”売り手市場・買い手市場”という言葉を聞いたことがありますか?
この言葉はビジネスシーンでも広く使用されています。
・売り手=人材不足であり就職・転職に有利
・買い手=人材が足りており就職・転職が不利
実はここ数年、転職市場では転職者に有利な売り手市場が続いているんです。
この記事では、転職においての”売り手市場・買い手市場”・転職の狙い目などを詳しく解説します。
厚生労働省が発表している「一般職業紹介状況」によると、2023年09月の有効求人倍率は1.29倍でした。
参照:厚生労働省『一般職業紹介状況(令和5年9月分)について』
※有効求人倍率‥1人の転職希望者に対してどのくらいの求人があるのかを示していること。
求人、求職及び求人倍率の推移グラフを見ていただくと分かるように、平成22年度から右肩上がりに伸び、令和元年度から下降、令和4年からはほぼ横ばいの状況です。
このグラフからわかるのは、平成30年度あたりに比べると低いものの、現在も転職者に有利な”売り手市場”は続いているということ。
つまり、転職するなら今が狙い目というワケです。
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厚生労働省が出す「一般職業紹介状況」は、あくまで全体の平均数値。
職種別にみれば買い手市場となっているものもあるため注意が必要です。
では、ここで東京都の職種別有効求人倍率をみていきましょう。
※パートを除く
※パートを除く
保安の職業や建設・採掘の職業は全体として有効求人倍率が高い傾向にあり”売り手市場”となっています。
反対に、事務的職業や運搬・清掃・包装等の職業は有効求人倍率が低く”買い手市場”となっています。
採用されやすい職種としては有効求人倍率が高いものを狙っていくと良いでしょう。
転職市場は景気とほぼ比例しているとも言われています。
【過去の有効求人倍率の推移】
~バブル景気~
~バブル崩壊~
~リーマンショック~
~東京オリンピック開催発表~
このように、ほぼ経済状況によって売り手市場・買い手市場が逆転しています。
2013年に東京オリンピックの開催が発表され、建設・技術系エンジニア・サービス業などそれらに関わる仕事の需要が高まり売り手市場となりました。
しかし新型コロナウイルスの影響などで、2020年の有効求人倍率は1を超えてはいたものの、前年より0.42ポイントも下落していました。
それ以降、ほぼ横ばいの状態が続いています。
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この記事では、転職における売り手市場・買い手市場について解説しました。
この先もっと売り手市場になるのか・反対に買い手市場になってしまうのか…予想しか立てられず、実際の動きは誰にもわかりません。
でも確実なこととして、2023年の今は”売り手市場”なのです。
転職を迷っている人は、売り手市場のうちに転職してしまうことをお勧めします。
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