大学を卒業して社会人となる人もいれば、様々な理由からフリーターになる人もいます。
理由があってフリーターになった人から、なんとなくフリーターの道を選んだ人もいるかと思います。
では、そんな大卒フリーターを取り囲む現実はどのようなものでしょうか?
「大卒フリーターはやばい」と言われる理由は?
自分の現在の実情と照らし合わせて、今後もフリーターを続けていくかどうか考え直す機会にしてみてください。
まず、大学を卒業してフリーターになった人の割合を見ていきたいと思います。
文部科学省が行っている「令和4年度学校基本調査調査結果」によると、令和4年3月では大学を卒業後に進学も就職もしていない者の割合は約9.4%であり、70%以上が正規の職員等として就職していることが分かります。
また平成21年3月からの推移を見ると、令和1年までは進学も就職もしていない者の割合はだんだんと減っており、大卒フリーターになる人が少なくなっている傾向にありました。しかし令和2年からはその逆で、大卒フリーターになる人は増えています。
新型コロナウイルスの影響が出てきているのかもしれません。
では、多くの学生が大学卒業後は就職をしている中フリーターになった人の理由にはどのようなことがあるのでしょうか?
ミュージシャンになりたいなど正社員として企業で働くこと以外の夢を追いかけて就職活動をしなかった人、何となく就職活動をするやる気が起きなかった人、正社員として働くイメージが掴めなかった人‥など就職活動をせずに大学を卒業してフリーターとなる人が一定数います。
大手企業に照準を合わせ就職活動を進めたものの内定をもらうことが出来ず大学を卒業してしまった人や、いわゆる就職浪人の道を選ぶ人も一般的にはフリーターとなります。
この層は一般的には『既卒』と呼ばれ、卒業後3年以内なら新卒採用枠での応募が可能ですので、諦めずに就職活動をしていきましょう。
公務員試験を受験するため就職活動よりも勉強を優先してきたが、試験に落ちてしまい公務員浪人として公務員試験に再チャレンジする人も意外と多くいます。
いわゆる『公務員浪人』と呼ばれる人たちですね。
大学院入学試験を受験するために勉強してきたが、試験に落ちてしまい、就活に切り替える気持ちの余裕もないため、結果既卒フリーターになってしまうパターンです。
フリーターとして生活しながら来年度の試験に備える浪人生ということですね。
様々な理由から大卒フリーターとなってしまった人を待ち受ける悲惨な末路とは?
自分は大丈夫と楽観的に考えていると、取り返しの付かないことになってしまうかもしれません。
学生時代と同じバイト先でフリーターとして働き続けていると、大きな環境の変化もなく周りに流され就職への意識や向上心を持ちづらくなりダラダラとフリーター生活を長引かせてしまう恐れがあります。
新卒で就職した同級生や社会人として働いている同世代との経験・スキルの差、給料の差が気付かぬうちにどんどん広がってしまいます。
最初は、社会人生活に四苦八苦している同級生に対して、勝ち誇ったような気分になるかもしれませんが、徐々にそういった感情も薄れていきます。
フリーター生活が長くなればなるほどに正社員として就職すること自体が難しくなります。
どんなに高学歴であっても、学歴を活かすチャンスを逃してしまっては全く意味がありません。
いつかは正社員で就職をと考えている方は、早めに行動を始めましょう。
奨学金を借りて大学に通っていた人は、フリーターとなると正社員ほど収入が安定せず奨学金の返済が難しくなるでしょう。
バイト代の中から生活を切り詰めて奨学金を返済することになるのか、奨学金を返済するほどの余裕がないのか‥厳しい現実を目の当たりにするかもしれません。
同世代のフリーターが少なくなっていく、就職したくても出来ない、フリーターである自分への周りからの目が冷たい、社会的信用が低い、社会人として働く友人と話が合わなくなる‥など焦りが生まれたり、上手くいかないことや孤独を感じることが多くなりバイトすら辞めてニートや引き籠もりになってしまうことも。
新卒で働き始めた同級生が、社会人生活に苦戦しているのを見て、責任もなく楽に働いて手取り同じくらいならフリーターの方が勝ち組じゃん!と思っている方も多いのではないでしょうか?
実際、社会人1、2年目の給料くらいならアルバイト代でも稼げてしまうのが現実です。
シフトの融通を利かすこともでき、精神的プレッシャーもなく稼げている現状に満足してしまいます。
最初は同級生と同じくらい稼げていたとしても、昇給やボーナスでだんだんと格差が広がってしまいます。
しかし、この格差はもちろん給料・キャリア面での格差です。
夢を追いかけてフリーターとして働いている方にとっては、どちらが勝ち組・負け組かなんて判断できるものではありません。
大卒フリーターとなって3年以上経過しているし、正社員として働くのはもう無理なのでは?と半ば諦め始めている人もいるかもしれませんが、ここで諦めてしまったら本当に何も変わりません。
フリーターから就職活動をして正社員となるためには「20代のうち」に行動に移すことがポイントとなります!
一般的にアルバイト経験は職歴と見なされず、アルバイト先で重要な仕事を任されていたとしても社会人としての経験・スキルはゼロに等しいため年齢が上がっていけばいくほどに就職活動は厳しくなります。
特に未経験業界・職種へのチャレンジは企業側が思う「育成」と「(今後への)期待」を考えると20代までがギリギリ採用されるチャンスが残っています。
社会人としての経験・スキルはなくとも、仕事への意欲やアルバイト先の経験で仕事に活かせるスキルを上手にアピールしていくなどして、30代になる前に早め早めに就職活動を始めていくことが大切です!
最近では既卒・第二新卒向けの募集も多く出されています。20代という若さ・ポテンシャルを武器に就職活動を頑張ってみましょう。
様々な理由からフリーターという道を選択したものの、年月が経つにつれて、やはり正社員として働くべきだったと後悔している方は多いのではないでしょうか?
新卒としてのスタートダッシュに失敗したから、もうまともな企業には入れない…と諦めていませんか?
既卒3年以内ならまだまだチャンスはありますよ!
厚生労働省は平成22年11月に「青少年雇用機会確保指針」を改正し、『大学卒業後3年以内は新卒扱い』とするよう各事業主へ通達しています。
つまり新卒枠での選考応募が可能なのです!
新卒募集でなくても、中途採用の研修制度が充実している企業はたくさんあります。
人手不足の現代、大学を出ている若い人材は引く手あまたですので、正社員を目指すという道をもう一度考えてみてはいかがでしょうか?
一般的な転職エージェントは社会人経験の少ないフリーターは嫌煙されがちですが、フリーター大歓迎をうたっている就職支援サービスも存在します。その中で、特に評判の高いサービスを紹介します。
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諦めず目的意識を持って進んでいけば必ずフリーター生活から抜け出せます。何も行動に移さなければ時間だけがただただ過ぎていくだけです。
悲惨な末路となるのか、正社員としての一歩を歩み始めるのかは自分次第です。焦りや不安を感じているのであればその気持ちを払拭する意味でも正社員として働くイメージを持って就職活動を始めていきましょう!
まだまだいくらでも取り返しがきく20代の頑張りや努力が試されるときです。
今やるべきことを一度立ち止まって考えてみませんか?