「公務員はホワイト企業」・「勝ち組だ」・「給料高すぎ…!」なんていわれることも多い、公務員。
生涯安定やワークライフバランスを重視する方は、高卒から公務員になった方に憧れる人も多いでしょう。
しかし、「高卒からの公務員は給料が安い」という嘆きの声も少なからず目にしますよね。
実際の高卒公務員の実態はどうなのでしょうか?
この記事では、高卒公務員の給料事情・勤務実態について解説します。
高卒公務員以上の高収入&ホワイト業界・職種も紹介するので、最後までご一読ください。
まずは、高卒公務員の給料事情を詳しく解説します。
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勤務1年未満の高卒公務員の月給は、15万円~16万円の方が多いようです。
平均月収を単純に12で掛けると、地方公務員の平均年収が185万円ほど・国家公務員の平均年収が197万円ほどだとわかります。
ボーナスが入っても、年収は200万~250万円程と想定できるので、決して「高卒公務員の給料が高すぎる」ということはないといえるでしょう。
また高卒公務員は、個人実績が昇給や賞与などに反映される一般企業に比べ、業務実績が給料に反映されにくいです。
安定はしているものの給料が上がらないといった特徴もあります。
そのため、20代・30代になってからせっかく公務員になったのに「思っていたよりも給料が安い」と感じる方も少なくないようです。
公務員以上の高収入を狙うなら”一般企業営業職・エンジニア職”が近道
高卒公務員の場合、大卒公務員に比べて給料に大きな差が生まれます。
地方公務員 | 国家公務員 |
大卒:186,350円 ⇒月3万円以上の差 |
大卒:197,229円 ⇒月3万円以上の差 |
*参照:人事院『R.4国家公務員給与等実態調査の結果/第7表』
*参照:総務省『R.3地方公務員給与の実態/第6表』
1年目高卒公務員の基本給が約15~16万円に対し、同じ1年目であっても大卒者の基本給は約18~19万円。
地域や職種でも異なりますが、学歴で約3万円~5万円程の差があります。
給与の差が顕著となるのが中年以降の昇給となり、生涯年収では1000万円以上の格差、退職金が1700万円程度の格差があるようです。
公務員以上の高収入を狙うなら”一般企業営業職・エンジニア職”が近道
ここでは、高卒公務員の勤務実態を解説します。
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公務員に「仕事が楽で定時に帰ることができる」「残業もなさそう」というイメージを持たれている方も多いでしょう。
しかし実際には、残業代も出ずに何十時間も残業を行っている部署もあるようです。
一般企業では、サービス残業をさせた場合、労働基準法に違反していることになります。
残業代が未払いの場合は、残業代の請求や労働基準局へ報告することができます。
「じゃあ公務員も労働基準局へ訴えればいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、公務員は労働基準法が適用されません。
たとえサービス残業を行っても違反とはいえないのです。
公務員といえば部署異動がつきものです。
企業や地域との癒着や職務への不正を防止し、平等な職務を行うために異動をするという目的があります。
異動は2年~4年で内示される場合が多く、基本的には退職まで採用された管轄内での異動となります。
※市区町村職員となった場合は、他の都道府県や市区町村へ数年間の出向という可能性もあります。
公務員の仕事は一般職であれば決められたことを決められた通り行いますので、基本さえ学べば仕事ができますが、1番不安なことといえば異動後の人間関係。
上司によって職場環境が左右するといっても過言ではありません。
公務員にこだわりがないなら、一般企業にも目を向けてみるのはいかがでしょうか?
一般企業は、以前の年功序列社会から実力社会中心になってきており、学歴が関係ない職種が多くあります。
成績が昇給やボーナスにしっかり反映されるため、公務員以上の収入も夢ではありません。
「公務員=ホワイト企業」といったイメージを超える企業と出会えるチャンスが広がるでしょう。
上記のように考えている方は、1度一般企業求人を探してみることをおすすめします。
ここでは、高収入を狙いやすい一般企業職を2つ紹介します。
高卒でも高収入を狙いやすいのは、営業職です。
営業職では「インセンティブ給」や「歩合制」を導入しているところが多く、頑張ったら頑張った分だけお給料に反映してもらえます。
いわゆる年功序列制ではなく、完全に実力ベースでお給料が決まるため、年収1000万プレイヤーも夢ではありません。
そのぶん、モチベーションを保ちながら働くことができるでしょう。
人とコミュニケーションを取るのが好きな人・話すのが得意な人には営業職でお金を稼ぐのが向いています。
20代営業未経験なら|リクルートエージェント
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エンジニア職の平均年収は500万円と、比較的給料が高い職のひとつです。
近年、様々な技術の発展やデジタル化が進み、エンジニア職の需要も高まっています。
IT業界が急速に進んでいるため人材が追い付かず、多くの企業が求人を募集している状況です。
専門的なスキルが必要な仕事であることからも、今後も必然的に年収が高まる傾向にあるといえるでしょう。
いまは人材不足のため未経験OKの求人が多く、入社後に教育や研修を通してスキルを積めばOK。
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ここでは、ホワイト優良企業が多い業界を2つ紹介します。
ホワイト優良企業が多い業界2つ
…景気の影響を受けずにライバルも少ない
…需要がなくならない、経営が安定している
ホワイト企業が多い業界は、ガス・電気・鉄道などのインフラ業界です。
これらは人々の生活において欠かせないものであり、景気の影響を受けないうえライバルも少ないため、ホワイトな会社が多いといえます。
年功序列の企業が多いので、長く勤めるほど高年収が望めるでしょう。
安定している業界としての知名度も高く、常に高倍率の人気業界です。
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地域 | 全国 |
特徴 | ・多くの求人から条件に合ったものをマッチしてくれる |
医薬品・医療機器メーカーも、インフラと同様に需要がなくならない業界です。
さらに参入の壁も高いことから競合が少なく、1度取引すると長期間継続されることから、経営も安定しています。
平均年収も高く休みも取りやすい企業が多いことから、オンオフがしっかり切り替えられる業界です。
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公務員よりも一般企業の方が、学歴に関係なく好条件で働けるという声も多くある現代。
昇進・学歴格差・残業などに悩まされやすい高卒で、公務員になることは、勝ち組の選択と言えなくなってきました。
高年収・ホワイト企業を希望している方は、公務員以外にも一般企業に目を向けてみるのはいかがでしょうか?