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【マンガ】有給休暇が取れない…対処法や取得するときのポイントは?

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有休取れない
有給休暇取れない
【作:いけだいけみさん】

「毎日一生懸命働いているのに有休が取れない…」
「有給休暇って労働者の権利なんじゃないの?」
と、有給休暇が取れずに悩んでいる方必見!

労働者の心身の疲労回復と労働力維持を目的とした有給休暇、消滅するだけというのはもったいない話です。
そこで今回は有給休暇が取れないときの対処法や取得するときのポイントについてご紹介します。

有休が取れない!転職すべき?平均取得率は?

「有給がなかなか取れない…もう会社辞めようかな」と思っている方も多いでしょう。
日本の有給休暇取得率は諸外国に比べて低く有給休暇取得率を向上させようと努力しているホワイト企業以外は取りにくいというのが現状です。

有給休暇の平均取得率は?

平成29年の厚生労働省【平成 30 年就労条件総合調査の概況 第5表 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況】によると有給休暇の取得率は51.1%となり、大企業が多く中小企業になるにつれ取得率が低くなる傾向です。

引用:厚生労働省 平成 30 年就労条件総合調査の概況 第5表 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況

有給休暇が取れないときは…転職もアリ

有給休暇の取得は労働者の権利なので当然有給休暇は取ることができるのですが、有給休暇の申請ができない、冠婚葬祭ですら休めない、欠勤にされるといったブラック企業が実在するのが現実。
有給休暇が取りにくいといった企業もありますが、有給休暇の平均取得率51.1%を目安にその半分も取得できない企業で働いているなら転職を考えた方が良いでしょう。

きっと有給休暇だけでなく働き方や待遇についても理不尽なのだろうと想像できますので、その企業でこのまま働き続ける価値があるのか?と、見つめなおす良い機会なのではないでしょうか?

思い切って転職をしたとしても同じように有給休暇が取れないケースや、年間休日がグッと少なくなるケースもありますので、転職活動をするなら有給消化率・年間休日などもあわせてチェックして転職するかどうかの判断をしましょう。

有給休暇が取れないから転職する!という方は、これからご紹介する対処法を試してみてからでも遅くはないはずです。

有休が取れない…有給休暇取得するための対処法

1. まずは上司に相談を

突然「明日休ませてください」と伝えるのではなく、事前に上司へ有給休暇を取得したい旨を相談しましょう。
相談する際は、就業規則の有給休暇の記載事項を確認し申請します。

2. 断られたら…いつなら休めるか確認を

会社の繁盛期などは有給休暇の取得が認められないケースがありますが、「今は厳しい」と有給休暇の取得を断られた場合は「いつなら休めますか?」と尋ね、有給休暇が取得できる時期を確認しましょう。

「有給休暇制度なんてないよ」
「じゃあ辞めてくれていいよ」
などパワハラ発言があった場合は違法性が強いため、発言を受けた時間や内容を書面やボイスレコーダーで記録しておいたほうがよいでしょう。

3. 社内での相談

上司に断られ有給休暇の取得が認められなかった場合、社内の相談窓口や労働組合に相談してみましょう。

4. 弁護士に相談

社内の相談窓口や労働組合に相談をしても解決されない場合は、弁護士に相談するのもひとつの方法です。有給休暇の交渉を会社側と行い様々な解決策を提案してくれます。
自治体での弁護士相談会や法テラスなど、無料で弁護士に相談ができる窓口で気軽に相談できるのでおすすめです。

5. 最終手段!労働基準監督署へ通告

何をしても解決されない場合は、都道府県に設置されている労働基準監督署に相談を。
ただし、労働局、労働基準監督署へ相談する場合は、企業との対立になってしまいますのでこのまま会社で働く予定なら居づらくなってしまう可能性があります。
転職を考えている方には有効ですが、なるべく穏やかに問題を解決したいときはできるだけ社内で解決させるようにしましょう。

