営業職のイメージといえば、
「きつい」「気合・根性」「ノルマに追われる」「残業が多そう」「体育会系な雰囲気」
などといったマイナスなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
ですが、今では時代も変わりインターネットの普及やITの発展により営業スタイルもスマート化しているため、男性女性に関わらずおすすめできる職種になってきています。
そこで、本記事では未経験で営業職への就職や転職を考えている女性に向けて、営業職についてや押さえておきたいポイントなどをご紹介いたします。
営業職とは、自社のサービスや商品で、顧客の要望や願望に応えたり課題解決したりできることを知ってもらう活動を行い、最終的に商品の購入やサービスに対して契約してもらう仕事です。
ここで、よく勘違いされやすいのが、「販売職」や「接客業」との違いについてです。
最終的に「お客様に商品やサービスを提供する」という点で、販売職や接客業と似たように思われがちですが、「そもそもの購入意欲があるかないか」という点が異なります。
営業職は、商品やサービスを知ってもらうところからのスタートとなるため、大変さや難しさはあるものの、それを成し遂げた時に大きな達成感を味わうことができます。
他の職種と比べて、営業職ならではの働き方について解説していきます。
自分の営業成績に応じて、稼ぎがアップすることが多いのが営業職の魅力です。会社によってさまざまではありますが、給料の上がり方も他の職種に比べると早いので、モチベーション維持にもつながってくるといえます。
最近では、フレックスタイム制度を取り入れている企業も多くなっています。直行直帰ができるのも営業職の魅力な働き方の1つといえますね。
また、アポイントとアポイントの間に出先のカフェやシェアオフィスで働くことを推奨している会社もあります。効率よく働けて、働く場所を自由に選べるのも営業職ならではですね。
こちらは、会社だけでなく業界などにもよるかと思いますが、特にBtoCの営業では多く見られます。今では、働き方の見直しがされつつあるため、残業した時間分遅く始業できたり、振替休日を取得できる企業もありますが、事前にチェックは必要です。
女性が営業職を経験するにあたって、男性と比較した際のメリット、デメリットはそれぞれ3つあるといえます。
メリット
共感性については、男性よりも女性のほうが優れているといわれています。
それにより、親しみやすさや信頼関係の構築に大きく作用することから、相手に寄り添った営業ができるといわれています。
女性営業が珍しくない世の中になってきたとはいえ、業界にもよりますがまだまだ男性の割合が多いのが営業職です。
そのため、女性営業というだけで印象的に残り、髪型などを変化させることもできることから男性にはない武器といえます。
細かな気配りや心配りができるのは女性ならではです。
また、物腰の柔らかさといった点も、男性にはない大きな武器になるので好印象を残しやすいといわれています。
デメリット
共感性が高いゆえに起きてしまいがちです。
相手へ「要望すれば、なんでもやってくれる」と思われてしまう傾向にあります。
女性の話しやすさ、親しみやすさから、ただのお話相手になってしまっては仕事になりません。
必ずビジネスに繋げるということを念頭に置き、顧客開拓を行う必要があります。
特に目上の男性相手のケースに多いのが、受注などの最終段階において遠慮してしまい決めきれないということが起きます。
物怖じせずに、自信をもって営業、商談をしましょう!
