アルバイトの生活も悪くないけれど将来が不安…と感じ、正社員になりたいと思う方は多いのではないでしょうか?
やる気はあるけれどアルバイト生活から抜け出せない方、どうやって正社員を目指せばいいか分からない方も少なくありません。
アルバイトと正社員、一見するとアルバイトの方が気楽に稼げると思われがちですが、将来を考えると差は歴然。
今回は、アルバイトから正社員になる方法について、転職成功に導く履歴書のポイントについても合わせてご紹介させていただきます。
アルバイトから正社員になりたいと思っている方は、ぜひご参考にしてください。
今のアルバイトを始めたきっかけってなんでしょうか?
きっと仕事が楽しそうだからとか収入がいいからとか人によって様々な理由があるかと思いますが、正社員を目指すきっかけもきっとあるでしょう。
どんなきっかけで正社員を目指すようになったのか主な理由をみてみましょう。
現在の年齢や働き方が正社員を目指すきっかけとなっている方が多く、交際や結婚などライフステージの変化によって正社員を意識する方もいらっしゃいます。また、どうしてもアルバイトは社会的信用が低く世間体も気になりますね。
「もういい年なんだから…」と周囲に促されて正社員の就職を目指すケースも少なくありません。
アルバイト生活に満足していてもどこか不安を感じ、将来の安定を考えるようになったときにアルバイトから正社員への転換を考える方が多いようです。
アルバイトから正社員になりたい!と人生のプランをたてたとき、どうやったら正社員になれるのかと悩む方も多いでしょう。
最も近道で正社員になる方法としては「正社員登用制度」がおすすめです。
正社員登用制度とは、その名の通りアルバイト・パートをしている非正規雇用者を正社員として登用する制度です。
正社員登用への条件や流れなどは企業によって様々ですが、アルバイトでの仕事が評価される企業が多数。そのため、正社員を目指したい方は日ごろの仕事に対して、真面目に取り組む姿勢が大切です。
また、上司からの推薦も大きなウエイトを占めますので、上司との信頼関係や良好な関係作りも重要となります。
正社員登用制度がある企業を見極める方法としては、企業情報や求人情報の福利厚生をチェックしましょう。
正社員登用制度を行っている企業では「正社員登用制度あり」と記載されているはずです。
また、積極的な登用を行っている企業ではアルバイトから正社員になった人数や割合なども掲載されているところもあるため、参考にしてください。
正社員登用制度は企業によって様々。一定の勤続年数が必要な企業もある!
正社員へ就職したい方がまず向かう場所といえば知名度の高いハローワークかと思いますが、実はハローワークの転職活動は失敗しやすいといわれています。
担当者によってサポートの質が異なり、対応が事務的になりがちで企業情報が十分でないために求人情報と労働条件が異なるブラック企業だった…というケースもよく聞かれます。
希望にマッチした求人を見つけられた方はラッキーですが、なかなか見つけられず転職活動が終わらない方も多くいらっしゃいます。
新聞の折り込みチラシや転職サイトでも正社員の求人情報は多数掲載され、気軽に情報をチェックできるため情報収集としては抜群です。
しかし、求人広告や転職サイトでは情報提供だけなので転職活動は1人で進めなければいけません。
アルバイトから正社員への転職活動は、進め方ややり方が成功の鍵となります。
アルバイト歴が長い方はどうやって転職活動を進めていいか分からない方も多いため、サポートがなければ効率のよい転職活動ができないケースがあります。
アルバイトから正社員への転職は不安がつきものです。
など、様々な不安を抱えていらっしゃるでしょう。
転職エージェントでは、転職のプロであるキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリングを行いながら希望や労働条件などとマッチングする企業を紹介してもらえるためミスマッチが少ないことが特徴です。
履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方など無料で転職支援を受けられるため成功率の高い転職活動を進めることができるでしょう。
求人広告やハローワーク、転職サイトなど一般に公開されていないレアな求人情報と出会えるかもしれませんよ。
それぞれサービスの内容や特徴があるため、自分に合った転職活動を選びましょう
何となく正社員を目指さなければいけないと思っていたり、正社員じゃないと世間体が悪いと思っている方が多くいらっしゃいます。
正社員を目指した方がいいメリットや正社員になって得することについて5つ、アルバイトと正社員の違いを合わせながらご紹介します。
アルバイトは時給制ですが、正社員になると月給制になるため、勤務時間や勤務日数に関わらず毎月決まった収入を得ることができます。
毎月の生活プランや将来の見通しがたてやすくなるというメリットがあります。
「アルバイト=収入が不安定」とされ車のローンやクレジットカードの審査が厳しいのが現実。結婚し、家を建てたいと思ってもアルバイトでは住宅ローンの審査が通らないという話はよく聞きます。
正社員になれば、雇用・収入が安定しているため社会的信用が高くローンやクレジットカードの審査に通りやすくなります。
正社員の雇用は法律で守られ、終身雇用制度がとられているためクビの心配が少ないことがメリットです。
