【マンガ】転職を決意したきっかけは?本当に辞めて大丈夫?

転職 決意

転職 決意
【作:大貫ミキエさん】

転職したい。
でも環境を変えるのも勇気がいるし、転職活動も面倒くさい。

転職というものは、誰でも踏み切るまでに時間がかかってしまうものです。
でも一度転職について考え始めてしまうと、今の会社や仕事にも身が入らなくなってしまうなんてことも多いですよね。

このまま思い切って転職をしてしまって、大丈夫だろうか?
他の人はどんな理由で転職を決意するのでしょう。
いざ転職したら、辞めなきゃ良かったと思う人がいるのも事実です。

あなたの考えている不満は、転職を決意するのに相当するもの?後で後悔する可能性は?辞めたほうがいい人と、辞めるべきではない人の理由の違いはどこにあるでしょうか。

転職を決意し、実行した様々な方のケースをまとめました。

転職を決意するきっかけとは

当然のことですが、転職を決意する人の理由とは人の数だけあるものです。
でも大きく分類することができ、その中で特に多いもの、また気になるものを5つ紹介します。

人間関係がうまくいかない

特に多く見られる理由は、人間関係についての悩みです。

例えば仕事や待遇には不満を感じていなくても、人間関係がうまく行っていないとそれだけで職場に行くことすら苦痛になってしまうくらい、深刻な悩みです。

自分も上司も同僚も、社内で仕事をするのはすべて人間です。だからこそ生じてしまう人間関係の合う合わないは、どこにいても起こり得るトラブルです。

仕事内容に満足できない

理想の仕事ができると思って入社したら、思っていたのとは違う仕事を任されている。
または逆に任せてもらえない。そもそも仕事自体、思ったほど楽しくない…。

いざ入社して実際に働いてみたら、こんなはずじゃなかったと思う方も多いようです。

毎日行う仕事ですから、せめて楽しく業務を行いたいと思う気持ちも理解できます。

給料に不満がある

入社前には相場がよく分からず、提示されるままに入社して、慣れてきた頃に「あれ…この仕事内容でこの給料って安くない?」と気づくパターンもあります。

また、最初は満足していたものの、勤続を重ねてスキルは確実に上がっている。
先日新しい分野の仕事も任されるようになり、しっかりと利益に繋げることもできた。
それなのに、昇給がされていない。初任給のまま仕事ばかりが増えている。

そういった実際の仕事量に見合わない給与に、不満を感じるのは当然の主張です。

待遇がブラック

各種ハラスメント、度重なる長時間労働や休日出勤、1日の出勤労働時間に見合わない仕事量…

そんなブラック企業の待遇に心身疲労を起こして、転職を決意するのは当然の結果と言えます。

プライベートの環境に変化

女性なら妊娠、育児でフルタイム働くことに無理を感じて、時短勤務ができる会社に転職を考えることはあり得ることです。

また男性・女性に関わらず、家族の介護、加齢による体力不足、自身の病気など、生きていればプライベートに何らかの変化が起きて、転職や退職をせざるを得ない状況に見舞われることは少なくないでしょう。

その理由で辞めても大丈夫?

これらの理由が、辞めたい、転職したいという気持ちのきっかけになるのは分かります。

しかし、実際転職するとなると別問題です。
すぐにでも環境を帰るべき理由と、環境を変えることで状況が悪化する可能性がある理由があるのです。
その違いはどこにあるでしょうか。

辞めたほうがいい人

ブラック企業で心身が疲弊してしまった

  • パワハラやセクハラなどのハラスメント被害に遭った。
  • 毎日10時間を超える長時間労働、毎週強要される休日出勤、明らかに定時内には終われない仕事量
  • イジメや贔屓が起こっている人間関係

それらが横行する、いわゆるブラック企業勤めで、毎日仕事に行くのが憂鬱で仕方ない。
そもそも睡眠時間が足りてない。マトモに食事する暇もない。

そんな環境で仕事をしている方は、すぐにでも転職を決断すべきです。

ブラック企業を辞められない方は、会社にうまく言いくるめられ、軽い洗脳状態にある恐れもあります。
うつ病や病気などで心身を本格的に壊してしまう前に、ぜひ転職を!

