ニートの脱出自体は難しくありません。
フリーターでもなんでも、コロナ禍で求人数は減ったものの、環境や待遇を選ばなければ選択肢はあります。
ニートの人が現状を打破できないのは、「働き先がないから」ではないと思います。
就職活動、または就職後への不安や恐怖が大きいと思います。
では、それをどのように解決していけばいいのでしょうか。
また、働こうと一念発起した後、どのように行動していけばいいのかを解説していきます。
「ニートを脱出したい!」と思っている方は、これを読んでいる今日がまさに脱出の入口になるでしょう。
多くのニートが抱える悩みといえばニートから脱出できないということ。なぜ脱ニートができないのでしょうか。脱ニートできない理由がいくつかありますのでご説明しますね。
ニート歴が長かった方は長い間社会との関わりがありません。自宅に引きこもって過ごしていた方も多いでしょう。そのため、ニートから脱出して社会に出て働くということに不安感があり、働くということに自信がないケースは少なくありません。
本来であれば会社で働いて収入を得ないと生活できないので、ニートからの脱出は容易に思えますが、なかなか脱ニートへ向かうことができない方が多いという現状です。
自宅に引きこもっていたニートは他者との交流が少ないため、コミュニケーションスキルが乏しいケースが多く、家族とは普通にコミュニケーションをとれるけれど、社会に出て初対面の方とうまく会話ができないのです。
自信がないということにも関連しますが、自分自身にコンプレックスがあったり、トラウマがあったりと過去の経験から自信を失くしてしまっているケースもあり、人前に出ることが怖いという方も。
ニート生活を実家でしているという方も多いですが、親の過保護が原因でニートから脱出できないというケースもあります。親が元気で働いている間は親のスネをかじって生活することができますが、自分自身が年齢を重ねるごとに親も年老いていきます。
だんだん健康面に不安が出てくるようになり介護が必要な状態になったり、突然亡くなってしまったりということも…
筆者も一人息子の母親なので、親が子どもを心配でして大切にしたいという気持ちや甘やかしてしまう気持ちも理解できますが子どもにとっては良い影響は与えません。過保護な親の元にいるニートは、親の加護から脱出することがニート脱出への第一歩となるでしょう。
働くことができない理由がなく「ただなんとなく働くのが面倒くさい」と無気力からニートをしている方も多くいらっしゃいます。ニートの理由が無気力や意欲の無さが原因といわれ、単なる甘えからというケースと精神的に病んでしまっているというケースもあります。
ニートから脱出して得られるものは多くあります。今からでも全然遅くないですよ。
「ニートを辞める」ということは「社会に出て働く」ということです。「年収はどのくらいになる?」「キャリアアップはできる?」といった心配は、今の段階においてまったくもって不要です。自分で稼げるようになれば多かれ少なかれ給料がもらえます。ニート時代のお財布事情とは比べものになりません。
「将来や老後のことが心配」「欲しいものが買えない」といった不安は、自分の努力次第でさっぱり解消することができます。
今の日本の経済状況を見れば、誰だって未来に不安を覚えます。だからこそ自分ががんばるしかないのです。
仕事につくことで人との出会いが増えます。一人でいるのが好きな方が、無理やり社交的になる必要はゼロ。とはいえ、友人や知人が増えることで行動範囲は広がり、プライベートが充実することは確かでしょう。
また、ニートであったがゆえに今まで恋人がいなかった人も、誰かとおつき合いをしたり、結婚をするかもしれません。
はじめは慣れない仕事に悪戦苦闘するかもしれませんが、仲間に頼られるようになったり、上司に評価されるようになれば、自分に自信が持てるようになります。
ニートの方は「自分は社会から必要とされていない人間だ」と思うことも少なくありません。しかし、自信がつけばいつの日かニートだった過去ですら笑い話にできるようになるのです。
ニート生活の中で親との仲が険悪になったり、失望されてしまった場合でも手遅れということはありません。
自分が変われれば親の気持ちにも変化が表れ、お互い大切な家族として再スタートをきれるのではないでしょうか。
「よし!今日からニートを脱出しよう!」と決意してすぐにニートから脱出することはできません。ニートが脱出するには何かきっかけが必要です。
実家暮らしのニートは親の収入で生活をしていますので、親に健康問題が出れば生活ができなくなるため働かなくてはいけません。親のために一肌脱ごうと働き始めるニートも多いのではないでしょうか。
好きな人ができてデートしよう!と思ったとき、デート用の服も買わなければいけないですし、デートでの費用もかかりますよね。いい年をして親からデート代を貰うのも格好悪いし…となると好きな人のために働こうと意欲が沸いてきますよね。
