ゆとりを持って人生を歩んでいくためには、それなりの収入が必要ですよね。
「年収600万くらいあればいいけど、きつい仕事になるかな」
「今より楽な仕事がいい」
そんな疑問・希望を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、年収600万円の難易度や職業を解き明かします。
A.楽な仕事はありませんが、着実に努力すれば疲弊せずに年収600万を達成できる仕事はあります。
たとえば、営業職は消費者に購入をうながすためにいろいろなスキルが必要で、その習得も簡単ではありません。
販売する商品に関する専門的な知識の学習や、コミュニケーションやノルマに耐えるタフさも必要でしょう。
しかし、正しい方向で適切な分だけ努力を続けていれば、その業務遂行のコツや体力も身に付くはずです。
しっかり考えて選んだ仕事ならば、簡単に諦めずに取り組んでみて下さいね。
年収600万の難易度は比較的高いものです。
国税庁の調査結果によると、全給与所得者の平均給与は458万円※でした。
年収600万円という数値は平均給与を大きく超えるものだとわかります。
※男性は平均563 万円、女性は平均314 万円
また、年収600万円代の人は全体の6.9%存在し、年収600万円以上の人の割合は全体の22.6%を占めます。
上位4分の1以上の階層に当たるということは上位層といっていいでしょう。
所得額 | 男性 | 女性 | 全体 |
---|---|---|---|
100万円以下 | 3.4% | 14.0% | 7.8% |
100万円超 200万円以下 | 6.2% | 21.5% | 12.7% |
200万円超 300万円以下 | 9.8% | 20.0% | 14.1% |
300万円超 400万円以下 | 15.5% | 17.9% | 16.5% |
400万円超 500万円以下 | 17.7% | 12.1% | 15.3% |
500万円超 600万円以下 | 14.2% | 6.4% | 10.9% |
600万円超 700万円以下 | 9.5% | 3.4% | 6.9% |
700万円超 800万円以下 | 7.1% | 1.7% | 4.8% |
800万円超 900万円以下 | 5.0% | 1.0% | 3.3% |
900万円超 1000万円以下 | 3.4% | 0.6% | 2.2% |
1000万円超 1500万円以下 | 6.2% | 1.0% | 4.0% |
1500万円超 2000万円以下 | 1.3% | 0.3% | 0.8% |
2000万円超 2500万円以下 | 0.4% | 0.1% | 0.3% |
2,500万円超 | 0.5% | 0.1% | 0.3% |
これらのことから、平均給与を大きく超えた上位層の年収600万円という数値は、稼ぐ難易度が比較的高いといえるでしょう。
この難易度をクリアした人は勝ち組といえますね。
ただし、絶対無理というほどではないので、しっかり努力すれば誰にでも手が届くチャンスはあります。
年収600万円の生活レベルは、収入が支出を超える豊かなレベルといえます。
状況にもよりますが、たとえば独身であれば余裕があるレベル、既婚者で子どもがいる場合にはなんとか教育費を用意できるレベルです。
年収600万円でも所得税や住民税、社会保険料を納めると、手取り額としては年間約450万円※になります。
月々にすると約37万円ほどですね。
※控除額によって前後します
一人暮らしであれば最も費用のかかる住居費が10万円以下に抑えることも可能なので、それ以外の光熱費や食費なども差し引いても20万円ほど残せる場合も。
娯楽や投資、貯蓄に回す余裕がある状態といえますね。
既婚で子どももいれば人数が多いので、ある程度大きな住居に費用はかかり、光熱費や食費もかさむことでしょう。
残った十数万円を教育費と貯蓄に回すイメージです。
とても余裕があるという状況ではないものの、必要なことにはしっかり支出可能です。
このような生活レベルを手に入れた人はどちらでも勝ち組といって良いでしょう。
年収600万円以上を稼ぐ勝ち組を目指せる職業・特徴を3つ紹介します。
業界・業種 | 特徴 |
---|---|
大手企業の営業職 | 給与・手当と福利厚生が恵まれている 成果主義 |
