【年代別】ニートが社会復帰できる就職支援とは

一発逆転のチャンス! ニートの社会復帰ノウハウを伝授

就活に失敗してしまった、ブラック企業に勤めてしまった、人間関係が合わずすぐに退職してしまった、会社が倒産した、働くことがいやになった‥など、何らかの理由でニート・引きこもりになっている人も少なくはありません。

社会復帰をしたいけれど「怖い」「不安」「自分にはできない」「何から始めるべきか」と、一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか?

また、何かをきっかにに一度は社会復帰を目指しても、社会復帰を成し遂げられずに再び挫折するニートが多いのも事実です。

ニートにはニートに特化した就職活動支援があります。それを知らずに社会復帰を目指しても、早々に挫折してしまうので、きちんと自分に合った方法で就職活動をすることが重要です。

今回は、ニートが社会復帰できる就職支援サービスやニートが社会復帰をする方法など、ニート社会復帰のノウハウを分かりやすくお伝えします。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに多くの人の生活や生き方、常識が変わりました。ニートも変わる時が来たのかもしれません。

2021年、ニートの数は75万人

内閣府の調査によると令和3年(2021年)の15~39歳の若年無業者数は75万人であり、15~39歳人口に占める割合は2.3%であることが分かっています。(*)

過去最大数だった前年に比べると12万人減少しています。新型コロナウイルス感染拡大によって職を失っていた層が少しづつ仕事に復帰している様子が見られます。

ニートが社会からドロップアウトしてしまった原因

  • 過去に就活で失敗した・就職できなかった
  • 就職したがすぐに退職してしまった
  • 働くことがいやになった・自信がなくなった
  • 心身の不調で働けなくなった

*参照:内閣府『令和4年版 子供・若者白書』

ニートが社会復帰を成功させるには『就職支援』が重要

社会復帰をしたい気持ちがあっても、「どのように就職活動を進めていけば良いのか?」「ニートから正社員なんて無理じゃないか?」「また失敗するのが怖い」と悩みや不安を抱えている人に活用して欲しいのが就職支援サービスです。

公的なものも含め、ニートが利用できる主な就職支援サービスは以下の通りです。

【ハローワーク】:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/
厚生労働省が運営する就労支援機関。年齢制限はなし。職業紹介や求職相談、職業訓練相談など就職・転職活動全般を支援している。

【ジョブカフェ】:https://www.meti.go.jp/policy/jobcafe/index.html
各都道府県が主体となって運営。原則15~34歳を対象としているが、地域によっては29歳や39歳、44歳と上限年齢が異なる。就職相談、職業体験、職業紹介などのサービスを提供している。

【地域若者サポートステーション(サポステ)】:http://saposute-net.mhlw.go.jp/
厚生労働省の委託により若者の就労支援実績のあるNPO法人や企業が運営。15~49歳を対象としている。就職相談に特化した就労支援機関であり就職支援全般をサポート。

【就職エージェント】
就職活動のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けながら就職成功を目指す民間の就職支援サービス。20代に特化したサービスやニート・フリーターに特化したサービスもあり、民間ならではの手厚いサポートが魅力。

【年代別】ニートが社会復帰できる就職支援

ニートを長らくしていた方が単独で就職・転職をしようとすると、転職サイト、フリーペーパーの求人情報やハローワークを活用するケースが多いでしょう。

しかし、このような媒体に掲載されている求人情報はごく一部の情報のみで実はブラックな部分が隠されている可能性もあります。

せっかく社会復帰を果たしたのに退職してしまい、再びニート生活に逆戻り…という事態を避けるため就職支援を受けて社会復帰を目指すことが大切です。

また、あまりにも不採用が続いてしまうと、せっかく社会復帰を目指したのに早々に心が折れてしまいます。未経験を受け入れてくれる体制が整っている企業を、効率的に見つけていくことが社会復帰成功のカギなのです。

