発達障害者のための面接対策 〜障害者枠での面接はこう乗り越えろ!〜

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強気で勝ち取れ!発達障害者のための就労ガイド

発達障害者職業コンサルタントの貫井まなぶです。
今回は4回目、「発達障害者のための面接対策」をお伝えします。

前回3回目では、発達障害者の障害者枠を強気で勝ち取るためのキーワード、「不安感から安心感へ」をお伝えしました。「この応募者の体調は戻っているのだろうか?」など面接官は障害者採用に関して不安で一杯です。メディアが取り上げることにより発達障害が良くも悪くも知られるようになりました。しかし、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)は残念ながらあります。

「発達障害者は定着が難しい」
「コミュニケーションが出来ない」など。

このようなネガティブなアンコンシャス・バイアスが発達障害者の採用を取りやめたり難しいと考えさせたりする一つの要因です。この偏見を崩す突破口になり得るのが前回お話ししました「5つの安心材料(得意、苦手、配慮、体力、意外性)」です。

特に「意外性、ギャップ」を面接においてしっかり伝えることが発達障害者の障害者枠を強気で勝ち取るための大切な鍵となります(第3回目投稿参照

今回4回目では、発達障害者に対する無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスを壊すための障害者枠での面接の受け方をお伝えします。

なお「明日面接がある!」などお急ぎの方は、「どう答える!?魅せるあなたの回答例」「第一印象は〇秒で決まる(初頭効果)」を参照ください。それでは、4回目を始めます!!

「発達障害者のための面接対策

改めて考える、面接って何?

面接とは、応募先企業のニーズ(応募者に求めていること)を踏まえ、自分がいかにそのニーズにマッチする人材であるかということをアピールする場です。
大事なのは企業のニーズを把握しそのニーズに沿ったあなたのアピールをするということです。

「この会社は、どんな人材を求めているのか?経験は?知識は?人間的な素養は?」など

どんな業種、職種であっても同じアピールをする方がいますが、会社それぞれが応募者に求めるニーズは違いますので同じアピールにはなり得ません。

例えば、気になる女性をデートに誘いたい場合は、彼女をよく見て「スヌーピーが好き」というニーズが分かれば、あなたの普段の持ち物にスヌーピーグッズを散りばめ、彼女に興味を引かせます。そして時をみて「あれ?〇〇さん、スヌーピー好きなの?僕もなんだ!すごい偶然!

そうだ、今度さ、原宿のスヌーピータウンに行かない?期間限定グッズが出るみたい」とニーズに対するアピールが出来れば「行きたい!」と応じる可能性は高いでしょう。

一方で、彼女のニーズに気づかず「サンリオピューロランドにキティーちゃんのショーを見に行かない?」とアピールしてもニーズ(彼女はスヌーピー好き)とはズレていますのでデートは断られるかもしれません。

「発達障害者のための面接対策

障害者雇用も同じです。彼氏彼女(企業)が応募者に求めているニーズを確認しそれに合ったアピールをしましょう。

企業のニーズが分かれば〇〇は簡単!

企業がどんな人物を必要としているのか、ニーズが分かれば、あとは「自分はそのニーズを持っています」とアピールをすればいいのです。「中々採用されない!!」と嘆く方が多いですが、企業のニーズを確認せず、ズレたアピールをするから採用されないのです。

また、企業のニーズとそのアピールポイントが分かれば面接だけではなく、履歴書の志望動機、趣味特技欄、職歴、職務経歴書の自己PRなどなどが簡単に書けます。逆にニーズが分からなければアピールしようがないので何を書いたらいいか分からないかもしれません。

「発達障害者のための面接対策

ニーズの把握からアピールまでの流れ 

①企業のニーズは何か、仮説を立てる。
どんな人材が必要なのか(経験、知識、資格、人間的な素養などなど)
②①に対する自身のアピールポイントは何か?
③②のアピールポイントを材料にして、面接での受け答え、履歴書などの書類に記載する

以下実際に考えてみましょう!

「発達障害者のための面接対策

問 「一般事務募集」の求人があります。企業のニーズに合っていると思われるアピールを以下の中から一つ選んでください。(一般事務募集に求められるニーズ、それに対するアピールを考え以下答えましょう)

①「免許資格欄」に「調理師免許」など持っている資格を全部書いてアピールした
②面接のときに前職の営業成績を一生懸命アピールした
③前職でエクセルを使用し顧客管理、ワードを使って文章作成していたことをアピールした

アピールになり得るのは・・・・③です。

一つ一つ見てみましょう。
①企業のニーズとズレたアピールの典型例です。一般事務募集なので考えられるニーズとしては事務の経験、電話応対、他部署へのコミュニケーション能力、エクセル、ワードなどの知識です。

