海外移住は「やめとけ」といわれてしまう理由とは?

海外に移住したい、または興味があるけれども、家族や友人からは「やめとけ」と言われて悩んでいるという人はいませんか?挑戦したい気持ちはあるけれど、海外移住で後悔したり失敗したりはしたくないという人も多いでしょう。

コロナ禍を経て働き方や住む場所が以前に比べて柔軟になり、海外に移住したいと考えている人も増えています。一方で、周りからはなぜ「やめとけ」と反対されてしまうのでしょうか。

海外移住のメリットとデメリットは何か、理想と現実は違うのか、海外移住を後悔してしまう人の特徴とは、などの海外移住する際の悩みについて掘り下げていきます。

そして失敗しないための対策、海外移住に向けての心構え、移住前に確認しておきたいことや気をつけること、日本人にとって海外移住しやすい国などについて紹介します。

「やめとけ」と言われる理由

海外に移住したい人が増えている一方で、現実的には周りに反対されてしまったり、自分自身でも不安な要素があり、海外移住に踏み切れずに悩んでしまうという人も多いと思います。

海外移住をすることは、新しい文化や言語を学ぶことができるなど、多くの良い面があります。しかし、周りに心配され反対されてしまうのはなぜなのでしょうか。理由を探ってみます。

家族や友人との距離が遠くなる

海外移住をすると、家族や友人との距離が遠くなり、会うことが難しくなることがあります。特に、高齢の親や病気の家族がいる場合は、緊急時にすぐに手助けができないという不安もあります。

新しい環境に適応するのが難しい

新しい国や文化に適応することは、簡単なことではありません。

言葉や習慣、社会的ルール、気候や食文化、公共交通機関の利用など、慣れていないことが多いため、新しい環境で生活するためには多くの学習が必要です。ささいなことでもハードルが高いと感じることもあるでしょう。

また、孤独や文化の違いによるストレスなども感じることがあるため、心身ともに健康な状態でなければなりません。

仕事や生活費の問題

海外移住をする場合、就労ビザの取得や現地での仕事探し、生活費の確保など、多くの問題があります。

特に、英語力に自信がない場合など、言葉の壁や文化の違いによって、就職活動がさらに難しくなることがあります。また、医療費や住居費、税金などの負担も大きくなる可能性があります。

国際情勢や政治的な不安定要因

世界情勢が不安定な場合、海外移住をすることによって、危険にさらされる可能性もあります。また、政治的な問題や自然災害などによって、移住先の国の安定性が脅かされることもあります。日本よりも治安が悪い可能性は高いでしょう。

海外移住のメリットとデメリットとは?

海外移住で起こることは、とらえ方によってはメリットにもデメリットにもなります。同じ現象でもそれぞれ個人の性格やそのときの状況によって感じ方が変わります。

海外移住で起こりうる事象からのメリットとデメリットについて合わせて考えてみます。

またこれらのメリットとデメリットは海外生活における理想と現実でもあります。理想を追い求めすぎてしまい、その現実に耐えられなくなってしまったとき、海外移住を後悔してしまうということにもなりかねません。

理想ではメリットばかりを思い浮かべてしまいますが、デメリットもあるという現実を知っておくのは大切なことです。

新しい文化や環境、言語

新しい文化や習慣に触れ、それを理解する楽しさがあります。また、自然環境や建築物、美術など、異なる文化のアートや歴史に触れることもできます。

そして移住先の言語に触れることで、自然と言語力が向上します。しかし移住先の言葉や文化が理解できない場合は、孤独や不安を感じることがあるため、メンタルヘルスにも影響を与えて日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。

そして海外移住先の治安が悪い場合、夜も出歩きづらく、ひとりでの行動にも不安がつきまとうため、精神的にも落ち着かず、不自由を感じるかもしれません。

新しい出会い

海外移住することで、新しい人と出会う機会が増えます。異なる文化や言語を共有する人々との出会いは、人生を豊かにします。一方で日本の家族や友人との距離が遠くなり、会う機会が減ります。新しい土地で気の合う友人を見つけることが難しい場合、孤独を感じることもあるでしょう。

仕事や経済面

海外で働くことで、新しいスキルを身につけることができます。国際的な経験や異なる文化に対する理解が、将来の自分のキャリアにとってプラスになることがあります。

しかし、思うようにやりたい仕事が見つかるとは限りません。移住先での住居費などが高額な場合は生活費が増えることがあり、経済的負担が大きくなる可能性もあります。

h2海外移住で失敗しないための対策

海外移住を後悔しない、失敗しないためには十分な準備や情報収集が必要です。資金の確保や人脈の構築など移住前にできることも多くあります。

目標を設定して自分のメンタルともていねいに向き合い、常に学ぶ姿勢を忘れないという心構えも大切です。移住前に確認しておきたいことや気をつけることなどについて、役に立つ対策を教えます。

