大型建設機械の製造を行う日立建機は、日本国内のみならず海外でもシェアを広げ、今や建設現場や社会インフラ整備の現場では無くてはならない存在となっています。
多くの大手製造メーカーでは期間工を雇用していますが、日立建機でも同様に期間工の求人を行っています。
日立建機の期間工は「仕事がきつい」なんて話しも聞きますが、そんな噂は本当でしょうか?その分しっかりうまみもあるのか!?日立建機の期間工求人を細かく研究していきましょう。
※情報は変更されている可能性があります。最新情報はHPをご確認ください。
日立建機の期間工はきついって聞いたことがあるけど、実際にどうなの?と気になっている方も居るのではないでしょうか。
日立建機の仕事内容は、建設機械の本体や部品の製造・組立作業になります。
大型機械が主であり、現場では建設資材を運んだり持ち上げたり、組立や設置作業に従事するような機械ばかりです。
となれば工場で取り扱う部品も、一般の自動車メーカーより更に重く大きくなってしまうのは必然。
というわけで、日立建機の期間工がきついと言われる理由でよく聞かれるものは以下のようになります。
職場環境としては、決して楽な仕事ではないという事はわかります。
とはいえ、実際に働いたことがある人からは、「休みは取りやすい」「福利厚生はしっかりしてるので働きやすい」という声もあり、雇用条件的には働きやすいと考える方は多いようです。
求人と言えば、やはり1番に気になってしまうのは給料や各種手当といった金銭面ですよね。日立建機の期間工求人ページによると、給料や各種手当は以下のようになっています。
初任給が18万円と、他の期間工と比べると決して高い月給とはいえません。
しかし、各種手当は手厚くなっており、毎年2,000円〜4,000円の昇給があるというのは他の期間工と比べてもかなり好待遇です。
勤務時間は日勤と夜勤があり、夜勤にもしっかり手当が付きます。日立建機の期間工求人ページには月収例も掲載されており、働き方によって実際どれくらい月収が貰えるのか計算式付きで紹介されています。
計算式が気になる方はぜひ日立建機の期間工求人ページを閲覧してみてください。
*参照:日立建機『期間工サーチ』
日立建機の期間工は各種手当以外にも、様々な福利厚生が手厚くなっています。
各種保険完備で、有給休暇や長期休暇が初年度から利用できるのはかなり大きいですよね。初年度は慣れない環境や仕事で心身ともに疲労が溜まりやすいので、自分のペースでオンオフ切り替えながら働けるのはmかなり働きやすい職場ではないかと思います。
日立建機の期間工は、勤務地が茨城県内のみの5か所となっています。それぞれの工場で取り扱う製品や仕事内容に違いがあります。
基本的に配属先は会社の方で決めて振り分けを行いますが、もし「興味のある作業を仕事にしたい」「現住所から一番近いところで働きたい」などの要望があれば希望を出してみるといいでしょう。
住所:茨城県土浦市神立町650
仕事内容:
【部品組立】建設機械部品の組立作業
【溶接】構造物の製缶・溶接作業
【機械加工】マシニングセンタ等による加工作業
【塗装】製品本体または部品の吹付塗装
【本体組立】建設機関本体の組立作業
住所:茨城県かすみがうら市深谷2200
仕事内容:
【部品組立】建設機械部品の組立作業
【機械加工】マシニングセンタ等による加工作業
住所:茨城県ひたちなか市新光町552-48
仕事内容:
【部品組立】建設機械部品の組立作業
【機械加工】マシニングセンタ等による加工作業
住所:茨城県ひたちなか市長砂163-10
仕事内容:
【塗装】製品本体または部品の吹付塗装
【本体組立】建設機関本体の組立作業
住所:茨城県龍ケ崎市3番地
仕事内容:
【溶接】構造物の製缶・溶接作業
【塗装】製品本体または部品の吹付塗装
【本体組立】建設機関本体の組立作業
日立建機の期間工では年2回、6月と12月にボーナスが支給されます。月給は18万円〜ともあって、一見「あまり給料が高くないな…」と感じてしまう方も少なくないでしょう。月収例でも日勤では時間外手当がついて22万円とあって、「最低ライン…ほかのとこがいいかも」なんて考える方もいるかもしれません。
しかし、日立建機の期間工ではボーナスが年2回、しかも1回月収の2か月分も支給されます!
最低月収18万円でもボーナスは1回2か月分なので、36万円。年2回なので毎年72万円〜のボーナスを受け取ることができるともなれば、年収に換算するとかなり大きい金額です。
取り扱う製品を含めて、人を選びがちな職場である印象を受けた方も多いかもしれませんね。そんな日立建機の期間工は、どんなタイプの人に向いている仕事でしょうか?ここまでを踏まえてまとめてみましょう。
何よりまず重いものを扱えるだけの筋力。一日中立ち仕事で重い部品や組立作業・暑さなどに耐えられるだけの体力がなければ、続けるのは難しい仕事です。
仕事内容は大まかに分けると、組立・溶接・機械加工・塗装などの作業に従事することになります。日立建機の求人サイトでも言われていますが、大きい製品を扱う割に作業には正確性や緻密な繊細さを求められます。
建築機械としての安全性が求められるため、雑な作業はできません。
女性がまったく居ないわけではないですが、圧倒的に男性のほうが多い職場であることは間違いないです。職人気質のベテラン社員も多いようなので、作業場の空気はどうしても体育会系の雰囲気が漂いがちのよう。
金属加工機械や溶接といった、一歩間違えば怪我に繋がる作業も多いため、強い叱責が飛ぶこともあります。
以前他の建機メーカーで働いていたことがある。または工事現場で働いていて、建機に興味を持ったなど、建機に関わる仕事自体に興味があるという方なら楽しく働けること間違いなしです!
