働く女性にとって結婚は転職するきっかけのひとつとなります。
結婚を理由とする離職率は25歳~29歳の割合が最も高く、ある程度会社や社会に慣れた時期でもあるため、辞めることが勿体なく感じます。
新生活をはじめるため転居やライフプランの変化、妊娠、出産などを経て今の会社で働き続けることができず、転職を考えなければいけない場合、仕事と家庭を両立できる会社を見つけなければいけません。
ここでは、経験者の転職活動をもとに転職成功に役立つ情報や志望動機などをご紹介したいと思います。
女性にとって結婚は人生の一大イベントのひとつですが、好きな人と一緒に過ごす喜びの反面、今までの生活から変化することに不安感もあるでしょう。
一線に立って仕事している人も、結婚を機にどちらかが住む地域に移住をしなければいけません。
バリバリ働いていた女性も、男性側が住む地域へ引っ越すパターンが多いため、今までの
職場は退職し、新天地で活躍できる場をゼロから探さなくてはいけません。
特に女性はその先に「出産」も見据えているため、男性には理解しがたい悩みがありますよね。
最も多い理由としてはやはり家庭と仕事との両立。
フルタイムで勤務した後に家事をしなければいけないのは体力的にもしんどいでしょう。
男性側が「妻には家のことを中心にしてもらいたい」「仕事から帰ったら美味しいご飯で待っていてほしい」と勤務形態や労働環境を変えてほしいとお願いするケースや、女性側が「家庭との両立はしんどいから勤務形態を変えたい」と思い転職するケースがあります。
また、残業が多い職場や休日出勤がある職場では「夫婦の時間がもてないから」といった理由や「交通の便が悪いから」という理由で転職を考える女性がいらっしゃいます。
結婚を考えている方の転職のタイミングは結婚後が最も多い結果になりました。
人生のターニングポイントとなる結婚。
結婚後に落ちつたタイミングで転職を考える方も多いでしょう。
結婚前に転職するのに向いている方は、出産予定がまだの方、仕事を優先したい方などです。
結婚後の生活を予想して労働時間や勤務地、雇用形態などを選択できますので、転職後すぐに子どもができたとしてもあらかじめ出産を想定した労働時間や雇用形態を決めておけばスムーズですね。
また、既婚女性よりも独身女性の方がフレキシブルな対応が可能となるケースが多いため企業としては採用したいので転職の成功率も高くなります。
しかし、婚約中の転職活動にはデメリットもあります。
結婚準備と転職活動と入社期間が重なる
結婚準備はやることがたくさんあります。
これはほんの一部。他にもやらなければいけないことがたくさんあります。
二人にとって初めての共同作業でもある結婚準備は選定・決定の連続です。
意見が割れることもよくあり、スムーズに結婚準備が進むことは難しいでしょう。
平日に面接のため有給休暇を取り、休日は結婚準備。
退職することを伝えたら仕事の引継ぎをし、転職先では上司や同僚の名前と仕事を覚える日々。
そんなバタバタする時期に転職することは並大抵のことではありません。
結婚前を見据えて転職を考えているのであれば、結婚準備の前に転職活動をするのがベストです。
また、企業としては活躍してもらえる人材を採用したいので、すでに妊娠していて転職後すぐの出産予定がある方、仕事よりも家庭を優先したいという方には向いていないかもしれません。
入社後すぐに産休申請するのも遠慮しますよね。
そういうケースでは、出産後落ち着いてから転職活動をした方が両者にとってもスムーズでしょう。
まだ出産の予定がないという方も、今後のことを考慮して子育て支援が充実している企業や女性の復職率が高い企業を選ぶことで、出産後仕事に戻りやすく安心ですね。
結婚をして生活が落ち着いたときに転職を考えるので、ゆっくりと時間をかけて自己分析や企業研究に時間を割けますので、自分自身が納得した転職活動を進めることができるでしょう。
生活パターンやリズムもだいぶ整ってきているので、家庭と仕事を両立できるかどうかを見極めて判断できます。
