「転職サイトはどのように選べばよいの?」
「転職サイトではどのようなサポートが受けられるの?」
障害者向けの転職サイトを選ぶ際に、このような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
転職サイトによって特徴やサポート内容が異なります。
そのため、複数の転職サイトを比較して自分に合ったサイトを選ぶことが大切です。
そこで今回は、障害者向けのおすすめの転職サイトを紹介します。
転職サイトの選び方や転職サイトで受けられるサポート内容なども紹介しますので、これから転職サイトを選ぶ人は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、おすすめの障害者向け転職サイトを2つ紹介します。
これから転職サイトを利用する予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。
LITALICO仕事ナビは、長年障害者の就職支援を行ってきた実績がある転職サイトです。
業界知識が豊富なアドバイザーが在籍しており、応募書類の添削や面接対策などの転職サポートを受けられます。
また、障害者向けの求人数が多いのも魅力の1つです。
多くの求人の中から、自分の希望に合った転職先を探すことができます。
「多くの求人を見比べたい」「障害について熟知したアドバイザーの支援を受けたい」という人におすすめの転職サイトです。
公式サイト | https://snabi.jp/ |
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特徴 | 障害を持つ人の就職支援を長年してきた実績がある |
おすすめポイント | 障害者手帳があれば、経験豊富なアドバイザーからの就職支援が受けられる |
デイゴー求人ナビは、2024年9月からサービスを開始した比較的新しい転職サイトです。
障害者雇用の求人検索だけでなく、就労移行支援や就労継続支援などの事業所も検索できます。
就労移行支援や就労継続支援は、今すぐに一般企業への就職が難しい人が利用する福祉サービスです。
企業への就職に不安を感じている人は、自身の体調に合わせて働きやすい職場を探すことができるでしょう。
また、デイゴー求人ナビでは、障害者雇用に詳しいキャリアアドバイザーからの転職支援も受けられます。
転職活動の準備からスケジュール管理、選考対策まで幅広い支援が受けられるため、1人での転職に不安を抱えている人におすすめです。
公式サイト | https://dei-go.com/jobs |
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特徴 | 大手人材会社が運営しており、就労移行支援や就労継続支援事業所の求人も充実している |
おすすめポイント | 一般企業だけでなく、さまざまな求人をみて働きやすい職場を探せる |
障害者が転職サイトを選ぶ際のポイントは、下記のとおりです。
障害者向け転職サイトは強みや特徴がそれぞれ異なります。
そのため、複数の転職サイトを比較したうえで利用するかどうか決めることが大切です。
それぞれの選び方のポイントを詳しくみていきましょう。
転職サイトを選ぶ際には、サイト利用者の口コミをチェックしておきましょう。
口コミを確認すると、転職サイトの使いやすさや障害者の転職実績などを知ることができます。
転職実績が多い転職サイトは障害者の転職に対するノウハウがあり、一人ひとりに合わせたサポートをしてもらえる可能性が高いでしょう。
ただし、利用者の口コミはあくまで個人の感想であることを認識しておくことが大切です。
1つの口コミを参考にするのではなく、複数人の口コミをチェックして総合的に判断しましょう。
求人情報の質の高さも、転職サイトを選ぶ際の重要なポイントの1つです。
転職サイトに掲載している求人票には仕事内容や応募条件、職場の雰囲気などが記載されていることが一般的です。
求人票の基本的な内容だけでなく、障害への合理的配慮の内容や障害者の雇用実績などの詳細が載っていると転職先選びの参考になります。
たとえば、聴覚障害の人に筆談配慮があったり、車椅子の人が動きやすいようにスロープが多く設置されていたりと企業によって配慮の内容は異なります。
より具体的にどのような障害者にどういった配慮をしているか記載されていると、障害者が使いやすい転職サイトといえるでしょう。
転職サイトの障害者へのサポートが充実しているかチェックしておきましょう。
障害者へのサポート内容は、転職サイトによって大きく異なります。
転職サイトによっては各障害への知識があるスタッフが在籍しており、転職先の相談や選考対策などのサポートが受けることが可能です。
また、外出や書類の作成が難しい障害者のために、求人への応募から選考まですべてWeb上で完結する転職サイトもあります。
