何らかの障害を持っていることで、なかなか仕事に就けないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
働きたい気持ちがあるのに働けない‥、仕事に就くことが出来ても長続きできる仕事・環境ではなかった‥
など様々な理由から働くことに挫折してしまいそうになる人も少なくはないと聞きます。
しかし、障害を持っている人でも良い環境で働いている人もたくさんいるのです。
ここでは、仕事の種類、おすすめ職種、仕事の悩みや仕事探しの注意点など障害者の仕事探しに役立つ情報を様々な視点から紹介していきたいと思います。
失敗しない仕事の探し方・選び方のポイントを押さえあなたも理想の働き方・職場を見つけませんか?
健常者と比べてしまうと就職しづらい環境に置かれる可能性は否めませんが、障害を抱えているからといって就職できないことはありません。
厚生労働省が令和元年6月に発表した『平成30年度 障害者の職業紹介状況等』
※引用:https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/000518394.pdf
によると、ハローワークを通じた障害者の就職件数は10年連続で増加していると言います。
平成30年度の就職件数は102,318件であり、平成29年度よりも4,504件(4.6%増)も増えています。障害種別では以下のようになっています。
就職件数:26,841件(前年比 0.3%増)
就職件数:22,234件(前年比 5.9%増)
就職件数:48,040件(前年比 6.6%増)
就職件数:5,203件(前年比 3.9%増)
これらはあくまでもハローワークを通じた障害者の就職件数であり、個人で就職活動をした人、民間サービスを利用した人を含めると就職をした人はもっと多くなると推測されます。
仕事の種類に関しても厚生労働省『平成30年度 障害者の職業紹介状況等』を参考に見ていくと、
産業別
職業別
これらの就職件数が多くなっていることが分かります。
更に障害種別ごとに就職件数の多い職業は、
事務的職業:7,435件(27.7%)
運搬・清掃・包装等の職業:10,644件(47.9%)
運搬・清掃・包装等の職業:16,281件(33.9%)
事務的職業:1,389件(26.7%)
障害の内容や度合いによって出来る仕事・出来ない仕事が出てくると思いますが、簡単なものからはじめ自分の適性を見極めていくこと、そのような体制を整えている職場選びが大切です。
障害を持つ人の働き方にはこのような方法があります。
障害者を対象とした在宅勤務に取り組む企業も増えてきています。
通勤をすることが困難な人や人間関係に心配がある人におすすめですが、社会との繋がりが薄くなるデメリットもあります。
主にパソコンを使った作業が中心となります。
障害者限定の採用枠。
職種や仕事内容が限られてしまうこともあり給料が低い場合もありますが、一般採用枠よりも採用されやすく一般企業で働くことで社会との繋がりを得られます。
障害者に限らない一般的な採用枠。
職種、仕事内容の幅が広がり給料も一般的な水準ですが採用を勝ち取るまでが困難となりやすい傾向にあります。
障害者の就労安定を目的に作られた会社であり、親企業の子会社として存在しています。
特例子会社の従業員の多くは障害者であるため障害への理解があることが大きなメリットではありますが、障害者枠採用と同じように職種が限定されやすく給料が低い場合が多い。
障害などを理由に一般企業で働くことが困難な人が働く事業所。
就労継続支援サービスにはA型とB型があり、A型は「雇用契約あり」、B型は「雇用契約なし」で平均月収も異なります。仕事内容は事業所によって様々なものがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分自身が納得し無理のない働き方を選択することが一番です。
仕事に就いてから障害者ならではの悩みを抱え、仕事を続けられない人も多くいると言われています。
障害者への理解や配慮のある企業も増えてきてはいますが、まだまだ安心して働ける環境と言い切れないことが現状のようです。
精神的な障害を抱える人に多いのが、仕事を頑張りたいのに気力や体力がついてこないことです。体調や気分に波があり、仕事をさぼっているように思われてしまったりミスが増えて叱られてしまう‥など評価が下がってしまう。
