普段働いていて「今の仕事を辞めたい」と思ったこと、多くの人が一度はあるのではないでしょうか。
転職が一般的になった今、仕事を変えるのもアリかもしれません。
でも、「本当に今辞めてもいいのかな」「その後の仕事や生活は大丈夫かな」と不安になりますよね。
本記事では、仕事を辞めた方がいいサインと、サインが出たときにどうすればいいかを紹介します。
自分にはそういうサインが出ているか確認して、今の仕事を辞めるかの判断材料にしてみてください。
あなたが自分らしく生きていける仕事をみつけましょう。
どういう状況になれば仕事を辞めるか考えた方がいいのか、悩むところですよね。
以下では「仕事を辞めた方がいいサイン」を10個紹介します。
ぜひ退職の判断の際のヒントにしてください。
現在の会社の中ではやりたかった業務が少ないと感じることは、辞めた方がいいサインの一つです。
今の会社にいるのは、入社前に何か具体的にやりたかった業務があったのではないですか。
もしくは多くの人は入社後にやりたいことが見つかるはずです。
どちらにしても、やりたい業務があるのにいつまでもそれができないと徐々にモチベーションがなくなってしまいます。
やりたくもない雑務を押し付けられたり、やりたい業務ができる部署への異動を申し出ても通らなかったりするときはつらいもの。
やりたかった業務に当たることがあまりにも少なければ、辞めることを検討しましょう。
今のまま続けても社会人として成長できないと感じることは、その仕事を辞めた方がいいサインです。
最近では今の会社で定年まで勤めるという人は少ないので、転職しても即戦力になれるようなスキルを何か磨いていかなければなりません。
それにもかかわらず、何年勤めても単純作業やルーティンワークばかりではスキルや人間性は向上しづらいでしょう。
成長が期待できなくなれば、辞めることも選択肢に入ってきます。
興味がないというレベルを越えて、任された業務の中に自分の倫理観や価値観に反するものがあると感じることは、辞めた方がいいサインといっていいでしょう。
たとえば、自社のあるサービスの効果に大きな疑問を持っているのにその販促をしなければならない場合。
法律違反ではないけれど、グレーゾーン内で自分には不誠実に感じてしまうようなデータの収集・発表の業務を任せられた場合など。
いろいろな人が存在する組織に属して働く以上、全ての業務が自分にとって情熱を注げるものであるわけではありません。
しかし、倫理観などに明らかに反することを強制され続ければ、人生においてとても大切な「自己肯定感」を失ってしまいます。
倫理観などに反することが続けば退職を検討しましょう。
何年働いてもいくらがんばっても給料が上がらないという状況があれば、仕事を辞めた方がいいサインは出ています。
仕事をしていく上で、自社からしっかり評価されるというのはモチベーションの一つ。
そして、どれだけ評価されているかを表すものの中で、給料はわかりやすい指標の一つですね。
成果を上げているにもかかわらずそれを正当に評価して給料に反映してくれなければ、仕事に対する意欲は薄れていってしまいます。
同じような年次、同じような成果の同僚の給料は上がっているのに、自分だけ上がらない場合は正当な評価がなされていないかもしれません。
他の人も同様に上がっていない場合は、今いる会社や業界の成長が見込めないのでそこから離れた方がいい可能性も。
給料が上がらないという事実は、一度立ち止まって今の職を続けていていいのか考えるべきサインです。
多くの業界や会社で、ある程度は時間外労働も必要なものです。
しかし、残業が長時間に及ぶことや休日に出勤することが常態化してしまっているのは、仕事を辞めた方がいいサインになるでしょう。
「時間外労働が続けばいずれは疲弊し、むしろ業務は非効率になる」という悪循環の構造を、経営陣が認識できていません。
なにより従業員を大切にしない体質の会社にいても、あなたの幸福度が上がる可能性は低いでしょう。
過労死ラインといわれる月80時間に達していなくても、あなた自身が不調を感じるならあなたの限界を超えていると判断しましょう。
長時間の残業や休日出勤が当たり前になっていることはとても危険です。
正常な思考ができる段階で辞めることを考えましょう。
職場内でいじめやハラスメントが横行している状況、もちろんこれはその仕事を辞めた方がいいサインです。
当然ですが、いじめやハラスメントは違法行為です。
チームワークが求められる現場でそのような行為が横行していては、業績アップやスキルアップも望めない上に、あなたの心身に危険が及ぶ可能性すらあります。
通常は相談窓口が設置されているはずですが、そこですべてが解決できるわけではないのが現実。
ひとりでどうにかできる問題でもないでしょう。
現在そのような行為を受けている場合はすぐに退職を。
自分に矛先が向いていなくても、今後の身の振り方を今すぐ考えるべきサインといえます。
一緒に働いていて、上司・先輩・同僚の中に尊敬できる人、気を許せる人がいないことは、仕事を辞めた方がいいサインに間違いありません。
働いていて身近に目標となる人がいるかどうかは、あなたが今後成長できるかに大きく影響します。
将来のあなたを想像するヒントとなるはずの上司や先輩に見習うべき人がいなければ、何を努力すればいいか見失いかねません。
また、上司・先輩にかぎらず同僚に気を許せたり相談できる人がいなければ、いつも社内で居心地が悪く仕事にも身が入らなくなってしまうでしょう。
尊敬できる人などがいないことは辞めた方がいいサインですので、よく検討しましょう。
それまでなんともなかったのに出勤前になると体調が悪くなる、これが続くようであれば仕事を辞めた方がいいサインが出ていると考えるべきです。
心と体は連動しています。
出勤前になると気持ち悪くなったりお腹が痛くなったりなどするのは、何らかの理由で職場に行きたくないという心の悲鳴が体にまで現れているということ。この状況を放っておいてはいけません。
