「フリーターとニートを行ったり来たりしていたらいつの間にか40代になってしまった」
「40代で職歴なしだけど仕事に就くことができるのか」
「頼りにしていた親も歳をとり、このままでは悲惨な末路を迎えてしまうのでは」
そんな風に嘆いている方。
大丈夫です。経歴が不利な40代でも、再就職は可能です。
ここでは、そんな40代のニートの方が、職歴なしでも引きこもりから脱出する方法をお伝えします。
アルバイト感覚で始められる!
トヨタ・日産の短期工場勤務
ニートに明確な定義はありませんが、厚生労働省によると学生と専業主婦を除く「15~34歳の非労働者」がニートに該当します。
つまり、35歳を超えたらニートでもなくなり、40歳以上となると「無職」というレッテルから逃れることはできないのです。
40代にもなって衣食住や保険料、年金などすべての面で親に養ってもらっている人は、はっきり言って非常識です。中には親がすでに定年を迎えており、年金や退職金に縋り付いて生きているケースもあります。
ニートや引きこもりは昔からいましたが、あくまでも10代や20代が中心でした。
しかし、ニートの平均年齢は社会全体の高齢化と共に上昇し、30.1歳を突破。2012年には40歳以上のニート、もとい「無職者」が45万人を突破しています。
内閣府の「生活状況に関する調査(平成31年3月)」では40~64歳の高齢引きこもりが全国に61.3万人いると発表しました。
また、引きこもりになったきっかけで最も多かったのが、「退職」となっていました。
40代にもなると社会復帰は相当困難です。
一念発起して就職活動したとしても、就職相談所で経歴を見るなり突っ返されたり、何十件という求人に応募しても書類選考すら通らないという事態が目に見えています。
しかし、40代ニートは社会復帰不可能というわけではありません。
就職活動で大切なのは自分の経歴に合った方法で進めることです。
40代無職という不利な経歴を持った方は、通常通りの就職活動をしても無駄です。
ましてコロナの影響もまだ続いており、経済も不安定。
この3つを満たすことが重要なのです。
40代が引きこもり・ニート状態を脱出するためには、「生活を整えること」と「働くこと」が必要です。
しかし、それもハードルが高いと思いますので、できることから初めていきましょう。
無職期間が長く引きこもりの方は夜型の生活になっていませんか?
昼頃に起きてダラダラして夜にインターネットや趣味活動をする…生活習慣が乱れている方が多くみられます。
早寝早起きをして生活習慣を整えましょう。
「早寝早起き」が難しい人は、「早起き早寝」を意識したほうがうまくいくかもしれません。
引きこもりから脱出して社会人としての生活を始められるようになっても、乱れたままでの生活主観ではすぐにバテて身体を壊してしまいますよ。
家に引きこもってばかりいると社会とのつながりが薄く、自分の世界に閉じこもってしまいがちです。
いざ外の世界に出てもうまく馴染めずまた引きこもりに逆戻りしてしまうでしょう。
今はインターネットで買い物も友達作りも映画も見ることができますので外に出る必要が少ないのですが、外に出るきっかけとしてまずはコンビニまで買い物に行く、散歩に行くといったことからはじめてみましょう。
はじめの一歩がなかなか踏み出せないかもしれませんが、散歩にいくと外の空気に触れ心身ともに爽快感を得ることができるでしょう。
今までとは違う趣味を持ちましょう。新しい趣味を持つことで、新たな生きる楽しみを見つけることができたりします。
趣味を楽しむために、仕事をする目的もできます。そして、人と交流する機会にもなりますよ。
「脱無職!」「脱引きこもり!」と勢いで就職しても失敗するケースが多いので、自信がなく不安な方はアルバイトから始めてみることをおすすめします。
1日や短期、週に2,3日や短時間のアルバイトといった種類がありますので自分に負担にならないような仕事を探してみましょう。
アルバイト感覚で始められる!
トヨタ・日産の短期工場勤務
生活習慣が整い社会交流やアルバイトにも慣れたら、いよいよ就職活動のスタートです。
もちろん、初めから正社員就職を目指すという道もあります。
どちらにせよ、50代に突入する前に正社員で働くことを目指しましょう。
ハローワークや求人サイトなどがありますが、経歴が不利な40代ニートには不向きです。
無職期間と年齢がネックになってしまい、書類選考すら通るのは難しいでしょう。
40代ニートは、自分が採用されることが見込める求人を予め提示してくれ、直接企業に自分の良さを売り込んでくれる就職支援サポートを利用すべきです。
40代で職歴なしだと、どんな仕事なら就けるのか…と不安な人もいると思います。おすすめなのは、
の4つです。
トヨタ自動車などのメーカーでは、短期間で工場で働く人を募集して雇っています。これを「期間工」と呼びます。
40代ニートに期間工がおすすめな理由は、かなりたくさんあります。
正直、引きこもりからの脱出に一番合っている職業と言ってもいいくらいです。
人とあまり関わらなくて済む!脱ニートの第一歩としておすすめ
期間工のホワイト求人はここにある!
