社会人となり “高卒”であることをネックに感じていたり、恥ずかしいと思っている人はいませんか?
また、高卒であることが転職に影響するのではないかと不安に思っている人も多いのではないでしょうか?
確かに大卒と比べると高卒の転職は厳しいと言われていること、学歴不問の求人にはブラック企業が紛れている‥など不安要素がたくさん。
だからこそ、高卒の転職には転職エージェントを活用することが重要です。
『高卒が使ってはいけない転職エージェント』を紹介するとともに、『高卒が使うべきおすすめの転職エージェント』を紹介していきます。
学歴コンプレックスを乗り越えて、充実した生活を手に入れましょう!
転職エージェントと聞いてまず頭に浮かんだ会社はどこでしょうか?
人気タレントを起用しているところや、印象的なテレビCMを流している大手転職エージェントではありませんか?
求人数や転職支援実績が豊富な大手転職エージェントは安心感があるため登録すれば誰でも転職成功できる!‥と思いがちですが、高卒にマッチした転職エージェントなのか?と聞かれたら答えは「No」です。
求人数が多ければ多いほど転職の可能性を広げることができるため、求人数の多い転職エージェントを選ぶことはおすすめですが高卒の場合は求人の詳細にも目を向ける必要があります。
いくら求人が多くても「学歴不問」「未経験歓迎」といった高卒向けの求人が少なければ意味がありません。
dodaの場合は全体の60%が学歴を問う求人
※参照:doda「学歴は中途採用で求められる?-学歴と転職の関係-」
高卒の転職活動をスムーズに進めていくためには高卒や未経験者に対応したサポートが充実している転職エージェントがおすすめ。
社会人マナーから学べる、履歴書・職務経歴書の作成サポート、徹底した面接対策、内定後のアフターフォローが充実など様々なことが挙げられます。転職の基本知識からしっかりとサポートしてくれる転職初心者向けのサービスを選ぶことが大切です。
転職エージェントの利用者は、あなたと同じように転職成功を目指す“仲間”でもあり“ライバル”でもあるのです。
大手転職エージェントには様々な利用者が集まり、「高学歴」「経験を積んでいる人」「実績のある人」「優れたスキルを持つ人」の方が転職しやすい状況にあることは確かです。
そんな強敵の多い環境(大手転職エージェント)では満足のいくサポートを受けられない可能性が高くなります。
このように、せっかく転職エージェントに登録をしても厳しい現実を目の当たりにしてしまうことも考えられるため高卒に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
学歴で不利に感じているなら、大卒と戦わなければいけない一般の転職エージェント・転職サイトは避け、高卒に特化した専門の就職支援サービスを使いましょう。
カウンセリング、求人紹介、応募書類作成、面接対策、雇用条件交渉、アフタフォローなど、転職活動に不安や悩みを持つ人が納得・満足のいく転職を叶えるために転職活動全般をサポートしてくれます。
「こんなはずじゃなかった!」と入社後に後悔しないためにも、エージェントから社風や仕事内容、給与や待遇を詳しく確認できるのは大きなメリットです。
また、取り扱い求人は『学歴・経験不問』の求人をメインとしているので、高卒の肩書は不利になりません。
学歴不問でも、平均年収高め・休暇充実・残業なしなどのホワイト企業の求人も多数扱っています。
転職エージェントを利用し転職活動を進めていくことのメリットを少し分かっていただけたと思いますが、転職エージェントならどこでも良いわけではなく自分に合ったサービスを利用することが納得・満足のいく転職を実現させる一歩となります。
転職支援サービスの対象者
得意としているサポート
サービス内容
まずは、この3点に注目して転職エージェントを選ぶことが大切です。
とは言え、転職エージェントはたくさんあるので自分ではよく分からない‥という人のために、学歴不問の求人が多数あり、高卒に特化したおすすめ転職エージェントを紹介していきます。
キャリアスタートは高卒や大学中退、フリーターなどこれからキャリアを築き上げていきたい若手に特化した転職支援サービスです。
“親身なサポート”を最大の強みとし、自己分析から徹底サポート。
エントリーや入社の強要も一切なく、つねに求職者の希望を第一とし、希望軸や現職軸に合わせて的確なアドバイスをしてくれます。
キャリアスタートでは企業へのインタビューや調査を徹底しているためホワイト企業であることはもちろんのこと、入社前後のギャップをなくしマッチングの高い転職を実現。
他社にはない徹底した面接トレーニングも魅力の一つで、希望する職種や企業に合わせて対策しています。
公式サイト | https://careerstart.co.jp/ |
