【マンガ】ブラック企業あるあるまとめ

ブラック企業あるある
ブラック企業あるある

漫画作者 livedoorBLOG公式ブロガーの龍たまこさん

最近ではすっかり定番ワードになってしまった『ブラック企業』。マスコミに頻繁に取り上げられるようになり、一般に広く知られるようになったため、自主的に危機管理もできるようになっています。

ただ広く知られるようになった分、少し過敏になりすぎている側面もあります。実際どんな労働環境をブラックと呼ぶか、聞かれてあなたは詳細が答えられますか?

実際どんな企業をブラック企業と呼ぶのか。そして実際にあなたが置かれた環境はブラック企業の基準に当てはまっているのか。

そしてもし当てはまっている時に、どういう対処をすればいいのか。改めてブラック企業とはどんな企業をいうのか確認してみましょう。

ブラック企業とは?

ブラック企業がこれだけ有名なワードになっているにも関わらず、実は公的には明確な定義付けが行われていません。ですが、『一般的な特徴』と示した上で厚生労働省のホームページでは『ブラック企業』をこのように書いています。

  • 「ブラック企業」とはどんな会社?
  • 厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

    出典:厚生労働省

労働に対する正当な報酬が支払われない。上司など企業側から不当な扱いを受ける。などが該当しますが、これだけ見るとさすがに広義すぎて少し分かりづらい気もしますので、これからもう少し突っ込んだ例を見ていきましょう。

ブラック企業あるある~労働環境編~

労働時間編

  • 毎日残業で終電帰宅
  • 始業時間よりも30分~1時間前に来るのが当たり前
  • お昼休憩の時間いっぱいきっちり休んでると仕事しろと怒られる
  • 定時帰りすると暇なの?と言われて、仕事を押し付けられる
  • 残業でも仕事が終わらず会社に泊まる
  • 休日出勤していないと休み明けになんで来なかったんだと責められる

サービス残業や休日出勤、不当な残業時間など、労働時間に関する内容はブラック企業でも典型的な例です。

労働基準法では1日8時間、1週間で40時間としっかりと法廷内労働時間を提示し、それを超える場合には残業代を支払うようにと定めています。

また残業に関しては「36(サブロク)協定」というものもあり、時間外労働に対して正当な報酬を支払うようにと定められているので、自分の会社の労働時間おかしくない?と思った人はチェックしてみるといいでしょう。

また、厚生労働省では月80時間を超える残業時間を、過労死の可能性がある「過労死ライン」と定めているので、もし該当する人がいるとしたら直ちに状況改善に努めてほしいですね。

給料・福利厚生編

  • 給料日に給料が振り込まれない
  • 定時にタイムカード押させられてサービス残業
  • 体調不良を公休扱いされて休日に振替出勤
  • 実質有給はない
  • 慶弔休暇を取ったら嫌味を言われた
  • 実質有給はない
  • ボーナスが支給されない

給料や福利厚生が正しく支給されないというのも、ブラック企業情報ではよく見かけます。

正しく支給されるのは社会人として当然の権利。嫌味も言われる筋合いはありません。給料が支払われないなんてもっての外です!

人間関係編

  • 定時帰りした翌日の上司が機嫌悪い
  • 気分屋の先輩の機嫌を毎朝チェックするのが日課
  • 強い先輩がいて、嫌われたらもう社内でやっていけない・・・
  • 社内の空気がずっとピリピリしてて、怒鳴り声が絶えない

人間関係がうまく行かないといのは、退職理由の中でも毎年上位に食い込んでくる理由です。

毎日顔を買わせなければいけない相手と、良好なコミュニケーションを取れないのはかなりストレスの原因になります。

ブラック企業あるある~精神的苦痛編~

パワハラ・モラハラ編

  • 何かミスすると罰金として給料から天引き
  • トイレに行くのも許可制
  • 厳しいノルマがあって、達成できないとみんなの前で怒鳴られて、反省点を言わされる
  • 休日に上司の趣味に付き合わされる。断ると昇進やボーナスの評価に関わる