そのために、就職支援サービスを賢く活用しましょう!
年代別でニートが社会復帰を目指せる就職支援をご紹介します。

【20代】ニートが利用すべき就職支援サポート

親身なサポートでニートから正社員へ!キャリアスタート

20代若手の就職、転職に強みのあるキャリアスタート。新卒はじめ第二新卒、既卒、フリーター、ニートの転職支援に力を入れています。
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同年代のアドバイザーが多く、リラックスして面談を受けることができるでしょう。ニート歴が長くアドバイザーとの面談が不安な方も安心できますね。

Point

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企業分析のサポートも充実しているので企業とのマッチング率も高いことがメリット。経歴やスキルに自信のないニートも業界に合わせた応募書類や面接対策で安心です。

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【30・40代】ニートが利用すべき就職支援サポート

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社会復帰をするための準備

働こうと決意し、実際行動を開始するにあたり事前に少しずつ働くための準備をしておきましょう。そうすることでいざ働きだすときにも良いスタートが切れるでしょう。

以下に今日からできる働くための準備をご紹介します。

1.自己分析をする

  • なぜニートになったのか?
  • ニート期間は何をしていたのか?
  • 社会復帰をすることで一番不安なことは?
  • どんな仕事に興味があるのか?(できそうな仕事)
  • 今後に活かせる経験やスキルはある?

このように、自分自身について深掘りしてみましょう。そこから新たに何か見えてくることがあるだけでなく、就職支援サポートを受けるときにも役立ちます。

2.生活リズムを整える

ニート生活を送っていると昼夜逆転した生活になってしまいがちです。日中に活動ができるように、朝9時までには起きてみる!着替えて散歩に出掛けてみる!など社会復帰に向けて生活リズムを整えること、体力をつけていきましょう。

体力をつける

家や部屋にこもって外にはあまり出ないニート生活を送っているといつの間にか体力も低下してしまいます。働くとなると一日7.8時間の労働をしなくてはいけません。

また、せっかく働き出しても病気にかかったりしてしまっては元も子もありません。まずは外に出てウォーキングなどの軽い運動から始めて体力をつけていきましょう。

4.人とコミュニケーションをとる

ニート生活を送っていると人と関わる機会が少なくなってしまいます。家族以外とは会話をしない、一日中誰とも話さなかったということも多いのでは?少しずつでも家族や友人との会話を増やすことを意識してみましょう。

今の生活を少しずつ変えていくことで、気持ちにも変化が見られるはずです。些細なことでも今後の自信に繋がっていくので行動を起こしてみてください。

社会復帰するために自分に合った働き方を

働き方は大きく分けて、アルバイト、派遣社員、正社員、と3つあります。

もちろん最初から正社員で就職できることが理想ではありますが、就職活動の最終目標は就職することではありません。
自分が納得して長く働いていける職場を見つけ、そこで働くことが達成すべき目標であることを忘れてはありません。

この目標を達成するために、自分は初めから正社員で働いていけるのか、どの働き方で社会復帰すべきなのか見極めることが重要なのです。

アルバイトから社会復帰

アルバイトは働く曜日・時間帯・日数を自分の都合で自由に選べることが最大の魅力。会社の就業規則で週5日、8時間労働などが定められている正社員と比べ、自分のペースで社会復帰を目指しやすい働き方です。

これまでに職歴のないニートならアルバイトを通して自分に合った仕事の方向性を見つけられる可能性もあり、働く姿勢が認められればアルバイト先の正社員として雇用してもらえるチャンスも。

アルバイトは求人数も多く、仕事に慣れてくれば他のアルバイトと掛け持ちをして経験を増やすこともできなくはありません。

アルバイトを始めニートからフリーターになったとしても収入や雇用が安定しにくいため、ゆくゆくは正社員として働く未来を見据えておくことが大切です。

脱ニートにおすすめのアルバイト
社会復帰しやすいアルバイト、ニートのためのバイト面接対策をご紹介します!