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年齢 | 10代~20代 | 実績 | 20代がおすすめする転職支援会社No.1 | 特徴 | 教育体制が整っている企業や未経験者をイチから育成したい企業の求人のみ紹介 |
ハタラクティブは高卒に特化した転職支援サービス。高卒を積極採用している求人のみを紹介してくれます。
就職成功率は80.4%と高い水準を誇り、希望しない業界やブラック企業の紹介は一切しません。求職者に寄り添ったカウンセリングで、効率的に短期間で自分に合った仕事に就くことができます。
履歴書や職務経歴書の作成の仕方も一人ひとりに合わせて対策を行いいます。ハタラクティブは表面的な企業の情報だけでなく、各企業の内情にも詳しいので、事前の面接・書類対策もスムーズです。
公式サイト | https://hataractive.jp/ |
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年齢 | 18~29歳。40%以上の利用者が社会人経験なし。 |
実績 | 内定率80.4%/86.5%が大企業に内定 |
特徴 | 高卒・未経験歓迎 |
DYM就職は、未経験から正社員を目指すことができる転職エージェント。
高卒というと多くの方は書類選考や経歴で不採用となってしまうケースが多いですが、DYMに登録し就職のサポートを受けることで、高卒に対応した求人の紹介を受けることが可能。
それはDYMが企業との強いパイプを持っているからで、コンサルタントがスキルや人柄を把握し、企業へ伝えてくれますので高卒という学歴フィルターを除いて選考してくれるので企業とのマッチ度が非常に高くなっています。
専任のコンサルタントが1人1人につきサポートを行ってくれますので、就職への悩みや不安も共有することができ、非公開求人を含めた一部上場企業、ベンチャー企業などからあなたに合った企業をマッチングしてくれます。
多種多様な業界や業種、地域の求人を多数保有!不況期にも強い安定の人気企業への就職を最短で実現できます。
公式サイト | https://talk.dshu.jp/ |
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年齢 | ~29歳に特化 | ポイント | 多種多様な業界や業種、地域の求人を保有 | 特徴 | マンツーマンでのサポートで1人1人に合った求人をご紹介 |
第二新卒エージェントneoは、高卒や第二新卒、フリーターなど、学歴や経歴に自信がない18~28歳に特化した転職エージェント。
一人一人へのフォローが手厚いのが特徴で、初回の面談では最大2時間をかけて、学生生活や部活動の経験をもとにこれからのキャリアを考えてくれます。
履歴書の添削から、内定が決まったあとのアフターフォローまで徹底的にサポート。高卒で就職活動に慣れていない、情報収集が難しいという人でも、安心して利用できるのが魅力です。
公式サイト | https://www.daini-agent.jp/ |
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年齢 | 18~28歳 | 実績 | 就職/転職相談しやすさNo.1 | 特徴 | 全スタッフが第二新卒 |
就活中の転職希望者の約8割が利用しているリクナビネクストは、年齢問わず20代~50代まで利用できます。
日本全国対応、あらゆる業界・職種の求人があり、派遣社員や契約社員、アルバイト求人も探せるなど、どんな状況でも仕事探しに使えるのがポイントです。
「学歴不問」「社会人未経験歓迎」など、幅広い条件で検索できるため、探したい求人をすぐ見つけることができます。リクナビネクストに登録するとことで、転職エージェントにも同時登録可能です。
また、登録だけでもしておけば、求人に応募しなくても「グッドポイント診断」という無料の市場価値診断ツールを利用できますし、履歴書や面接のポイントといったコンテンツも読むことができます。
公式サイト | https://next.rikunabi.com/ |
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年齢 | 全年齢対応 | 実績 | 転職決定数No.1転職サイト | 特徴 | 経歴を見た企業や提携転職エージェントからのスカウトあり |
リクルートエージェントは転職成功実績No.1を誇る業界最大手の転職支援サービスです。
幅広い業界・職種に対応した質の高い求人を50万件以上も保有!他社を圧倒するほどの求人量も特徴の一つとなっています。
始めに大手転職エージェントは高卒向きではないとお話しましたが、リクルートエージェントは高卒からでも転職しやすいIT系職種の求人が豊富であり「SE・ITエンジニア」求人だけでも15万件近くを保有しています。
