません。求職者が企業を評価する場でもあるのです。そういった意味でも、自分が相手を「見ている側」だという意識の必要性はお分かりいただけるでしょう。

失敗を恐れてしまう、心配性

過去に面接で失敗をおかしてしまった人、または失敗に対する恐怖心が強い人も、面接に対する苦手意識が強い傾向にあります。緊張しがちな人にも共通していますが、この場合も“うまくやらなければ”“失敗してはいけない”など、自分で自分にプレッシャーをかけている人が多いように思います。

面接官を経験した筆者から言わせてもらうと、多少の失敗が選考の結果を左右することはほとんどありません。世の中に失敗をしない人間なんて一人もいない――ほとんどの面接官が、その事実をしっかり認識しています。

例えば、面接官時代にこんな求職者の方がいました。面接中は終始緊張している様子が伺えましたが、一通り質問が終わり「最後に何か質問はありますか?」と尋ねると、青ざめた顔で「いくつか質問があったのですが、ど忘れしてしまいました…。
後ほどメールで質問させていただいてもいいですか?」と仰ったのです。きっと緊張と安堵で、考えていた質問がすっかり抜けてしまったのでしょう。でもその方は、その日のうちに面接に対するお礼と忘れてしまった質問をメールで送ってくれました。結果、その方は無事内定。人間味溢れる愛らしい失敗と、それをちゃんとフォローしようとする誠実な姿勢が評価されたのです。

ですので、よっぽど他人を不快にさせるような取り返しのつかないような大失態ならともかく、失敗が直接的に合否を左右させることはないので、極端に失敗を恐れる必要はありませんよ。

専門家がアドバイス!
面接官はその人の人間性やスキルを見る

面接は誰しも苦手で緊張するものです。面接のときに予め覚えておいた「セリフ」を間違えずに言おうと思うと緊張してしまったり、間違えて焦ってしまった経験がある人は同じ失敗を繰り返したくないと恐れてしまったりします。

面接が苦手な自分も自分である。ということを受け入れて面接に臨んでみましょう。苦手を克服しようと無理に背伸びした自分を見せるより、失敗しても等身大の自分を見せてくれた人の方がきっと印象も良くなります。

面接官も上手に話せた人を評価して採用している訳ではなく、その人の人間性や今まで培ったスキルをしっかり見ていますので、面接に苦手意識がある人も無理に克服しようとはせず、等身大の自分に自信を持って面接に臨んでみると良いでしょう。

杉橋綾太さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント

面接において重要なことは、苦手の克服ではなく内定取得のための対策

面接を苦手に感じる理由に共通することは、性格的なところに起因するということです。そのため、面接への苦手を克服するということは、極端な言い方をすると“性格を変える”という事になります。

しかし、性格を変えるということは並大抵のことではありません。そう簡単には変えられないのが性格です。

そもそも性格を変えなければ入社できないような企業で、長く勤めることができるでしょうか。筆者の経験上、面接で無理をしてなんとか入社できたとしても、入社後に必ずその無理は歪みを生みます。

ですから無理に克服するのではなく、自身の傾向をしっかり把握したうえで適切な対処法で転職活動に取り組んでほしいと思います。

数をこなす

言語化が苦手な方や緊張しがちな方、心配性な方は、まずは場数を踏んで、面接という環境に少しずつでも慣れていくことが重要です。

ただこれは、苦手を克服することとイコールではありません。言語化が苦手なことも、緊張してしまうことも、心配してしまうことも、全て「それが自分なのだ」と受け入れた上で、何度も面接に臨んでください。そうすれば、次第にそんな自分を受け入れられるようになり、“面接が苦手な自分”に慣れていきます。

また、ぜひやってみていただきたいのは、自分がそういう性格だということを面接の際に相手に最初に伝えてしまうということです。面接が始まって緊張し出したら、一呼吸して「ちょっと緊張していて、うまく話せなかったら申し訳ありません」などと最初に伝えておけば、面接官も「あぁ、そういう人なのだな」と相手の言葉をより汲み取ろうと注意深く耳を傾けます。

言葉に詰まってしまったら、「適切な言葉が思いつかないので、少しお時間をいただいてもよいですか?」と聞けば、面接官は待ったり「じゃあ、他の質問にしましょう」と話題を変えたり、臨機応変に対応します。