しかしアルバイトでは退職もしやすいですが、雇用が不安定でクビになりやすいことがデメリットで、いつ解雇されるか分からない…と不安を感じながら働いているアルバイターは多いものです。
正社員のメリットといえば、社会保険によって将来の安定が保障されていることで、国民年金に上乗せされ厚生年金に加入できるため、将来の年金受給額が増えるため老後の生活も安心です。
また、保険料の半額は企業が負担してくれるため、お財布にも優しいということがメリットですね。
アルバイトでもやりがいや充実感を感じながら働いている方はいますが、正社員になるとさらに責任感のある仕事を任され、長期的なキャリアアップを形成することができます。
履歴書や職務経歴書のアピールにも有効で、キャリアアップ転職をして高収入を目指すことも可能です。
アルバイトから正社員になるには、働きたいという熱意や努力が必要ですが、正社員への転職を実現できる人には特徴があります。
正社員登用制度があっても企業から必要な人材と認めてもらわなければ、正社員になることはできません。
なぜなら、正社員への登用は企業としても採用コストがかかるため、企業側は正社員として雇用するメリットとデメリットを考えるのからです。
企業が正社員雇用したい人材像
このように周囲から仕事の評価が高い人が正社員になれるチャンスを持っていますので、正社員になりたいという気持ちだけでなく積極的に仕事に取組みアピールしましょう。
仕事では、他のスタッフや取引先とのコミュニケーションが欠かせません。
企業側は、周りと協力して仕事ができるか、雰囲気に馴染めるかといった良好なコミュニケーションをとれる人と「一緒に働きたい」と思っています。
いくら仕事のスキルが高くても、トラブルメーカーになり得る人材は正社員としては望まれません。
アルバイトから正社員を目指したい方は職場の雰囲気を乱さず、周囲と良好な関係を築きましょう。
企業は、雇用したら長く働いて貢献してほしいと思っているため、正社員として働く目的意識がはっきりしている人や働く意欲がある人は、企業からの信頼も厚く働きに期待されやすいでしょう。
明確な目的や働く意欲をもっていれば、履歴書や面接での志望動機・自己アピールでも納得される説明ができ評価も高くなる傾向です。
正社員登用制度に積極的な業界としては医療・福祉・アパレル・製造・建設業があります。
正社員になりたい方は、これらの業界で経験を積み、正社員を目指すことが可能です。
業種によっては未経験者の採用に積極的なのでアルバイトと関連のない仕事であっても転職を目指すことができるでしょう。
「未経験可」の求人が多い営業職は、特に必要な資格がありません。そのため営業未経験であってもコミュニケーションスキルがあれば、採用されやすい傾向です。
人と関わる仕事なので、接客・販売をされていた方はスキルを活かした仕事ができますが、営業職はやりがいが大きい反面、ノルマや体力的な負担があるため向いているか向いていないかの見極めが必要になります。
慢性的な人材不足の介護職は、介護の経験や資格がなくても採用に積極的な業界で、多くの介護施設や介護事業所では「無資格・未経験可」とされています。
アルバイトをしながら介護職員初任者研修を受講して資格取得を目指す方も多く、アルバイトから正社員を目指しやすい業界のひとつとなっています。
特に接客業、販売業などのサービス業を経験されていた方は、採用時のアピールポイントとして有効です。
求人数が多く仕事内容も多彩な業界の工場・製造業。スキルやキャリアが必要な仕事もありますが、未経験でもできる仕事も多いため正社員になるチャンス。
実務経験を重ねることで手に職を身につけることができるため、次の転職でも有利になることがメリットでしょう。
IT化が進み、どの企業でもエンジニア不足が深刻なIT業界。未経験可の求人が多く入社後に実務を通じてスキルアップできる企業が多いです。
IT業界で正社員を目指すなら、アルバイトをしながらプログラムを学んだりIT知識を身につけたりと入社前に学習しておきましょう。
転職活動中にITの知識や技術を身につけることは意欲や向上心の表れとなり、積極的な入社意欲や向上心などの高い評価につながるでしょう。
アルバイトから正社員を目指す方の最大のハードルといえば、履歴書ですが、まずどんなふうに書けばいいのか…、何を書けばいいのか…と悩む方は多いでしょう。
正社員転職成功は履歴書が鍵といっても過言ではありません。
企業が正社員として欲しい人材と評価されやすいと履歴書には以下のような特徴があります。
それぞれ詳しくみてみましょう。
入社の目的が伝わるような志望動機であれば、入社意欲を感じ将来性を期待されることでしょう。
志望動機を明確に書くためには、自己分析と業界の動向、企業研究などの情報収集が欠かせません。
最も印象の悪い志望動機は、「入社したいけれど努力していない」パターンです。
アルバイトから正社員を目指すために勉強していることや資格取得をしていることなど意欲や向上心を伝えましょう。
また、アルバイトから正社員を目指す場合、なぜ今までアルバイトをしていたのか・なぜ正社員を目指したいかを質問されるケースが多くみられます。
正社員を目指すきっかけを分かりやすく記載すると、入社したい気持ちが伝わりやすいです。
Point休みが多いから・給料が高いからといった志望動機は印象が悪い!