「調理師免許」はそれらニーズとは全く合わないばかりか、「一般事務募集なのに、調理師免許??この応募者は応募する会社を間違えているのではないか」「うちの会社を腰かけで働いて最終的には調理師を目指すのではないか・・」と不審がられます。一般事務募集であれば、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)など一般事務と関係するような資格を書きましょう。

Point

なんでも資格は書けば良いというものではありません。応募職種に関係するものだけを書きましょう。

②こちらもニーズとズレたアピールの典型例です。今回の募集は一般事務であるので①に記載したようなニーズであると仮定した場合、それにマッチしたアピールをする必要があります。

前職の営業成績を一生懸命言われたところで一般事務とは関係ないので面接官には響きません。過去のあなたのキャリアから事務系の仕事内容をアピールするか、若しくは仕事の経験がなければ学生時代に勉強したことやアルバイトでの経験からニーズに沿ったアピールをしましょう。

③こちらはニーズに合ったアピールです。「エクセル、ワードを使いこなしていたんだな、入社後即戦力となってくれそうだ」と思ってもらえます。

Point

あなたのアピールポイントは、応募企業のニーズに合っているか?

「発達障害者のための面接対策

必見、企業のニーズの見つけ方!

企業のニーズが大事なのは分かった、でもどうやってそれを見つければいいの?という方が多いかもしれません。でも、ご安心を!簡単な企業のニーズの見つけ方があるので以下にご紹介します。

①企業の求人ページやホームページ(以下HP)を見ると、何度も繰り返している「特定」の言葉がある

例 求人ページに「チャレンジ」を4回、「成長」を3回繰り返し書かれている。

②同じ意味の言葉を別の言葉で多用している。

例:「社会に貢献」「地域を支えたい」「人のために」「社会のために」など「貢献」、「支える」のような似た言葉を多用している。

③シンプルに強調している

例:「仕事は連携と協力が求められ、コミュニケーションと気配りは重要な要素で、そこが採用の要です」この場合ニーズとして考えられるのは「コミュニケーション能力」「連携と協力が出来る」などチームで動けることと考えられます。

求人ページや企業HPに同じ言葉(似た言葉)を繰り返し書くということは、その繰り返された言葉は企業の理念や哲学、応募者に求める人物像など大事にしているキーワードである可能性が高いです。

ある企業さんは求人ページや企業HPに「チャレンジ」「成長」という言葉を多く使っていました。その会社にとってチャレンジするマインドや個人の成長を大切にしていることが分かります。これらを応募者に求めるニーズだと仮定することが出来ます。

上記見方でニーズが仮定出来たらそのニーズに対するアピールを検討します。

「チャレンジ」「成長」を大切にしている企業に対するワーク

①過去自分がチャレンジしたこと挑戦したことは何か?(仕事でもプライベートでも)
②①によって成長に繋がったこと何か?
③①によって得た知識やスキルはどんなものか?

企業のニーズを仮定しそれに対するあなただけのアピールポイント(武器)を見つけます。
そのアピールポイントが見つかったら、それを面接で用います。また、履歴書の志望動機、趣味特技欄、職務経歴書の自己PRなどにも、見つけたアピールポイントを散りばめます。

ニーズが分からない場合

求人サイトも企業HPも見たがどうしてもニーズが見えてこない場合は、あなたの人間性(まじめ、一生懸命、素直など)や応募職の経験、そして、十分に働けるほど体力が回復していることをアピールしましょう。

実際に考えてみましょう。

「企業が求めるニーズの例」は次の表を参考にしてください。「業界経験」「健康」「職種経験」「保有資格」「ビジネススキル」「人物面の素養」など企業が応募者に求めるニーズは「6つの物差し」をもとに考えます。

「発達障害者のための面接対策

問 A株式会社は「一般事務、軽作業系業務」の募集をしています。求人サイトや企業HPを見ると「社会貢献」「人を支える」「コツコツ取り組む」「諦めない」「成長」など繰り返し書かれていました。上の表の「企業が求めるニーズの例」から6つそれぞれの考えられるニーズとそのアピールを次の「アピール発掘シート」に書きましょう。

アピール発掘シート

「発達障害者のための面接対策

上記のようにアピールの材料が揃ったら次に考えるのは実際に何を使うか取捨選択します。
立てた仮説をもとに「面接では職種の経験、電話の応対、軽作業の経験がアピールできそうだ」と何を面接時に伝えるべきか自身で整理整頓します。

また、上記あなたの「アピール材料」が出来たら、以下のように企業のニーズに対するアピールを面接、履歴書、職務経歴書に「散りばめる」ことが出来ます。

「志望動機」物流倉庫での軽作業経験、電話対応、パソコンスキルから貢献出来ること。
「趣味特技欄」登山 仲間とルートを決めて山を登る(体力があることをアピール、「仲間と」からコミュニケーション能力をアピール)
「職歴」 「エクセルによる顧客帳簿作成など」職務内容をニーズに合わせて具体的に書く

企業のニーズを先ずは掴み、そのアピールポイントを書く。そして使えそうなものを取捨選択、「これは趣味特技に使える」「これは志望動機で使える」など面接、履歴書、職務経歴書にあなたのアピールポイントを散りばめましょう。

ドラゴン(企業)を倒すためには武器(アピール)が必要です。ドラゴンが抱える課題(ニーズ)に対して素手で戦ったり、こん棒(弱いアピール)で戦いを挑んだりしても勝てません。あなただけの武器、ドラゴンキラー(最高のアピールポイント)を手にしドラゴンに戦いを挑みましょう。ここまでできれば強気で障害者枠を勝ち取れます!