まずは職場で受けているストレスの原因を明らかにしましょう。
それが解決できることでないと感じるときには、できるだけ早く辞めるかを検討すべきです。
「寝つきが悪い」「途中で起きてしまう」など夜に眠れなくなってしまうことは、仕事を辞めた方がいいサインと判断しましょう。
睡眠がうまくとれないのは精神的なストレスから発生している場合がとても多いです。
「仕事で何か不安なことがある」「明日になればまた職場に行かなければならない」。
もしそれら仕事のストレスで眠れなくなっているなら、原因となる問題を解消して治療しなければなりません。
重い精神疾患になってからでは遅いのです。
仕事や職場のストレスが解消できないときは、そこから離れるしかありません。
今の仕事を辞めることを考えましょう。
本来ストレス解消などに使える休日すら楽しめなくなっていたら、仕事を辞めた方がいいサインが確実に出ているといっていいでしょう。
このようなメンタルになってしまうと、一時的な回復すら難しくなってしまいます。
最悪は重い精神疾患になって仕事が完全にできなくなってしまうことも考えられるのです。
趣味など今まで楽しかったことが楽しく感じられなくなったり、休日も仕事のことで頭がいっぱいなのは明らかに異常です。
今の仕事がストレスの原因となっていそうなら、まず休みましょう。
この段階で最優先すべきはあなたの体調です。
正常な判断ができる状態まで休み、できるだけ早く仕事を辞める方向で検討した方がいいでしょう。
仕事を辞めた方がいいサインに当てはまるとわかったら、その後はどうするのがいいでしょうか。
サインに当てはまったらすべきこと
以下で何をすればいいのか順番に解説します。
体調不良が起きていないのであれば、仕事を普段通り続けながら、辞めなくてすむ方法はないか一度冷静になって考えてみましょう。
たしかに職場に何かしら問題はあるものですが、全ての問題が解決できないわけではありませんよね。
たとえば人間関係のストレスを抱えている場合でも、合わないと思っていた相手とちょっとしたことで親密になるなんて経験もあるはず。
業務内容についての不満でも、上司に真剣に相談してみれば案外望んだ通りになるように動いてくれることもあるものです。
切羽詰まった状態にまではなっていない段階ならば、一度落ち着いて考えて問題解決のためにできることをやってみるのがおすすめです。
もしかしたら光が見えてくるかもしれません。
辞めた方がいいサインの原因を解消できない場合は、仕事を続けながら退職の準備を進めましょう。
退職するには一定の手続きが必要です。
引き継ぎなども含めて、他の人に手間がかからないように最低限のマナーは守りたいところ。
具体的には、退職の意思表示はいつまでにするのか、退職理由はどうするのか、誰にどのような文面の退職届を提出すればいいのか、などを確認しましょう。
また、一方で退職への準備を進めながら、並行して「辞めた後どうするか」考えていくことも大切なことです。
もうすでに体調不良になってしまっている場合には、有給休暇や休職制度を使ってまずは休みましょう。
このまま今の仕事を続けるにしても退職するにしても、体調が正常でなければ冷静な判断はできません。
休みの取りづらい職場でも、たとえば医療機関で診断書をもらえれば休むことはできるでしょう。
民間企業でも、休んでいる間に傷病手当金(健康保険)を受けたり、場合によっては休業補償給付(労働保険)が受けられるので安心してください。
そもそも仕事自体ができない状態になるようなことのないように、まずは悪化する前に自分の体を労わることが重要です。
仕事を続けている場合も休んでいる場合も、転職エージェントを利用しながら転職活動を始めましょう。
どちらの場合も転職活動に大きな労力を避ける状況ではないはずです。
専門家に相談したり任せたりしながら効率的に転職活動を進めるのが利口でしょう。
転職エージェントのアドバイザーは、それぞれの企業の内部事情に精通しています。
そのため、今感じているようなストレスを伝えれば、そのようなストレスが少ない企業を一緒に探してくれるはずです。
今度はあなたに合ったストレスの少ない企業と巡り合えるように、エージェントを活用して転職活動をスタートさせましょう。
仕事を辞める方向で考え始めた人も、次の職場に望んでいることはさまざまでしょう。
以下では、仕事の辞め時を感じたら利用したい転職エージェントを紹介します。
仕事の辞め時を感じたら利用したい転職エージェント
タイプ別に紹介するので、自分にはどれが当てはまりそうか考えて参考にしてください。
仕事をある程度わかってきた20代・30代で、「次に就くならコレだ」という仕事がある程度決まっている人は、転職エージェントのdodaがおすすめです。
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現在も役職のある多忙な日々を送っているならば、転職にまつわる面倒なことはサポートしてもらったほうがじっくり探すことができます。
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本記事では、仕事を辞めた方がいいサインを挙げ、そのサインが出たらどうすべきか解説しました。
サインに紹介したような「やりがいを感じられないこと」「待遇や環境で納得できないこと」が続けば転職を検討するべきです。
それらの不満やストレスから体調にまで支障が出始めた場合には、悪化する前にまずは休んで転職の方向で考えましょう。
仕事はたくさんあるので変えられますが、あなたはひとりです。
あなたを大切に扱ってくれない会社と心中する必要はありません。
真面目な人ほどギリギリまで我慢してしまいがちですが、今回紹介したような状態になってしまったら、とにかく自分の体を最優先して休んでくださいね。
休んでからでも転職エージェントを活用して転職活動すればあなたに合った会社はみつかるので、そこから充実した人生を手に入れましょう。