1日のうち長い時間を過ごす職場での人間関係は、人生そのものに大きく影響します。
仕事をする上では円滑な人間関係を築きたい方がほとんどでしょう。
今回は、人間関係が最悪な職場とはどんな職場か?や、その改善策を紹介します。
「自分の職場の人間関係って最悪なのでは?」「うまくいかない人間関係を改善させたい」という人は参考にしてください。
「自分の職場の人間関係がひどいけど、これって普通なのか?」「どんな職場が最悪っていえるの?」そう考えている人のために、最悪な職場がどんな職場なのかをご説明します。
様々な年齢や職種が集まる企業の職場では悪口や陰口が起こりやすいものです。
特定の個人をターゲットにした悪口や噂話にストレスがたまるうえ、自分自身がそのターゲットになっている可能性もあります。
表面上はうまくコミュニケーションをとっているというケースでも、実はネガティブな空気が流れています。
悪口や陰口が聞こえる職場は、水面下で最悪な人間関係が進行している職場が多いです。
職場の派閥闘争ほど厄介なものはありません。面倒くさい上司やお局様におもねる必要があるのは、辛いものです。
行きたくもないランチに参加させられたり、他の派閥の人とランチに行くとネチネチ言われたり…。仕事に関係のない休憩中なのに、気を遣わなければならないのは最悪ですね。
また、社内政治に巻き込まれ、派閥同士の板挟みで仕事が進まないなんてこともあるでしょう。
職場の人間関係を左右する最大の要因は上司と言っても過言ではありません。
価値観は1人1人異なるので、多様な社員が働く組織内では価値観が合わない人がいるのは当たり前です。しかし、人としてのコミュニケーションがとれない上司だった場合は、人間関係が円滑にいかず逃げたいと思う理由になります。
最悪な人間関係の職場は、合わせて労働環境が最悪な職場やブラック企業であることが多い傾向です。
職場環境はそこで働く人間関係にも影響し、ストレスや働く意欲の低下からネガティブな雰囲気に陥りがちです。
社員ひとりにかかる負担が大きく、心に余裕がないことも人間関係が悪くなる原因になりますね。
帰属意識とは「グループや集団に属している一員と感じる意識」のことをいいます。
「えっ?帰属意識をもつのはいいことじゃないの?」と、一見思いますよね。しかし、帰属意識が高すぎる職場は正直面倒くさい傾向です。
たとえば、中小企業や家族経営の企業に多くみられますが、愛社精神を大事にし過ぎて、強制参加の飲み会やイベントが多いことがあります。
会社を優先しなければ孤立してしまうため、必要以上に気を遣って合わせなければなりません。
帰属意識が高い社員が多い職場は、人間関係の距離感が近すぎてストレスが溜まりやすいのです。
では、反対に人間関係がいい職場で働くとどうでしょうか。
人間関係が円滑な職場では以下のようなメリットがあります。
職場の人間関係がいいと、周囲からのアドバイスを受けやすいメリットがあります。そのため業務で問題が起こっても咎めず一緒に乗り越えようという協力体制が整っています。
いい人間関係はお互いに業務改善していく環境をもたらし、仕事の効率アップにつながります。
人間関係がうまくいかないことが原因で退職される方が多くいます。
「人間関係が悪く仕事に対するやる気も失った」という方は最悪な人間関係の悪循環に陥り退職という選択をされた方です。
人間関係が良好な職場では、自然に仕事も楽しくなり意欲が高まります。
楽しく仕事できれば、仕事の成果や評価にもつながりさらに意欲は増しますよね。
職場の人間関係が良いと、上司や先輩から注意や意見をされてもギクシャクすることなく前向きに意見に耳を聞くことができます。
人間関係で良好な信頼関係が築けると、卑屈にならず業務に取り組むことができ仕事への成果につなげることができるでしょう。
では、どうすれば最悪な職場の人間関係を改善することができるのでしょうか?