「発達障害者のための面接対策

応用編 ~人事担当者が「この人を採用したい!」と思わせる暗示のかけ方~

「アナログ・マーキング」を紹介します。これは、アメリカ精神科医ミルトン・エリクソン博士(精神科医、心理学者でアメリカ臨床催眠学会の創始者)が発表した「心理的働きによって人を誘導し、コントロールする方法」の一つです。

つまり相手に暗示をかけるということです。アナログ・マーキングは、「相手に伝えたい情報を強調し相手の無意識に働きかけ、イメージを暗示的に埋め込み、望む行動を誘導する」技術です。

「発達障害者のための面接対策

アナログ・マーキングは面接、履歴書、職務経歴書の中で「この応募者はニーズに合っている!」と採用担当者に興味をもってもらうことが出来ます。

特定の言葉を多用したり表現を変え繰り返したりすることで伝えたい情報を暗示として埋め込んで「この応募者を採用したい!」と思わせることが出来ます。前表の「アピール発掘シート」に書いたニーズに対するあなたのアピールを面接や履歴書、職務経歴書に多く入れ込みましょう。

実際にアナログ・マーキングを行ったアピールを見てみましょう。

例 A株式会社 募集職種が軽作業。

A社のニーズをコミュニケーション能力、チャレンジ精神がある人と仮定した場合。
ここでは例として、履歴書の「趣味特技欄」を使ってアナログ・マーキングを行ってみます
赤文字コミュニケーション能力を、青文字チャレンジ精神に対するアピールを記載)

以下、アナログ・マーキング化した「趣味特技欄」の例文

・趣味で登山に年に数回行きます。自身が参加する登山グループのメンバーと毎回どんなルートを使って頂上を目指すかを決めて登ります。登山途中、雨が降ったりルートを逸れたりすることもありますが、一歩一歩確実に進み山の頂に達します。

・趣味で料理を習っています。クッキングスタジオでは毎回初めてお会いする受講生と協力して料理を作る必要があり、毎回新たなご縁を楽しみに参加しております。覚えた料理は家でも挑戦家族や友人に作ることもあります。

「発達障害者のための面接対策

A社のニーズである「コミュニケーション能力」と「チャレンジ精神」を上記のように表現を変えて趣味特技欄に散りばめアピール、人事担当者の無意識に働きかけ「この応募者は我が社のニーズに合う欲しい人材だ!採用したい!」と誘導します。

また、上記のように履歴書に書いてあれば面接時にアイスブレイクとして「登山されるんですね、最近はどこに上りましたか?」「好きな料理は何ですか?」など面接官はあなたに興味を持ち質問してきます、その瞬間が絶好のアピールチャンスです。

「発達障害者のための面接対策

更に、趣味特技欄などにあなたの意外性・ギャップを感じるようなアクティブな活動などを書くと発達障害者に対する面接官のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が払拭できます。

前回3回目の投稿でも書いたように採用されるためには、人事担当者の発達障害者に対する「不安感」を「安心感」に変えてあげる必要があります。安心に変えるためには「5つの安心材料(第3回目参照)」の特に「意外性・ギャップ」が効果的です。

実例 意外性・ギャップが採用を導いた!

Aさん 発達障害(ASD)女性 30代

会話が難しく「どもり」がありコミュニケーションに難があった。面接開始後、すぐに不穏な空気に。面接官は応募者にこう切り出した。「お休みはどう過ごされていますか?」彼女は「あ、あ」とどもりながらも丁寧にこう答えた「あ、あのお笑いが、あ、あの、好きで、コホン(咳)!よくライブを見に行きます」この言葉に面接官が食いついた!

