“20代の転職”ならではの不安や悩みは意外と多いものです。
‥このように、なんとなく周りから聞いたような情報に振り回され20代で転職をした方がいいのか、しない方がいいのか?また、転職のベストタイミングはいつなのか?と迷っている人も多いのではないでしょうか?
若さ・ポテンシャルがあり、転職しやすい20代ですが、実は慎重に考えてから転職しないと失敗し、転職回数が増えていくなど泥沼にはまってしまうことも。
ここでは20代が感じている転職の不安・悩みから、20代の転職事情を紐解いていきます。少しでも転職が頭をよぎっている20代の人は是非参考にしてください。
厚生労働省が公表した令和2年1年間の転職入職率のグラフから、20代で転職している人の割合を見てみましょう。
※引用:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/dl/gaikyou.pdf
20代以上の転職入職率は主に一桁台で推移していることから、20代の転職率は比較的高めであることが分かります。
ちなみに、令和2年(2020年)は新型コロナウイルスの影響が大きく表れた年であり求人が少なく転職を控えた人も多かったため、令和元年(2019年)の転職入職率と比較すると全体的に低い傾向にありました。
年齢を重ねるごとに転職率が下がっていることからも、転職の決断をするなら20代のうちが適切なタイミングと言えるのかもしれません。
20代の転職入職率が高めであることには前職の転職理由も関わっているように思われ、先ほど紹介した厚生労働省のデータでは転職入職者が前職を辞めた理由にも触れられています。
20代の転職理由上位
20代が多く挙げた転職理由を見てみると、職場・労働環境に不満を感じたものが目立ちます。
毎日残業・サービス残業・休日出勤・職場の雰囲気も悪くて、朝仕事に行かなければと思うと死にたくなる…なんていう状況なら、ぜひ転職をしてほしいです。
そこまでの状況ではなければ、仕事の不満や悩みが今の職場で解決できないか今一度考えてから転職しましょう。
「今の仕事が辛いので逃げ出したい」という理由だけで、転職すると次の職場でも同じことを繰り返し転職することになります。一度改善する努力をして、それでもダメなら転職しましょう。
転職する際は、必ず転職する目的と次の転職先でやりたいことを明確にし、1年後、3年後、5年ごとどんな自分になっているかイメージできるまで考えておくと良いでしょう。
一昔前は定年まで同じ会社で働き続けることがスタンダードでしたが、最近は転職をすることも珍しくはありません。
転職をする年代によってぶつかる壁、不安、悩み、迷いはそれぞれにあり、転職をした方がいいのか、しない方がいいのか?と迷う人も多いのです。
転職を考える20代にはどのような不安・悩みがあるのでしょうか?
前職を数年で辞めてしまうと忍耐力がないと思われ印象が悪いのでは?と考える人も多いでしょう。
「最低3年間は同じ会社で働くべき」と言われたことや聞いたことがあるかもしれませんが、厚生労働省が公表している新規学卒者の離職率を見ると平成30年3月に大学を卒業した人の約3割が3年以内に会社を辞めているのです。
※参照:厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000845104.pdf
「経験不足」「根気が足りない」「またすぐ辞めるのでは?」と思われる可能性もありますが、嫌々仕事を続けている時間が無駄とも考えられます。
筋が通った転職理由であること、過去のことよりもこれからを評価してもらうためのアピールをしていくことが大切です。
また、新卒後3年以内に離職した人は第二新卒として求人に応募することが可能です。第二新卒を積極的に採用する企業も増えてきているため中途半端にダラダラと続けるよりも転職を有利に進めていける場合もあります。
短期離職が必ずしも転職に影響が出るとは限らない。今の職場で仕事を続けてどうなりたいかよく考えて、目標が思いつかないようであれば転職もあり
企業が20代の採用で重視していることは、若さや将来性、柔軟性、仕事に対する意欲・熱意といった『ポテンシャル』です。
経験・スキルがなくてもこれからの伸び代に期待した採用を行うことが多いので、即戦力であることが前提である30代・40代以降になってからの転職の方が厳しくなります。
異業種や未経験職種へ転職できるのは20代が最後のチャンス
20代の転職で企業が求めるものとは?
