企業が入社した従業員の適性を見極める期間で、会社により1~3カ月の試用期間が設定され、中には1年という企業もあります。
「解雇する権利をもった労働契約」となり、試用期間中は本採用後よりも解雇の自由が幅広いですが、14日以上勤務した場合は解雇予告が必要ですし、長期間に渡る試用期間や社会通念上相当である場合にしか解雇はないことになっています。
転職活動を進め、やっと掴んだ内定!
にも関わらず、入社して早々すぐに「辞めたい…」と悩む方は少なくありません。
転職失敗?働くことから逃げているだけ?と自分を責めてしまうこともあるでしょう。
今回は、早期退職のもたらす影響をご紹介します。
入社した会社をすぐに辞める人はどのくらいいるのでしょうか?
厚生労働省の学歴別就職後3年以内離職率の推移から1年~3年以内に退職された方の割合をみてみましょう。
入社後1年以内に退職する方の割合が最も高いということが分かります。
新卒で退職する方の離職率は入社後3年で3割、中途入社で退職する方は新卒で退職する方の1.5倍~2倍になるとされています。
“石の上にも3年”という言葉があり、年長者は「最近の若者はすぐに仕事を辞めたがる」と口にします。ですが、実は離職率3割というのは何十年も前から変わらない傾向なのです。
辞めたいと思いながら働くことは心身にとってストレスでしかなく、鬱に陥る可能性も高いため辞めるなら心と体が壊れる前に決断すべきです。
転職したけどすぐに辞めたいと感じるのには、どんな理由や原因があるのでしょうか?
いくら好きな仕事であっても憧れていた仕事であっても、仕事はそれだけで続けることはできません。
入社して初めて、働きが給与と見合っていないことに気が付いたり、今後の給与アップが見込めないことを知る人が多いようです。
求人情報や面接の場だけでいいイメージをもっていても、実際の人間関係は入社してみないと分かりません。
実は上司がパワハラ気質だったり、派閥争いがあったり…。
些細な人間関係のストレスがいつの間にか「辞めたい」という気持ちまできてしまうのは大変なストレスとなります。
憧れの業界に勇気をもって飛び込んだけれど、実際に入社してみると仕事内容が描いていたイメージとかけ離れていたという声は少なくありません。
または「希望していた仕事と違う仕事をさせられた」なんていうケースも。
「お金を稼ぐため」と割り切って仕事ができれば楽なのかもしれません。でも、せっかく転職したのに…という気持ちになってしまいますよね。
長時間残業やこなせるはずのないノルマの強要、休日出勤、パワハラにセクハラ…このような特徴がある企業はずばりブラック企業です。
求人票には良い条件が巧みに記載され、入社したら最後。
どうしようもないブラック企業へ転職してしまった場合は逃げるが勝ちです。
「辞めたい」と思ったときに早急に退職しましょう。
「もう辞めたい!」と決意したらあとは退職のタイミングです。
入社後1カ月~3カ月で退職したい場合、辞めやすいのは社会保険加入前です。
企業によっては、入社1カ月~3カ月の間は試用期間としていることがあり、この間は社会保険や厚生年金に加入しないケースがあります。
試用期間で社会保険加入前であれば、会社にとっても面倒な手続きをしなくて済みます。
試用期間とは 企業が入社した従業員の適性を見極める期間で、会社により1~3カ月の試用期間が設定され、中には1年という企業もあります。 |
すぐにやめた場合、「入社しなかったことにして転職活動をする」という選択をする人がまれにいます。
社会保険や厚生年金に加入していたら、新しい転職先で就業履歴がばれてしまうリスクが高いのでやめましょう。
特に社会保険関係の矛盾や虚偽などは書類の手続き上すぐに分かってしまいます。そのため、ささいな嘘と思っても経歴詐称になります。
転職先へ内定を貰えたとしても失った信頼は戻ってきませんし、最悪の場合は解雇という可能性も出てきます。
試用期間中に退職を考えたとしても、社会保険や厚生年金に加入しているのであれば、その後の転職活動のことを考えると「退職したいのは一時的な気持ちか?」「自分は本当に退職したいのか?」とじっくり考えた方が良いでしょう。
「転職してすぐに辞めたい」というとまだ早いんじゃないかと周囲から反対されることも少なくありません。
特に新卒で退職するとなると口々に「せっかく入社したのにもったいない」と留められ、辞めたいのに辞められないという状況が続くでしょう。
短期離職したときのメリット・デメリットをご紹介します。
辞めることを決意したならば、若い内に見切りをつけた方が転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。
辞めたいと思いながら仕事を続けたとしても、結局辞めてしまう方は多くいます。
不満感を持ち目的意識もなく働いているとストレスが溜まり、心身の不調をきたす恐れもあります。
働く意欲も見いだせずにズルズルと働いているだけでは、実務経験やビジネススキルを身につけることができず次の転職にも活かすことができません。
転職市場では狙う業界によっても異なりますが、やはり若い方が有利!