働き方改革に期待!【有給休暇が10日以上ある人は年5日の有給休暇が必須】

有給取得率が低い日本ですが、この4月から働き方改革によって有給取得について大きな変化があります。

2019年4月1日から、大企業・中小企業問わず年に10日以上の有給休暇がある労働者に対して、年5日は有給休暇を取得させることが義務となりました。
有給休暇の取得率が約51%と決して高くないことから、有給の取得率向上を目指して働き方改革推進のひとつとして掲げられスタートしたのです。

5日以上の有給休暇を付与しない場合は労働基準法違反となり罰則規定が設けられていますので、これから有給取得率が向上するきっかけとなる制度でしょう。

有給休暇を取得させないのは違法なの?

企業によって有給休暇の取得条件が暗黙のルールになっている場合があります。

  • 旅行や娯楽では有給休暇が取れない
  • 1カ月前に申請しなければいけない
  • 理由を伝え許可がなければ有給休暇が取れない
  • 長く勤務している正社員でも年に1日しか有給休暇がない
  • アルバイトやパートは有給休暇がない

これらのルールは当たり前ではありません。
全て法律違反している事例です。

有給休暇は「原則、理由なく自由にとれる」労働基準法に定められた労働者の権利なのです。

ただし条件として

  • 入社日から6カ月以上継続して勤務していること
  • 出勤しなければいけない労働日の8割以上勤務していること

この2つの条件を満たせば有給休暇は誰でも取得することができます。

有給休暇は取れて当たり前!大切なことなので何度も言います!
有給休暇は「原則、理由なく自由にとれる」労働基準法に定められた労働者の権利です。

有給休暇の時季変更権って知っていますか?

有給休暇は「原則、理由なく自由にとれる」と先述しましたが間違ってはいけないポイントがひとつ。
有給休暇を取得する際、「〇月〇日に休みます」という日にちを申請し、会社の許可や休む理由は問われませんが、いつでも自由に有給休暇が取得できるわけではありません。

会社にとって「事業の正常な運営を妨げる」場合に有給休暇を他の日に変更することができ、これを有給休暇の時季変更権といいます。

例えば…引っ越し業者で働いている場合
「3月10日に有給休暇で休みたいんですが…」

OKの回答

「3月は引っ越しが多いし、運転できる人も足りないから別の日に変えてほしい」
事業の正常な運営を妨げる正当な理由と、有給休暇の日にちを別の日にしてもらえるよう労働者へ伝えていますので、有給休暇の時季変更権が認められるケースです。

NGの回答

「忙しいから認められません」
理由なく有給休暇を認めないのはもちろん違法です。

退職時に有休を取得させてくれない!対処法は?

「無事転職先も決まって後は退職するだけ、何十日も余っている有給休暇をどうしよう…」という場合、退職時に残った分の有給休暇を消化しても法律上問題はなく、一般的に残った有給休暇を退職日までにまとめて消化するケースはよく見かけます。
しかし、企業によっては断られるケースもあります。

通常の有給休暇の取得では、企業の繁盛期や業務に支障をきたす場合は時季変更権として変更や調整を伝えられるかもしれません。
しかし、退職を前提とした有給休暇の消化では、有給休暇の時期の変更や調整を実施するのは難しいので時季変更権は行使できず「本当にまとめて有給休暇を消化してもいいの?」「有給休暇消化をさせてくれない」と悩む方が少なくありません。

退職時の有給休暇の消化はどうしたらスムーズにとることができるのでしょうか?

早めに申請する!拒否されたら「内容証明郵便」を!

通常の有給休暇の取得と同様、退職することが決まったら退職日までに残った有給休暇を消化したい旨を伝え申請しましょう。
ブラック企業では、有給休暇の消化を認められない企業もありますが、その際は「有給休暇の申請」「退職の旨」についての内容証明郵便を送付すればスムーズに有給休暇の取得ができるでしょう。

引継ぎや残務処理はきっちりと!