誰もが知る有名メーカーのため給料や待遇も良く、「ブラック企業かも…」といった心配もありません。 また、期間工.jpには「入社祝い金制度」というものがあります。これは入社が決まれば祝い金がもらえるという制度です。 求人によりますが、50~60万円もらえることもあります。どうせ期間工に申し込むなら、期間工.jpを通して申し込まないともったいないですよ。 \ 工場といえばトヨタ /トヨタの求人を見てみる
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40代ニートの人にはタクシー運転手もおすすめ。ほぼ1日運転していればよく、無理してお客さんに話しかけなくても問題はありません。
どのくらい働くか、休憩時間はいつとるかなども自分で決められます。
ちなみに普通自動車第一種免許しか持っていなくても大丈夫です。タクシードライバーになるには第二種免許も必要ですが、取得は入社後で問題ありませんよ。
タクシー運転手のホワイト求人はここにある!
登録すると専門のアドバイザーがつき、入社までのサポートをしてくれます。そして入社が決まると祝い金がもらえることがあります。 ※入社祝い金のない求人もあります。 \ 祝い金ありの求人を探す /タクQ 公式サイト
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介護業界は人手不足が深刻です。40代で未経験から介護の仕事を始める人は少なくありません。
また、介護職はいきなり正社員ではなく派遣社員からスタートすることもできるため、引きこもりの人にもハードルが低いといえます。
実務経験があれば「介護福祉士」という国家資格を受験することができます。この資格は年齢制限がないため40代からでも目指せます。
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派遣専門の求人サイトのため、「週休4日」「週払い可能」などの求人もあり、「いきなり正社員で週5勤務は厳しい…」という方でも気軽に利用できます。 登録すると専門のアドバイザーが担当につきます。希望の条件を相談しながら、ピッタリの求人を紹介してもらいましょう。 \ 派遣スタートなら脱ニートしやすい! /レバウェル介護派遣 公式サイト
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40代ニートは、警備員として働き始めるのも良いでしょう。警備員の仕事といっても様々で、屋外イベントにおける警備スタッフの仕事もあれば、オフィスやホテルの施設警備などの室内仕事もあります。
40~50代の未経験者が活躍している現場が多いので、年齢を引け目に感じずに働くことができるのもメリットです。
「職場環境に馴染めず退職してしまった」
「就職で失敗し諦めてしまった」
「人付き合いが苦手」
「働きたくない」
と、様々な理由でニートや引きこもりのきっかけがあると思いますが、ニートや引きこもりを続けてしまっている実態と原因を調べてみました。
「自分にはもっとこんな仕事が向いているはずだ」
「こんな小さな仕事は面白くない」
と、理想が強すぎる方
「(入社した企業が)間違っていることばかりしている、もっと正しい働き方ができる会社に転職したい」
と、正義感や潔癖な方
こんな方はどんな企業に入社しても合わないでしょう。
短期間に転職を繰り返し、結局は行き場がなくなってニート、引きこもりとなってしまいます。
ニートや引きこもりの理由として、人間関係で躓いてしまったというものがありますが、そもそもの性格的なことも深く関係しています。
もともと1人を好み、社会との関係が希薄なタイプ、他者に関心がないタイプ、社会交流が苦手な方はニートや引きこもりになりやすいタイプとされています。
ニートや引きこもりの方は親に養ってもらっている方がほとんど。40代のニートの親の年齢は60代を超え高齢者です。親の収入に甘え自立できていません。
そしてその親も働かない子供を受容して生活をサポートしてしまっていることが原因のひとつです。
優等生の方や苦労をしたことのない方に多い原因ですが、幼少期から勉強や運動もそれなりにできていて、人生で躓いたことがない方に多くみられます。
就職活動で面接に失敗し続けた、なんとか社会人になって企業に入社しても怒られる日々で心が折れてしまった、という理由から外へ出るのが嫌になってしまうパターンです。
最近話題の『子供部屋おじさん・おばさん』。
成人しても実家から離れずに、実家の子供部屋で暮らしているおじさん、おばさんを称する造語です。
自立できず親に頼っているニートのほとんどは、親に寄生している子供部屋おじさん・おばさんとなっています。
頼りの両親も年々高齢になっていき、将来は生活保護を受給できないと、お先真っ暗なニートの未来。
将来の安定、安心を手に入れるためにはやはり、働き先を見つけなければなりません。
まわりの人との関りができてくれば、交友関係や趣味の広がり、恋人、結婚など、新たな楽しみや幸せを見つけることも可能になっていきます。
家にひとりでいると、働くのが怖い、まわりの人と関係を築くのが怖い、と悲観的なことばかり考えがちです。
まずは、普段出かけないところに出かけてみたり、電話相談にかけてみたり、無理のない範囲で自分のペースで社会復帰を目指しましょう!