 

派遣社員から社会復帰

企業ではなく人材派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、人材派遣会社が契約している企業(派遣先)に派遣され働くのが派遣社員です。派遣社員には一定期間働いた後に、正社員や契約社員として雇用されることを前提とした紹介予定派遣という働き方もあります。

派遣社員は希望条件(勤務地・曜日・時間など)を伝えることで条件に見合った派遣先を紹介してもらえることや、3ヶ月~半年で派遣先を変更することも可能なので様々な仕事の経験が積めること、アルバイトよりも時給が高いことなど魅力のある働き方です。

また、派遣先とのトラブルも人材派遣会社が間に入りフォローしてくれるので仕事への恐怖心がある人の安心材料の1つになるのではないでしょうか。

しかし正社員ほどは収入が安定しにくく、同じ派遣先で働けるのは最長3年と法律で決められていること、派遣先の業績などによっては“派遣切り“に遭うリスクもあります。

正社員から社会復帰

正社員はアルバイトや派遣社員と比べると仕事に対する責任が重く簡単に辞められませんが、社会保険や福利厚生が受けられることやボーナスがあること、安定した雇用が見込めること、社会的信用度が高いことなどメリットが多い働き方です。

どの雇用形態でもメリット・デメリットはありますが、この先のことを長期的に考えた上で自分に合った働き方から社会復帰を目指してみましょう。
当然ですが、年齢が若ければ若いほど、ニート期間が短ければ短いほど、社会復帰しやすくなるので、正社員で社会復帰を目指すなら早めに行動しましょう。

社会復帰したいニートにおすすめの業種・職種

ニートからの就職活動は“中途採用”の枠での応募となります。中途採用というと社会人経験が豊富な人がライバルとなってしまうため、採用されるのは簡単なことではありません。

だからこそ、未経験からでもチャレンジしやすい職種や慢性的な人材不足となっている業界・職種を狙うと比較的スムーズに就職活動を進めていくことができます。

SE・エンジニア職

IT・Web業界も人材不足が懸念され続けており、SE・エンジニア職は今後も需要が高い仕事。未経験者も採用されやすくリモートワークも可能な企業が多いため、スキルを身につけていくことで自分に合った働き方を実現しやすい。

事務・コールセンター等のデスクワーク

デスクワークの職業は様々ありますが、ニートに特におすすめなのが事務職やコールセンターのお仕事になります。

未経験でもすぐにコールセンターのお仕事になります。研修がしっかりしているため、未経験からでもきちんとお客様対応ができるようになります。

事務職は安定して長く働けることから人気の職業です。働きやすいこともあり、おすすめの職業ではありますが就職できるハードルは高いです。事務職は資格より経験を求められる仕事なので、アルバイトをしたり、資格を取得することで採用確率がアップします。

営業職

未経験からでもチャレンジしやすく求人が多い営業職もニートからの社会復帰におすすめ。ビジネスの基本が身につきやすく、コミュニケーション能力も自然と身についていくので仮に転職することがあっても営業職の経験を活かせるはずです。

工場勤務

学歴・職歴を問わず未経験者でも採用されやすい工場の仕事は、コミュニケーションを取るのが苦手な人でも黙々と作業をこなしていくことができる仕事です。
大手企業の工場では寮完備の所も多いので、社会復帰をして自立した生活を送りたいと考えている人にもピッタリ。

介護職

高齢化が進む一方で慢性的な人材不足に悩む職種。未経験からでも採用されやすく働きながら資格取得を目指すことでキャリアアップも可能です。

【まとめ】ニートから社会復帰は「就職活動」から

ニートから社会復帰をしたいと思っていても、どのように一歩を踏み出せばいいのか?とモヤモヤした気持ちになっていませんでしたか?

でも、「何かしたい」「変わりたい」と思うことだけでも一歩前進しているのではないでしょうか。

ビズヒッツの調査で、「ニートが無職脱出のためにしていること」のアンケート調査で1位が「就職活動(応募・相談・訓練)など」という結果に。

自分一人でどうにかしようと思わず、周りの人に頼りながらで大丈夫です!

今すぐにでも動き出したいと思えたなら就職エージェントに相談をしてみてください。1ヶ月後には今とは違う世界が広がっているかもしれません。

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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