『立つ鳥跡を濁さず』という言葉通り、退職後もスムーズな業務が行われるように引継ぎやスケジュール調整は必ず行い、退職日を迎えるようにすることが大切です。

最終出勤日までに引継ぎや残務処理を終わらせることで予定通りの有給休暇の消化が行われ、職場とのトラブルもなく退職できるでしょう。
有給休暇の取得という労働者の権利ばかりを主張せずに、退職する企業の円滑な業務についても配慮するようにしましょう。

どうしても有給休暇がとれない!有給休暇買取制度は使えるの?

有給休暇が認められない場合、買い取りをしてもらえるのか気になりますよね?有給休暇は原則買い取ってもらえません。
有給休暇の目的である「労働者の心身の疲労回復」に沿わないため、権利をお金に変えた買い取りは違法とみなされ、基本的に労働者の心身のリフレッシュのため、有給休暇は消化するものとされているのです。
しかし、絶対に買い取りできないというわけではありません。
有給休暇の事前の買い取りは禁止されていますが、事後の買い取りは適法となります。

例えば…

有給休暇が消滅する場合の買い取り

退職時、有給休暇が残っているままでは労働者が損をしてしまいます。退職日に合わせて有給休暇を取得するケースもありますが、引継ぎなどで休めない場合は消化できないことになります。そのため、消化できない分の有給休暇を買い取りしても違法となりませんが、しかし、企業の判断になるので労働者は有給休暇の買い取りは強く請求できません。
また、時効を迎えた有給休暇の買い取りについても適法とされています。

法定日数を越えた有給休暇の買い取り

有給休暇の法定日数からプラスされた有給休暇については、法定日数で心身の疲労回復ができると判断されるため、違法にはなりません。

有休を取得するときのマナー

有給休暇は労働者の権利ですが、トラブルなくスムーズに取得するためには申請側としての最低限のマナーが必要です。

できるだけ早く伝える

いくら自由に休めるといっても、社員が一人休むことで業務が円滑に進まないケースもあり、企業としては変わりの人材を確保しなければいけません。いきなり有給休暇の申請をしても「人材確保が間に合わず時期をずらしてほしい」と伝えられるかもしれません。

そのため有給休暇を取得したい日にちが分かっているなら早めに上司に伝えることが大切です。また、理由については問わないとされていますがどうしても理由を伝えないといけない場合は法事や家庭の事情などの理由をつけると当たり障りないでしょう。

引継ぎはしっかりと

引継ぎをしっかり行っていないと有給休暇中に会社から業務についての連絡が来ることもあります。せっかくの休みに業務連絡があると気分もブルーになりますよね。
業務に支障がでないよう、不在中の引継ぎ事項として業務内容や連絡などはしっかり伝えましょう。

顧客や取引先にも伝える

有給休暇の時期が決まったら、顧客や取引先にも伝えましょう。
「いつからいつまで休むのか」「代わりの担当者の名前や連絡先」を伝えることで有給休暇中の問い合わせにもスムーズに対応されるでしょう。

お礼は必ず!

「有給休暇は労働者の権利なんだから休んで当然だ!」と横柄な態度をとらず、有給休暇を取り職場に戻ったら「ありがとうございました」とお礼を伝えることを忘れてはいけません。

「有給休暇はお互い様だしお礼なんて…」と思いがちですが、上司や代わりに対応してくれた担当者、職場の社員へ一言「ありがとう」と伝えることで「ゆっくり休んでもらってよかった」という気持ちになり、次の有給取得の取りやすさが変わってくるでしょう。

マナーを守りつつ有休を活用できる環境へ!

「なかなか有給休暇を取りたいといえない…」と躊躇している方もいらっしゃいますが、労働者の権利として有給休暇を活用し、日々の業務のリフレッシュに役立ててください。
また、退職が決まっている方も残った有給休暇をしっかり消化して次のステップに進みましょう。

有給休暇を取得するために必要以上の遠慮や気遣いは必要ありませんが、休んでいる間は必ず誰かに負担がかかっています。引継ぎや残務処理など業務が円滑に行えるような配慮、周囲への心配りは社会人のマナーとして忘れないようにしましょう。

いけだいけみさん


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