IT系職種への転職に興味がある人は、リクルートエージェントの“豊富なIT求人×質の高いサポート”でチャンスを最大限活かしてみましょう。
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
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年齢 | 全年代対象 |
実績 | 転職成功実績No.1 |
特徴 | キャリアアドバイザーの質の高さに定評 |
ジョブドラフトNextは、高卒者向けの就職・転職支援サービス。
高校卒業後に新卒で入った会社を転職したい人や、卒業してブランクが空いたけれど就職したい人などを対象に、正社員での転職・就職をサポートしています。
「今までバイトしかしていなかった」「社会人経験がないため自信がない」という人でも、専門のアドバイザーが親身にヒアリングしてくれるので安心。さらにビジネスマナーやコミュニケーション力を身に付けられる無料研修も用意されています。
公式サイト | https://next.job-draft.com/ |
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年齢 | 18歳~22歳(目安) |
実績 | 高校生の就職支援No.1の「ジンジブ」が提供 |
特徴 | 高卒第二新卒者・既卒者に特化した支援サービス |
学歴が関係ない職種といえば専門職や専門業界。
特に今注目されているのがIT・WEB業界です。
業界の転職市場は売り手市場が続いています。必要とされる人材に対して供給が間に合っていないのです。
他の業界に比べ年収も高く、若手が多い業界のため20代から30代の高卒なら採用されやすい業界でもあります。
ただし、業界全般の知識やプログラミングスキルなど、学歴以上に専門スキルを強く求める傾向にあります。
しかし、求人の中には「未経験可」や「学歴不問」などの条件で募集しているものがあります。企業が一から教えてくれるという体制でもあるという事ですので安心です。
どちらにしてもこの業界に就職するなら、独学やスクールに行くなど基礎知識を身につけておいた方がいいかと思います。
高卒・未経験でチャレンジできる職種
「高卒OK」「未経験OK」のIT・WEB系求人は、このようにたくさんの職種があります。
「高卒だと技術職や事務職しか採用されないんじゃないの?」と思っている方も、一般的に、技術職に学歴は関係ありませんので心配いりません。
冒頭で「大卒と比べると高卒の転職は厳しいと言われている」とお話しましたが、なぜだと思いますか?
単純に考えると“学歴”の違いによるものですが、そこで話が終わってしまっては何の解決にもならないので‥ここでは高卒の転職事情を見ていきながら“なぜ高卒の転職が厳しいのか?”を説明していきたいと思います。
まず参考までに、文部科学省が発表した「令和元年度学校基本調査」高等学校卒業者の主な進路状況はこのようになっています。
高等学校卒業者の進路状況
平成4年あたりで大学進学率と就職者割合が逆転し大学進学が当たり前のようになっており、高卒で就職した人の2倍以上が大学や短大に進学しています。
そのため周りには大卒が多くなり、転職活動でもライバルの多くが大卒ということになります。
そして、厚生労働省が発表した「新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)」では学歴別の就職後3年以内離職率を確認することができます。
*参照厚生労働省『新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)』
高卒の約4割が就職後3年以内に仕事を辞めており、特に1年目は17.4%と早期離職する割合が多いことが分かります。
高卒の3年以内離職率を産業別に見てみると、
このような業種の離職率が特に高くなっています。
ここに挙げられた業種は学歴に関係なく比較的離職率の高い業種ではありますが、高卒からでも就職しやすい業種であること、ブラック企業が紛れている可能性の高い業種であることから離職率が高くなっていると考えられます。
ここまでの内容をまとめると、高卒の転職が大卒よりも厳しいと言われる理由は‥
中途採用では新卒採用のような学歴フィルターがなく、これまでの経験や実績が重視されると言われていますが、大勢の応募者から効率良く採用活動をしていくための一つの手段として「応募条件:大卒以上」とし応募者をふるいにかけて選別することもあります。
いくら高い能力を持っていても学歴を見られてはどうにもならないので、まずは最終学歴だけを見られるのではなく正当な評価をしてもらえる機会を作ることが大切です。
お気づきかもしれませんが、その機会を作り心強いサービス・サポートを受けられるのが転職エージェントです!
