「大学中退者は就職エージェントを使うべきって言われるけど本当?」
「エージェントサイトってどうやって使うべき?」
そんな悩みを持つ大学中退者の方、けっこう多いのではないでしょうか。
ここでは大学中退者に向けて、どうやって就職エージェントを使うと有利なのか?どのエージェントを使うのがおすすめか?を紹介します!
大学中退者が就職活動を行うなら、短期間でミスマッチの少ない企業を選ぶことが重要です。
大学中退者がやりがいのある仕事に就くために、就職エージェントをおすすめする4つの理由を解説します。
大学中退者の多くは「正社員採用してもらえるのか」という悩みを抱えています。大学中退がコンプレックスになりやすく、大卒者と自分を比較してしまうからです。
しかし、就職エージェントは大学中退者の利用者も多く、最終学歴に関係なく利用できます。正社員の求人が多いため、自分の適性に合った企業もみつけやすいでしょう。
大学中退を不利と考えている方こそ、就職エージェントの利用がおすすめです。
大学中退者に就職エージェントをおすすめする理由は、正社員求人の豊富さだけではありません。
就職エージェントに登録することで、アドバイザーやコンサルタントに無料の就活相談をできる点も大きな理由です。
大学中退者は大学の用意する就職支援を受けられないため、方向性を示してもらうためにも就職エージェントを利用しましょう。
自分では気づけなかった適性や強み・弱み、新しい業種への就職の道が開けることもあります。第三者の客観的な視点を取り入れる意味でも、就職エージェントの利用がおすすめです。
就職エージェントを利用すれば、アドバイザーから志望業界や志望企業の詳しい情報を提供してもらうチャンスがあります。
就職エージェントはそれぞれ独自の情報網を持っており、アドバイザーが企業の採用担当と情報交換するケースもあります。
企業内部から得た重要な情報を知れば、応募する際の重要な判断材料になるはずです。
業界や企業の情報を掴むことで、自分が働いていけそうか、どのようなキャリアプランを設計するかにも役立つでしょう。
就職活動で重要なのは、自分の適性に合った仕事をどう見つけるかです。
就職エージェントを利用すれば、自分の適性に合った仕事を紹介してもらえる点は大きなメリットです。
新卒や若手の早期離職率はおよそ3割程度とされており、ミスマッチは早期離職の原因になります。(*)
ミスマッチを防止し、やりがいのある職場をみつけるために、就職エージェントを利用するのがおすすめです。
*参照:厚生労働省『新規学卒者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します』
では、大学中退者はどんな就職エージェントを選ぶべきなのでしょうか。
ここでは、おすすめしたい就職エージェントをご紹介します。
第二新卒エージェントneoは、サービス名に「第二新卒」と入っていますが、大学中退者でも利用可能です。
アドバイザーが全員第二新卒であることを大きな強みとしています。そのため、利用者も相談しやすいのがメリット。初回の面談には2時間かけることもあり、丁寧な対応も評判です。アドバイザーと二人三脚で就活を進めることができますよ。
公式サイト | https://www.daini-agent.jp/ |
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年齢 | 18~28歳に特化 |
特徴 | スタッフも第二新卒として就職を経験した人が多い |
「就職カレッジ」は、フリーターや大学中退者向けの優良求人を多く扱っているサービスです。
特に評判なのが、無料で受けられるビジネス研修です。
数日間で基本的なマナーや面接指導などの社会人の基礎が学べるため、利用者から人気があります。就職活動に向けてビジネスマナーを身に付けたい方におすすめです。
就職後まで担当者のサポートが続くため、仕事への不安を相談しやすい点も就職カレッジの魅力です。
公式サイト | https://www.jaic-college.jp/ | おすすめポイント | 就職支援の研修や講座が多い |
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大学中退者が就職エージェントを利用する際は、使い方次第で就職成功率も大きく上がります。
コツは以下の通りです。
就職エージェントを利用する場合、1社だけに求人を紹介してもらうのは非効率です。2~3社のサービスに登録し、各社だけの非公開求人から自分に合った仕事を探しましょう。
ただし、同じ企業の求人が掲載されていることもあるため、同じ求人に別のサービスから応募しないように気を付けてください。
「他社を利用していることが担当者にバレたら?」と思う方もいるかもしれませんが、心配は無用です。