そして数をこなすことがもたらすもう一つの重要な意味は、“自分の傾向を知る”ことにあります。数をこなせば不採用になる数も増え、一層落ち込んでしまう――という方もいらっしゃるかもしれませんが、面接は決して“自分が評価される場所”ではありません。互いの相性を見極める場です。

ですので、自分はどういう企業や社員(面接官)だと話しやすいか、話が盛り上がるか、選考が通りやすいか、分析や自分の傾向を通して、自分が合う企業というものがわかってきます。

またそうしたところに意識を向けると、自然と自分が「見られる側」から「見ている側」になっていき、ベクトルが相手に向くようになるので、緊張や失敗への不安も必然と和らいでくるでしょう。

応募先の企業を見直す

前述のとおり、自分が話をしやすい面接官や企業、選考が通りやすい企業には、必ずある種の傾向があります。面接がことごとくうまくいかず「内定がもらえない」「選考で落ちる」という方は、自分に合わない企業ばかりに応募している可能性も考えられるので、応募する企業を見直すことも一つの手です。

基本的に中途の求職者は、条件や希望が一貫していることが多く、選考を受ける企業にある種の偏りが出てきます。その為なかなか内定がもらえないという方は、条件や希望を見直し応募する企業の傾向を少し変えることで、自分と相性の良い企業と巡り合えるようになることもあります。

面接を受けない就活方法を選ぶ

就活において面接はさけて通れない選考の一つではありますが、かといって必ずしも面接が選考の全てではありません。人とのコミュニケーションがそれほど必要ない職種や技術がものを言う職種などは、面接以外の方法で職種の適性を図ることができますし、昨今では面接を用いない斬新な選考方法も各企業で発案されています。

例えばあるゲーム会社では「いちゲー採用」という採用活動が行なわれています。何種類かパターンがあるようですが、一つには用意されたゲームソフトを何人かと協力して攻略するという選考です。面接や書類審査などはなく、あくまでゲーム攻略の過程における状況判断やいかに協力するかなどを見て判断されるといいます。

もう一つの面接を受けない就活方法としては、転職エージェントの利用もおすすめです。エージェントが企業に推薦してくれることで、面接が免除される場合があるのです。

転職エージェントの利用は必ず面接を受けなくて済むというものではありませんが、もし面接を受けることになってもエージェントが企業側に事前に情報を伝えておいてくれたり、面接対策を講じてくれたりと、面接が苦手な方向けの就活方法や企業を紹介してくれます。どうしても面接に対する苦手意識が拭えない方にとって、心強い味方になってくれますので、ぜひ利用してみてください。

専門家がアドバイス!
自分の傾向を探りながら面接の数をこなしていこう

面接に苦手意識がある人は特に数をこなすことが大切です。

沢山企業の面接を受けてみることも良いのですが、家族や友人に依頼して面接の練習を行うことも効果的です。

また、転職エージェントを利用すればエージェントが面接の練習を行ってくれます。プロの目線で面接対策やアドバイスをもらうことができますので苦手意識がある人は、一人で悩まずに是非活用してみましょう。その際は自分の傾向を探りながら行うことも忘れてはいけません。

自分の傾向を探りながら面接の数をこなすことで面接に対する苦手意識が和らいで自分に自信がついたり、自分に合った希望条件や企業、職種を見つけるきっかけとなり無理なく内定取得につながっていくことになるでしょう。

杉橋綾太さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント

まとめ

面接いかがでしたでしょうか。面接に対する苦手意識は、そう簡単に払拭できるものではありません。無理に苦手を克服しようとするのではなく、適切な対処法でぜひ前向きに就活に取り組んでほしいと思います。

専門家がアドバイス!
誰かに相談してみよう

面接が苦手な人はどうしても自分は面接が苦手という部分に意識がいってしまい対処法を検討できていなかったり、無理に克服しようとする人が多くみられます。

面接が得意という人は余りいませんのでほとんどの人は面接が苦手です。

その苦手な人たちはどうしているのかという対処法を記載しておりますので、一度苦手な自分に向き合って対処法を検討してみるとよいでしょう。

また、人と話すことが苦手な人は、人に相談することも苦手かもしれませんが一人で悩むよりも誰かに相談することをお勧めしています。

自分では気づかなかった点を客観的な目線からアドバイスしてもらうことで具体的な対処法を得ることにつながり、結果的に悩む期間が短く済むことになっていくでしょう。

杉橋綾太さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