あなたの会社にもいる?モンスター社員の弱点から分析する正しい対処法

モンスター社員

あなたの会社に”モンスター社員”はいませんか?

世の中には理不尽な要求や行き過ぎたクレームをつける「モンスターペアレント(保護者)」「モンスターペイシェント(患者)」「モンスターカスタマー(消費者)」など様々なモンスターが存在していますが、職場にいる厄介なモンスターに悩まされている人も多いのでは?

できることなら遭遇したくない‥そんなモンスター社員の心理を覗き見ていくとともに、モンスター社員にはどのような対応を取ることが正しいのかを考えていきましょう。

モンスター社員とは?

そもそも”モンスター社員”とは、勤務態度や職場で関わる人への言動が極端に常識外れであり周りに迷惑をかける社員のことを指します。

さらに、それらの態度や言動を改善するように何度指摘しても直そうとしない(直せない)といった厄介な特徴も併せ持っています。

 
2018年に行った株式会社マイナビの調査によると、約4割の人が「職場にモンスター社員がいる」と答えています。

モンスター社員割合

※参照:マイナビニュース「モンスター社員の実態」
https://news.mynavi.jp/article/20181230-746579/

想像していたよりも多い印象を受けます。

モンスター社員は余程珍しいことではなく1人や2人職場にいることが当たり前‥くらいの感覚の人も多いのかもしれませんが、モンスター社員が職場にいることで「業務に支障が出てくる」「社員の士気が低下する」「モンスター社員に振り回された他の社員が疲弊し辞めてしまう」など職場に不利益がでることもあるため何かしらの対応が必要となるでしょう。

【タイプ別】モンスター社員の特徴

モンスター社員と言っても皆同じではなくタイプは様々です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

パワハラ型

相手の気持ちを考えられず自分の意見を押し通す自己中心的なタイプが多い。自分よりも立場の弱い人を攻撃し、職場の雰囲気が悪くなるだけでなく被害を受けた人は心身のバランスを崩し会社を辞めてしまうことも。

自信過剰型

自分の能力に絶対的な自信があり、自分の考えが正しい、自分は他者より優れていると思っている。自己主張を押しつけることもあり意見を否定されるとあからさまに不満げな態度を取ることや周囲に同情を求めることも。わがままな頑固者タイプ。

不安定型

情緒が極端に不安定であり、自分の感情をコントロールできないタイプ。ストレス耐性がなく不安を解消するための防衛策としてすぐに泣き出す、露骨に落ち込む、ぼーっとして仕事を放棄する、突然キレるなど浮き沈みが激しい。

家族介入型

職場での問題は本人にあるにも関わらず、親や家族が介入してきて会社に圧力をかけてくる。従業員本人が家族を巻き込む場合と、従業員が相談をしたことで家族が勝手に介入してくる場合がある。

反抗型

上司や同僚など立場に関係なく、何に対しても反抗するタイプ。社内のルールに従わない、忠告に耳を傾けない、「でも」「だって」を頻繁に使うなど交友関係に問題を抱える場合が多く孤立しやすい。自分の主張が受け入れられないと逆ギレすることも。

被害妄想型

自己肯定感が低く、仕事で上手くいかないことがあると「全て自分が悪い」と勝手な思い込みで自分を責める傾向が強い。そのことでヤケになることや卑屈になることもあり業務への支障が出てきて周囲に迷惑をかけるが、失敗に向き合おうとせず結局は言い訳をして逃げ出すことが多い。言動で周りを疲れさせる。

モンスター社員割合

※参照:マイナビニュース「モンスター社員の実態」
https://news.mynavi.jp/article/20181230-746579/

そして、先ほども紹介した株式会社マイナビの調査では職場に「パワハラ型」「自信過剰型」「不安定型」のモンスター社員が多いことも分かっています。

あなたの周りにはどのようなタイプのモンスター社員がいますか?

