働く女性にとって、結婚は転職するきっかけのひとつになるでしょう。
とはいえ、転職活動は婚約中?それとも結婚後のほうがいい?!などと、タイミングや伝え方などに迷う方も多いはず。
そこでこの記事では、結婚を控える女性が転職活動を行う際のベストな時期・面接での伝え方・注意点などを詳しく解説します。
仕事もプライベートも両立したい、どちらも余裕をもってこなしたい!という女性に必見の記事です。
結婚を考えている方の転職のタイミングは、結婚後が最も多い結果となりました。
その理由とは何なのでしょうか。
婚約中、入籍間近の時期に転職するのはあまりおすすめしません。
というのも、この時期は結婚準備はやることがたくさんあり、非常に忙しいからです。
平日に面接のため有給休暇を取り、休日は上記の結婚準備を行う。
退職することを伝えたら仕事の引継ぎを行い、転職先では上司や同僚の名前と仕事を覚える日々。
並大抵の忙しさではないでしょう。
また、結婚間近に転職してしまうと、入社後すぐに苗字が変わってしまう問題もあります。
職場では旧姓がいい!という方は関係ありませんが、「心機一転、新姓で働きたい」という方は、結婚後に転職したほうが面倒な手続きや周りの混乱を生まずに済みます。
転職のタイミングの割合が最も少ないのは、結婚と同時期に転職する方です。
結婚する前も忙しいですが、無事入籍したあとは結婚式の準備に追われます。
上記は結婚式準備のごく一部です。
結婚式を自分たちらしいものにしようとこだわってしまうと、仕事から帰宅後に招待状作りやウェルカムボード作り、席次表…と寝る時間すらなくなってしまうでしょう。
結婚式は一生に一度のもの。
転職活動も、これからの人生を左右する大事なもの。
どちらも中途半端になってしまわないよう、同時期に行うのは避けるのが無難でしょう。
ここまでの話から、転職活動は結婚後数か月してから行うのがおすすめです。
結婚後数か月が経っていれば、新生活が落ち着いてきてからゆっくり時間をかけて自己分析や企業研究ができます。
新姓にも馴染んできた頃なので、新職場で「新姓に慣れない…」ということもほぼないでしょう。
また、転職してからしばらくの間は研修期間・試用期間などでまとまったお休みを取ることが難しい場合が多いです。
転職するまでに結婚式や新婚旅行ができれば、大切なライフイベントが先延ばしにならないで済みます。
会社側としても保険証や社員登録などを変更せずに済むので、手間がかかりません。
女性が結婚を機に転職する場合の面接で使える志望動機(転職理由)例文を5つご紹介します。
前職〇〇は結婚を機に退職いたしましたが、生活も落ち着きましたので前職で培った知識や経験を活かせる御社での仕事を希望し応募させていただきました。妊娠・出産後も退職せずに御社に貢献していきたいと考えています。両親が近くに住み、十分なサポートを受けることができますので、育児に関して職場への影響はありません。仕事と家庭を両立し、御社でのキャリア形成をしていきたいと思います。
結婚を機に転居することになり前職を退職いたしました。前職では営業事務として〇年間勤めましたので、御社で今まで培ったスキルや経験を活かして働きたいと思います。御社の就業環境であれば、家庭と仕事を両立させ、長く働いていけるのではと思い志望いたしました。
前職では事務職として〇年務めておりましたが、結婚を機に転居したため退職しました。御社を志望したのは、企業内外での研修制度の充実と子育て支援への体制が充実していることが理由で、これまでの知識と経験を活かしつつさらにスキルアップできる環境だと感じました。仕事と家庭を両立し長期就業し御社に貢献したいと考えております。
ブライダルプランナーとして結婚まで〇年間のキャリアを積んでまいりましたが、転居を気に退職することとなり、今後も家庭と仕事を両立させ長期修行できる環境で働きたいと思い志望いたしました。御社で、前職で培った経験を活かして意欲的に仕事をさせていただきたいと思っています。
前職での営業事務では、こつこつと取り組む姿勢と迅速正確に業務をすすめることを身につけ、御社で経験を活かした仕事ができると思い志望いたしました。御社ではご結婚や育児をされながら活躍されている女性が多いと伺い、家庭とも両立をさせスキルアップを目指すことができる環境であると魅力に感じました。これまでの経験を活かしながら、御社へ貢献し、長く活躍させていただきたいと思います。
結婚を機に転職する場合、必ずきかれることといえば前職の退職理由です。
採用担当者が退職の理由を聞くのは、「長く働いてくれる人材かどうか」「働きたい意欲」といったことを確認するためです。
結婚をして居住地が変わる、職場環境を変えるなどライフスタイルの変化から転職を考えるとき、「結婚」という理由を正直に伝えても採用には不利になりません。
採用担当者への印象を良くするためには次のようなことに気を付けて答えましょう。
結婚での転職がやむを得ない状況であることを採用担当者に納得してもらえるように伝えることが大切です。
「早く帰りたいから」「残業をしたくないから」といった具体性のない答えではなく「結婚をして転居したため、前職の勤務地には通勤が2時間必要となってしまうため」という具体的な理由を伝えれば理解してもらえやすいでしょう。
企業側が一番懸念していることは、せっかく働いてもらってもすぐに辞められてしまうということ。
採用にも育成にもコストがかかりますし、せっかく育てた人材が流出してしまうのは企業にとってマイナスにもなります。
入社が決まれば、これからずっと働いていくという意欲を伝えましょう。
既婚女性の面接で、「出産の予定は?」と聞かれることはありません。男女雇用均等法に抵触するからです。
しかし、将来のライフプランは尋ねられるかもしれません。
出産については、伝えたくなければ伝えなくてOK。
もし伝える場合は、正直な気持ちとともに出産した場合のサポート体制や計画を具体的に伝えることが大切です。
例えば「家事育児は夫と分担します」「残業や休日出勤では近くに住んでいる両親のサポート体制があります」と両立できる体制の計画をきちんとしているとアピールすることで企業側も安心して採用することができます。
ライフイベントの多い女性が転職をスムーズに進めるためには、女性の働き方に対して理解ある社風や子育て支援を充実させている企業を選ぶ必要があります。
産休・育休の整備や柔軟性はもちろん、女性の比率が多いことや残業時間が少ないこと、時短勤務ができるかということなど求人情報をチェックしましょう。
結婚予定で忙しい女性が自分に合った職場を効率よく探すなら、転職エージェントを利用することを強くお勧めします。
転職エージェントを利用すると、転職希望者ひとりひとりに担当が付き求人紹介や面接対策・書類添削などトータルで面倒を見てくれます。
どのエージェントに登録するか迷っている方は、まずは業界大手のリクルートエージェントに登録しておきましょう。
リクルートでは、特に経理や人事などオフィス周りの求人を豊富に扱います。
「以前に経理として働いていたことがある」
「経理の業務に活かせる資格をもっている」
上記のような方は、条件に合った求人が見つかりやすいでしょう。
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年齢 | 20~40代 |
実績 | 転職支援実績が豊富 |
特徴 | 経理・人事・秘書などの求人が豊富(経験者優遇) |