SEに人気の転職先は?キャリアアップから異業種転職まで

「今の会社ではスキルの成長を見込めない・・・」
「残業が多すぎてワークライフバランスがとれない・・・」
「新卒でIT業界に就職したけど異業種にも挑戦してみたい・・・」

IT業界にはこのような悩みを抱える人が数多くいます。
厚生労働省の平成30年度の雇用動向調査によると、情報通信業の離職率は11.8%。
その中でも特にSEの離職率が高いそうです。

実は私も上記のような理由で、新卒で入社したSlerを2年で辞めています。
結果的にこの転職は成功し、会社の知名度年収ともにに大幅にアップさせることができました。
しかしながら、転職に失敗し、離職と転職を繰り返すSEが多いのも事実です。

SE転職の成功はなにが明暗を分けるのか・・・
実際の転職体験をふまえて、SEのリアルな転職事情についてお話しします。

転職したい理由について考える

se転職先
転職を検討しているということは、今の職場や仕事のやり方に何かしらの不満を抱えているということではないでしょうか?この『不満』を突き詰めて考えることが、SE転職で一番重要なポイントになります。

たとえば「今の会社ではスキルの成長を見込めない」という不満を持っている人が客先常駐メインの会社に転職すると、ミスマッチを起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。

間違った職場や業種を選ばないためにも、まずは現状の不満や改善していきたいポイントを整理してみてください。

今の自分の悩みを整理することで、将来何をしたいのかヴィジョンが明確になってくるはずです。

SEが転職するパターン

SEの転職には、大きく分けて次の3つのパターンがあります。

  • SEという職種はそのままに就業先や働き方を変える。
  • IT系営業やWEBエンジニアなどITの知識を活かせる職種に転職する。
  • 全くの異業界に転職する。

今自分が抱えている悩みを解決するためにはどの道を選択すればよいでしょうか?
また、どのようなスキルが必要なのでしょうか?

同じSEのまま就業先や職種を変えるには?

SEの仕事は続けたいけど、今の職場に不満があるという方は社内SEや大手のSlerに転職することが多いようです。

社内SE

社内SEは、IT関係以外の企業の情報システム部で働くエンジニアです。
仕事相手が顧客ではなく社内関係者であるため、納期などに融通が利きやすいのが特徴です。
そのため、ワークライフバランスの実現を図りたいエンジニアに人気の職種となっています。

社内SEの主な仕事は、社内システムの運用や保守、社内インフラの構築・保守です。
その他に、社内で発生するシステム的なトラブルの解消やヘルプデスクなどを行います。

システムに関するあらゆる問い合わせが寄せられるためITに関する幅広い知識が求められます。
専門的に一つのスキルを高めたいという人よりも、エンジニアとして広く経験を積みたい人に向いています。

大手Sler

「上流工程に携わりたい」「キャリアアップしたい」という上昇志向の高いエンジニアに人気があるのが大手Slerです。

元請けとなって大きなプロジェクトを動かしたり、若いうちから責任あるポジションにつけたりと、SEとして成長できる環境が整っています。
また、残業代がきちんと出たり福利厚生が充実していたりと、収入面でも安定を望むことが出来ます。

大手Slerに転職する場合、求人情報を見て直接応募するなどさまざまな方法がありますが、私の知り合いのSEの多くは転職エージェントを利用していました。
経験やスキルに自信がなかったとしても、エージェントから多くの企業を紹介してもらうことができたそうです。

目的・条件で探すIT・WEB業界に強い転職エージェント5選
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フリーランスのSE

「スキルに自信がある」または「スキルに自信はないけれど独立志向がある」人はフリーのエンジニアになるという選択肢もあります。

クラウドソーシングなどには多くの開発案件が掲載されています。
規模にもよりますが1案件当たり30万円~100万円となっているため、受注することができれば雇われエンジニアの収入を簡単に超えることが出来るでしょう。
ベンチャー企業などが相手になることが多いため、面白いプロジェクトに携わる機会にも恵まれます。

また、テレワークが可能な場合は家にいながら作業をすることもできます。時間や場所にとらわれずに働くことができるため、ワークライフバランスも充実できそうです。

ITの経験を活かせる業種に転職するには?

SEではなくてもITの経験を活かせる職種は意外に沢山あります。
SEの知識や経験を生かして別の職種に挑戦してみたいという方は、次のような仕事にも視野を広げてみてはいかがでしょうか?