女の武器を使う!女性モンスター社員

女性モンスター社員

モンスター社員は男性・女性どちらにも存在しており、大体が先ほど挙げた6つのタイプのいずれかに当てはまります。

只でさえモンスター社員ということだけで困りものなのですが、女性の場合は些細なことでも「セクハラ!」と大袈裟に騒ぎ立て人事部に訴えるなどズル賢く女の武器を使うタイプと、職場で起こる嫉妬のような感情から気に入らない女性社員への嫌がらせやいじめなどを行うタイプも存在しています。

女性モンスター社員は男性モンスター社員よりも厄介であることも。

弱点は?モンスター社員の心理を読み解く

モンスター社員に振り回され疲れ果ててしまう前に、なぜモンスター社員が非常識な態度や言動をしてしまうのか?を一度考えてみましょう。

スポーツでもゲームでも「相手(敵)の弱点を突く」ことは戦術の一つです。

モンスター社員の心理を読み解き、モンスター社員の弱点を見つけていきたいと思います。

弱点
1
承認欲求・自己顕示欲が強すぎる

承認欲求=他者から認められたい、自分を認めたいという欲求
自己顕示欲=自分の存在をアピールしたい、注目されたいという欲求

自己顕示欲は承認欲求の一種であり同じような意味を持っています。これらの欲求は誰にでもあるもので、ビジネスに於いて必要とも言われていますが問題なのは過剰であることです。

そして、自己肯定感が低い人ほど強い承認欲求や自己顕示欲となり表れやすいと言われており、根本にある『自分に自信がない』ということが問題行動となり出ています。

・他者を蹴落とし攻撃することで相手よりも優位に立つ
・注目されることで周りから認めてもらっている感覚になる(自慢話で凄いと思われる、苦労話で同情を得るなど)
・意見を否定されると傷つき落ち込むメンタルの弱さもある
・自分のミスを認められず人のせいにしがち

過去に挫折を体験している、幼少期の愛情が不足している、成功体験が少ない

弱点
2
余裕がない

自分のキャパシティを超えた仕事量や業務内容を抱え余裕がなくなっている時に、仕事ができないことを周りに悟られたくないと思い自己防衛の方法として様々なタイプのモンスター社員化してしまう。

自分を良く見せたいと思う気持ちや思い通りに事を進めたいと思うことは誰にでもありますが全てが上手くいく訳ではありません。

上手くいかないことや困難な場面に出くわしたときに我慢をすること、自分の素直な気持ちを伝えること、相手を認める気持ち、時には弱い部分を見せることができる人が多いからこそ世の中が上手く回っているのです。

モンスター社員は余裕がなく、思考が狭くなっている

 
モンスター社員となってしまう人は、自信がないこと、余裕がないことを隠し本来の自分に噓をついています。

自分勝手な言動で周囲に迷惑をかけることは良くありませんが、もしかしたらモンスター社員本人が一番心を痛めているのかもしれません。

モンスター社員への正しい対応

ここまでに「モンスター社員の特徴」や「弱点・心理」を紹介してきましたが、それらを踏まえたうえでモンスター社員に対する正しい対応や対処法を挙げていきたいと思います。

 

話を最後までしっかりと聞いてあげる

途中でモンスター社員の話を遮ることや、口を挟むようなことはせずに最後まで話を聞いてあげる。「そのような考え方も分かるよ」といったような共感を交えることで信頼感や安心感を与えられる。
※このようなカウンセリングを通してこれまでの歪んだ言動を気付かせ問題の改善に向けて取り組む事が必要。

感情的にならず冷静な態度で接する

モンスター社員の言い分に文句を言いたくなることもあると思いますが、反論したり文句を言ってモンスター社員を刺激してしまうと更に悪化するなど逆効果になるため、グッと気持ちをこらえ穏やかな態度で接する。

「すごい」「頑張った」など褒めて存在を認めてあげる

承認欲求を一時的にでも満たしてあげることで言動が落ち着いてくることがある。

適切な配置転換をする

仕事量・質、職場環境を見極め、モンスター社員が無理なくこなせる仕事を与えることや活躍出来そうな配置転換をすることで問題を起こさなくなることがあります。

就業規則を整備する

パワハラをする、遅刻・欠勤をするなど悪意のあるモンスター社員には就業規則を今一度見直し、罰則を設けて注意・指導し対処していきましょう。

巻き込まれないようにする、深入りしない

あからさまに無視したり、避けたりするとモンスター社員であっても傷つき言動がエスカレートすることもあります。基本的には他の社員と同じように接し、必要なとき以外は極力関わらないようにする。

家族介入型の場合

家族からのクレームには反論せずメモを取る。事実確認をして従業員本人以外とは交渉しない旨を伝える。

モンスター社員を逆パワハラで辞めさせることはできる?