パワーハラスメント:職場において地位などの優位性を利用して、精神的・身体的苦痛を与えること。または職場環境を悪化させること。

モラルハラスメント:言葉や態度などで繰り返し相手を精神的に傷つけること。

自分が人の上に立ち指示をする立場であることを、なんでも命令ができる。相手の進退を自分が全て握っていると勘違いして、好き勝手するのは大きな間違いです。また、部下であるからと言って、不当な扱いに甘んじる必要はまったくありません。

セクハラ編

  • 飲み会で女性社員はコンパニオンみたいに扱われる
  • 口を開けば下ネタ
  • 顔や体型などの見た目について色々言う
  • やたらと距離感が近くて、体もベタベタ触ってくる
  • 嫌がっているのにしつこく休日の予定を聞かれたり、個人的な業務後の飲みに誘ったりしてくる

平成26年度に都道府県労働局雇用均等室に寄せられたセクハラ被害の相談は1万件を超えており、そのうち女性の割合は6割と内閣府のホームページに調査報告が上がっています。

(内閣府男女共同参画局:セクシュアル・ハラスメントの実態

もちろん影には相談できずに悩んでいる人もたくさんいて、実際には更に多くの被害件数があることが予想できます。またセクハラの被害はもちろん女性だけとは限りません。

何事もお互いの合意があって成り立つものを一方的に触ったり、相手の反応を無視して性的にからかったり、しつこく誘いをかけるような行為はセクハラに該当します。

マタハラ編

  • 産休明けに会社に戻ったら、明らかに仕事内容が変わって雑用ばっかり言いつけられる
  • 産休を取って、出産後にはまた戻ってきたいと意志を伝えたのに退職を勧められた
  • 産休明けに会社に戻ったら、周囲の態度が酷く冷たくなっていて、居場所がないと感じる
  • 今の仕事をずっと続けたかったのに、妊娠をきっかけにリーダーを降ろされた上に部署異動させられることになった

マタニティハラスメントは女性が妊娠・出産をしたことで、職場で嫌がらせを受けたり、本人が希望しない異動をさせられたり、解雇・減給などの不当な扱いを受けたりすることです。

産休や育休といった制度が最近になってようやく注目され始めたばかりの日本は、社会進出した女性の権利確立が先進国の中でもかなり遅れています。職場では制度として存在はするけど、有給などと一緒で利用したら不当な扱いを受ける現実もまだまだ根深いものがあります。

できる限り早く出産・育児後の女性でも臨んだ仕事が続けられるような体制が、企業側に確立することが望まれます。

ホワイト企業とブラック企業はこんなに働きやすさが違います

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求人から見るブラック企業の特徴・見分け方

実はブラック企業が出す求人には、色んな特徴があるということを知っていますか?就職・転職を考えた時に求人を色々見比べながら、ブラック企業にだけは入りたくない…と思うのは誰でも同じです。

求人の時点である程度弾けるようになれば、いくらかストレスも軽減されるのではないでしょうか。
分かりやすい例でいうと、これらの特徴があります。

やたらポジティブで具体性のないキャッチコピー

  • 若手が活躍する明るくて楽しい職場です!
  • アットホームで和気あいあいとした雰囲気で仕事ができます!
  • 熱意のある人、歓迎!やりがいのある仕事です
  • あなたの夢を実現しませんか?あなたのやる気を応援します!

など、とにかくその場のノリで楽しそうな雰囲気を出そうとしていますが、仕事の内容が全くイメージできません。

若手が活躍というのは、長続きせず若い世代を使いまわしている可能性があります。アットホームは家族経営で、なあなあで仕事を回しているところが多い危険ワード。そして熱意・やりがい・夢・やる気といったワードは全て根性論です。

いざ勤めてみたら、根性論を振りかざして不当な過重労働を強いられる可能性もあるので要注意です。

求人がやたらと掲載されている

求人サイトではよく見られますが、同じ会社の似たような求人がページを占拠していることがあります。

また、ずっと長期間同じ求人が掲載されていたり、短期間のうちに何度も求人情報が上がったり下がったりするのも要注意。

人の入れ替わりが激しく、常に人材不足に陥っていたり、人材の使い捨てを行っていたりする場合があります。

楽に稼げる!

  • 時短で高給可能!
  • 入社一年目で年収●百万も夢じゃない!