給料の未払いが続いている

明らかに業態が不安定になっている状況です。

そのままその会社にいても、よほどの奇跡が起こらない限りは倒産の憂き目に遭うことになるでしょう。
そうなってしまえば、溜まっている給料が支払われる見込みはありません。

そのような状態の会社は、情に訴えてくることが多いです。
今会社が苦労しているのに、お前は見捨てるのか!?と、まるで辞める側が悪いことをしているように言われることもあります。

しかし、労働分の給料を受け取ることは労働者の正しい権利なので、それが支払われないのは転職の正当な理由になります。

時間と労働力を無駄に消費してしまう前に、勇気を出して見切りをつけるべきです。

将来に明確なキャリアプランがある

将来自分がこうありたいというキャリアプランがあり、この会社ではそのプランを実現することができないと確信しているのであれば、そこは思い切って転職すべきです。

キャリアプランがはっきりしているのであれば、あとはそれを実現できる転職先のイメージも明確に掴めるはずです。
思い描く夢のために、キャリアアップを目指していきましょう。

社風にまったく馴染めない

経営理念や業態は、サイトで入社前でもチェックすることができます。
しかし、社風というものは実際に働いてみないとなかなか気づけないものです。

実際に働いてみて、どこか思い描いていたものと違う。
どうしても馴染むことができない。努力はしてみたけれど、違和感がある。

そう感じるのであれば、仕事にも影響が出る可能性はありますし、長く居れば居るほど疲れてくると思われます。

何がどうして馴染めていないのか分からない。どんなところで働きたいのかイメージはないというのであればまた別の話ではありますが、実際に自分の中で「こんな社風の会社で働きたい!」とイメージができていれば、それは遠慮なく転職したほうがモチベーションアップにも繋がると思われます。

辞めないほうがいい人

明確なビジョンはないが、現状が不満

自分がどうなりたい、こういう仕事がしたい、こんな職場で働きたい。
こういったビジョンが特に描けていないのに、現状に不満を抱いて辞めてしまう人がいます。

しかし、そういった人は「こうしたい」という意思がないために、どこに行ってもどこか満足できずに不満を言うだけで、転職を重ねていく傾向にあります。

基準を知らずに、友人と比べて待遇を不当と感じる

新卒の若い世代に特に多いのですが、友人同士の飲み会などで仕事の話になった時、自分が今いる業界の給料や福利厚生など、待遇の基準を知らないまま、他業界の友人と待遇の差を知り、不満を抱いてしまうパターンです。

友人と自分のことをすぐに比べてしまう人というのは、どこに行っても比べて劣等感を抱きがちです。

明確な理想がなければ、転職をしても行ける業界は限られます。
待遇は業界によって様々で、友人と同じ待遇になりたいのなら、友人と同じ会社で働くしかありません。
けれど、そうなればきっとまた職能による給料の差などで不満を抱くことになりかねません。

このようなタイプは、どこに転職しても結局他者と比べてしまう結果になるだけです。

なんとなく上司や同僚と合わない

パワハラ、セクハラ、イジメ、贔屓などのハラスメント被害に遭っているのならぜひ転職を勧めるところですが、気が合わない、説教がウザい程度の人間関係への不満は、転職の理由としては要注意です。

人間関係が合わない人と、毎日顔を合わせて仕事をしなければいけないのが苦痛なのはよく分かります。
ですが、転職先にまたそういった気が合わない人がいる可能性は大いにありえます。

社内がすべてあなたと気が合う人ばかりのところに入社できるとは限りません。
もしまた気に入らない人がいたら、転職を繰り返すのでしょうか。

そういった時は、まず一度冷静になって、信用できる上司に相談してみてください。
席の配置換えなどで対応してくれるかもしれませんし、それが無理なら社内異動という手もあります。

それでも解決しなくて、いよいよ精神的に支障が出るレベルと感じたなら、その時は思い切って転職してみてもいいかもしれませんが、転職しても同様の事が起こるリスクは認識しておくべきです。

仕事へのマンネリでやる気をなくした

仕事に飽きた。新しい環境で心機一転、楽しい仕事がしたい。
そんな考えも危険です。

「楽しい仕事」とはなんでしょうか?次はどんな仕事なら飽きが来ずに、ずっと楽しい気持ちを維持したまま仕事ができるでしょうか?

そこで明確に答えられるならぜひ転職してほしいところですが、もし明確なビジョンがイメージできないのであれば、それは単なる甘い考えだと言わざるを得ません。

今の仕事はしっかりと取り組んだと言えるでしょうか?
途中で投げ出した感じになってはいませんか?
まだ触りだけ手を出して、分かった気になってはいないでしょうか?