企業の採用ポイントは、「企業に貢献してくれる人材かどうか」です。転職での自己PRは、スキルやキャリア、残した成果がポイントとなります。
具体的なエピソードを交えながら自分の言葉で伝えることが大切です。
アルバイトの経験しかないから特にアピールすることがない、と悩む方もいますがアルバイトの経験もスキルやキャリアとして身についています。
を書き、応募する業界・業種に合った経験エピソードを武器にアピールしましょう。
Point自分がどう企業に貢献できるかを伝えよう!
大きなポイントのひとつは、応募者と企業とのマッチングです。
どれだけスキルやキャリアが豊富な人材でも、企業が求める人材やキャリアプランとマッチングしていなければ企業が採用したいとは思いません。
転職活動の成功は、効率の良い情報収集が決め手といわれています。
企業のホームページや会社情報、求人情報を確認して企業が求める人材像やキャリアプランを把握することが重要です。
「何を求められて、何を貢献すればいいのか」を理解することで、魅力ある履歴書・職務経歴書を作成することができるでしょう。
Point自分と企業がマッチングしているか見極めよう
履歴書や職務経歴書の書き方が不安な方は、転職エージェントを利用して強みを最大限アピールできる書き方をアドバイスしてもらいましょう。
履歴書に「アルバイト」と書くと選考上不利になるのでは?と不安ではないでしょうか。だからと言って嘘の内容を書くわけにはいきません。
アルバイトでも仕事内容が正社員と同じ事をされている方も多いかと思います。履歴書には正しい内容を記載しアルバイト経験の中でどのような経験をされたかを面接官にきちんと説明しましょう。会社として欲しい人材であれば将来的には正社員になれる機会もあるかもしれません。
アルバイトから正社員を目指したいと思ったら早いうちの行動がベスト。
一般的に年齢を重ねるごとに転職はしにくくなる傾向ですので、転職しやすい若い年齢の間に正社員を目指す方が良いでしょう。
求人情報で「採用は〇歳まで」と、年齢制限を規定している企業を見たことありませんか?
年齢制限は基本的に罰せられる対象となりますが、キャリアアップ人材の育成に関しての年齢制限は可能とされています。
そのため、キャリア形成を目的にしている企業は若い人材を採用したいと考えているのです。
若さとポテンシャルを武器に正社員を目指そう!
じゃあ若い人しか正社員になれないの?と不安になる方も安心してください。
年齢を重ねた方の採用では、これまでのスキルやキャリアが評価される傾向ですので、マネジメントやリーダーなど経験されていた方や社会人経験の長い方は正社員としての採用にも有利になります。
いかがでしたでしょうか?
アルバイトから正社員になる方法や転職成功に導く履歴書のポイントについてご紹介させていただきました。
アルバイトの経験しかないから正社員なんて難しい…と諦めないでください。
アルバイトから正社員への転職は、履歴書の志望動機や自己PRの書き方を工夫すれば大きなアピールポイントとなります。
これまで培った経験は決して無駄にならず、将来のキャリアプランの実現につながります。
仕事の選び方や履歴書の書き方が分からない方は、転職のプロである転職エージェントのサポートを活用してみてください。
業界や企業情報に精通しているため、採用に直結するアドバイスをもらえるでしょう。
現在のアルバイトから正社員登用を目指す方は、日々の仕事に対して真面目に取り組み、スタッフからの信頼を得ることがステップアップのチャンスとなりますよ。
ぜひ正社員への転職を目指してください。