SI営業

SI営業は、システムやIT人材の売り込み・提案を行います。
客先に赴き商談をしたり、要望をヒアリングしたりすることがメインの仕事になるため、コミュニケーションが得意な人に向いている職種です。

SI営業には開発経験がない営業マンも少なくありません。実際、私が勤めていた会社の営業マンは殆どが開発経験のない文系卒でした。
スキルや経験よりも「ヒアリング能力」が重視されるため、自分のスキルに自信のない若手SEでも挑戦しやすい転職先だと言えるでしょう。

飛び込み営業や電話営業は殆どなく、基本的に既存顧客へのルート営業になります。

WEBエンジニア/デザイナー

WEBエンジニアとは、プログラミング言語を使用してWEBシステムやWEBサイトの開発や運用を行う職種です。

WEBデザイナーは、WEBエンジニアが開発したシステムのレイアウトを構築します。
それぞれ職域は異なりますが、最近は「WEBデザインの知識があるエンジニア」や「コードも書けるデザイナー」が求められる傾向にあります。

人手不足が叫ばれて久しいIT業界の中で、特に需要が高いWEB業界。
このブームはしばらく続くと言われており、SEからWEB業界へ転職する人も非常に多くなっています。

WEBの世界では技術が日々進化しており、それに対応していくスピード感が大切です。
そのため「新しいことにどんどん挑戦していきたい人」や「最先端のスキルを身に付けたい人」に向いているといえるでしょう。

ITライター

ITライターは、IT業界の最新の動向やプログラミングの勉強方法などを紹介する職種です。
クラウドソーシングサイト等で多数の案件が掲載されており最近は副業として注目されています。

1文字1円~20円の案件が多く、文字数次第では数万~数十万の収入を得ることが可能です。
在宅で作業できるため、妊娠中や子育て中のエンジニアにも人気が高い職種となっています。

全くの異業界に転職することは可能?

全くの異業界に転職することは可能?転職希望先が全くの異業界であっても、これまで培った経験が無駄になることはありません。
SE時代に得たスキルや経験は異業界でも充分に生かすことが可能なのです。

実際に、私はSEから大手メーカーの営業に転職をしましたが、その際には次の点をアピールして内定をゲットしました。

客先とのコミュニケーション

PCに向かって黙々と作業をしているイメージが強いSEですが、意外にも顧客とのやり取りは多いです。

顧客の要望のヒアリングや時にはトラブル対応など、SEは顧客とコミュニケーションを密にとり問題を解決していきます。
このような経験から培ったスキルは営業などでも充分に生かすことが出来るでしょう。

チームプレーができる

IT業界では沢山のメンバーとチームを組んで一つのプロジェクトを遂行します。
そのため、SEはチームで仕事をする環境に慣れているといえるでしょう。

異業界に転職する場合、面接官はスキルよりも「人間性」や「周囲と協力して仕事に取り組めるか」どうかを見ています。
チームプレーができることは大きな強みなのです。

PCやシステムの操作に抵抗がない

異業界の中にはIT機器やシステム操作に苦手意識を感じている人がまだまだ多いです。そのような環境では、オフィス系ソフトを使用して提案書や見積書をさっと作れるだけでも充分な強みとなります。
ITの知識があることで上司や同僚から頼られることも少なくありません。

以上のようにIT業界で培った経験を異業種でも生かしていくことは可能です。
自分が持っているスキルや経験を整理し、それを異業種でどう生かせるかアピールすることが転職成功の秘訣となります。

ただ、異業界への転職は若いほど有利になる傾向があるようです。
若い人材の方が長期的に企業で働いてくれる、考え方が柔軟で扱いやすいというのがその理由です。
異業界への転職を考えるのであれば早めのスタートを切ることが大切になります。

SEが理想の転職をするために

人手不足が叫ばれる昨今、どの業界でも多くの求人が出されています。
空前の「売り手市場」と言われる今、転職先を探すことはそこまで難しくないでしょう。

しかしながら、自分の将来のヴィジョンを明確にしないまま闇雲に転職活動をしても、自分に合った転職先を見つけることはできません。
転職先がどんなに素晴らしい企業であっても、自分の望むスタイルと合っていなければミスマッチとなってしまいます。
より良い転職をするためにも、転職後なにを実現したいのか、自分自身としっかり対話をすることが大切です。


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