試用期間中から3カ月の短期間で離職するデメリットは転職へのリスクの一言に尽きます。
企業によって短期離職はイメージが悪く、説得力のある退職理由や自己PRの工夫が不可欠です。
1カ月、3カ月…と我慢して働き続けていい方向に変われば仕事を続けても損はありません。
しかし、続けてもデメリットしかない、心身に悪影響があるという場合は、思い切って辞める方が自分にとってメリットは大きいでしょう。
「自分の人生をどうしたいか」「自分はどうあるべきか」と、正直な選択をすることが大切です。
短期離職は企業から在職強要や退職の意思を伝えにくいと悩んでいる方は退職代行サービスを検討してみてください。
退職代行サービスが退職したい方と会社の間に入り退職の連絡を取り次ぎ、退職処理をしてくれるので最短で辞める方法のひとつです。
退職代行依頼に必要な情報
上記を退職代行サービスへ伝え、会社へ退職の意思を伝えてもらった後、退職届を郵送で送るだけで退職が完了です。
ただし、退職代行サービスには法的にグレーな業者が数多く存在します。トラブルにならないためにも信頼できる退職代行サービスを利用しましょう。
退職代行ガーディアンなら安心で簡単
退職代行サービスでオススメなのは退職代行ガーディアンです。
「退職代行って違法な会社も多いって聞くけど…」「あとから会社に訴えられるのでは?」などと思う人もいるでしょう。
退職代行ガーディアンの強みは、東京都労働委員会から認証を得た労働組合が運営しているところです。
正直なところ、労働組合や弁護士事務所が直接運営していないサービスはグレーな業者といえます。
「労働組合と提携」「弁護士と監修」とだけ言って間接的に運営しているところもたくさんあります。
その点退職代行ガーディアンは、自身が労働組合であり、東京都労働委員会からも認められています。
おまけに弁護士に直接依頼するよりも安くて便利です。
転職して数カ月で辞め転職活動を進めると、大きな壁にぶつかることがあります。
それは、前職をすぐに辞めた人に対して採用担当者はこのようなイメージを持つからです。
「前職をすぐに辞めているから採用しても嫌なことがあればすぐに辞めるだろう」と評価されなかなか転職がうまくいかないケースは、往々にしてみられます。
特に実務経験やビジネススキルを十分に身につける前に退職した場合、その後の転職は不利になってしまう可能性が高いでしょう。
しかし、採用担当者からの印象をよくすることもできます。「どうすればいいの?」と思ったら、以下の記事を参考にしてみてください。
キャリアの実現ならアドミックエージェント
転職をきっかけにキャリアアップ、キャリアチェンジ、未経験からキャリアを磨きたいという方は株式会アドミックが運営する転職エージェントアドミックエージェントがおすすめ。
大阪に本社をおき、「人材(財)」に特化したアウトソーシング・人材派遣・人材紹介を展開。企業主導型保育事業を主軸に、多様な就労形態に対応した保育サービスの推進も行っています。
仕事と子育ての両立を支援する保育園の運営も手掛け、働くママのキャリアアップサポートに力を入れていることが特徴です。
いかがでしたでしょうか?
転職したけどすぐに辞めたくて悩んでいる方へ次の転職活動の進め方についてご紹介させていただきました。
せっかく転職した会社を退職したことは人生のピンチではありますが、人生の転機としてチャンスを掴むひとつのきっかけにもなります。
売り手市場といわれている転職市場の今がチャンスです。
短期離職の転職についていいイメージを持っていない企業も多いですが、それをカバーできるアピールを身につけ、>自分らしく働くことができる企業と出会えるようチャレンジしていきましょう。