期間工求人の多くは、そのまま正社員になれる正社員登用制度がある場合が多いです。日立建機でも導入している制度ですが、日立建機ではこの正社員制度に積極的なようです!
日立建機の期間工募集ページによると、2020年度では50〜60名、2021年度では80名の正社員登用実績があります。年々採用数は上がっているようですし、そもそも日立建機の期間工は元々正社員候補として採用しているらしいとの話しもあるほどです。
もちろん期間工になった人が全員正社員になれるかというとそんなわけではなく、期間工として能力を発揮し、上司からの推薦があって正社員採用試験を受ける資格が得られます。
中には1度落ちて2回めで採用を決めたという方もいるので、決して簡単ではないでしょうが、日立建機で正社員になりたいと思っている方にはこれ以上ないチャンスです。まずは期間工としてスキルを積んで、正社員登用制度を利用してみてはいかがでしょうか。
期間工募集を行っている工場は茨城県内のみとなっていますが、日立建機では県外から入社予定の方のために寮も完備しており、また通勤が難しい県内の方でも勤務地近辺の民間物件を紹介しています。
そんな日立建機の寮事情はどのようになっているでしょうか。
寮費も光熱費も無料ではなく、家具家電がついている物件ではないため、他の期間工求人の寮と比べてお得感は感じられないかもしれません。
しかし日立建機の期間工では、入寮者限定の手当がいくつかあります。食事補助で寮費が実質タダになると言えますし、家具家電は現在使っているものを持ち込めばいいわけですし、買い足す必要があればやはり入寮者限定の赴任手当を充当できます。
引越費用も社内規定に該当すれば会社で負担してくれるので、実質引っ越しに関しては財布はほとんど痛まず済むのではないでしょうか。
部屋は個室で、トイレやお風呂も個室内にあるためプライベート空間はしっかり保つことができ、自分で部屋を借りるより格安で生活上のストレスも感じずに済むでしょう。
ここまで日立建機の期間工求人の待遇について確認してきましたが、改めて日立建機の期間工を選ぶメリットとデメリットをそれぞれ分かりやすくまとめてみました。
自分に合っている職場なのか、実際に働いてみた時に自分にとってメリットを感じられる職場なのか、検討しみてはいかがでしょうか。
昇給に関してはあまり期待できないという期間工求人はかなり多いです。ほとんど昇給しない、昇給しても500円まで、更に契約更新は最長2年11か月という期間工求人が基本の中、日立建機は5年まで契約更新が可能です。
その分年1回2,000円〜4,000円で昇給するのですから、働きがいがありますよね。
昇給率に加えてボーナスも年2回、月給2か月分(基本毎年72万円〜)と高く、貯金もできてしまう金額ですよね。
月給はそこまで高くはないものの、各種手当が手厚いために上乗せ分がそこそこに見込めることになりそうです。
そのうえで資格取得支援などの福利厚生も手厚く、働きながらスキルアップして資格を取ることができれば、正社員登用にも有利になりますし、職能手当や昇給、ボーナス査定にも加算されることでしょう。
例えばその後契約終了になったとしても、資格を持っていれば転職活動にも有利です。
重いものを取り扱ったり、1日中立ちっぱなし作業になったりと、かなり体力を使う仕事あることは間違いありません。残念ですが、体力に自信がないという方にはあまりおすすめできない仕事と言えます。
仕事内容の影響もあり、職場を締め切ってエアコンを効かせ快適に仕事をするというわけにはいかないのが現実です。
夏場でも肌を出して作業することは危険管理の関係上許されないと思われます。実際に体験した方からは「夏場は地獄」という声も聞かれるため、夏の暑さに弱い方にはおすすめできません。
特に塗装の部署では、塗料や様々な薬品を取り扱うことになります。アレルギーがある方にとっては肌についた分だけでなく、気化成分にすら反応してしまう方も居ると思います。
入社してからアレルギーに気づいては、部署異動の面倒が自分だけでなく職場にも影響が及びますし、場合によっては退職もありえます。
不安な方は先にどんな薬品や塗料を使うのか確認しておいて、事前に検査するようにしましょう。
そもそもの仕事と報酬の関係性の話になりますが、「楽でしっかり稼げる」仕事というのはありません。給料は提供した労働力に対する報酬なので、見合った分が支払われるのは当然の流れです。
日立建機の期間工は、たしかに人を選ぶタイプの仕事だとは思うのですが、その分福利厚生や各種手当、ボーナス、昇給などの制度がしっかりしています。初任給は低めではありますが、あなたの労働力に見合った報酬を支払うシステムはしっかりしているということになります。
自分がこの仕事に向いているのか、そしてメリットとデメリットを天秤にかけて自分のとってメリットが大きい職場であるのか、よかったらこのページを参考にしてみてくださいね。