「そうなの?誰が好き?そうなんだ!ライブに行くなんて活動的だね」「いや、実は僕もお笑い好きでね」・・・面接官と応募者との雑談に花が咲き自然と彼女のどもりも少なくなった。
結果は「採用!」 

「発達障害者のための面接対策

この面接は今でもよく思い出します。面接中のあの不穏な空気のままであれば間違いなく不採用でした。採用が決まった後、この面接官に採用の決め手は何だったのかを聞いてみました。

「お笑いが好きって言ったでしょ?結構普通だなって、いや、発達障害ってね、なんかその、、コミュニケーションが出来ないと思ったけど、笑顔で会話してくれたし・・・そういうところかな」

この面接官の話で私が注目したのは「結構普通だな」「コミュニケーションが出来ないと思っていた」というところです。逆に言うと、その面接官にとって発達障害者は「普通ではない」「コミュニケーションは出来ない」という無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスがありました。

しかし、目の前の応募者は違いました。「お笑いが好き」「ライブによく行く」認識と現実との間に大きなギャップが生じ、無意識の偏見を払拭、採用に繋がりました。

Point

人は意外性・ギャップに感動する。面接官が抱いている発達障害者に対する無意識の偏見をあなたの意外性・ギャップで感動に変えよう。

発達障害者の障害者枠採用において伝えるべきこと

ここまでは企業のニーズに対してあなたのアピールを考えましょうとお伝えしてきました。
ここからは障害者枠採用の面接に対して特に大切なことをお話しします。

面接において人事担当者に伝えることは2つあります。
それは「障害特性」「志望動機」です。
この2つがしっかり相手に伝えられるかがポイントです。

「面接までは進むが中々内定を得られない!」という場合、この障害特性と志望動機のどちらかが、若しくはどちらもが伝わっていない可能性があります。

障害特性、志望動機の伝え方を以下見てみましょう。

どう答える!?「魅せる」あなたの回答例

①「弊社を志望した動機を教えてください」

回答例

「御社を志望した理由は、4年間行ってきた一般事務の経験と知識が御社で生かせると思ったからです。前職ではエクセルを使用し顧客管理、ワードを使って主に文章作成などを行いMOS資格も取得致しました。今までの経験、知識を生かし御社に貢献したいと思います。また、発達障害者の雇用に積極的な御社で私の特性を理解して頂き、長く安定して働きたいと思っています」

解説

面接のときに何と言っていいか悩むのが志望動機ではないでしょうか。人事担当者は応募者の「本気度」を確認するためにも志望動機の内容を重視しています。志望動機は応募先企業に伝える「告白」です。「なぜその会社か」あなたの真剣な想いが届くように伝えます。

伝える内容は、応募先企業で「何がしたいのか」「何が出来るのか」です。
「今まで自分はこういう仕事をしてきて、このような実績、成果を出した。今後はこの経験を生かして御社で貢献したい」という流れで伝えましょう。

①企業を志望する理由(なぜその会社?その業界?職種?)
②①の根拠となる「経験」や自分の「価値観」、生かせる「資格」や「能力」
③どんな仕事をして会社に貢献したいか

上記の「理由」「経験」「貢献」この3つを入れて志望動機が面接官に言えれば、心に届く伝わる志望動機になります。また、仕事の経験がない場合は上記②を学校や移行支援事業所などで学んだことや訓練したことに読み替えて考えましょう。

障害者雇用実態調査から考える

厚生労働省が5年に一度、調査を行っているのが障害者の雇用実態調査です。「平成30年度障害者雇用実態調査」では、「障害者雇用上の課題」として、「会社内に適当な仕事があるか」が75.3%と最も高く、次いで「障害者を雇用するイメージやノウハウがない」が52.9%、「採用時に適性、能力を十分に把握できるか」が39.6%となっています。

「どんな仕事をお願いしたらいいか分からない」

発達障害者の雇用実績の少ない企業の人事担当者は上記の通り日々悩んでいます。ですので、応募者から「今まで〇〇やってきました、こういう仕事が出来ます」「こういうことをやってみたいです、貢献出来ます」と自分からアピールしましょう。

「発達障害者のための面接対策

あなたのアピールを聞いて75.3%の「会社内に適当な仕事があるか分からない」と悩める人事担当者が前向きに検討、強気で採用を勝ち取ることが出来ます。

②「あなたの障害について説明してください」

回答例

「3年前に自閉スペクトラム症と診断されました。私の特性は周囲の空気や相手の表情を読みづらいことがあります。そのため臨機応変な対応を苦手としていますが与えられた業務は着実にやり遂げることが出来ます。集中力があり、始業から終業まで集中して長時間取り組むことが出来ます」

解説

障害についての知識や理解は企業、人事担当者によってかなりの差があります。人によってはアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)も残念ながらあります。そのため、障害特性については相手が知らないことを前提に説明する方が無難です。また、伝え方にはコツがあります。行動経済学の親近効果からネガティブに伝わりがちな障害特性をポジティブに伝える方法をお教えします。人は複数の情報を提示されたときに最後に言われた言葉を強烈に記憶に残す傾向があります。例えば、「Aさんは仕事が遅いけど、とても丁寧だよ」と「Aさんは仕事はとても丁寧だけど、遅いよ」と言われるのでは同じ内容であっても印象が違ってくるのがお分かりかと思います。