またニートのまま付き合っていたとしても結婚となるとより一層気合いを入れなくてはいけない状況になります。好きな人の家に結婚の挨拶にいったときに「ニートです」と自己紹介できますか?大切な子どもをニートの伴侶にしたいと思わない親がほとんどでしょう。
結婚生活には費用も必要ですし、妊娠、出産と子どもを望む場合はもっと費用が必要になりますので、ニートを脱出して生計を立て、家族を養わなくてはいけないでしょう。
自分の貯金を使ってニート生活をしている方もいらっしゃいますが、多くのニートは親など家族からの援助を受けて生活しているでしょう。よほどの資産家でなければずっとニート生活ができませんので、いつかは自分自身で収入を得なくてはいけません。
前述したように親が病気や死亡により収入を得ることができなくなったときや、子どもを甘やかすことをやめて援助をストップしたとき、公的給付を受けている方は生活費に困ることになり、脱ニートを考えなければいけないときでしょう。
20代の若いニートだけでなく、30代・40代のニートがやりたいことや興味をもつことが突然出てくるかもしれません。夢に向かってチャレンジすることに遅すぎることはありませんので、知識を学んだり経験したり…仕事に繋がるケースも少なくありません。
外への関心が出てきて夢がある方は、脱ニートもそう遠くない未来でしょう。
次の一歩が踏み出せる「ニート脱出」のポイントをご紹介します。
『とにかく強い意志で臨むこと!』
20代ニートの方は、まだまだ希望に満ち溢れています。ニート脱出しようと一念発起して6カ月後には正社員登用されている可能性もあります。
しかし、だらだらとニートの沼に入っていってしまいがちなのも特徴です。本気を出せばいつでも再出発できると思って、行動を先送りにしてしまう人が多いです。
20代からニート脱出するには、やりたい職種や業種を絞り、期間を決めて行動することと、絶対ニートを脱出するぞ!という強い気持ちが大切です。間違っても、あの時行動していれば…と後悔するなんてことのないようにしましょう。
『職歴なし、職歴の空白期間の伝え方を工夫して!』
30代はそろそろ周りの友人は結婚して子供もいる頃ですね、どんどん置いてけぼりで不安が強い時期となります。ニート脱出を試みるなら「とにかく早く!」が合言葉。
30代になるとなかなか行動に移せずに、このまま40代ニートへ突入してしまう可能性が高くなってしまいます。ニートを卒業するなら30代が勝負の年です。
職歴がある人は、その時の経験をアピールしながら、空白期間をうまくカバーする伝え方を考えましょう。職歴なしの人は、最初は仕事を選べないと思ってください。
年代的に、その後のジョブチェンジも充分狙えるので、長い目で見て希望の待遇などについて考えてみましょう。
その際、就職のプロからアドバイスを受けて、選考を乗り越えるためでなく、長く働いていくための仕事選びをしていきましょう。
『折れない気持ちを保つこと』
いよいよニート脱出も難しくなってくる40代。採用率も格段に下がりますし、個人の問題として今まであった金銭的支援が途絶えてしまう人もいるかと思います。
将来の不安に加え、現在の生活維持も難しいという不安に、押しつぶされてしまいます。
ここから就職活動を開始するという人は、心が折れてしまわないように、自分でメンタルケアをしながら臨みましょう。30代と同様、転職エージェントの支援を有効利用して、うまく乗りきる力が必要になります。
ニート脱出のきっかけがあった方におすすめの第一歩は「アルバイト」です。
ニート生活が長いと「就職しよう!」と思ってもいきなり正社員で働くことは難しい方もいらっしゃいます。正社員として働くことに不安がある方は、まずは社会生活をスタートする第一歩としてアルバイトを足掛かりに始めてみることはいかがですか?
アルバイトなんて…と思う方もいらっしゃいますがアルバイトによっては正社員への登用もありますし、ニート生活をしていた空白期間を埋めるためにアルバイトでも仕事をして評価を上げていきましょう。
ニート生活が長かった方は、基本的な生活習慣が乱れている方が多く夜型の生活になり、体力が衰えてしまっていることもあります。アルバイトには短期のアルバイトもありますので、少ない出勤日数から働き身体を社会生活に慣らすことも必要でしょう。
という方、ニートを脱出して正社員になるには就職支援の活用が必須です。
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一人で無理に解決しようとせず、行政や転職エージェント、就職支援団体などに相談することをおすすめします。相談するだけでもネガティブに考えがちだった自分から抜け出すきっかけとなります。
まずは、小さな成功体験を積みかさね、ひとつずつ着実に取り組むことで自分の自信につながっていくことも多いのです。
ニート脱出は1人では難しい場合がありますので、困ったときは一人で悩まずプロの力をぜひ借りてくださいね。