人間関係が悪くギクシャクしている職場で、挨拶をされないのに挨拶をするのは少し癪に感じる部分もありますが、それでも挨拶は徹底しましょう。
人間関係が悪い原因に自分自身が巻き込まれている場合、発言しないままではいつまでたってもギクシャクしたままです。
職場で居場所がないと感じている方も、職場の人全員に気持ちのよい挨拶を続けることを心がけ自分から歩み寄るという勇気も必要です。
挨拶は笑顔で行うと効果的
職場ではついつい悪口や陰口に同調したり、会社の不平不満を言ったりしがちですが、ネガティブな言葉は人間関係が悪くなる要因につながります。
職場の人とコミュニケーションをとる際は、ポジティブな言葉を意識し発言しましょう。
相手のいいところを見つけることを意識する
「職場での人間関係を良好にする」ことだけに意識を向けてしまうと、メンタル面の改善だけで終わってしまいます。
しかし舞台が職場である以上、業務に向き合い成果をあげることに目を向けてみましょう。
1人の人間が業務で足を引っ張っていたらチームの輪が乱れ、周囲から孤立してしまうのが現実です。
いくら人間関係を良くしようと思ってもとりあえず最低限の仕事ができるようにならなければ、人間関係の構築はできません。
周囲から一目おかれるスキルを磨く
さっぱりした、サバサバしているといわれるドライな性格。
職場の人間関係構築ではドライな性格でいることが良好に保つコツだといわれています。
職場の人間関係は周囲がお互いを気にしすぎることで起こります。
サバサバしたドライな人は、他人にあまり関心がなく誰とでも公平に接するため人と衝突することやターゲットになることが少ない傾向です。
嫌なことには関わらないポリシーをもっているので、他人の悪口や陰口に同調せず自分軸をしっかりもっています。
職場の人間関係ではある程度の距離感を保つ
『働きアリの法則』をご存じでしょうか?別名『262の法則』とも言われています。
アリの巣には、一生懸命働くアリが2割、ふつうに働くアリが6割、働かないアリが2割いる。そこで、2割の働かないアリを除けば効率が上がると考え取り除いたところ、働かないアリが新たに2割増えた。
これを職場の人間関係に置き換えてみましょう。
または、
となります。
つまり、「どうしたって2割の人からはいい影響は得られない」のです。
このことを頭に入れて仕事をしていれば、「最悪な人間関係のある人は2割の人で、残りは8割には影響がない」と少し気持ちが楽になるかもしれません。
逆に言えば、どれだけ最悪な職場環境でも、2割は自分のことが好きなんだと思えば頑張る気持ちがわいてきますね。
職場の人間関係で悩み、周囲に相談すると、「気にしない・深入りしない方がいい」といったアドバイスをされるケースが多いでしょう。
しかし、これでは最悪な職場の人間関係を改善する根本的な改善にはなりません。
複数の人間が関わっている限り、人間関係のトラブルに巻き込まれるのは避けられません。
それどころか、改善策と思った対応が逆効果というケースも生まれるでしょう。
たとえば「生意気な態度」「人の話を聞かない」といったネガティブな反応が返ってくるような事態になり、さらなる人間関係の悪化を引き起こすかもしれません。
人間関係が悪い職場では、その場にいる限り、しがらみがつきものなのです。
どれだけ改善策をとっても仕事で成果をだしても職場環境を変えることができない場合があります。
「もう限界」となった場合、思い切って職場環境を変えてしまうのも一つの方法です。
異動や転職をして働く環境を変えれば、人間関係をリセットしゼロからスタートすることができます。
世の中には様々な企業があり、働き方も多様化しています。せっかく働くのだから気持ちよく働ける環境を見つけ、心機一転してみるのをおすすめします。
特に、職場の人間関係によって心身共に疲弊してしまったという方は、自分自身を大切にするためにも早く最悪な職場から逃げ出した方が良いでしょう。
ホワイトな職場の求人を探すなら【doda】
「人間関係のいい職場ってどうやって探したらいいの?」と思ったら、『doda』を利用してみてください。
dodaの求人はホワイト企業が多いため、働く人も活き活きとしていて、いい職場に出会える可能性が高いです。
公式サイト | https://www.doda.jp/ |
---|
心理学者アドラーの言葉にこんなものがあります。
幸せの三要素は、自分自身が好きかどうか
良い人間関係を持っているかどうか
そして人や社会に貢献しているかどうか
人間関係に悩む今、幸せの三要素を満たしているか考えてみましょう。
職場の人間関係に悩んでいる人、うまくいかない人間関係を改善させたい人は、ストレスを溜めすぎる前に、ぜひ転職を視野にいれて働き方を見直すことをおすすめします。
そしてスキルを発揮できる新しい環境で幸せの三要素を充実させましょう。