十分な準備をする

海外移住には、十分な準備が必要です。移住先の文化や習慣などを調べ、移住前に必要な手続きを済ませることが重要です。

銀行口座の開設や国民健康保険番号などの取得、病院事情など、移住後からしかできない手続きについても、できるだけ事前に流れを把握しておきたいところです。

現地の情報を収集する

移住先での生活に必要な情報を収集することが大切です。治安や利便性、物価や日本食が手に入りやすいのかどうかなど、SNSや情報誌、コミュニティ、インターネットなどを利用して、生活に必要な情報をできるだけ収集しておきましょう。

資金を確保する

海外移住には、資金が必要です。移住後すぐに安定した仕事が見つからなかった場合に備えて、移住前には移住後の数カ月分の必要な費用を計算し、十分な資金を確保しておくといいでしょう。

また、日本から現地の求人に応募する方法もあります。仕事が決まってから移住すると安心です。経済面に不安を抱えるのはとても危険です。

人脈を構築する

移住先での人脈や人間関係を構築することが重要です。長く暮らした日本では当たり前にあった人脈や人間関係も、海外に移住したらゼロから築き上げていかなければなりません。

その大切さは移住後により感じることになるでしょう。移住前であってもSNSなどを通じて現地の人々と交流し、友人やビジネスパートナーを見つけることができます。

移住後も積極的にコミュニティに参加して、日本や各国から、または現地の友人、知り合いを増やすことで、生活に欠かせない情報の収集や孤独感の解消につながります。

目標を設定する

海外移住には、明確な目標が必要です。移住前に自分自身の目標を設定し、それに向けて行動することが必要です。目標がないと何のために苦労して海外生活をしているのか、自分を見失ってしまうことがあるからです。

メンタルヘルスに気をつける

海外移住には、想像以上にストレスや孤独感を感じることがあります。日本では特別に問題がなかった人でも、海外での異なる生活習慣、気候の違い、慣れない人間関係という環境のなかで、自分でも驚くぐらいに精神が不安定になることがあります。

移住前に、メンタルヘルスの問題について調べ、移住先でのストレスや孤独感に対処する方法を考えておくことが大切です。

継続的に学ぶ

移住先での生活は、常に新しいことに出会うことができます。移住後は、新しい文化や習慣を学び、自分自身を成長させることが大切です。

日本での習慣から離れて、現地の慣習に合わせる必要も出てくるでしょう。

言語についても、自信をつけるために移住前にできるだけ学んでおく必要がありますが、簡単に身につくものではありません。移住後も学び続ける姿勢が必要です。

海外移住しやすい国

移住しやすい国は、個人の好みや状況によって異なりますが、一般的には英語圏で日本と比較的文化的に近く、治安も良く、豊かな自然環境にも恵まれ、日本食材などが手に入りやすい国などが住みやすいでしょう。

いくつかのおすすめの国について挙げてみます。移住する前には、その国の言語や文化、政治や経済状況などをよく調べ、自分に合った移住先を選ぶことが大切です。

カナダ

英語圏ながら日本と比較的文化的に近いとされています。また、安全性や医療制度の質が高く、豊かな自然環境にも恵まれています。住みやすさで人気の移住先です。

オーストラリア

気候や自然環境が多様で魅力的です。また、日本人が多く暮らすシドニーやメルボルンなどの都市では、日本食材や日本語教育などのインフラが整っているので安心です。

ニュージーランド

カナダやオーストラリアと比べて移民数が少なく、自然環境や暮らしやすさが魅力的です。また、国民性が温厚で人々が親切であるとされています。

シンガポール

日本と比較的文化的に近く、英語が公用語であることもあり、言葉の壁が少ないことが魅力です。また、教育のレベルが高く、治安も良いことから、家族で移住する場合にも適しています。

台湾

日本と距離的にも文化的にも近くて住みやすく、食文化が豊富であることから、日本人に人気があります。また、親日家が多く日本語教育が盛んであることも魅力的です。

まとめ 他には変えられない貴重な体験

海外移住に興味があるけど後悔や失敗はしたくない、家族や友人からは反対されているけど夢をかなえたいという人、自信をもって周りを説得し、海外移住計画を順調に進めるためには何ができるのかというイメージがつきましたでしょうか?

周りの人が反対する気持ちもわかります。移住したいと思っている人でも不安は多くあるでしょう。しかし、やらなかった後悔はしたくないですよね。事前によく調べて、準備や対策を十分にすることで、現地での悲惨な状況や危険を避け、移住してからの理想と現実のギャップも大きく減らすことができます。

それでも実際には、行ってみないとわからないことは多くあります。そのカルチャーショックの経験こそが、他には変えられない貴重な体験となるはずです。


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