しかし、企業としては新婚さんを雇用するのは少し怖い部分もあります。
嬉しいことなのですが、採用した方がすぐに妊娠した場合、活躍してくれるであろうと期待した人材が産休・育休をしてしまうのはもったいないからです。
そのため結婚後に転職活動をする場合は「しばらくは夫婦2人の生活をします」と伝えることで採用に有利となります。
転職のタイミングの割合が最も少ないのは結婚と同時。
結婚するまでには両家顔合わせや結納、結婚式の打ち合わせなど結婚するまでにたくさんのイベントをこなさなければいけません。
仕事をしながらの結婚準備は精神的にも肉体的にも辛いものがあります。
結婚式を自分たちらしいものにしようと手作りにこだわってしまうと、仕事から帰宅後に招待状作りやウェルカムボード作り、席次表…と寝る時間すらなくなってしまうでしょう。
忙しい中仕事探しや自己分析、企業研究…と、転職活動をするにしてもスムーズではなく結婚と転職、どちらも十分な準備ができず良い転職活動ができないことが多いため、この時期の転職はあまりおすすめできません。
妊娠、出産、育児とライフイベントの多い女性が最も重要視するのはワークライフバランスということが分かります。
子供が出いる事で、時間もお金も足りなくなることは、想像がつきます。
だからこそ、育児と仕事を両立する女性に理解があり、制度が整っている所を見つけなければなりません。
ですが、仕事でストレスを抱えれば家事を疎かにしてしまう、旦那に当たってしまうなど想像とは遥かに違う新婚生活になっていきます。
新婚生活と仕事を上手く両立する為に、転職の時に何を重視すればいいのか。
女性なら家事をメインでやっていくので、帰りに買い物をする時間や、料理をする時間など考慮して近場で働く人が多いです。
体力的にも無理なく両立できます。
仕事には残業が付きものになっています。しかしそれが毎日続いた時に家事と両立できるでしょうか?
時々の残業であれば外食にすることはできますが、毎日続いた時に料理をしない習慣になっていく共働き夫婦もいます。
年間休日の日数もありますが、旦那が土日休みで奥さんが平日休みになると家事の分担はできますが、夫婦の時間はすれ違いになります。
休みも同じようにする夫婦がほとんどでしょう。
結婚をしたら多くの場合、女性の働き方を見直すことになります。
そのまま今の職場で正社員として働いている方や専業主婦を希望する方がいる一方で、女性の9割近くが結婚後も何らかの形で働き続けたいと希望しています。
子どもをもつ女性の就業において52%の女性が仕事をしていますが、正社員として働いている方はわずか8%となっています。
結婚をしても今までのキャリアを失いたくない方や収入面の安定のため正社員として転職して働き続ける場合、「これからの人生」を家族で話し合い自分の気持ちを振り返る必要があります。
正社員として働く場合何より大切なのは夫の理解と協力。
家事の分担に子育て…また妊娠したときのことも考えて、お互いの実家の協力を得ることができるかという確認も大切です。
結婚をしても社会との接点を持ちたい、社会に貢献したいと考える女性も多く、正社員だけでなく結婚後の環境に合わせた働き方の選択肢を持っていると安心ですね。
女性が結婚を機に転職する場合の面接で使える志望動機例文を5つご紹介します。
前職〇〇は結婚を機に退職いたしましたが、生活も落ち着きましたので前職で培った知識や経験を活かせる御社での仕事を希望し応募させていただきました。妊娠・出産後も退職せずに御社に貢献していきたいと考えています。両親が近くに住み、十分なサポートを受けることができますので、育児に関して職場への影響はありません。仕事と家庭を両立し、御社でのキャリア形成をしていきたいと思います。
結婚を機に転居することになり前職を退職いたしました。前職では営業事務として〇年間勤めましたので、御社で今まで培ったスキルや経験を活かして働きたいと思います。御社の就業環境であれば、家庭と仕事を両立させ、長く働いていけるのではと思い志望いたしました。