20代の転職と一括りに言っても、前半と後半で企業が求めているものは異なります。
20代前半 | 20代後半 | |
---|---|---|
売り | 若さ 第二新卒に該当 |
職場に馴染むのが早い 即戦力として期待 |
採用したい人材 | 仕事への熱意や将来性 人柄&ポテンシャルが重視 |
ポテンシャルよりも経験・スキルを重視 |
年齢を重ねるごとにハードルが高くなる未経験の仕事へのキャリアチェンジですが、20代にはまだまだチャンスがあります。
希望する業界に詳しい人や第三者から客観的な意見を貰い、自分に合う仕事を探していくのも大切です。無駄に職歴だけ増やすことのないように、転職先を選んでいきましょう。
転職をするなら資格があった方が有利なのでは?と考える人は多いですが“資格なし”でも転職はできます。
業界・職種に通用する資格や専門職として働くために必要な特定の国家資格などは必須となる場合もありますが、それ以外は持っていても持っていなくてもそう変わりません。
仕事に役立つ資格であれば転職後に働きながら資格取得を目指すことも可能です。資格の有無ではなく仕事へのやる気や積極性をアピールしましょう。
資格の代わりにアピールできるポイントを探しておこう
男女ともに20代では職場の人間関係を転職理由とする人が多いため、転職希望先の雰囲気や人間関係に不安を感じることもあるでしょう。
給料や勤務地、休日などに目が行きがちですが、転職希望先の社風や口コミなどの情報収集を事前にしっかりと行うことが大切です。
そして、いざ新しい職場に入社したら周囲とのコミュニケーションを大切にしましょう。挨拶はまず大きな声で元気よく、笑顔で接することで好印象を持たれ、周囲からも受け入れられやすくなります。
事前の情報収集がカギ
今の仕事が、職場が嫌だから‥と転職をしても次の職場が絶対に希望通りであるとは限りません。憧れやイメージだけでなんとなく転職先を選んでしまうと同じことを繰り返し転職回数が多くなってしまうことも。
リクナビネクストが企業人事に取った「転職は何回から気になる?」のアンケート結果を見ていきましょう。
(転職歴、何回目から気になる?:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/)
企業人事は1~2回の転職はほとんど気にならないと回答していますが、3回目になると一気になぜ転職回数が多いのか?ということが気になることが一目でわかります。
20代のうちは未経験職種・業種にもチャレンジしやすい時ですが、20代で転職回数3回以上となると転職に影響を及ぼすこともあります。
3回以上転職している場合は、長く勤めたい姿勢をアピールしましょう。
徹底的な自己分析・情報収集をすることや転職支援サービスを活用し、妥協せず自分に合った会社・職種を見つけることが一番です。
転職失敗を回避するには、自己分析、自分のキャリアを見つめ直す、情報収集、第三者への相談、よく考えてから転職先は決定する
初めての転職の場合は何から手を付ければいいのか分からない人も多いはずです。20代は実績よりもポテンシャルを重視されるため採用されやすい傾向にありますが、誰でも簡単に転職できるほど甘くはありません。
転職活動が長引いている人、個人での転職活動に不安を感じる人、自分にはどんな仕事が合っているのか?など転職に関する相談をしたい人は転職支援サービスのサポートを受けてみましょう。
また、転職活動は在職中から始めるのが鉄則!退職後から転職活動を始めると自由な時間は確保できますが、「ブランク期間ができてしまう」「転職活動が長引くと焦りが出て適切な判断ができない」「収入が途絶える」などリスクがあります。
転職活動は在職中に!20代でも社会人としての最低限のマナーを持っていることは必須。転職活動が不安な人は、転職支援サービスのサポートを受けましょう。
20代の転職は、様々な不安や悩みがつきものです。
「そもそも転職すべきなのか…」「転職活動の進め方がわからない」「選考が失敗続きでうまくいかない」「転職先が決まらずに焦ってきた…」と悩んでいると誰かに相談したいですよね。
そんな方のために、気軽に相談できる無料の転職サービスを紹介します。
第三者に相談することで解決することが多くありますよ。
行ったその日にマンツーマンで転職の相談ができます。
それに加えて、書類指導・面接練習を行ってくれるだけでなく、地域によってはセミナーを紹介してくれるため、転職活動のやり方を知るきっかけとして利用してみる価値はあります。
Point
一時期、悪評が多かったですが現在は改善されてきており、熱心に相談・サポートをしてくれる担当者もいます。
マンツーマンで指導はしてもらえるものの、担当が変わる場合もあるので注意が必要です。
気軽に相談したい方は、最寄りのハローワークを検索していってみましょう。
広告やTVCMで宣伝を強化し、今では「転職するなら転職エージェント」となってきており、周り友人などにも利用経験がある人もいるのではないでしょうか?
転職エージェントは相談・書類作成・面接対策を行ってくれるだけでなく、入社後のアフターフォローも手厚い点が特徴です。
Point
転職エージェントの良い所はアドバイザーが変わらないため、求職者のことを一貫して担当してくれます。
初回の相談時間も多く取ってくれるだけでなく、将来の方向性ややりたいことも一緒に探してくれるため、プロに相談しながらキャリアプランを立てることができます。
アドバイザーが複数の求職者を担当するため、アドバイザーによっては手厚いサポートをしてくれない場合もありますが、その場合は担当者を変更する事も可能です。
※引用:学情 https://ferret-one.akamaized.net/files/618e1f81759e413cfabcc662/211119-rekatsuenq.pdf?utime=1636704129
20代向けの転職サイトなどを運営する株式会社学情が2021年9月に行った調査では、20代の約半数が「新型コロナウイルスにより、転職・就職活動に影響があった」と答えました。
そして、“転職・就職活動に生じた変化”では「テレワークの有無など働き方を意識するようになった」が最も多く、次いで「スキルの習得を重視するようになった」「企業の安定性を重視するようになった」といった結果となっています。
スキルを身につけ市場価値を高めること、今後有事があっても影響を受けにくい企業を選ぶなど慎重さが窺えます。
コロナ禍で企業の採用ニーズが一時的に縮小しましたが、感染者の減少やワクチン接種の普及などにより徐々に求人が増えてきています。
IT・Web業界や製造業、営業職などは未経験からの転職もしやすく、求人が増加傾向にあるので興味のある人は検討してみてはいかがでしょうか。
また、コロナの影響でWEB面接が増えて、転職後に会社の雰囲気が合わないと感じる人が急増していますので、事前の情報収集を徹底しておきましょう。
転職は年代にかかわらず不安や悩みが付き物です。
でも、年齢が上がっていけばいくほど転職の不安・悩みは深刻なものとなっていきやすいため、若さが最大の武器であり転職しやすい20代のうちに思い切った行動に移すことが◎
ネガティブに考えすぎず、転職をポジティブに考え頑張ってみましょう!
どうしても不安が解消されない人や、少しでも有利に転職活動を進めてきたいのであれば転職エージェントなどの転職業界のプロに頼ってみましょう。
サイト名 | サービス詳細 |
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