コツは最後にポジティブな情報を言って終わるということです。

「臨機応変な対応を苦手としていますが与えられた業務は着実にやり遂げることが出来ます。集中力があり、始業から終業まで集中して長時間取り組むことが出来ます」

この文章構成も最初にネガティブな情報から始め、最後はポジティブな情報で終わっています。

Point

障害特性を言うときは最初にネガティブな情報、最後にポジティブな情報を言いましょう。

③「どんな配慮があれば仕事がしやすいですか?」

回答例

「複数の方から指示をされると混乱するので指示は一人の方からのみ頂けると安心して仕事に取り組むことが出来ます。また、指示は口頭ではなくワード、メール、手順書など書面で頂けますとありがたいです」

「発達障害者のための面接対策

解説

会社は安全配慮義務があり応募者に必ず「必要な配慮は?」という質問を投げかけます。
これは応募者に無理なく安定して少しでも長く働いてもらうための問いかけです。必要な配慮はしっかり答えられるように準備しましょう。

もし、この質問に対して「特にありません」と返答した場合、人事担当者は安心できるでしょうか?

否!

面接官は余計に不安になります。なぜか?「この応募者は自分の障害特性を理解出来ていないのかな」と思われるからです。配慮して欲しいこともしっかり答えましょう。また、既にお教えした親近効果を踏まえて先にネガティブな情報、最後にポジティブな情報で伝えましょう。

④「あなたの苦手なこと、得意なことは?」

回答例

「マルチタスクが苦手です」
「聴覚過敏があり周りの音が気になります」
「社内社外の電話は取れません」
「入力業務が得意です」
「始業から終業まで集中して仕事が出来ます」
「ゲームが好きでデバック作業が得意です」

解説

企業が発達障害者の採用で大事にしているキーワードは「適材適所」「得意を生かす」です。無理のないポジションで長く働いて欲しい、そのためにも何が苦手で何が得意かという情報をしっかり伝えることで面接官の安心につなげることができます。

実例から 苦手を言わずに採用になった結果

Aさん ADHD 30代女性
社内社外の電話が苦手。電話に出て話を聞いても内容を理解できない、メモに取れない、書いても自分でも読解不可能。故に前職でよく怒られていた。

面接時に電話を取るのが苦手であることを面接官に言おうと思っていたが、言うのをすっかり失念。採用になったが配属先が社内、社外の電話を取る部署であった・・

電話が鳴った瞬間に他の仕事をし始めたり、トイレに行ったりと「努力」するも上司から電話を取るように指示を受ける。頑張って電話に出て対応しようとするがうまくいかず叱られることが増える。体調を崩し相談しないまま退職に至った。

「発達障害者のための面接対策

苦手なことを言うと受からないと考え、言わない方がいます。気持ちはよく分かりますが、言わずに採用され、業務でその苦手なことをする必要があった場合、苦しいのは本人です。

内定をもらうことがゴールではありません。安定して仕事を続けること、仕事を通じてなりたい自分になることがゴールです。苦手を隠さずオープンにしましょう。

⑤以前の会社の退職理由を教えてください

ポイントは、「過去」「現在」「未来」の順で伝えます。過去の経験から○○を学び、現在の体調などは○○の状態、未来のために○○したい(なりたい)と前向きに伝えましょう。

回答例

「(以前の会社の退職理由を教えてください)はい、体調を崩し、やむなく退職に至りました。前職での飲食店では、アルバイトから始めてそのまま正社員に登用され5年間勤めました。調理や接客、新人研修など行い、スタッフが急に来れなくなったときは休みであっても出勤、そのような生活を続けた結果、うつになりました。当時は、全てを自分で解決しなければいけないと思い込み、誰にも相談せず、大好きだった飲食店を一生懸命やっていました・・
1人で突っ走らず、誰かに相談をすることが大切だと学びました。

今は、信頼できる心理カウンセラーやキャリアコンサルタントが定期的に相談にのってくれています。現在は心も体も良くなりました。最近では子ども食堂にて厨房に立ち、ボランティアで料理をつくっています。私の主治医からも「いつからでも就労できる」と言われています。

今後も、提供する料理を通じてお客様の笑顔を見たい、喜んでもらいたい、そのような仕事をやっていきたいと思っております。

「発達障害者のための面接対策

解説

「前の会社をなぜ辞めたのか」は面接で必ず聞かれる質問です。これに対してどう答えるかは合否の判断に大きな影響を及ぼします。

嘘を言ったり何かを隠したりする必要はありません。
面接官はプロです、あなたの一瞬の表情、言葉のよどみ、ちょっとした間から「真実ではない」と分かります。ですので、隠さずありのままを伝えてください。ただし、「自分の障害を理解してくれなかった」「職場に嫌な人がいた」「居場所がなかった」などとネガティブなことをストレートに言うと「この応募者は、また同じ状況になったら辞めるな」と思われる可能性があります。