精神的な障害を抱える人だけでなく、身体的・知的障害を抱える人も思うように仕事が出来ないことにストレスを感じ落ち込んでしまったり、塞ぎがちになってしまう。職場の同僚と上手くコミュニケーションが取れない、陰口を言われている、冷たくされてしまうなど人間関係にも悩みを抱え自分の居場所がなくなり退職を選んでしまう‥。
このようなケースにならないためには、
このように障害に理解のある環境で働くことが大切となってきます。
障害を隠すのではなく、上司や同僚にも理解してもらう努力をする、状態が悪いときは休憩を取る・会社を休む、自分のペースで頑張れるときは一生懸命頑張る!など無理のない環境に身を置くことで悩み事も少なくなり長く勤められる職場となるはずです。
障害のある方が仕事を探すためには以下のような方法が挙げられます。
地域障害者職業センターは就職を手伝ってくれる専門機関であり、障害者就労支援センターや就労援助センターも専門的に相談に乗ってくれます。
就職・転職で多くの人が利用するハローワークでも障害者専用の求人紹介・就職相談を受けることが出来ますが、どのような企業でも無料で求人を出すことが出来るハローワークでは求人の質にバラつきがあるケースも多く”失敗しない仕事”を探すことを目的とするのであれば不安が残ります。
結論から言いますと、失敗しない仕事を探し・選ぶためには【障害者に特化した就職・転職エージェント】を利用することがおすすめです。
障害者に特化した就職・転職エージェントを利用するメリットとして、
障害に関する専門性や知識が豊富であり、一人一人に寄り添いながら就職・転職活動を進めていけるだけでなく、一番重要なのが入社後のアフターフォローがあることです。
仕事が決まったら終わりではなく、不安や悩みが多く出てくる入社後こそサポートが必要です。その点をカバーしてくれる就職・転職エージェントは心強い味方となってくれるはずです。
「ラルゴ」も障害者に特化した就職・転職エージェントであり、多くの企業の中からあなたの希望にマッチした求人の紹介や就職後の定着フォローを重視したサポートなどを提供し多くの方から選ばれているサービスです。
興味のある方は一度ホームページを覗いてみてはいかがでしょうか?
ラルゴ以外にも障害者の就職・転職活動に特化したサービスがあるので、まずはあなたに合ったサービスを探してみることから始めてみませんか。
障害者に特化した就職・転職エージェントは信頼の出来るサービスを選ばないと、強引な求人紹介を受ける場合があります。
強引な勧めに負けてしまい就職してもミスマッチを感じ後悔してしまう可能性があります。
自分に向いていないのでは?担当者と合わないと感じるようであればキッパリと断る、担当者の変更を申し出ることが大切です。
また、障害者に特化した就職・転職求人サイトもありますが、求人情報を得ることが出来ても誰かに相談することが出来ないため少しでも就職・転職に不安を感じているのであれば、プロに相談が出来る就職・転職エージェントがいいでしょう。
就職支援サービスを利用して理想の就職を叶えた方々の実例・事例を紹介します。
以前はパートでレジや事務の仕事をしていましたが、障害のあることを伝えていなかったため体調が安定しないときは欠勤の連絡をすることに申し訳なさやツラい気持ちを抱えていました。
しかし、就職支援サービスを利用し新しく仕事を紹介してもらい相談に乗ってもらいながら仕事を進めていくうちに症状や体調が落ち着いてきたようになり、仕事を楽しく感じてきました。一つ一つ業務の幅を広げ、なくてはならない存在になれたらいいなと思っています。
足に軽い運動機能障害があり長く歩くことは難しいのですが、デスクワークなら出来ると思い高収入の求人ばかり応募していましたが不採用続きで落ち込んでいました。
就職支援サービスを紹介され、アドバイスを受けている中で自分では出来ると思っていたことでも実務レベルでは通用できないことに気付き、どこでも通用できるスキルを身につけようと前向きな気持ちになれました。
そんな中、明るい声・ハキハキした対応を活かせるコールセンターの仕事に出会い採用してもらうことが出来、充実した毎日を送っています。
※引用:LITALICOワークス(https://works.litalico.jp/interview/)
障害を持っているから上手くいかないんだ、自分はダメなんだ‥と落ち込んでしまうこともあったかもしれませんが、それはあなただけの問題ではなく働く環境にも問題があったはずです。
楽しいと感じられる仕事、やりがいを感じられる仕事に出会えることで、日々の生活も充実したものとなることでしょう。
様々な働き方や仕事の探し方があるので、あなたにとってベストな方法を見つけてください。少しでもあなたの仕事探しのお役に立てたら幸いです。