金融業界 | 給与水準が高い 成果主義 |
ITエンジニア | 年齢関係なくスキル重視 未経験歓迎も |
それでは具体的にひとつずつ説明します。
大手企業の営業職に就ければ、年収600万円以上も目指すことができます。
金融だけでなく商社やメーカーなども含めた大手企業の中の営業職であれば、努力次第で年収600万円も可能です。
大手は安定した経営を背景に給与が高く、各種手当や福利厚生も充実しています。
その上、営業職はノルマを達成して成果を上げていけばそれが給与に反映される職種です。
精神的にも身体的にもタフでガッツのある人は、営業職で成果をどんどん上げて勝ち組に入ってしまいましょう。
金融業界は年収600万円以上を目指せる業界のひとつです。
銀行以外にも、証券会社・保険会社・クレジットカード会社など業種はたくさん。
全体的にそれらの会社は給与水準が高く、成果を上げればさらに報酬を獲得できるという雇用形態である傾向が強いです。
今までの仕事で身に付けた論理的思考力やコミュニケーション力と、新たに得た業界の専門知識をうまく活かせれば、勝ち組になるのも十分可能ですよ。
年収600万円以上を狙う選択肢として、ITエンジニアも有力です。
急拡大を続ける業界ですが、慢性的な人材不足に陥っている現状があります。
そのため、スキルさえあれば年齢に関係なくキャリアアップが可能な業界です。
入社してからスキルなどは育成するという姿勢の求人もあるので、未経験でも覚悟を持てば挑戦しやすい業界ともいえます。
ITエンジニアとして採用されてから日々スキルアップに集中すれば、勝ち組になる将来も見えてくるはずですよ。
「どういう業界・職種を狙えばわかっても、具体的にどんな求人に応募すればいいのかわからない」
そんな悩みを持っている方、今からでも大丈夫です。
どんな求人が年収600万円以上を目指しやすいかは、転職業界のプロに相談して紹介してもらいましょう。
そのために登録がおすすめの転職エージェントや転職サイトを紹介します。
おすすめの転職エージェント・サイト
それでは、それぞれについて説明しましょう。
20代で勝ち組を目指したいけど何をすればいいかわからない人は、20代向けの求人に特化したマイナビジョブ20’sに登録です。
まずは自分の強みや弱みを客観的に見直すことができる適性試験を受けて、高収入の業界の中でどれが自分に向いていそうか検討。
20代・第二新卒・既卒の転職・就職に精通した専任アドバイザーの協力を受けながら、提出書類の作成や面接対策でしっかり準備しましょう。
業界や職種に狙いを定めて取り組めば、年収600万円を達成する日は近いですよ。
公式サイト | https://mynavi-job20s.jp/ |
---|---|
おすすめポイント | 全求人が20代向けで、未経験OKが大多数。 |
未経験だけどIT業界でキャリアアップして勝ち組になりたいと望んでいる人には、Greenに登録して探すのが効率的です。
GreenはIT業界の求人が豊富なので、ITエンジニアへの転身に絞っている人にとっては希望の仕事だけを見られてとても探しやすいはず。
社内写真の掲載もあって雰囲気がわかりやすく、企業からのスカウトに加えてこちらからも「気になる」で意思表示をできるのも画期的です。
マッチングすれば面接前にカジュアル面談もできるので、本当に相性の良い会社を見つけるためのフランクな転職活動ができますよ。
雰囲気から自分に合う会社をみつけて、勝ち組への挑戦を楽しんでくださいね。
公式サイト | https://www.green-japan.com/ |
---|---|
おすすめポイント | IT業界の求人を多数掲載。 スカウトや「気になる」機能でマッチング。 |
豊富で幅広い求人から高収入の企業への転職先を探りたい人は、リクルートエージェントに登録するのが吉です。
専門のアドバイザーがあなたのアピールポイントをみつけて、希望の収入を得られる求人の中からあなたにマッチしそうなところを厳選してくれます。
現職がありながら転職活動をしている方には、面接対策や日程調整、年収交渉まで任せられるのはありがたいはず。
非公開で知らなかった求人に希望に合った転職先があるかもしれません。
勝ち組を目指すのなら、あらゆる求人を見た上で希望の転職を実現させて下さい。