退職理由は3つのポイントを押さえましょう。

「発達障害者のための面接対策

3つのポイントを上記の事例で見てみます。

彼は、お客様が笑顔になれる飲食店が心から好きで、ただ一生懸命にやってきた、その結果、心と体を壊しうつになった。しかし、その出来事から人に相談するという大事なスキルを身につけることが出来ている。

現在はカウンセラーなどに定期的に相談にのってもらい、体調も安定、ボランティア活動が出来るほど体力も戻っている、今後も好きな飲食業を続けたいと考えている。このように面接官に伝われば「この応募者は大丈夫!体力は戻っている」と思ってもらうことが出来ます。

ワーク あなたの退職理由を整理しよう

①退職に至った理由はなんでしょうか?(過去)
②①の退職理由から得たスキル、学んだこと、気づいたことは何ですか?
③現在のあなたの状況は?体調、服薬、余暇活動、支援者、支援機関など(現在)
④今後、あなたはどうありたい?どうしたい?望む未来は?(未来)

この質問に備えましょう

賢明な面接官はあなたの退職理由を聞いたときに、こう質問してくるかもしれません。

「発達障害者のための面接対策

「その退職理由と同じ状況になったらどうしますか?」

この面接官の質問にあなたがどう答えるかが採用不採用を決める大きなポイントです。
しっかり答えられるのであれば「過去から学んで、新たな一歩を踏み出そうとしているんだな」と思ってもらえますし、答えに窮するようであれば「同じ状況になれば退職する可能性が高いな」と残念ながら判断されます。

例文の男性はこう答えました。
「以前は誰にも相談せずに一人で突っ走って心とからだを壊してしまいましたが、今は定期的に相談にのってくれる支援者がいますので、先ずはその方に相談します。また、同じ状況になっても前のようにはなりません」

過去現在未来から退職理由を考えてみましょう。うまく言えない場合はあなたの支援者に相談してみましょう。

以上「魅せる」回答例と解説を見てきました。

これら質問をされたとき、あなたは答えられますか?
言葉に詰まったり、回答が出来なかったりすると、人事担当者は不安に感じます。前回の投稿でもお伝えしたように人事担当者は発達障害者の採用に関して不安に感じています。

「この応募者は本当に体力が戻っているのだろうか?」「しっかりと働いてくれるだろうか?」この不安感を面接を通して安心感に変えることが出来るかどうかが内定を掴むための鍵となります。上記質問に対する回答を事前に準備しましょう。

自己紹介シートを使ってあなたの発達障害特性を話そう

自己紹介シートは自身の障害特性をA4用紙一枚に簡単にまとめたものです。この中に障害種別、手帳取得日、得意、苦手、配慮して欲しい点、支援機関、就労に関しての主治医の意見などを記載します(前回の投稿参照)

自閉スペクトラム症(ASD)の方で面接時に自分の障害特性、配慮して欲しいこと、強み、弱みなどを面接官に伝えられない方がいます。その場合は、口頭で伝えることにこだわらず、自己紹介シートをつかって伝えるという方法を検討しましょう。文章に書かれた自己紹介シートを使うことはASDの方にとってとても有効な方法です。面接時に下記のように面接官に言って同シートを手渡ししましょう。

「私の障害特性に関して紙にまとめて参りました、一緒に見ながらご説明してもよろしいでしょうか?」渡す自信がもしなければあなたの支援者、支援事業所スタッフさんに同シートの渡す練習SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を相談してみましょう。

最後に質問はありますか?にどう答えるか?

面接の最後には「最後に質問はありますか?」と聞かれます。これは、応募者が疑問や不安を残していないかを確認すると同時に、その会社への興味の強さ、入社の意欲を確認しようとする意図が含まれています。ですから「特にありません」では、あなたの本気度が疑われてしまいます。質問をして最後にあなたの本気度をアピールしましょう!

汎用性の高い質問例

・入社までに勉強しておくべきことや入社後に習得しておくべき知識や資格はありますでしょうか?
・一日の仕事の流れを確認したいのですが、同じ業務をされている方の一日のスケジュールを教えていただけますでしょうか?

面接中、頭が真っ白、パニックに!どうする!?

いくら練習しても本番でどのようなことがあるか分かりません。焦って頭が真っ白になり用意していた質問が頭から飛ぶことも・・そんなときは「伺いたいことは全て丁寧にご説明頂きましたので質問はございません、ありがとうございました」と言いましょう。単純に「質問はありません」と言うより数万倍良いです。

応用編 ~「魅せる」逆質問~

逆質問により企業のニーズを引き出し、そのニーズに対して直接アピールする高等テクニックがあります。余裕があれば挑戦してみましょう。


応募者:今回の募集で御社が必要としている人物像はどのような人でしょうか?差し支えなければお教え頂けますでしょうか?(ニーズを引き出す)

面接官:そうだね・・勤怠が安定してて・・・事務経験がある人かな・・」

応募者:勤怠が安定していて、事務経験がある人ですね。それは、良かったです!私は移行支援事業所での2年間は無遅刻無欠席で通所しておりました。体調が安定しておりますので勤怠面はご安心いただけます、また、実務経験は前職で〇〇をやっていました。是非宜しくお願いします。

面接で一番大事なのは?「見た目」「話し方」「話の内容」どれが一番大切だろうか?