途中で放り出して転職をすると、そのまま癖がついてしまう可能性があります。
どこに行っても満足できずに、他に何かあるはずだと転職歴だけ重ねていくことになりかねません。

まずは今の仕事を突き詰めていくつもりで、取り組んでみてください。
何かしらの興味を持って入社したのだろうと思うので、どこかで楽しく感じる瞬間があるかもしれませんよ。

転職を決意したら準備すべきこと

転職を決意したらすぐ転職。なんてことはもちろんなく、それなりにやるべきことはいくつかあります。それを説明します。

まずは家族の同意を得る

特に結婚している方は、配偶者の同意を得ることが大事になります。

心配させたくないと思われる方もいるかもしれませんが、転職は一朝一夕にできるものではありません。
場合によっては長期化することもありえます。

いざそうなった時に、生活費や子供の学費・養育費、家賃や家のローン、諸々の出費にダイレクトに響いてきます。
その時になって払えなくなりましたで済む問題ではありません。

また、転職を応援してくれる、サポートしてくれる家族の存在は大きいものです。
先に同意を得ておくことで、転職活動に集中できる環境を整えられるかにもかかってくるので、先に転職の意思を伝えるようにしましょう。

退職届と交渉の準備

退職の意思を伝えると、大抵の場合引き留めにあう場合が多いです。
ブラック企業の気配が強ければ強いほど、引き留めが強引になったり、逆にスルーされてしまったり、場合によっては脅されることもありえます。
そうして押しきれずに、ズルズル続けているという例も多いのです。

まずは退職の意思をしっかりと分かってもらうために、退職届の準備を。
それから、どんな引き留めにも負けない意思で、交渉する準備を整えておきましょう。

仕事の引き継ぎ

もちろん、転職するから後はどうでもいいと投げ出すわけにはいきません。
自分が担当していた仕事を、次の担当に引き継ぎするところまでがあなたの仕事になります。
立つ鳥後を濁さずで、円満退職するために大事なことです。

転職活動

決意してしまったら、さっさと辞めたい気持ちも分かりますが、転職活動は現在の仕事を続けている間に実行することをおすすめします。

転職活動は、一般的に1〜3か月ほどかかると言われています。人によっては半年かかったという人もいます。
それだけの長丁場ですから、仕事を辞めてから転職活動をすると、無収入の期間が発生する可能性があります。
失業保険は受給するまでに時間を要しますし、また再就職するまで貰い続けられるわけでもなく、受給期間が決まっています。
貯金があるとしても、それも決して無限に使えるわけでもありません。

そして、お金が底を尽きてくると、途端に現実に焦りが生じてくるようになります。

転職活動では焦りは禁物です。
焦りは余裕を奪うので、最終的に採用されればどこでもいい!となって、ブラック企業に捕まりやすい状況を自分で作りかねません。

仕事をしながらの転職活動は大変とは思いますが、在職中に次の転職先を決めるようにしましょう。

失業保険などの確認

辞める前に各種保証や補助、免除などの手続きについて調べておくことをおすすめします。

会社の就業規則や、ハローワークなどの公的機関の各種手当、国民健康保険や国民年金などについても、事前に調べておくと、いざという時に役に立つ有益な情報があるかもしれません。

転職を決意したら、まず自分の市場価値を確認すべき

その他、自分の棚卸しを改めて行うことをおすすめします。
職歴、資格、スキルをできるだけ細かく書き出してください。転職活動では、いかに自分のことを分かっているかが大事なポイントになります。

それから、自分の市場価値を正しく知ることも大事です。
この市場価値を高く見積もりすぎたり、逆に低く設定してしまったりすると、転職活動が長期化したり、ブラック企業に捕まってしまったりと、ろくな展開になりかねません。

転職活動では、いかに自分を客観視できるかが大きなカギになります。
とはいえ、自分の価値を正しく見積もるのは意外と難しいもの…。転職業界における『市場価値』というものも、素人にはまず基準がよく分からないという方も多いでしょう。

そういう方こそ、転職エージェントなどの転職のプロに手伝ってもらうことをおすすめします。

転職エージェントは、数多くの転職者と企業を知っています。
どんなスキルがどんな業界や職種に通用するのか、またどれほどの価値になるのかを熟知しています。

第三者目線であなたを評価し、サポートしてくれます。
更にあなたから聞き取った要望と、適正を鑑みて求人を紹介してくれるため、仕事しながらの転職活動も、1人でやるより格段に楽になります。

無料で自分の市場価値(=適正年収)を知る方法
転職をする前に、興味を持ってくれる企業がどれくらいあるのか?今、転職をした場合にどのくらいの給料をもらえるのか?など、自分の市場価値を知ることが重要!

辞め時をしっかりと見極めて、自分にプラスになる転職を!

転職は誰にとっても今後の人生にも関わりかねない、大事な分岐点です。

決意に迷ったり、悩んだりするのは当然のこと。
転職に悩む人に対して、最近では「逃げても良い」という声も増えてきました。

確かに、逃げちゃダメだと悩んで苦しんでいる人には「苦しくてつらいことから逃げることは悪いことじゃない」と伝えたいですが、安易に逃げるのは逆に逃げぐせをつけかねません。

目を向けるべきポイントは、状況から脱した結果、あなたの今後があなたにとってプラスになるか、あなたがより成長し大きくなれるかということです。

あなたにとってプラスになるのであれば、ぜひ転職を決意して、次のステップに進みましょう!

漫画作者 大貫ミキエさん


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