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
---|---|
おすすめポイント | 転職支援実績No.1。 *厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績を自社集計)2023年6月時点 非公開求人件数の多さも魅力。 |
年収600万円以上という勝ち組枠を手っ取り早く掴むコツにはどんなことが考えられるか、4つ紹介しましょう。
勝ち組枠を掴むコツ4つ
では、それぞれについて具体的に説明します。
年収600万円を勝ち取るコツとしてまず挙げられるのは、現職の会社の中で昇進を目指すことでしょう。
社内での役職が上がれば、通常は基本給が上がり、場合によっては役職手当も上乗せされるはずです。
役職を上げるために、業務で成果をあげることや上司からの信頼や評価を得ることを心がけてください。
ただし、そもそも今の会社の給与体系が年功序列になっているかには気を付けて下さい。
年功序列で確定していれば、どれだけ成果を上げても若い頃に一気に収入が上がることは不可能です。
現職とは別に副業をすることも、年収600万以上を掴むコツのひとつです。
現代ではクラウドソーシングなどで様々な種類の業務を在宅でも請け負うことが可能です。
うまく受注できて休日やすきま時間にコツコツ続ければ、年間では何十万単位で収入を上げることもできるでしょう。
ただし、現職の就業規則は遵守しましょう。
副業禁止の規定がある場合には行うことができません。
年収600万以上の勝ち組枠へのコツとしては、現在の貯蓄を元手に資産運用するのもアリです。
外貨預金、債券、株式、投資信託など、金融商品はさまざま存在します。
たとえば新NISAによる運用であれば、一定額までは利益に対して非課税になるので節税対策としてもおすすめされています。
ただし、金融商品の資産運用には元本保証がない場合も多くあります。
年収600万円に近づくためにはどうすれば良いのかしっかり学習して、自己責任で投資内容を判断する必要があります。
現職を辞める決断をして、年収600万円以上を目指しやすい仕事を選んで転職するというのは現実的なコツです。
今持っているスキルや経験を活かせば、実は業界や職種によって年収600万円を狙えるものはあります。
成果を上げる能力の優劣とは別に、給与の相場というのは業界などによって元々異なる額で決まっているのが現実。
思い切って年収600万円を狙える業界・職種に転身するほうが勝ち組への近道といえるでしょう。
年収600万円以上の勝ち組を望んでいる人にとっては、実際どうなのかいろいろと疑問も湧いてきますよね。
よくある質問について回答しましょう。
よくある質問
それでは、それぞれについて見ていきます。
A.転職先の選び方によっては十分可能です。
40代まで年収600万円を達成できなくても、単に業界や職種の選び方が適切ではなかったのかもしれません。
それまでに真面目に仕事に取り組んできたのであれば、他の業界などでも活かせるスキルや経験がきっとあるはずです。
年収600万円を目指せる業界や職種に絞って、転職を検討してみて下さい。
A.より報酬の高い仕事へ転職するか、それとも節約するかですね。
生活が苦しいかどうかは、自由に使えるお金がどれだけあるかによります。
自由に使えるお金を増やす方法はふたつ、収入を増やすか支出を減らすかしかありません。
収入については、年収600万円よりもさらに多い収入が狙える仕事への転職を探すか、副業や投資も同時並行することを検討して下さい。
支出については、一般的に最も大きい割合を占める住居費の削減を検討しましょう。
月に数万円減らすことができれば年間では大きな額になりますよ。
本記事では、年収600万は勝ち組であること、達成するにはいろいろな選択肢があるけれどおすすめの転職があることを解説しました。
業界・職種によっては、現在の仕事を続けていても能力や成果にかかわらず年収600万円に届かない可能性があります。
それならば、思い切って今回紹介したような仕事に絞って転職してみるのも手です。
ただし、現状できることをやった後、しっかり転職先は検討して下さい。
年収600万円を達成してもそれを継続できなければ意味がないので、あなたが活き活きと腹き続けられる仕事を見つけて下さいね。