「発達障害者のための面接対策

心理学者アルバート・メラビアンの研究によると、人の第一印象は「見た目」が55%、「話し方」が38%、「話の内容」が7%で決まると言われています。これを「メラビアンの法則」と言い、話し手が聞き手に与える影響を研究と実験に基づいて数値化したものです。

この割合から、面接で大切な順位が見えてきます。面接でどのように応えようか、何を言おうかと「話す内容」を重要視しがちですが、話の内容からの印象はわずか7%です。実際に重要なのは話す内容よりも「見た目」と「話し方」であることが分かります。清潔感を感じる服装、身なりを整え、笑顔で、ハキハキと元気よく面接を受けることができれば面接対策の半分はクリアーです!

第一印象は○秒で決まる(初頭効果)~あなたの最高の「魅せ方」~

「発達障害者のための面接対策

心理学者ソロモン・アッシュが提唱した概念で「人は最初の印象に影響されやすく、一度形成されると中々評価が変わらないという考え方を「初頭効果」と呼びます。最初の印象が大事であり、一般的には5,6秒で、人と会うことが多い人は1,2秒で印象は形成されると言われています。

面接でドアをノックした際に「失礼します」と小さな声で弱々しいとそれだけで「暗い、弱々しい人」という印象が形成されその印象はそのあとも続きます。一方で、第一声が元気でハキハキしていたらどうでしょうか?「お、この応募者は元気で明るそうだ!」という好印象を最初に与え、その評価を継続させることができます。

また、一度「暗そうな人だな」と思われると、10分、20分の短い時間ではその印象は中々覆りません。なので最初の1,2秒が勝負、元気よく笑顔で挨拶を心掛けましょう。

また、アメリカの心理学者、ティモシー・ウィルソンは「人は初めて出会った相手を最初の2秒で値踏みする」と研究で明らかにしました。人は無意識のうちに、たった1秒間で1万4,000もの視覚情報を取り入れて「正直そう」「優しそう」「誠実そう」「暗そう」「不健康そう」といったおおよその印象をつくります。会った時点で、好き嫌いのだいたいの印象は決まる、ということです。最初の印象をよくするために何が出来るでしょうか、以下具体的に考えてみましょう。

「発達障害者のための面接対策

最初の印象をよくするための5つのポイント

外見 清潔感を感じるような服装や髪型など。シャツにシワが入っていたりネクタイが曲がっていたりしていないか。ヒゲはしっかり剃りましょう(剃り忘れが多いです)
表情 笑顔。口角を上げましょう。
視線 面接官の目を見るようにしましょう。目が泳いでいると落ち着きがないという印象になります。目を見るのが苦手な方は目と目の間を見てみましょう。
 ハキハキと元気よく。下を見て話すと暗くなりがちです。前を向いて明るく。
姿勢 背筋を伸ばして、お辞儀もしっかりやりましょう。足を組むのはNGです。

書類選考なし!!必ず面接を受ける方法

書類選考で落とされてしまい、中々面接までいかないという方も少なくないです。
そんな場合は、ハローワークに登録し「障害者トライアル雇用」を検討しましょう。これは6ヶ月から12ヶ月間(発達障害を含む精神障害者の場合)、まずは「お試し」で働いてみようという制度です。

トライアル期間が過ぎた際に企業もあなたも良ければそのまま常用雇用されます(全体の8割以上が常用雇用)大きな特徴としては、書類選考がないので書類選考で落ちるということがありません(ただし、面接当日は履歴書などの書類必要)

「発達障害者のための面接対策

障害者トライアル雇用の最大のメリットはお試しで先ずは働いてみることが出来ることですが、デメリットとしては最大12か月間のお試し期間が終わった後、もし常用雇用に至らなかった場合、その期間が無駄(必ずしも経験は無駄ではないが・・)に終わることもあり得ます。

その期間が「もったいない」「不安だ」という場合は数日から2週間ほど職場実習、職場体験をさせてくれる企業もあります(期間中は給与なし)。実習、職場体験後に企業側、応募者側がお互い良ければ面接、採用(若しくは不採用)と進むことになります。障害者トライアル雇用とは違い長い期間、お試し期間を設ける必要がないので「早く仕事を決めたい!」という方はお勧めです。

この職場実習、職場体験をさせてくれる企業情報は何かで調べられるわけではありません。ハローワークの職員さんが個人の案件として持っている(可能性がある)ので直接ハローワークの「障害者窓口」にて相談する必要があります。同じように地域の障害者就労支援センターでも職場実習、職場体験が出来る企業情報を持っているので相談してみると良いでしょう。

他、ハローワークや各転職エージェントで行っている合同面接会があります。
合同面接会も書類選考はなく、直接参加、面接を受けることが出来ます(ただし、面接当日は履歴書など必要)

東京ハローワーク https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-hellowork/
クローバーナビ https://www.clover-navi.com/forum/

つながる支援機関、支援者

あなたは1人じゃない!つながろう!