こう言ったやたらと高給を謳っているところは、キツいノルマがあり出来高制で達成しないと低賃金、または残業休日出勤当たり前で過重労働をさせられる会社だったりする可能性があります。更に入ってみたらサービス残業当たり前なんていう可能性も。

楽に稼げる仕事なんてありません。必ずどこかで帳尻合わせがされるはずなので、甘えた考えは捨てましょう。

社員を大事にし、後ろめたいところがない会社は、当然何かを隠す必要も取り繕う必要もありません。

給与・就業時間・福利厚生・業務内容・企業情報などしっかりと明記され、業態や就業後のイメージなどを分かりやすく示してある求人は信用できます。

もし上記の条件の中に「応相談」などと書いてある場合は、面接の時にしっかりと事情や要件などを質問で明確にするようにしてください。

もしそこで言い渋ったり、場合によっては厳しい態度を取られたりしたら、聞かれたくない隠しておきたい何かがあるかもしれません。面接はこちらも企業を審査・選別する場と思って、大事なことはしっかり聞きましょう。弱気になる必要はありません。

ブラック企業に入ってしまったら

それでももしブラック企業に入ってしまったら。とにかく早くその状況から抜け出すべきです。

「もし辞めたとしても、そのあと再就職ができるか分からない」
「転職してもマトモな会社で働けるとも限らない。自分に何かスキルがあるわけでもないし…」

といった理由から、とりあえず最低限の生活は保証されているし…と転職を尻込みしてしまう人は結構多いのですが、ブラック企業は転職するならスピードが命です。一度転職を諦めてしまうと、そのままズルズルとタイミングを失い続け、最終的に体調や精神を壊してしまうという結果になるパターンがかなり多いのです。

『ブラック企業対策プロジェクト』で情報収集

ブラック企業のトラップにハマらないためにはブラック企業の知識や見分け方を理解しておく必要がありますが、入社後ブラック企業かどうかの判断は自分では迷ってしまうもの。

雇用・労働政策研究者であるNPO法人POSSEの今野晴貴氏と社会福祉士で生活困窮者支援ソーシャルワーカーであるNPO法人ほっとプラスの藤田孝典氏を共同代表として2013年9月に設立された『ブラック企業対策プロジェクト』http://bktp.org/about-us
ブラック企業対策プロジェクト

どちらも貧困問題、生活支援、労働問題に精通され日本社会からブラック企業をなくすことを目指しています。

今野晴貴氏は第30回(2013年)に「ブラック企業」で流行語大賞トップ10入りをした経歴をお持ちなのでご存知の方も多いのではないでしょうか?

『ブラック企業対策プロジェクト』は、2人の共同代表とともに弁護士や教育関係者、労働組合関係者、人材コンサルタントなど各分野の専門家が協力し、ブラック企業から若者を守るための様々なコンテンツを提供しています。

  • 求人広告の“嘘”の見破り方
  • 就職四季報でチェックするのは売上や利益だけではない
  • 会社四季報の平均年齢と平均年収
  • 企業ホームページや有価証券報告書
  • 雇用契約からブラック企業を見分ける方法

など、ブラック企業を見分ける手段について説明されています。

求人情報を見ると、「成長できる環境で!」や「夢を持って感動できる仕事を!」など一見向上心溢れる魅力的な企業に見えても実際には業務内容をぼかしているだけというケースも。

「ブラック企業の見分け方」では実践的な役立つ情報が紹介されていますので、新卒の学生だけでなく既卒や第二新卒など中途採用からの転職組、フリーターやニートからの就職組も必見の情報です。

希望の方は公式ホームページのリンクhttp://bktp.org/about-usより参考資料をダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

相談窓口の活用を

ブラック企業問題は決して他人事ではなく、私たちの人生に関わってくる問題であり一人ひとりの意識や行動から変えていかなければいけません。

そのためには、正しい情報をもち企業を見極めることのできる確かな目を養っていく必要があるでしょう。

ブラック企業対策プロジェクトhttp://bktp.org/about-usでは、労働相談ホットラインや企業の残業不払いや労働環境などブラック企業情報、労働法講座などブラック企業に悩む方の相談窓口やブラック企業に陥らないための情報発信が行われます。

ブラック企業の罠にハマらないようにTwitter(ブラック企業対策プロジェクト@black_taisaku)やメルマガも参考にしてみてください。


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