女性営業として働くイメージが、少しずつ湧いてきたのではないでしょうか。
次は、女性が営業として働く際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
女性の営業職として働くにあたって、どんなことを実現したいか、どのような働き方をしたいか明確にすることが非常に重要です。
働く上で大切にしたいこと、求める環境や条件などをリストアップしたうえで優先順位をつけておくとよいでしょう。
営業というとまだまだ男性社会というイメージが強く、どうしても立場的に女性が弱く見えてしまいがちです。
ですが、そんな中でも自分の目標やなりたい像を強く持ち、女だからと舐められないよう、強い気持ちをもつことは非常に大切です。必ずしも、男性の営業のように営業しなければいけいないことは決してありません。
女性ならではの営業スタイルを築き、男性社会でも同等に戦うという強い気持ちを忘れないようにしましょう。
営業として、無知というのは信頼を損なう要因のひとつです。これは、男女関係なく言えることですが、わからないことはそのままにせず、「この営業マンに任せておけば心配ない」と思ってもらえるような営業マンを目指しましょう。
「わからない、知らない」=「かわいい」は通用しません。(笑)
営業職を経験することで身につくスキルは本当にたくさんあります。
その中でも、特に営業職を経験することで身につくスキルを厳選してご紹介いたします。
営業職は、取引先企業の代表や役職者の方々とも関わることがあります。そのため、第一印象としてビジネスマナーは最も重要です。相手に不信感や不安感を与えないためにも、ビジネスマナーについては勉強会やロープレを実施する企業も多いです。
営業に「話すこと」は必要不可欠なため、自然とコミュニケーション力が鍛えられます。
普段であれば関わることのないような取引先企業の代表や役職者の方などとも話す場面があるので、自然と話術が身につきます。
また、コミュニケーション力が身につくことで、自然と人脈ができ、いろんな人からいろんな情報を聞くことができるので、考え方の幅が広がります。異業種への転職や独立がしやすくなるともいわれています。
営業職には、「断られる場面」がつきものです。人から拒絶されるような気持ちになることがありますが、営業職を経験した人で断られたことがない人はいません。そのため、断られてもめげずに仕事をしなければならないため、メンタルが鍛えられます。
営業職として、商品やサービスを検討・購入していただくにはただ押し売りをすればいいというものではありません。まずは、相手の立場になって考えることが重要です。そして、それに応じた説明や質問などが必要になるため、論理的思考が養われます。
営業職には「ノルマ」というイメージがあるように、とにかく何においても数字がついて回ります。
数値目標を追うことはもちろん、営業戦略にも数字の分析は必要です。
最初からできる人はいないので、営業活動をしていく中で目標件数や客層の分析など、数字を逆算、深堀する作業を繰り返し行うことで数字に強くなっていきます。
営業職は、事務職や企画職などに比べ求人数が多く、需要が高いといえます。
求人数が多いということは、応募者もそれなりに多いため採用担当が重要視しているポイントがいくつかあります。
営業職への就職・転職を成功させるために、気をつけるポイントをご紹介します。
書類選考では、職務経歴はもちろん、第一印象も重要視しています。証明写真の表情やスーツの着こなしがだらしなく見えてしまうと、マイナスなイメージを持たれてしまいます。表情は歯を見せない程度に微笑む感じで撮ると、柔らかく女性らしい印象を持ってもらえます。
女性はメイクや髪型も気をつけなければならないですが、派手なものは控え、人事・採用担当者が「会ってみたい」と思ってもらえるような証明写真を撮ると良いでしょう。
書類選考や職務経歴書などにも記載をすることがあると思いますが、それを踏まえて面接時でも書類に書いた内容に少し付け足しをしながら明るく話せるとよいでしょう。
面接時、自分のターンとして初めに話す時間をもらえる第一印象を決める場でもありますので、笑顔でお話ができると尚よいと思います。
ネガティブな内容を率直に伝えるのではなく、プラスに変換しながら前向きな理由をお話できると良いです。志望動機についても、選考を受ける企業の企業研究はしっかり行い、なぜ志望先の企業なのかの質問に対して答えられるようにしておきましょう。
これまでに経験してきたこと、頑張ってきたことを、営業職につながるようにピックアップしてお話ができるとよいです。自分のスキルを棚卸して、営業職にも活かせるスキルや経験談をアピールできるようにしましょう。
ここまで、女性の営業職についてメリットやデメリット、押さえておきたいポイントなどについて紹介をしてきました。
営業職は大変で難しく感じる半面、個人の裁量も大きく、やりがいも多く感じることができ、いろんな人と関わることのできる仕事なので主体的に仕事がしたい人にはおすすめの職業です。
女性目線を活かすことで、男性にはできない営業スタイルを確立することができます。
営業職には、正解がないので向き不向きというのはそこまで大きく関係しないと思っています。
だからこそ、この記事を読んで、営業職に興味や意欲のある女性が営業職への就職の参考にしてもらえたらうれしく思います。
最近では、エージェントの活用も主流になってきていますので、選考書類作成のサポートや面接対策などはそういったサービスを利用しながら、自分にあった会社を見つけていきましょう!
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