逆パワハラ

相手より優位な立場を利用し上司が部下に対して叱責や嫌がらせを行うパワハラですが、モンスター社員の中には上司が業務上のことで注意をするとすぐに「パワハラで訴える」と言い出す、指示を無視する、業務を拒否する、SNSで誹謗中傷する‥など様々な”逆パワハラ”となり得るケースがあります。

この他にもモンスター社員の常識外れな言動や勤務態度が周囲のストレスとなり、職場の雰囲気が悪くなる、業務効率が悪くなる、社員の士気が下がるなど業務に支障が出てきてしまうことは問題です。

「モンスター社員を辞めさせることができたら‥」と頭をよぎることもあるのではないでしょうか?

結論から言うと「解雇」は可能ですが、モンスター社員だからと突然解雇を言い渡すと不当解雇であると訴えられる可能性があるため、解雇理由を明確にすること突然の解雇ではなく手順を追って進めていく必要があります。

 
解雇には「普通解雇」と「懲戒解雇」があり、モンスター社員は従業員の規律違反を事由とする懲戒解雇の対象に当てはまりやすいでしょう。

【懲戒解雇】
・パワハラなどのハラスメント行為
・無断欠勤
・業務上横領などの不正行為
・犯罪行為
・経歴詐称
・懲戒処分を受けても同じ事を繰り返す  など

そして、モンスター社員が行っていた該当理由が就業規則や雇用契約書に記載されていることが必要です。
そのためにはモンスター社員の対処法にもあるように就業規則の整備をしておくことが大切。

手順
  1. 注意・指導‥モンスター社員の問題行動に対し口頭での注意・指導を繰り返し行う
  2. 懲戒処分‥始末書の提出、減給、出勤停止、降格など
  3. 退職勧奨‥懲戒処分を段階的に引上げ、問題行動改善の指示を出しているにもかかわらず改善されない場合は自主退職を勧める退職勧奨を行う
  4. 懲戒解雇‥退職勧奨にも応じず、問題行動も改めない場合は解雇を通知する

しっかりと手順を追って不当解雇とならないように対処していきましょう。

モンスター社員の末路

モンスター社員末路

このようにモンスター社員の末路には「解雇」や「退職」が待っているケースが多いのかもしれません。

そして、周囲に気を遣わせ、振り回し、苦労させ、職場の空気が悪くなり‥モンスター社員が辞める前にモンスター社員の言動が原因で辞めてしまう人が出てくる可能性もあります。

 
でも、中には職場でのカウンセリングやヒアリングが功を奏してモンスター社員を良い方向に修正できることもあります。

厄介な人と見切りをつけてしまうのか、実は心に問題を抱えていて困っているのかもしれないと寄り添ってみるのか‥。対応次第で生かすも殺すもできてしまうのかも?

モンスター社員の対応に困っている人は多いと思いますが、一度その人の心を客観的に分析してみてはいかがですか?少し見方が変わるのではないでしょうか。

心を乱さず冷静に

心を乱さず冷静に

誰でもはじめからモンスターではなかったはずです。

理不尽な対応をされた、ブラック企業で苦労した経験があるなど過去の体験・経験や職場でのコミュニケーション不足により意思の疎通ができていないことからモンスター化してしまうこともあります。

モンスター社員になるきっかけはどこにでも転がっているのです。

万が一、モンスター社員に遭遇してしまった場合は自分自身を守るためにも感情的にならず冷静に対処していきましょう。


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