転職エージェントを登録すべき高卒者
上記のいずれか1つでも当てはまる高卒者は就職エージェントに登録をして、プロのアドバイスを受けながら就職活動を進めてみましょう!アドバイザーとの相性もあるので、複数登録し比較するのがおすすめです。
学歴だけでは計れないあなたのアピールポイントを強みに、理想の転職を掴み取りましょう。
2020年、新型コロナウイルス感染拡大により私たちの生活や仕事に大きな影響を及ぼしました。
感染拡大当初は廃業や倒産に追い込まれる企業やコロナの影響による解雇・雇い止め、仕事が見つからない‥など暗いニュースが後を絶ちませんでしたが、令和4年8月の有効求人倍率は1.32倍。コロナショック時(※令和2年9月)の1.04倍から徐々にではありますが回復傾向にあります。
また、厚生労働省の取りまとめによると令和4年7月末時点で高校生の求人倍率は3.01倍、求人数は前年同期比16.2%増であることが分かりました。
*参照厚生労働省『令和4年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」取りまとめ(令和4年7月末現在)』
グラフを見てみると、高校新卒者の求人倍率は平成3年~5年までのバブル崩壊後、平成20年に起こったリーマンショック後の急落からの回復と比較すると、令和2年のコロナショック後の低下からは急速に回復しています。
令和4年7月末時点の求人倍率・求人数を見ても分かるように高校新卒者は就職しやすい状況にあると言えるでしょう。
あくまでもこれらは“高校新卒者“の話しでしたが、コロナショックで影響の大きかった飲食業や観光業も人手不足感が強まってきており、特に情報サービス業のIT人材不足が目立っています。
コロナ禍では即戦力需要が増したことで未経験者に不利な状況が続いていましたが、人手不足を感じている業種が増えてきているため「高卒だから」「未経験だから」と弱気にならず、興味のある分野にどんどんチャレンジしてみることが大切です。
転職できます。「大卒以上」の応募条件を設けているような求人では難しいですが、これまでの経験やスキルを活かせる仕事や「学歴不問」「未経験可」と言うような高卒からでも条件に当てはまる求人を探し応募してみましょう。
転職活動に不安を感じる場合は高卒向け転職エージェントの活用がおすすめです。
可能です。学歴ではなく、特定の分野の専門知識や専門スキルを身につけておくことで大手企業でも採用される可能性は大いにあります。
資格はスキルの証明となるため有利になる場合もありますが、資格よりも実績や経験が重視される傾向にあります。資格がなければ働けない仕事以外は1日でも早く仕事に慣れ経験を積んでいくことを心掛けましょう。
資格の取得を目指したい人は以下の仕事に繋がりやすい役立つ資格がおすすめです。資格取得の注意点としては、何でもいいから資格を取るのではなく転職希望先(職種・業種・分野など)で活かせ実務に直結する資格を取ることが重要です。
高卒と大卒とで基本給の違いはありますが、高卒は大卒よりも早く社会人経験を積むことができます。そのことをメリットと捉えて、経験・スキルを磨いていくこと業務に直結する資格を取得し手当を付けることなどを意識することで年収アップは十分可能です。
高卒からでも稼げる仕事として挙げられるのは、「建設業界」「不動産業界」「サービス業界(飲食・観光・金融など)」「運送業界」などです。学歴不問の求人が多いことも特徴なので“やる気”次第で高収入も夢ではありません。
職種では「営業職」「ITエンジニア」「介護職」「ドライバー」「保険外交員」などがあり、インセンティブがある仕事や体力が必要な仕事が該当する傾向にあります。
転職をしたいと考え始めるとすぐにでも退職したくなってしまうかもしれませんが、仕事を続けながら計画的に転職活動を進めていくことが賢い方法です。仕事を辞めてしまうとブランク期間ができてしまう、転職活動が長期化すると金銭的な余裕がなくなる、気持ちが焦って冷静な判断ができなくなる‥などデメリットが多くあります。
転職エージェントを利用すれば忙しい仕事の合間でもサポートを受けながら転職活動をスムーズに進めていくことが可能なので上手に活用してみましょう。
転職をするときは誰でも不安になります。
自分自身にウィークポイントがあると感じてしまっている人なら尚更です。
だからこそ、困ったときはその分野のプロである転職エージェントの力を借りて乗り越えてみてはいかがでしょうか?
コロナ禍の今はどこもWEB面談が主流なので、自宅でエージェントに相談することも可能です。複数登録し自分に合ったサービスを利用しましょう。
一歩を踏み出すことで、これまでとは全く違った未来が開けていくはずです。
「高卒だから‥」と自らが学歴にとらわれることなく、やりたいこと・なりたい姿を目指して進んでいきましょう!