就職エージェントの担当者は、複数サービスを併用することはよくあることだと認識しています。そのため、「他社も利用している」と伝えても全く問題はありませんよ。
大手企業の求人では一定の学歴を求めるものも多いですが、近年の求人の傾向は学歴を重視しないところも増えつつあります。むしろ、学歴よりも意欲や将来性などのポテンシャル採用が多くなっています。
そのため、就職エージェントで求人をチェックするときも、学歴不問や高卒以上の求人を中心に探すのがよいでしょう。特にIT系や営業職は学歴よりもスキルを重視する企業が多く、大学中退者には狙いやすい求人です。
最後に重要なこととして、就職エージェントのアドバイザーが紹介する求人が、自分にとっての正解にはならないことを念頭に置くべきです。
アドバイザーは適性や年齢などのデータから、利用者におすすめの求人を紹介します。
しかし、アドバイザーが紹介する仕事が自分のやりたい仕事になるとは限らず、就職後もやりがいをみつけられるかどうかはわかりません。
アドバイザーから求人を紹介されても、自分が納得できない求人は遠慮せずに断りましょう。就職エージェントの言いなりになるのではなく、「自分が利用してやる」という気持ちを大切にすべきです。
大学中退者がこれから就職活動を進める場合、次の注意点を意識して行動しましょう。
大学中退者の就活で最重要といえるポイントが、空白期間を少なくすることです。
大学を中退したのであれば、期間を置かずに正社員就職に動き出しましょう。
1年、2年とフリーターを続ければ、それだけ正社員採用が遠のきます。就職活動で面接官から「なぜ空白期間があるのか」と問われたとき、答えにくくなるからです。
病気や家庭の事情などのやむを得ない理由がない限り、活動開始までの空白期間は少なくすべきです。
大学中退者は履歴書に「中退」と書く必要があるため、面接でも中退理由を尋ねられる可能性が高いです。
中退理由を伝える際、「勉強意欲がなくなった」「人間関係が嫌になった」などの理由は伝えてはいけません。
なぜなら、社会人になっても日々の学習は続くし、人間関係を上手く構築できない人物は仕事も上手くいかないと考えられるからです。
学費や家庭の事情、病気などの特別な事情でない限り、ポジティブな理由に言い換える工夫をしましょう。
たとえば、「家計を支えるため」や「志望業界で学びたいことができた」などです。大学中退をマイナス要素にするのを避けるため、別の理由に置き換えることがポイントです。
大学中退者の多くは、「大卒ではない自分」に悩みを抱え、正社員就職に引け目を感じています。
しかし、消極的な態度では正社員就職が遠のくばかりか、社会人経験が少ないまま年齢を重ねていくでしょう。
大学中退者が正社員就職を成功させるには、自分から積極的に求人を探し、合同説明会や就職エージェント、ハローワークも利用することです。
学生時代とは違い、教師が助けてくれるわけではないため、自分から考えて動く習慣を身に付けましょう。
大学中退者が就職活動を開始するにあたり、多くの方が感じている疑問や質問をご紹介します。
大卒者に比べると難易度は上がりますが、正社員就職は十分可能です。近年の企業の傾向として、学歴よりポテンシャル採用を重視する企業も増えています。
また、文部科学省によると、平成29年の就業者割合で高校卒は17.7%、大学卒業者は76.1%でした。最終学歴が高卒の方は少なく思えますが、高校卒業後に大学や専門学校に進学する方も多いです。(*)
そのため、一概に大学中退者の正社員就職が難しいとは限らず、10代や20代前半ならスキルなしでも正社員採用される可能性は高いです。
*参照:文部科学省 『平成29年度学校基本調査(確定値)の公表について P2』
フリーター歴が長くても、就職エージェントを利用した正社員就職は可能です。ただし、30代になると就職難易度が大幅に上がるため、20代の早いうちに行動することをおすすめします。
また、フリーター歴が数年続いているときは、なぜ正社員を目指したのかを具体的に説明できるようにしましょう。明確な理由がないままでは、面接官に悪い印象を与えることになります。
大学中退した女性の場合、簿記やMOSなどの資格を保有しているなら、事務職や経理がおすすめです。しかし、事務職は近年急速にAI化が進んでいるため、スキルなしならあまりおすすめできません。
そのほかのおすすめは、人と接することが好きな方は営業職や販売職、体力に自信がある方は介護職がよいでしょう。ワークライフバランスを重視するなら、地方公務員もおすすめです。
大学中退は正社員就職で気がかりな点ですが、それだけで正社員就職を諦める必要はありません。
自分の適性や関心、キャリアプランをしっかりと見定め、社会人としてどう生きていきたいか考えれば、正社員就職の道は開けます。
大学中退後のフリーター期間を短くしたうえで、若さと将来性を志望企業にアピールしましょう。
就職でも転職でも若さこそ最大の武器になりますから、今の自分にできることから就活を始めるのが大切です。