「発達障害者のための面接対策

発達障害者支援センター

発達障害のある人に対して、就労を含め総合的な支援を行うのが、発達障害者支援センター。これは各都道府県、政令指定都市に設置されている。例えば東京都内であればTOSCA(トスカ)。発達障害支援センター一覧
http://www.rehab.go.jp/ddis/相談窓口の情報/
他、第1回目投稿を参照

キャリコンサーチ(全国のキャリアコンサルタントを検索するサイト)

全国にいる国家資格キャリアコンサルタント※など有資格者を簡単に探すことが出来ます。

以下サイトからお住まいの都道府県、得意分野などを選択し検索すればお近くのキャリアコンサルタントを探し出せます。サイト内の「得意分野から探す」に「発達障害」にチェックを入れ検索、あなたに合った発達障害者支援に詳しいキャリアコンサルタントを見つけることが出来ます。

※キャリアコンサルタントとは?
「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことを言う(厚生労働省HP)」

キャリコンサーチ
https://careerconsultant.mhlw.go.jp/search/Matching/CareerSearchPage

まとめ

第4回目は以上です、いかがでしたか?

面接官の無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスを崩し採用を強気で勝ち取るためのコツをお伝えしました。企業のニーズに合った自己アピールをすること、発達障害者の面接に特化した質問例とその回答例、面接でのあなたの「魅せ方」などをお伝えしました。

面接がどうしてもうまくいかないなどで困ったときは、一人で悩まず支援機関や支援者に相談しましょう。

「発達障害者のための面接対策

  • 次回予告
  • 「発達障害者のための定着支援ガイド~考え方のヒント、合理的配慮の求め方~」

せっかく就職してもすぐに退職をする人がいる、その一方で長く続く人もいる。その違いは何か?あなたを守る「〇〇スキル」などをお伝えします。
次回もお楽しみに!!

【文献】
・厚生労働省 平成30年度障害者雇用実態調査
・メンタリストDaigo「一瞬でYESを引き出す心理戦略」
・石井裕之 「コミュニケーションのための催眠誘導」
・内藤よしひと「人は暗示で9割動く」

プロフィール

著者写真
貫井 まなぶ(ぬくい まなぶ)

障害者職業コンサルタント
発達障害支援事業所 相談員
就労移行支援事業所 非常勤講師

経歴・実績

障害者職業コンサルタントとして2,000名以上の就労支援に携わる。

20代から50代の男女と幅広く、障害種別も注意欠如多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)、限局性学習症(SLD)などの主に発達障害を持った方の就労に関する相談を対応。

過去には、障害者の就労の場を開拓する法人営業を経験。企業、人事担当者が障害者雇用を進めるにおいてどんな課題を持っていて何を不安に感じているのか、応募者である障害者に求めているニーズを熟知。

企業側の本音、当事者の本音、講義の受講生からのフィードバックをもとに「今必要とされる」障害者就労に関する情報を「全ての障がい者が活躍する社会へ!!」でも発信中。

運営サイト

強気で勝ち取れ!発達障害者のための就労ガイド

第一回 障害者雇用って何?~発達障害者の就労に関する現状、様々な働き方など~
あなたは障害者雇用にどのようなイメージがありますか?今回は、発達障害者を含む障害者雇用の現状、つながる機関、働き方を一緒に見ていきましょう。

第二回 自己理解(障害理解)~多くの発達障害者が陥るワナとは?~
自分自身の障害特性を理解するためには、どれだけ自己理解(障害理解)が出来ているかがポイントです。

第三回 魅せる履歴書・職務経歴書の書き方 ~発達障害特性をどう伝えるか~
履歴書や職務経歴書の書き方についてと人事担当者の不安感を安心感に変えるための方法である「5つの安心材料」お伝えします。

第四回 発達障害者のための面接対策~障害者枠での面接はこう乗り越えろ!~
発達障害者に対する無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスを壊すための障害者枠での面接の受け方をお伝えします。

第五回 発達障害者のための定着支援ガイド~考え方のヒント、合理的配慮の求め方~
調査研究から離職の主な理由、発達障害の特性から見えてくる就労課題、そして、安定して長く仕事を続けるためのヒントとして合理的配慮の求め方などをお伝えします。

参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