前職では事務職として〇年務めておりましたが、結婚を機に転居したため退職しました。御社を志望したのは、企業内外での研修制度の充実と子育て支援への体制が充実していることが理由で、これまでの知識と経験を活かしつつさらにスキルアップできる環境だと感じました。仕事と家庭を両立し長期就業し御社に貢献したいと考えております。
ブライダルプランナーとして結婚まで〇年間のキャリアを積んでまいりましたが、転居を気に退職することとなり、今後も家庭と仕事を両立させ長期修行できる環境で働きたいと思い志望いたしました。御社で、前職で培った経験を活かして意欲的に仕事をさせていただきたいと思っています。
前職での営業事務では、こつこつと取り組む姿勢と迅速正確に業務をすすめることを身につけ、御社で経験を活かした仕事ができると思い志望いたしました。御社ではご結婚や育児をされながら活躍されている女性が多いと伺い、家庭とも両立をさせスキルアップを目指すことができる環境であると魅力に感じました。これまでの経験を活かしながら、御社へ貢献し、長く活躍させていただきたいと思います。
結婚を機に転職する場合、必ずきかれることといえば前職の退職理由です。
採用担当者が退職の理由を聞くのは、「長く働いてくれる人材かどうか」「働きたい意欲」といったことを確認するためです。
結婚をして居住地が変わる、職場環境を変えるなどライフスタイルの変化から転職を考えるとき、「結婚」という理由を正直に伝えても採用には不利になりません。
採用担当者への印象を良くするためには次のようなことに気を付けて答えましょう。
結婚での転職がやむを得ない状況であることを採用担当者に納得してもらえるように伝えることが大切です。
「早く帰りたいから」「残業をしたくないから」といった具体性のない答えではなく「結婚をして転居したため、前職の勤務地には通勤が2時間必要となってしまうため」という具体的な理由を伝えれば理解してもらえやすいでしょう。
企業側が一番懸念していることは、せっかく働いてもらってもすぐに辞められてしまうということ。
採用にも育成にもコストがかかりますし、せっかく育てた人材が流出してしまうのは企業にとってマイナスにもなります。
入社が決まれば、これからずっと働いていくという意欲を伝えましょう。
既婚女性の面接で、「出産の予定は?」と聞かれることはありません。男女雇用均等法に抵触するからです。
しかし、将来のライフプランは尋ねられるかもしれません。
出産については、伝えたくなければ伝えなくてOK。
もし伝える場合は、正直な気持ちとともに出産した場合のサポート体制や計画を具体的に伝えることが大切です。
例えば「家事育児は夫と分担します」「残業や休日出勤では近くに住んでいる両親のサポート体制があります」と両立できる体制の計画をきちんとしているとアピールすることで企業側も安心して採用することができます。
ライフイベントの多い女性が転職をスムーズに進めるためには、女性の働き方に対して理解ある社風や子育て支援を充実させている企業を選ぶ必要があります。
産休・育休の整備や柔軟性はもちろん、女性の比率が多いことや残業時間が少ないこと、時短勤務ができるかということなど求人情報をチェックしましょう。
男性女性ともに働くスタイルがスタンダードになっている時代、お互いが気持ちよく生活できるように結婚をきっかけにした転職を考えていくことが大切です。
また面接時に労働条件や待遇について露骨に質問するのは、採用担当者へマイナスイメージをもたれてしまうこともありますので、転職エージェントを利用するのがベター。
企業と強いネットワークをもち、企業内の情報収集を密に行っているため実際の職場環境や人間関係など一般の求人情報には掲載されない情報を保有しているので、詳しくキャリアコンサルタントに聞いてみましょう。
これから夫婦・家族で長い間生活する上で人生の大きな選択肢を見極め、自分のスタイルに合った企業選びをして寿転職をすすめていきましょう!
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