障害に合わせて詳細な条件を入力して検索できる転職サイトであれば、職探しをスムーズに進められるでしょう。
自分が使いやすい機能やサポートがある転職サイトを選ぶことがポイントです。
ここからは、障害者向け転職サイトで受けられるサポートを3つ紹介します。
障害者向け転職サイトで受けられるサポートは、サイトによって異なります。
ここで紹介したサービスを利用できない転職サイトもあるため、サービス内容は事前に確認しておくことが大切です。
それぞれのサービスについて詳しく解説します。
障害者向け転職サイトは、障害に理解のあるアドバイザーが在籍していることが多くあります。
アドバイザーは、就職先についての相談から選考サポートまでさまざまな転職支援を実施しています。
また、障害者は自身の障害や体調を考え、転職する際に就職先や職場環境について不安に感じることも少なくありません。
アドバイザーがいる場合は、悩みや不安をすぐに相談できます。
障害者に適した転職先を紹介したり転職を希望している企業に条件を交渉したりと、障害者の悩みに寄り添った対応をしてもらえるでしょう。
1人での転職が不安な人は、アドバイザーがいる転職サイトを利用してみてください。
障害者向け転職サイトは、障害の種類や特性などの条件を細かく設定して求人検索できる場合がほとんどです。
障害者向け転職サイトでは、主に障害者向けの求人を掲載しています。
そのため、企業の求人票には応募条件や職場で受けられる合理的配慮などが掲載されているのが一般的です。
たとえば、車椅子の利用者が求人を探す際に、「スロープあり」「エレベーターあり」などの条件を入力して検索できると、車椅子でも働きやすい職場がみつかります。
障害の種類や特性から求人検索できると、仕事探しがスムーズに進められるでしょう。
転職サイトによっては面接日の日程や給料、合理的配慮などの条件の交渉を代行してもらえる可能性があります。
合理的配慮とは、障害者がほかの人と同じように社会生活を送るために、障害の特性や困りごとに合わせて行われる配慮のことです。
とくに合理的配慮は、自身で転職活動をすると企業側に要望を伝えにくい場合があります。
自分に合った配慮が受けられないことで、内定後にすぐに離職してしまうケースも少なくありません。
転職サイトのサービスを利用すると曖昧な交渉ではなく、具体的な配慮の要望を伝えやすくなります。
長く働きやすい職場に就職したい人は、条件交渉の代行を行ってもらえる転職サイトを利用してみてください。
障害者が転職する際に転職サイトや転職エージェントを活用すべき理由は、下記のとおりです。
障害者向け転職サイトや転職エージェントでは、障害者雇用の求人を数多く取り扱っています。
求人の中には障害者を雇用した実績のある企業も多く、障害に理解のある転職先がみつけやすいでしょう。
また、転職サイト・転職エージェントはサポートが充実しており、応募書類の添削や面接対策などを受けられます。
障害についての専門知識を持つアドバイザーが多く在籍しており、悩みや不安も相談しやすいのもメリットの1つです。
「障害者の雇用実績がある企業に就職したい」「1人での転職活動が不安」という人は、転職サイトや転職エージェントを活用してみてください。
ここからは、障害者向け転職サイトに関するよくある質問を3つ紹介します。
障害者向け転職サイトについての疑問は、利用する前に解決しておきましょう。
転職サイトによっては一部の機能が利用できない可能性があります。
障害者雇用枠の求人は、障害者手帳がない場合応募できません。
そのため、障害者雇用枠の求人を多く取り扱っている転職サイトでは、アドバイザーによる転職支援の利用や求人への応募ができない可能性があります。
ただし、障害者手帳を持っていない人でも、求人検索ができる転職サイトは存在します。
無料で利用できます。
求人検索だけでなく、アドバイザーによる転職支援も無料で利用可能です。
転職サイトは求人を掲載する企業から報酬を受け取っており、利用者から利用料を徴収しない仕組みになっています。
障害の種類に関わらず転職サイトを利用できます。
障害者向け転職サイトでは、身体障害・知的障害・精神障害などの障害に合わせて応募できる求人を多数掲載しています。
また、近年増加傾向にあるとされている精神・発達障害に特化した転職サイトも存在します。
障害に合わせたサポートを受けられる転職サイトも多く、どのような障害でも利用しやすいでしょう。
障害者向けの転職サイトは、障害に詳しいアドバイザーに相談できたり、企業との条件交渉の代行をしてくれたりとさまざまなサービスが充実しています。
仕事探しから内定まですべてサポートしてもらえる場合もあり、障害を抱えながらの転職に不安を感じている人には転職サイトの活用がおすすめです。
ただし、特徴やサービス内容は転職サイトによって大きく異なるため、複数のサイトを比較することが大切です。
本記事を参考に、自分に合った転職サイトを利用して転職活動をスムーズに進めましょう。